Japanese
ircle presents「HUMANisM ~超★大乱闘編2020~」
Skream! マガジン 2020年02月号掲載
2020.01.18 @TSUTAYA O-EAST
Writer 三木 あゆみ / 稲垣 遥 Photo by MASANORI FUJIKAWA / 安藤 みゆ / シマ
LACCO TOWER
イベント中盤、2年連続出演となったLACCO TOWERは中だるみを許さない。この日唯一のピン・ヴォーカルである強みも生かし、求心力のあるステージで後ろまで惹きつける姿には、この位置の役割を全力で果たしてやるという気概が見えた。松川ケイスケ(Vo)のみならず、「蛹」では重田雅俊もドラムスローンを離れ、助走をつけてジャンプして手でドラムを叩いて締めるなど、全力且つアグレッシヴなステージに2階席まで笑顔で手が上がる。後半は和メロが際立つキラーチューン「火花」から「薄紅」へ。各パートしっかりエッジィ且つポップなプレイで魅せながらも、"せめてircleが笑えるように"と詞を変え、想いを捧げた彼らはとてつもなくフレンドリーだった。(稲垣 遥)
[Setlist]
1. 未来前夜
2. 蛹
3. 必殺技
4. 火花
5. 薄紅
Halo at 四畳半
"二階堂STAGE"では狭いと思わせるほど、奥行きのあるサウンドを鳴らしたHalo at 四畳半。2曲目「カイライ旅団と海辺の街」では齋木孝平(Gt/Cho)と白井將人(Ba)も前へ出て、加速度を上げる。渡井翔汰(Vo/Gt)が、ircleの音楽はいい意味で"真っ当な道を歩んできてないからこその音楽"で、だからこそ意味があると同じ事務所の後輩としてリスペクトを露わにする。そして、そんな先輩のイベントに集った観客へ、"今一番大事にしている曲"と1月29日にリリースを控えた最新作よりミドル・テンポの「イノセント・プレイ」を真摯に届ける。最後は突き抜けるギターも爽快な「シャロン」で締めくくり、地声で"どうもありがとう!"と渡井が叫び、去っていった。(稲垣 遥)
[Setlist]
1. 春が終わる前に
2. カイライ旅団と海辺の街
3. イノセント・プレイ
4. シャロン
アルカラ
乾いたドラム、重心の低いベース、湿ったギター、艶っぽい歌声で一気に観客を惹き込む。そして、新体制後、初のアルバム『NEW NEW NEW』からの新曲3連発。幾何学的なリズムとフレーズが印象的な「瞬間 瞬間 瞬間」からダンス・ナンバー「誘惑メヌエット」へとなだれ込むと、同曲で稲村太佑(Vo/Gt)は、ヴァイオリンを弾き継ぎ目なく歌へ繋げる。さらに、踊りだしたかと思えばギターと向かい合わせで再びヴァイオリンを奏でるという、まさに"奇行師"な姿に会場が釘付けだ。そこからラストは「ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト」。10年前に作った、10年後を歌うこの曲は現在、なんとも扇情的に響く。下上貴弘(Ba)も疋田武史(Dr)も一緒になって歌っていた。今のアルカラを見せつけた迫力のステージだった。(稲垣 遥)
[Setlist]
1. 水曜日のマネキンは笑う
2. アブノーマルが足りない
3. 瞬間 瞬間 瞬間
4. 誘惑メヌエット
5. 未知数²
6. ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト
The Cheserasera
