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LATEST UPDATE

T.N.Tのインタビュー&動画メッセージ公開。1stらしい衝動と1stらしからぬクオリティ――結成から約1年の軌跡と最新型詰め込んだ1stアルバム『DETONATION』を明日3/25リリース

Japanese 2026.03.24 19:00

T.N.Tのインタビュー&動画メッセージ公開。1stらしい衝動と1stらしからぬクオリティ――結成から約1年の軌跡と最新型詰め込んだ1stアルバム『DETONATION』を明日3/25リリース

音楽系イラストレーター"フクザワ"のイラストコラム"あの曲のイメージイラスト"VOL.69公開。今回はT.N.Tのニュー・アルバム『DETONATION』より「Ro"kyun"roll」をイメージ

Japanese 2026.03.24 18:00

音楽系イラストレーター"フクザワ"のイラストコラム"あの曲のイメージイラスト"VOL.69公開。今回はT.N.Tのニュー・アルバム『DETONATION』より「Ro"kyun"roll」をイメージ

Laughing Hick、ホリウチコウタ(Vo/Gt)のコラム"能ある君は僕を隠す"第9回公開。日本中を移動してライヴをし"ハイエースで眠れるようになった"という彼が、旅を続けて分かったことを綴る

Japanese 2026.03.23 19:00

Laughing Hick、ホリウチコウタ(Vo/Gt)のコラム"能ある君は僕を隠す"第9回公開。日本中を移動してライヴをし"ハイエースで眠れるようになった"という彼が、旅を続けて分かったことを綴る

Academic BANANA、齋藤知輝(Vo)のコラム"大切なことはすべてラブソングが教えてくれた。"第11回公開。冨岡 愛「MAYBE」、大江千里「Rain」を紹介

Japanese 2026.03.19 19:00

Academic BANANA、齋藤知輝(Vo)のコラム"大切なことはすべてラブソングが教えてくれた。"第11回公開。冨岡 愛「MAYBE」、大江千里「Rain」を紹介

"#楽園収穫祭 〜三人官女ノ集イ"のライヴ・レポート公開。全国各地から気鋭3ピース・ガールズ・バンドが集結、雛祭りを盛り上げた一夜をレポート。次回は7/20初の西日本開催

Japanese 2026.03.19 18:00

"#楽園収穫祭 〜三人官女ノ集イ"のライヴ・レポート公開。全国各地から気鋭3ピース・ガールズ・バンドが集結、雛祭りを盛り上げた一夜をレポート。次回は7/20初の西日本開催

the paddles、柄須賀皇司(Vo/Gt)のコラム"おかんの口から生まれました"第8回公開。初日の神戸、勝負の高松、大雪の広島、珠羽の福岡、愛情の岡山――ツアー各地の思い出を綴る

Japanese 2026.03.18 18:00

the paddles、柄須賀皇司(Vo/Gt)のコラム"おかんの口から生まれました"第8回公開。初日の神戸、勝負の高松、大雪の広島、珠羽の福岡、愛情の岡山――ツアー各地の思い出を綴る

ライヴ・イベント"#ニキプレ"主催者へのインタビュー公開。ライヴ・アイドルのステージを濃密な音楽体験に!MAPA、LiVS、TOKYOてふてふ等出演"#ニキプレ『カンシャサイ。』"3/23開催

Japanese 2026.03.18 17:00

ライヴ・イベント"#ニキプレ"主催者へのインタビュー公開。ライヴ・アイドルのステージを濃密な音楽体験に!MAPA、LiVS、TOKYOてふてふ等出演"#ニキプレ『カンシャサイ。』"3/23開催

SPARK!!SOUND!!SHOW!!、チヨ(Ba/Cho)のコラム"チヨの部屋"第29回公開。ニューEP『DECADANCE』リリースまでの準備の日々や収録楽曲について綴る

Japanese 2026.03.17 19:00

SPARK!!SOUND!!SHOW!!、チヨ(Ba/Cho)のコラム"チヨの部屋"第29回公開。ニューEP『DECADANCE』リリースまでの準備の日々や収録楽曲について綴る

HEADLINE NEWS

DÉ DÉ MOUSE、MON/KU&寝坊主とコラボしたブレインダンス・ヒップホップ「nagisa」リリース。3者のセッションの様子を3Dにグリッチ・エディットしたMV公開

Japanese 2026.03.25 00:00

DÉ DÉ MOUSE、MON/KU&寝坊主とコラボしたブレインダンス・ヒップホップ「nagisa」リリース。3者のセッションの様子を3Dにグリッチ・エディットしたMV公開

RED HOT CHILI PEPPERSのベーシスト Flea、初ソロ・アルバム『Honora』収録曲「Thinkin Bout You」パフォーマンス映像公開

Overseas 2026.03.24 22:05

RED HOT CHILI PEPPERSのベーシスト Flea、初ソロ・アルバム『Honora』収録曲「Thinkin Bout You」パフォーマンス映像公開

