Japanese
LACCO TOWER
Skream! マガジン 2018年09月号掲載
2018.07.16 @LIQUIDROOM ebisu
Writer 山口 智男
"16周年! 黒の日! みなさま、とち狂う準備はできてますでしょうか!?"。精一杯に打ち鳴らす観客の手拍子が、ゴシックな装いの黒いスーツ姿のメンバー5人を迎えるなか、松川ケイスケ(Vo)のそんな雄叫びを合図に、ライヴは「罪之罰」から始まった。
LACCO TOWERが毎年7月、恵比寿LIQUIDROOMで開催している結成記念ライヴ。今年も昨年に引き続き、LACCO TOWERのレパートリーを、曲が持つ柔らかさや激しさ、歌詞の世界観、内容で"白い曲"と"黒い曲"に分け、あらかじめ演奏する曲目も発表したうえで披露する"黒白歌合戦"となった。ここでは7月16日に行われた"黒の日"の模様をレポートする(※前日の15日には"白の日"が開催された)。
1曲目から熱を一気に上げていったバンドの演奏は、細川大介(Gt)が奏でる印象的なリフからの"1、2、3!"のカウントで、「奇妙奇天烈摩訶不思議」になだれ込む。よりいっそう激しい演奏に、スタンディングのフロアを埋めた観客が"ハイ! ハイ!"と拳を上げ、間奏のスウィングするようなリズムに合わせ、手拍子で応えた。バンド以上に観客も序盤からやる気満々だ。"黒い曲"におけるベスト選曲と言えるライヴなんだから燃えないわけがない。この日、松川が"昨日も来た人?"と尋ねると、大半の観客が手を上げた。その光景からはLACCO TOWERがこの16年間、どんなふうにファンを増やしてきたかが窺えた。
しかし、そんな客席に松川はあえて火に油を注ぐように"ちょっと元気がないんじゃないでしょうか!?"、"まだまだ行けますか?"、"楽しみ残しはないですか? もうちょっとみんなの声を貰いたい。行けるか!?"と声を掛け、煽る煽る。そして観客もそれに応え、腕を振り、手を叩き、声を上げた。
この日、バンドが2時間にわたって演奏したのはアンコールを含め、全17曲。"黒い日"と銘打ちながらも、プログレッシヴな「悪人」、疾走感が心地いい「世界分之一人」、歌謡メロをじっくりと聴かせた「橙」、ショルキー(ショルダー・キーボード)を持った真一ジェット(Key)が、スタンディングのフロアにせり出したカウンターの上で熱演を繰り広げたエキセントリックな「傷年傷女」など、振り幅の広い曲を織り交ぜることで、彼らの"黒い曲"がひとつのイメージに留まるものではないことを印象づけた。
塩﨑啓示(Ba)がステージを走り回る熱演を見せた「林檎」で本編は終了。メンバーがいったん引っ込むと、早速客席からお馴染みの"ラッコ・コール"(※LACCO TOWERのライヴで起こるアンコールのこと)が起こる。ステージに戻ってきた塩﨑が"(最高のライヴを)更新するんじゃないかな。それを感じました"と語ると、松川は"同期(のバンド)が追い抜いていったり、倒れていったりしたなかで、挫けそうになることもあったけど、LACCO TOWERで歌うことが自分を繋ぎ止めてきた。ここに立てるのは、みんなのおかげです"と感謝の気持ちを述べた。そして、"少し先を進んでいるような背中を見せたい。これからもついてきてください"と、さらなる前進を約束すると、8月22日にリリースするメジャー4thフル・アルバム『若葉ノ頃』から「狂喜乱舞」を披露した。
重田雅俊(Dr)のドラムを始め、手数の多い演奏がまさに乱舞を思わせるLACCO TOWER流のメタル・ナンバー。あとで歌詞をチェックしてみたら、今一度腹を括ってバンド活動に邁進しようという気持ちを歌った17年目の決意表明と言える曲だった。ちなみに、その「狂喜乱舞」を披露する際、松川は"新しいアルバムは最高傑作になっています"と言ったが、その真意は8月号のインタビューで、ぜひ!
- 1
LIVE INFO
- 2025.05.19
-
点染テンセイ少女。
- 2025.05.21
-
VOI SQUARE CAT
斉藤和義
Saucy Dog
打⾸獄門同好会 / くるり / ストレイテナー ほか
あいみょん
Hakubi
yummy'g
渡會将士
ADAM at
緑黄色社会
- 2025.05.22
-
ORCALAND
Saucy Dog
ReN
片平里菜
w.o.d. ※振替公演
あいみょん
ねぐせ。
オレンジスパイニクラブ
清 竜人25
DYGL
Maki
フリージアン
チリヌルヲワカ
Base Ball Bear
otsumami feat.mikan
ayutthaya
I Don't Like Mondays.