"二階堂STAGE"トリはThe Cheserasera。「最後の恋」、「I Hate Love Song」と軽やかなリズムに乗せ、切ないメロディを青く歌う宍戸 翼(Vo/Gt)は、ircleのことを"良友でもあり悪友でもある"と言った。同世代で熱い気持ちを分かち合い、悔しい思いも共に噛み締めたのであろう仲間の記念すべき日。宍戸は笑みを浮かべながらジャジーな「幻」、美メロをロマンチックに奏でる「賛美歌」と、ただ愚直にその日しか鳴らせない音を鳴らすことで誠意を伝える。しかし、ラスト「月と太陽の日々」では一転、昂っていた内なる気持ちを爆発させるかのように、歌声も荒々しくギターをかき鳴らした。観客もそれに呼応しひとつになっていく光景が美しい。祝福、期待、使命感、闘争心――おそらく様々な想いを乗せたバトンが、盟友にしっかりと繋がれた。(稲垣 遥)
[Setlist]
1. 最後の恋
2. I Hate Love Song
3. 幻
4. たわけ
5. 賛美歌
6. 月と太陽の日々
ircle
待ちわびていたオーディエンスが詰めかけ、サウンド・チェックから多くの手が上がっていたircle。その温かさと期待感、また、少しの緊張感でO-EASTが充満したところで、河内健悟(Vo/Gt)が"やっと歌えるよ......"とつぶやいた。"やっと歌えるよ!"笑顔で力強くもう一度叫び、仲道 良(Gt/Cho)、伊井宏介(Ba/Cho)が右手を上げると「あふれだす」を始める。河内は脚をバタつかせ、蹴り上げたりしながら1曲目とは思えないほどの熱量をぶつけ、歓声交じりのシンガロングを沸かせるフロアも見事なまでの仕上がりで、今日はどれほどの景色が見れるのだろうとドキドキした。前に出てさらに観客を煽る仲道、淡々としているようでコーラスの間に声を上げる伊井、キレのいいドラムの一音一音に思いを込めるショウダケイト。そして、続く「ラストシーン」では、思い切り拳を振り下ろした勢いで足元のスピーカーの上に派手にコケるほど、気合先行でぶっ飛ばす河内。やはり彼らは音の面ではもちろん、パフォーマンスの部分も合わせて、ライヴ・バンドだと何度観ても実感させられざるをえない。
"感情論だけで突っ走る"ことの体現。この"HUMANisM"というイベント名とラインナップに込めた気持ちを、河内が息切れしながらそう語ったが、その言葉はircle自身のモットーでもあるのだと思った。
「瞬」を挟んで「セブンティーン」へ。2014年に発表された楽曲だが、年を増すごとにそこに込められた意味も強くなるこの曲から「ばいばい」に繋げる。こちらは激しく鋭い演奏の中で"別れ"を歌う1曲で、河内は曲中何度も"暗闇に向かうな!"と叫ぶ。もう会えない人にも胸を張って生きろと、床に転がりながら、聴き手を叱咤激励するように伝える姿は真に迫った。そして、ircle流のポップ・チューンでもあると言えそうな「アンドロメダの涙」で河内は客席になだれ込み、あっという間のステージを終えた。
アンコールでは、5年ぶりのフル・アルバムのリリースを発表し、大きな拍手と歓声を浴びた。"20周年、ペースはおかしいですが、まだまだ諦めるつもりはありません"と河内は言い、その新作より歪んだギターでスタートする新曲「エヴァーグリーン」を初披露。それはストレートなロック・サウンドで、コーラスも相まって、メンバー全員で先へ先へ突き進むような強靭さと、神々しいまでの光が差すナンバーだった。この曲に限り特別に、観客による撮影が許可され、SNSにも多数上がっているので、ぜひこの日の空気と共に味わってほしい。
そして、最後に演奏したのは「本当の事」。2階席からも前のめりに拳を突き上げるオーディエンスがこの日の大成功を物語っていた。自分と向き合い自信を得ることを歌うこの曲の合間で、"簡単なことではないけどな"とも漏らしつつ、でも、"そのために何回でも伝えにきます"と誓った河内。20周年。彼らの音楽が鳴り続ける、いや、より広く鳴り響く世界に期待したい。(稲垣 遥)
[Setlist]
1. あふれだす
2. ラストシーン
3. 瞬
4. セブンティーン
5. ばいばい
6. アンドロメダの涙
En1. エヴァーグリーン
En2. 本当の事
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