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LATEST UPDATE

ゴホウビのインタビュー公開。自分たちを次のステージに連れていくきっかけになる、そう言い切れる曲――バンドの今が分かるデジタルEP『波をハグ』を本日1/28リリース

Japanese 2026.01.28 18:00

ゴホウビのインタビュー公開。自分たちを次のステージに連れていくきっかけになる、そう言い切れる曲――バンドの今が分かるデジタルEP『波をハグ』を本日1/28リリース

T.N.Tのライヴ・レポート公開。巧みなセンスと実力の高さ、手越祐也の圧倒的なカリスマ性――完成度の高いステージに観客が熱狂、本気で世界を見据えるT.N.Tの1stツアー2日目をレポート

Japanese 2026.01.26 19:00

T.N.Tのライヴ・レポート公開。巧みなセンスと実力の高さ、手越祐也の圧倒的なカリスマ性――完成度の高いステージに観客が熱狂、本気で世界を見据えるT.N.Tの1stツアー2日目をレポート

MOSのライヴ・レポート公開。"ブラス・ロック"を打ち立て、背負っていく覚悟とタフさ――『HAPPINESS IS』レコ発ツアー、バンド・セットで開催されたファイナル東京公演をレポート

Japanese 2026.01.23 18:00

MOSのライヴ・レポート公開。"ブラス・ロック"を打ち立て、背負っていく覚悟とタフさ――『HAPPINESS IS』レコ発ツアー、バンド・セットで開催されたファイナル東京公演をレポート

KULA SHAKERのインタビュー公開。力強く色彩豊かなサイケデリック・ロック――再び黄金期を迎えたバンドの今を象徴する最新アルバム『Wormslayer』1/30リリース

Overseas 2026.01.23 17:00

KULA SHAKERのインタビュー公開。力強く色彩豊かなサイケデリック・ロック――再び黄金期を迎えたバンドの今を象徴する最新アルバム『Wormslayer』1/30リリース

音楽系イラストレーター"フクザワ"のイラストコラム"あの曲のイメージイラスト"VOL.68公開。今回はKULA SHAKERのニュー・アルバム『Wormslayer』より「Day For Night」をイメージ

Japanese 2026.01.22 21:00

音楽系イラストレーター"フクザワ"のイラストコラム"あの曲のイメージイラスト"VOL.68公開。今回はKULA SHAKERのニュー・アルバム『Wormslayer』より「Day For Night」をイメージ

青木陽菜のライヴ・レポート公開。"アーティスト 青木陽菜"の旅の始点――大きく羽ばたいていくであろう"ひなぴよの音楽"に乗せて、眩しい青写真を見せた1stライヴ"BLUE TRIP"をレポート

Japanese 2026.01.22 20:00

青木陽菜のライヴ・レポート公開。"アーティスト 青木陽菜"の旅の始点――大きく羽ばたいていくであろう"ひなぴよの音楽"に乗せて、眩しい青写真を見せた1stライヴ"BLUE TRIP"をレポート

the paddles、柄須賀皇司(Vo/Gt)のコラム"おかんの口から生まれました"第7回公開。今回はメンバーへのインタビュー後編、意外な一面や目標のバンド、今後作りたい曲等について質問

Japanese 2026.01.21 21:00

the paddles、柄須賀皇司(Vo/Gt)のコラム"おかんの口から生まれました"第7回公開。今回はメンバーへのインタビュー後編、意外な一面や目標のバンド、今後作りたい曲等について質問

礼衣のインタビュー公開。まっさらな現在地から描き出す、きれいじゃないきれいごと――川谷絵音ゲスト参加の3rdデジタル・シングル「ハートマーク」を本日1/21リリース

Japanese 2026.01.21 17:00

礼衣のインタビュー公開。まっさらな現在地から描き出す、きれいじゃないきれいごと――川谷絵音ゲスト参加の3rdデジタル・シングル「ハートマーク」を本日1/21リリース

HEADLINE NEWS

Uru、映画"教場 Requiem"主題歌となる新曲「今日という日を」MV 2/9 20時公開決定

Japanese 2026.02.04 07:00

Uru、映画"教場 Requiem"主題歌となる新曲「今日という日を」MV 2/9 20時公開決定

菊池 遼(ex-the quiet room)によるプロジェクト yolufa、1stミニ・アルバム『シークレット・コール』配信リリース。宍戸 翼(The Cheserasera)、渡辺 諒(ANTENA)等ゲスト参加

Japanese 2026.02.04 00:00

菊池 遼(ex-the quiet room)によるプロジェクト yolufa、1stミニ・アルバム『シークレット・コール』配信リリース。宍戸 翼(The Cheserasera)、渡辺 諒(ANTENA)等ゲスト参加

DÉ DÉ MOUSE & WaMi、オリエンタルで洗練されたUKガラージ「Stardust Away」リリース。DÉ DÉ MOUSE制作によるアニメーションMV公開