ガラクタ、TVアニメ"悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。Season2"EDテーマの新曲「たられば」4/15配信決定。ジャケット写真公開

Japanese 2026.03.24 21:00

ガラクタ、TVアニメ"悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。Season2"EDテーマの新曲「たられば」4/15配信決定。ジャケット写真公開

ビレッジマンズストア、5thミニ・アルバム『Chunk of Red』より先行シングル「鳴りっぱ」明日3/25配信リリース。初の楽曲提供となる"NeoN ANTHEM PROJECT"参加曲

Japanese 2026.03.24 21:00

ビレッジマンズストア、5thミニ・アルバム『Chunk of Red』より先行シングル「鳴りっぱ」明日3/25配信リリース。初の楽曲提供となる"NeoN ANTHEM PROJECT"参加曲

大森靖子が全楽曲プロデュース、6人組メンズ・アイドル・グループ"Zavage"結成。5/19 Zepp Shinjukuにてデビュー・ライヴ決定

Japanese 2026.03.24 21:00

大森靖子が全楽曲プロデュース、6人組メンズ・アイドル・グループ"Zavage"結成。5/19 Zepp Shinjukuにてデビュー・ライヴ決定

大木伸夫(ACIDMAN)、出身地 埼玉県川越市の"小江戸川越大使"に就任

Japanese 2026.03.24 19:20

大木伸夫(ACIDMAN)、出身地 埼玉県川越市の"小江戸川越大使"に就任

adieu(上白石萌歌)、新曲「ブルーアワー」4/1先行配信決定。夜と朝の境界にあたる"ブルーアワー"の時間帯に限りラジオ先行公開へ

Japanese 2026.03.24 19:00

adieu(上白石萌歌)、新曲「ブルーアワー」4/1先行配信決定。夜と朝の境界にあたる"ブルーアワー"の時間帯に限りラジオ先行公開へ

オルタナティヴ・ロック・バンド 鋭児、2026年初シングル「金字塔」明日3/25リリース

Japanese 2026.03.24 19:00

オルタナティヴ・ロック・バンド 鋭児、2026年初シングル「金字塔」明日3/25リリース

FEATURE

いきものがかり

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新解釈コラボレーション・アルバムに主催フェス 47都道府県ツアーと、盛りだくさ...

"CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2026"

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世界に誇る"日本の響き"が横浜を埋め尽くす3日間! あらゆる壁を越える都市型フェス、4月3日~5日開催

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.123

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LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.122

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今注目のアーティストからフェス常連の実力派まで、幅広いジャンルのライヴ・アクトが...

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Skream!編集部注目の女性ヴォーカル・バンド特集

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それぞれの戦い方でロック・シーンに挑む Skream!編集部注目の新鋭女性Voバンド特集

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豪華ラインナップが集結!寒い東北を熱く盛り上げる音楽の旅"TOHOKU MUSIC JOURNEY 2025"

"IZUMO OROCHI FES 2025"

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山陰最大級のフェス"IZUMO OROCHI FES 2025"神々の集まるパワースポット、出雲で初のドーム開催決定

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青春やロックンロール、そして生きることを日本中にでっかく鳴らす!

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"演"奏と"宴"会と、人と人を繋ぐ"縁"―― 様々な"えん"が歴史と未来を繋ぐ愛知県刈谷市の屋外フェス"KARIYA 大演会"

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澤野弘之率いるNAQT VANE 最新曲「VISIONS」からプロジェクトの拡張性を辿る

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.119

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リアル・バンドとしてのトゲナシトゲアリ(以下:トゲトゲ)は、2023年9月14...

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リアルがアニメを超えていく "ガールズバンドクライ"劇中と連動するリアルバンドが夢の舞台へ

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大自然の恵みと寵愛から都会的なディスコ・サウンドを生み出す唯一無二のポップ・ファンク・バンド PARCELSの最新作

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世代を超えて愛され続けるOASISの名曲が詰まったUKロックの金字塔『(What's The Story) Morning Glory?』30周年盤

#楽園収穫祭

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3ピース・ガールズ・バンドの最先端が観られる "#楽園収穫祭"が仙台で開催!

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.118

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"Skream!"と"激ロック"を運営する激ロックエンタテインメントによるライ...