- 2025.05.23
-
ORCALAND
[Alexandros]
Mr.ふぉるて
indigo la End
a flood of circle
THE BAWDIES
DYGL
w.o.d. ※振替公演
ADAM at
Plastic Tree
浅井健一
ゴキゲン帝国
TOMOO
"GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary"
Hakubi
レイラ
LEGO BIG MORL
- 2025.05.24
-
ReN
Mr.ふぉるて
indigo la End
[Alexandros]
GANG PARADE
ヤングスキニー
緑黄色社会
ASP
サカナクション
おいしくるメロンパン
ヤバイTシャツ屋さん / UNISON SQUARE GARDEN / ストレイテナー ほか
コレサワ
THE BACK HORN
片平里菜
ポップしなないで
People In The Box
星野源
Novelbright
Baggy My Life × Comme des familia
mol-74
ネクライトーキー
LACCO TOWER
Plastic Tree
WANIMA
ADAM at
アルコサイト
"ながおか 米百俵フェス 2025"
sumika
浅井健一
SHE'S / SCANDAL / wacci ほか
VOI SQUARE CAT
終活クラブ
SUPER BEAVER
"Shimokitazawa SOUND CRUISING 2025"
DeNeel
the telephones
The Ravens
FUNKIST
HY
the shes gone
"GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary"
LEGO BIG MORL
ビレッジマンズストア
- 2025.05.25
-
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
ReN
コレサワ
flumpool
a flood of circle
ヤングスキニー
緑黄色社会
GANG PARADE
ASP
サカナクション
THE BAWDIES
10-FEET / The BONEZ / バックドロップシンデレラ ほか
ACIDMAN
片平里菜
星野源
Baggy My Life × Comme des familia
秋山黄色 / This is LAST / Chilli Beans. / reGretGirl ほか
ネクライトーキー
"ながおか 米百俵フェス 2025"
sumika
浅井健一
GLIM SPANKY / 阿部真央 / 和田 唱(TRICERATOPS)ほか
GOOD BYE APRIL × Nolzy × First Love is Never Returned
Mirror,Mirror
HY
the shes gone
"GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary"
Cody・Lee(李)
- 2025.05.26
-
清 竜人25
水中スピカ
Poppin'Party
- 2025.05.29
-
オレンジスパイニクラブ
THE BAWDIES
片平里菜
THEラブ人間×ニッポンの社長
斉藤和義
怒髪天
yummy'g
sumika
BECK
あいみょん
Hump Back
ハンブレッダーズ / w.o.d. / Kanna
CUTMANS
- 2025.05.30
-
THE YELLOW MONKEY
TENDOUJI
オレンジスパイニクラブ
緑黄色社会
yutori
KALMA
サイダーガール
片平里菜
[Alexandros]
a flood of circle
チリヌルヲワカ
水中スピカ
Subway Daydream
女王蜂
Mr.ふぉるて
downy
四星球
Lucky Kilimanjaro
DYGL
MONO NO AWARE
flumpool
射守矢 雄(bloodthirsty butchers) / 山本久土
Nothing's Carved In Stone
- 2025.05.31
-
古墳シスターズ
ポップしなないで
GANG PARADE
怒髪天
チリヌルヲワカ
ヤングスキニー
"hoshioto'25"
People In The Box
indigo la End
浅井健一
[Alexandros]
a flood of circle
竹内アンナ
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
藍坊主
おいしくるメロンパン
斉藤和義
打首獄門同好会
Myuk
THEラブ人間×ニッポンの社長
水中スピカ
THE BAWDIES
Mr.ふぉるて
HY
androp
sumika
Creepy Nuts
"CAMPASS 2025"
eastern youth
Keishi Tanaka
"THE BEACH 2025"
東京スカパラダイスオーケストラ
ASIAN KUNG-FU GENERATION
flumpool
星野源
Official髭男dism
清 竜人25
- 2025.06.01
-
DYGL
YUTORI-SEDAI
古墳シスターズ
怒髪天
Subway Daydream
TENDOUJI
ポップしなないで
おいしくるメロンパン
ヤングスキニー
緑黄色社会
サイダーガール
KALMA
浅井健一
yutori
打首獄門同好会
Myuk
androp
downy
斉藤和義
Baggy My Life × Comme des familia
オレンジスパイニクラブ
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
藍坊主
ネクライトーキー
HY
sumika
Creepy Nuts
WANIMA
サニーデイ・サービス × YOGEE NEW WAVES
arko lemming
DURAN × BONGFATHER
"CAMPASS 2025"
Academic BANANA
FIVE NEW OLD
ASIAN KUNG-FU GENERATION
indigo la End
星野源
Official髭男dism
RELEASE INFO
- 2025.05.19
- 2025.05.21
- 2025.05.23
- 2025.05.28
- 2025.05.30
- 2025.06.01
- 2025.06.04
- 2025.06.05
- 2025.06.06
- 2025.06.11
- 2025.06.13
- 2025.06.18
- 2025.06.20
- 2025.06.25
- 2025.06.28
- 2025.07.02
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
トゲナシトゲアリ
Skream! 2025年05月号