VIDEO MESSAGE

SPRISE

SPRISE

  • 0:57
  • 2026.02.12
T.N.T

T.N.T

  • 3:20
  • 2025.12.23
高嶺のなでしこ

高嶺のなでしこ

  • 0:49
  • 2025.12.22
MOS

MOS

  • 1:27
  • 2025.12.10
22/7

22/7

  • 0:52
  • 2025.12.09
SPRISE

SPRISE

  • 1:20
  • 2025.10.06
東京初期衝動

東京初期衝動

  • 1:39
  • 2025.09.24
トゲナシトゲアリ

トゲナシトゲアリ

  • 0:59
  • 2025.09.17
間々田 優

間々田 優

  • 0:57
  • 2025.09.05
挫・人間

挫・人間

  • 1:35
  • 2025.09.02
Another Diary

Another Diary

  • 0:54
  • 2025.09.01
高岩 遼

高岩 遼

  • 0:36
  • 2025.08.28

LIVE REPORT

#楽園収穫祭 〜三人官女ノ集イ

#楽園収穫祭 〜三人官女ノ集イ

2026.03.03 @下北沢 LIVE HOUSE MOSAiC

österreich

österreich

2026.02.19 @WWW X

Nikoん

Nikoん

2026.02.16 @渋谷WWW

ヒトリエ

ヒトリエ

2026.02.23 @LINE CUBE SHIBUYA

[LIVEHOLIC presents. "恋せよ男子2026" supported by 激ロック & Skream!]

[LIVEHOLIC presents. "恋せよ男子2026" supported by 激ロック & Skream!]

2026.02.08 @下北沢6会場

暴動クラブ

暴動クラブ

2026.02.03 @代官山UNIT

ネクライトーキー

ネクライトーキー

2026.01.27 @Zepp DiverCity(TOKYO)

ZOCX

ZOCX

2026.01.20 @恵比寿ザ・ガーデンホール

T.N.T

T.N.T

2026.01.12 @日本青年館ホール

MOS

MOS

2026.01.10 @渋谷WWW X

青木陽菜

青木陽菜

2026.01.09 @Kanadevia Hall

Nikoん

Nikoん

2026.01.13 @渋谷CLUB QUATTRO

DISC REVIEW

Japanese

Fire Inside Us

Nothing's Carved In Stone

Fire Inside Us

Nothing's Carved In Stoneの約4年ぶりとなるフル・アルバム。アンセミックな歌モノあり、ダンサブルなポップ・ロックあり、グルーヴィなオルタナティヴ・ロックあり、様々な表現の引き出しを見せつつ、NCISとしか言えない味わいで統一された一枚。そんな中でも、特に注目なのがcoldrainのMasato(Vo)が参加したTrack.3「All We Have」だ。別バンドでの活動や長い経験があり、各パートに存在感のある彼等だからこそ、荒々しく振り切った楽曲が重厚で丁寧に聴こえる。こんなにシャウトが入った激しいラウドロック、しかも全篇英語詞もクールで、新機軸ながら確実にアリな一曲。むしろ、もっとこういう方向性で欲しいかも。(山本 真由)

IMI

パスピエ

IMI

久々の回文タイトルを冠したパスピエのニュー・アルバム『IMI』が到着。"アイエムアイと書いて意味・I am I"と大胡田なつき(Vo)がコメントしているように、込められた"意味"にすら想像の余地を含ませた、らしさ溢れる遊び心にわくわくさせられる。「青々」、「しあわせの気配」、「煩悩ゴーウェスト」と、キラーチューン揃いの既発曲は言わずもがな、新録曲もラテン風のサウンドに韻を重ねた「U.N.O」、平成ポップスを思わせるメロディがキャッチーな「スペアミント」、アンニュイな浮遊感を帯びた「泣き虫のコーダ」等、その洗練されたクリエイションには舌を巻くばかり。想像と創造で心を掴む本作は、まるで"わたしはわたし"と提示しているよう。(矢島 康汰)

Magic if

秋山黄色

Magic if

"もしも"の仮説を立て、別の人生や世界を探究する『Magic if』。「DO NOT DISTURB」で繰り返す"死にたいんだ"のフレーズは、歌声の奥底から湧くような生命力を伴って、"知りたいんだ"という渇望にも聞こえた。リリックの重みに対し軽やかなハイパーポップを充てた同曲しかり、「マイペース・イズ・マイン」のポジティヴなブラス、「Wannabe」で声を合わせ唱えるサビ等、どん底にも果敢に手を伸ばし救い上げるようなパワーが充満する。SNSに蔓延る冷笑は失敗への過剰な恐れを生んだが、こんな世の中でも彼は無傷のほうが怖いと歌う。傷="自分だけのマーク"。そんな肯定のメッセージと、探究が導き出した人生観を、言葉巧みにグサグサ刺してくる快作だ。(中尾 佳奈)

Honto

sumika

Honto

sumikaの11thシングル表題曲「Honto」は"映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城"主題歌として書き下ろされた珠玉の一曲。"正解"ではない"本当"をしたいという気持ちが込められた、"ドラえもん"という不朽の名作、そして冒険譚のエンドロールを飾るに相応しい、なんとも包容力溢れる温かな楽曲に仕上がっている。カップリングは、昨年2025年のFM802"ACCESS! キャンペーン"に向けて書き下ろされ、セルフカバーにあたりフィーチャリング・ヴォーカルに幾田りらを迎えた「赤春花(feat. 幾田りら)」に、小川貴之(Key/Cho)作曲の「Blue」、「ルサンチマンの揺籠」と毛色の異なる2曲を加えた粒揃いのラインナップ。盤石の最新モードを見せつけた。(矢島 康汰)

Panorama

Sou

Panorama

ボカロPやバンドマン等多種多様な制作陣を招くスタイルが定着、今作もSouの多面性を引き出す楽曲が並ぶ。近未来的サウンドで広がる世界を映した「Panorama」に高鳴り、続くナカシマ(おいしくるメロンパン)提供曲「千里眼」ではバンド・サウンドに乗せたエッジィな歌唱が颯爽と駆け抜ける。栗山夕璃提供のジャズ・ロック「Q.E.D.」、Chinozo提供のキラキラポップ「化けそうなココロ」とアニメ主題歌はキャッチーに。「君の羽」ではシューゲイザーで新境地を攻める。さらに"夢のよう"と語るじんとのタッグ等色とりどりのコラボが続くが、最後の2曲は自身でしたためた。心のシャッターを切り、一瞬一瞬を積み重ね形作る"今"。そこに映る全景を音と言葉で描き出す。(中尾 佳奈)

grotesque human

ドレスコーズ

grotesque human

昨年2025年に開催されたドレスコーズ史上最大規模のワンマン・ツアー[the dresscodes TOUR 2025"grotesque human"]のファイナル、Zepp Shinjuku (TOKYO)公演を収録した本作。10thアルバム『†』のジャケットと同様のスタイリングでステージに現れた志磨遼平は、フロアを鋭く見据えながら、その存在だけで空間を支配していく。孤高のロックンロール・スター像を体現する姿は圧巻だ。"ロックンロールの教えはシンプル"というMCも印象的だったが、この夜にはその言葉の意味が凝縮されていたように思う。大きな会場でありながら、ドレスコーズと観客一人一人が対峙しているかのような緊張感と親密さが同居した、特別な一夜の記録だ。(西平 歩由)

胎教

österreich

胎教

昨年再結成したthe cabsの高橋國光がösterreichの活動も本格化。約4年ぶりとなるミニ・アルバムには鎌野 愛、飯田瑞規&三島想平(cinema staff)、GOTO、山本晃紀(LITE)、佐藤 航(Gecko&Tokage Parade)、紺野メイ、須原 杏というライヴでも馴染みのメンバーが参加。変則的且つ重厚なリズム・パターンと柔らかなメロディの対比がösterreichらしい先行配信の2曲「太陽みたいだ」、「ドミノのお告げ」や「信仰」、鎌野と佐藤、須原によるインスト「外科室」、紺野の声が呪いのような記憶を童謡風に転化する「わずらう」、ギターの音色に思想と美学が込められた「still sane」。高橋の個人的な作家性を強いフィジカルと優れた解釈で外に押し出している。(石角 友香)

軽音楽

アフターソウル

軽音楽

山田亮一(Gt/Vo)再起動。ハヌマーン、バズマザーズでキャリアを築き、シーンの伝説的アイコンとして語り継がれてきた山田が、2024年に新たに結成したバンド、アフターソウルとして初のアルバムをリリースした。90年代の雰囲気を纏ったオルタナティヴ・ロックを軸に、ファンクやブルース、歌謡曲のエッセンスまでも溶け込ませ昇華した本作。メランコリックな陰影とポップネスが同居するサウンドは、疾走感のある「最低のふたり」の詩的な幕開けからも存分に感じられ、一気にその世界観へと引き込んでいく。さらにハヌマーン時代の名曲「アパルトの中の恋人達」も再録。過去と今を地続きで鳴らし、バンドの現在地を力強く刻み込んだ一枚に。(西平 歩由)

Gold Fashion

BRADIO

Gold Fashion

キャリア初期のレア音源とは、概してバンドの知られざる一面が覗けるもの。その点BRADIOの『Gold Fashion』はどうだろう、彼等のR&Bへの忠誠心が15年来揺らいでいないことを示す絶好の資料と言えそうだ。1stデモ・シングルに収録の「My Answer」や「Crush On You」は真行寺貴秋のヴォーカルがタフというよりは爽快に聴こえるのが面白くもありつつ、骨太なグルーヴは最新オリジナル・アルバム『FUNK FIRE』でのそれともなんら遜色ない。また、ファン待望の音源化「Thanks」をはじめとしたミディアム~バラードもしっかり聴かせるものばかり。バンドの貴重なアーカイヴにして長年のファン垂涎の一枚、そして実のところBRADIO入門編にも適した作品でもあるのでは。(藤村 太智)

DETONATION

T.N.T

DETONATION

結成約1年にして完成したT.N.Tの1stフル・アルバム。すでにリリースされた曲、ライヴ定番となっている新曲に、書き下ろしの新曲2曲を含む全12曲収録。1stらしい衝動と1stらしからぬクオリティを併せ持つ今作。ヘヴィさとポップさやお茶目さが同居し、1曲の中に喜怒哀楽が詰められた先行シングル曲「Ro"kyun"roll」を聴けば分かるように、カテゴリーにとらわれない独創性で、唯一無二の存在感を放つ。卓越したスキルとセンスを持つ楽器隊と手越祐也の圧倒的なヴォーカルは、訳知り顔のロックキッズこそ聴いてほしい、絶対ビビるから! "爆轟"を意味する"DETONATION"を冠した通り、既存のロック・シーンを震撼させる予感がする一枚。(フジジュン)

1626

Re:name

1626

前作『GENIUS FOOL』から約1年1ヶ月ぶりとなるオリジナル・アルバムは、明快なカラーを持つ先行配信シングル3曲ですでに期待値が高まっていたはず。結成10年を迎え、16歳から現在の26歳までのRe:name、そしてこれからが高木一成(Vo)&ヤマケン(Dr)共同作詞というアプローチでリリカルに描かれた「Forever Always」に見るバンド人生のかけがえのなさ、アトモスフェリックな音像に現在のK-POPとのリンクも感じられる「Bedroom Angel」、ABEMAのリアリティ・ショーとフード・デリバリーのコラボCMソングにも大抜擢された「愛はきっとLonely」、日常感のある「one room」はヤマケン執筆の小説にも発展。全方位的且つコンパクトにバンドの特徴が詰まったアルバムだ。(石角 友香)

【人】/INORI

Bimi

【人】/INORI

アルバムから約1年ぶりとなるEPが到着。地球をぐるぐる回す抽選機に、人間をその出玉に例えたアッパーチューンの「ガラポン」や、クールでサイバー感強めなトラックの上で強い信念を畳み掛けていく「INORI」に、破壊と再生を司る火の神をモチーフにした血湧き肉躍る壮大なアンセム・ナンバー「カグツチ」等、ユニーク且つスキルフルなラップをさらに研ぎ澄ました楽曲群を収録。また、聴感的にはバリエーション豊かに感じさせられながらも、和のフレーバーが全曲にしっかりと振り撒かれていて、自身が提唱したいオリエンタル・ポップスを改めて強く印象付ける一枚になっている。CDにはゴシック感をよりビルドアップさせた「exorcist -味変-」も収録。(山口 哲生)

Rondo

Foi

Rondo

前作から約4年ぶりとなる2ndアルバム。00年代風味の「横顔」や、クールで都会的なサウンドが感傷を引き立てる「Last song feat.Young Kee」といった従来のR&B路線に加え、インディー・ロック色の強い「ファジーボーイ」、華やかなホーン・セクションが飛び出す「まっさら」、ダウナーでシリアスな空気が渦巻く「Ghostwriter」、さらに彼女のルーツでもある中国の楽器を取り入れた幻想的なスロー・バラード「花遊記」等、新機軸も顔を覗かせる全11曲を収録。いいことも悪いことも起こる日々の中で形となった異なる表情の楽曲たちが、巡るように響き合う。そんな優しくもドラマチックな本作は、あなたの日常にそっと寄り添ってくれるだろう。(山口 哲生)

BRAIN WASH

DeNeel

BRAIN WASH

ダークで妖艶なネオ歌謡ロックに沼る。今作はタイアップ曲を多数含みながらもコンセプチュアルにまとめ上げられた。脳にビリビリと電流を流すような「(Error code -03)」で"洗脳"開始。後悔、憂慮、孤独、そこからの逃避......思考が渦巻く混沌とした脳内を、ギラギラ煌めくミラーボールで照らすように鮮烈に描き出していく。ブラスを交えよりゴージャスに仕上がった「クレイジーレイジー」や、和テイスト薫る艶やかな「ook」、ノイジーでスリリングなサウンドで時代を刺す「ゲシュタルト」等、脳に焼き付くヴィヴィッドで刺激的な楽曲群。アコギのリズムで緩やかに踊らせるラスト「POP STAR」では一途な愛を描くが、愛するものへの心酔もまた少し危うげで美しい。(中尾 佳奈)

Bedford Hedgehog

Enfants

Bedford Hedgehog

活動開始から約3年半、Enfantsが初のアルバムをリリース。"引きこもりの賛歌"をコンセプトに掲げ、生々しさと鮮烈さが際立つサウンドと、時には刃のような鋭さを見せつつも、根底には孤独に寄り添う温かさを宿した松本 大の歌声が作品全体を貫く。やるせない現実、うだつの上がらない日々にすり減っていく心、幸せになるにも時間がかかる人生、どうせ全てが終わってしまう世界なら"楽しくやっていこうぜ"と歌う「Play」で幕開け。「天国に生まれた僕ら」の柔らかなギター・ストロークと飾らないサウンドも印象的だ。生きづらさを抱えた人々のためのアンセムとして鳴り響き、孤独や焦燥感、怒りといった感情を無視することなく提示する一枚になっている。(西平 歩由)

EVER GREEN

TOOBOE

EVER GREEN

遠くに聞こえる虫の声とエレキ・ピアノの柔らかな音色が、色褪せない"あの頃"の記憶を呼び起こす。そんな「Opening」でこの『EVER GREEN』は幕を開ける。歌謡曲仕込みの歌心、エッジの効いた独特な歌声をもってエキセントリックに仕上げられた怪作揃いだが、得意の不穏なポップ/ロック・サウンドに限らず、TOOBOE流シティ・ポップやストリングスが響く歌モノも。多数のタイアップ曲に紫 今とのコラボ曲、PUFFYやyamaへの提供曲のセルフカバーと特大ボリュームの全20曲。擬態するメタとの再タッグで話題のダークなおとぎ話「痛いの痛いの飛んでいけ」MVのような心えぐる苛烈な表現も含め、TOOBOEが聴く者に与える衝撃はきっと不朽不滅だ。(中尾 佳奈)

Overseas

Masquerade

CARDINALS

Masquerade

アイルランドはコーク出身のインディー・ロック・バンド CARDINALSのデビュー・アルバムが到着。Euan Manning(Gt/Vo)、Finn Manning(Acc)の兄弟と従兄弟のDarragh Manning(Dr)、同級生のOskar Gudinovic(Gt)、Aaron Hurley(Ba)からなる5人組で、ベーシックなバンド編成に加えてアコーディオン担当のメンバーがいるというのがこのバンドのユニークなところ。THE VELVET UNDERGROUND由来のクールなバンド・サウンドにアコーディオンの牧歌的な響きが、まるでブロンズ像と花冠のような剛と柔のシャープなコントラストを生み出している。8月には"SUMMER SONIC 2026"での初来日も発表されている彼等。本作の楽曲がライヴでどう演奏されるのか楽しみだ。(水田 竜介)

Luck... Or Something

Hilary Duff

Luck... Or Something

ディズニー・チャンネルのティーン・アイコンもいつの間にか素敵なアラフォー女優に。今作は、そんなHilary Duffの約10年半ぶりの音楽活動復帰作。華やかなアイドル性は失われていないが、大人のアーティストとしての落ち着いた表現力が加わり、あのかわいらしいHilary Duffが念頭にあると、だいぶ新しい扉を開いた気分だ。インディー・ポップ、ドリーム・ポップっぽい飾らないスタイルのアレンジも意外性があっていい。10代20代の頃の彼女は音楽的にもポップ・アイコンを演じていたのかもしれない、今の素朴で自分自身を表現したようなスタイルは好感が持てる。2000年代ポップ・バラードをアップデートした、この甘くスタイリッシュなエモみをぜひ味わって。(山本 真由)

The Romantic

Bruno Mars

The Romantic

アウトプットの才が卓抜しているだけで、畢竟Bruno Marsは一介のソウル愛好家に過ぎない。そんな彼のチカーノ・ソウルへの無邪気な愛着を歓迎するかのように、『The Romantic』には溌剌とした日差しが降り注いでいる。オープナー「Risk It All」を筆頭に、「Cha Cha Cha」や「Something Serious」で恭しくラテンのモードに接近する丁重ぶりはさすがだし、SILK SONICから地続きのオールドファッション且つスウィートな作曲も健在、そしてどこまでも伸びやかなその歌声は、言うまでもなく抜群だ。ポップ・スターらしいクレヴァーな采配かはたまた運命のいたずらか、Bad Bunnyのセンセーションも記憶に新しい今、またとないタイミングで届けられた一枚。(藤村 太智)

Yatta!

YĪN YĪN

Yatta!

"Yatta!"はこっちのセリフだ。何せ、Martin Dennyから伝来し、YMOとして結実したエキゾチカが、時代と国境を越えオランダの地で花開いているのだから。このロマンには"Yatta!"と言わざるを得ないものがある。さて、東洋の匂いやレトロな質感といったマニアック且つあけすけな作為が2026年の作品として成立しているのは、作品の骨子であるそのグルーヴの精密さゆえ。前作と比してファンクの成分はやや減退し、特に後半にかけて粘性の高い"聴かせる"展開が主張する本作は、YĪN YĪNのクレヴァーさを知るには絶好の一枚だろう。ロック・リスナー諸氏においても、ぜひこの曲芸めいたサウンドの奥に光るクラフトマンシップの冴えに触れてほしい。(藤村 太智)

Secret Love

DRY CLEANING

Secret Love

英ロンドンの4人組ポストパンク・バンド DRY CLEANINGの3rdアルバム『Secret Love』が名門レーベル 4ADよりリリース。本作の聴きどころは、緻密に設計された音の抜き差しや巧みな残響音のコントロールで表現される流麗なサウンドの変化だろう。特にTrack.7「Evil Evil Idiot」のサウンド・デザインはアルバムの中でも白眉の出来と言ってよく、ノイズと残響音が立体的に絡み合う複雑なテクスチャーにどっぷりと浸ることができる。また、これまでの彼等の作品と比べて有機的でダンサブルになったリズムが楽曲を下支えしており、バンドの肉体的な進化も感じられた。ぜひ静かな場所で一つ一つの音の移り変わりを楽しみながら聴いてほしい一枚。(水田 竜介)

How Did I Get Here?

Louis Tomlinson

How Did I Get Here?

史上最も売れたボーイズ・グループの1つ、ONE DIRECTIONの活動休止から10年、シンガー・ソングライターとして活躍しているLouis Tomlinsonがソロ3rdアルバムをリリース。ノスタルジックな手触りの、ポップスでもあり、インディー・ロックでもある絶妙なポジションでリスナーを惹き付ける彼の音楽は、UKサウンド好きにはたまらないツボを押さえている。温かみがあって、きれいに作り込みすぎていないところもいい。男性アイドルも飽和状態な昨今の音楽業界を見ると、彼のように自身の音楽的才能1本で生き残っていけるシンガーってどれだけいるんだろう? と思ってしまう。それだけ、1Dというか、Louis Tomlinsonが偉大であるということなんだけれども。(山本 真由)

Coalesce

SECOND HARBOUR

Coalesce

カナダの3ピース・エモーショナル・ロック・バンド SECOND HARBOURが、SharpTone Recordsと契約してデビューEPをリリース。アルバム・リリースはまだだけれど、ぽつぽつと発表してきた楽曲のクオリティの高さで、その実力が認められた形だ。まずは、その感情を揺さぶるメロディの切なさと、なんとなく日本のインディー・ロック好きにも刺さりそうなギター、ハードに打ち込むドラム、あとはとにかくヴォーカルの声がいい。瑞々しい高音とシャウトが交ざる瞬間の、ギュッてなるところ。エモ好きにはたまらないポイントだ。これはこれで4曲入りのEPとして完成されたものだけれど、まだまだ聴きたい感じがする。早くフル・アルバムを聴かせてほしい。(山本 真由)

Somebody Else

STARBENDERS

Somebody Else

グラム・ロックは音楽性の用語ではなく、華美なファッションを共通項とした70s以来続く振る舞いを指す語である。STARBENDERSの出で立ちはその点でまさしくグラム・ロックだが、シングル『Somebody Else』のパンチも、やはり負けじとグラム・ロックしている。グラム・ロックとも縁深いニュー・ウェイヴやゴシック・ロックから引用した艶やかなシンセサイザーを纏って不敵に闊歩するアンサンブル、そしてその音像を従えていかにもわざとらしくセクシーに歌われるメロディの屈強さが、その何よりの証拠だろう。MÅNESKINやTHE LAST DINNER PARTYのようにあけすけなロック・バンドが脚光を浴びる今日、STARBENDERSが飛躍する条件は十分に整っているのでは。(藤村 太智)

The Life Of A Showgirl

Taylor Swift

The Life Of A Showgirl

当時最年少でのグラミー賞受賞をはじめ、数々の記録を打ち立て、ヤング・セレブからのビリオネアとなってからも、魂をカントリー・ミュージックに置き、安定したクリエイションとパフォーマンスを続けているTaylor Swift。2025年は、初期音源の権利を自ら買い戻したことでも話題になった。今作では、前作のしっとりとした方向性を残しつつ、シンセ・ポップっぽいノリを抑えて、より大人な魅力を発揮したR&B等、さらに進化したTaylorの歌唱を楽しむことができる。お洒落で恋に生きるギャルな面と、アーティストとしての肝の据わったアティテュードの二面性を持つ彼女らしい、キュートでポップなだけじゃない、スタイリッシュでかっこいいアルバムとなった。(山本 真由)

Night Light

WHITE LIES

Night Light

Bruce Springsteenがポストパンクに傾倒し、おまけにダンサブルになったとしたら。そんな荒唐無稽なコラボレーションを、WHITE LIESは最新作『Night Light』でやってのけた。Harry McVeighの歌声は雄々しいワイルドさを獲得し、バンド・アンサンブルの比重が大きく増したことで、作品全体に広がるのはハートランド・ロックのなだらかな風景。この風景は、2025年のUKロック屈指のヒット作であるSam Fenderの『People Watching』にも通ずるものと言えるだろう。そこにシンセサイザーの怪しい眩しさやスクエアなリズム、すなわちポストパンク・リヴァイヴァルの文脈で登場したWHITE LIESの個性が確かに寄り添っている隙のなさもさすがだ。(藤村 太智)

The Singles Collection

MAROON 5

The Singles Collection

2025年2月には東京ドーム3公演をソールド・アウトさせ、その人気ぶりを改めて証明したMAROON 5。彼等のキャリアを総括する新たなベスト盤が、日本限定リリースとなった。2015年発表の『Singles』に、近年リリースされたアルバム『Red Pill Blues』(2017年)、『Jordi』(2021年)の収録曲や、デビュー・シングル「Harder To Breathe」等7曲を追加した本作は、まさに最新版にして決定版。全曲がどこかで耳にしたことがあるであろう名曲なだけでなく、ロック×ソウル/R&Bから出発し、EDMやヒップホップ等多様なジャンルを取り入れながら進化してきた歩みは、そのままポップ・ミュージックの近代史を体現しているとも言える。(菅谷 透)

Wormslayer

KULA SHAKER

Wormslayer

前作でオリジナル・メンバーのJay Darlington(Org/Key)が復帰したこともあり、近年これまで以上の創造性を漲らせているKULA SHAKERのニュー・アルバム。ここで感じられるのは、デビューから約30年というベテラン感がいい意味でほとんどない、パワフルで賑やかで彩り豊かなサウンドだ。インド音楽等、東洋的な思想に影響を受けた神秘的な響きと、それをワイルドに再解釈したサイケデリックな表現が、唯一無二のKULA SHAKERの得意分野を前面に出しつつ、且つクラシックなロック・スタイルへのリスペクトも感じられる作品となっている。落ち着いた地位には決して収まらず、自由で知的で茶目っ気もある、KULA SHAKERの魅力を再発見できる。(山本 真由)

From The Pyre

THE LAST DINNER PARTY

From The Pyre

デビュー・アルバムが世界で絶賛された、今最もホットなガールズ・バンド、THE LAST DINNER PARTYの2ndアルバムがこちら。伝統的なUKロックのマナーに則りつつ、野心的で現代的な魅力も持った彼女たち。今作は、挨拶代わりの前作よりも、一歩踏み込んだディープな内容になっている。表現力が足りないと陳腐になってしまいそうなレトロ感、行儀良くなりすぎない程度に滲み出る育ちの良さや、嫌味のない聡明さ、それらが全て絶妙なバランスで成り立ってしまっているのがすごい。ストリングスや管楽器もふんだんに取り入れたリッチなサウンドをバックに、堂々と歌い上げるリード・ヴォーカル Abigail Morrisの年齢に合わない程の貫禄にも驚かされる。(山本 真由)

Horizons/West

THRICE

Horizons/West

スクリーモ・シーンで頭角を現し、次第にオルタナ/アート・ロックへと表現を深化させてきたTHRICE。通算12作目のアルバムは、タイトルが示す通り前オリジナル作『Horizons/East』の延長線上に位置する作品だが、その間に、スクリーモの傑作と名高い3rdアルバム『The Artist In The Ambulance』の再録盤を発表したのも影響してか、近作と比べてもヘヴィな質感が随所で存在感を放っている。ブルージーな歌声と幽玄なサウンドに轟音のテクスチャが溶け込み、前衛的なアプローチも織り込まれた作風は、これまで彼等が探求してきた音楽性の集大成と言うべき、深い衝動を湛えた成熟のロックとして結実。門外漢にも初期のファンにも新鮮に響くはず。(菅谷 透)

Deadbeat

TAME IMPALA

Deadbeat

近年ではプロデューサーとしても存在感を増している、Kevin Parkerが率いるプロジェクトの、5年ぶり5作目となる最新作。これまでサイケデリック・ロック/ポップを軸としたサウンドで人気を博してきたTAME IMPALAだが、本作では、母国オーストラリアのレイヴ・シーンに着想を得たダンス・ミュージックを大胆に展開している。R&Bやディスコからハウス、ビッグ・ビート、EDMに至るまでの系譜を再編成したかのような楽曲群は、自由でいて一貫した美意識が備わっていて、アルバム全体が一晩のパーティーを疑似体験させるような仕上がりだ。ヴォーカルとメロディ、そしてグルーヴに重点を置いたミニマルな音像が、バンド編成のライヴでどう変化するのかも期待したいところ。(菅谷 透)

The Same Old Wasted Wonderful World

MOTION CITY SOUNDTRACK

The Same Old Wasted Wonderful World

2000年代に吹き荒れたエモ/ポップ・パンクの一大旋風も今は昔。さらには、MOTION CITY SOUNDTRACKは長い休止期間を挟んでおり、アルバム・リリースは実に約10年ぶりだ。だからこそ、この『The Same Old Wasted Wonderful World』の若々しさには驚かされた。やはり見逃せないのは、かのPatrick Stump(FALL OUT BOY/Vo/Gt)が参加した「Particle Physics」。シンセサイザーと爽やかなメロディが高揚感を煽る名曲だが、本楽曲に限らずどのナンバーでも徹頭徹尾"あの頃"のワクワクと切なさが聴こえてくるのがなんとも嬉しい。「She Is Afraid」のミュージック・ビデオを見れば明白だが、いぶし銀とは程遠い、ミドル・エイジが青臭くはしゃぐ痛快さが見事な一枚。(藤村 太智)