Japanese 2026.02.04 00:00

DÉ DÉ MOUSE & WaMi、オリエンタルで洗練されたUKガラージ「Stardust Away」リリース。DÉ DÉ MOUSE制作によるアニメーションMV公開

Dragon Ash、Eve、CVLTE、れんが新スマホ・ゲーム"東京リベンジャーズ UNLIMITED"テーマ・ソング担当

Japanese 2026.02.03 21:55

Dragon Ash、Eve、CVLTE、れんが新スマホ・ゲーム"東京リベンジャーズ UNLIMITED"テーマ・ソング担当

みじんこらっく、3/25"みじんこの日"に1stミニ・アルバム『回り周って』配信リリース。3/24自主企画ライヴで手売り盤販売。シングル「まって」明日2/4配信

Japanese 2026.02.03 21:00

みじんこらっく、3/25"みじんこの日"に1stミニ・アルバム『回り周って』配信リリース。3/24自主企画ライヴで手売り盤販売。シングル「まって」明日2/4配信

TWENTY ONE PILOTS、最新ライヴ映画"Twenty One Pilots: More Than We Ever Imagined"2/26より限定上映決定

Overseas 2026.02.03 20:05

TWENTY ONE PILOTS、最新ライヴ映画"Twenty One Pilots: More Than We Ever Imagined"2/26より限定上映決定

GOOD BYE APRIL、常田真太郎(スキマスイッチ)プロデュース曲「ハーフムーンが見えたらさよならを」MV明日2/4 20時プレミア公開

Japanese 2026.02.03 20:00

GOOD BYE APRIL、常田真太郎(スキマスイッチ)プロデュース曲「ハーフムーンが見えたらさよならを」MV明日2/4 20時プレミア公開

"SYNCHRONICITY'26"、最終ラインナップでメガシン、Daoko、FCO.、Kan Sano、板歯目、She Her Her Hers、VELTPUNCH、yeti let you notice、リュベンス、The Crane等36組発表

JapaneseOverseas 2026.02.03 19:00

"SYNCHRONICITY'26"、最終ラインナップでメガシン、Daoko、FCO.、Kan Sano、板歯目、She Her Her Hers、VELTPUNCH、yeti let you notice、リュベンス、The Crane等36組発表

FEATURE

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.122

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"Skream!"と"激ロック"を運営する激ロックエンタテインメントによるライ...

"FUKUOKA MUSIC FES."

“FUKUOKA MUSIC FES.”

今注目のアーティストからフェス常連の実力派まで、幅広いジャンルのライヴ・アクトが...

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.121

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"Skream!"と"激ロック"を運営する激ロックエンタテインメントによるライ...

Skream!編集部注目の女性ヴォーカル・バンド特集

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それぞれの戦い方でロック・シーンに挑む Skream!編集部注目の新鋭女性Voバンド特集

"TOHOKU MUSIC JOURNEY 2025"

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豪華ラインナップが集結!寒い東北を熱く盛り上げる音楽の旅"TOHOKU MUSIC JOURNEY 2025"

"IZUMO OROCHI FES 2025"

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山陰最大級のフェス"IZUMO OROCHI FES 2025"神々の集まるパワースポット、出雲で初のドーム開催決定

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.120

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ザ・クロマニヨンズ

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青春やロックンロール、そして生きることを日本中にでっかく鳴らす!

"KARIYA 大演会"

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"演"奏と"宴"会と、人と人を繋ぐ"縁"―― 様々な"えん"が歴史と未来を繋ぐ愛知県刈谷市の屋外フェス"KARIYA 大演会"

NAQT VANE

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澤野弘之率いるNAQT VANE 最新曲「VISIONS」からプロジェクトの拡張性を辿る

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.119

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トゲナシトゲアリ

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リアル・バンドとしてのトゲナシトゲアリ(以下:トゲトゲ)は、2023年9月14...

トゲナシトゲアリ

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リアルがアニメを超えていく "ガールズバンドクライ"劇中と連動するリアルバンドが夢の舞台へ

PARCELS

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大自然の恵みと寵愛から都会的なディスコ・サウンドを生み出す唯一無二のポップ・ファンク・バンド PARCELSの最新作

OASIS

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世代を超えて愛され続けるOASISの名曲が詰まったUKロックの金字塔『(What's The Story) Morning Glory?』30周年盤

#楽園収穫祭

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3ピース・ガールズ・バンドの最先端が観られる "#楽園収穫祭"が仙台で開催!

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.118

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"Skream!"と"激ロック"を運営する激ロックエンタテインメントによるライ...

PIXY LIVE

PIXY LIVE

PIXY LIVEイチオシライバー3名に一問一答インタビュー

JA共済presents RADIO BERRY ベリテンライブ2025 Special

JA共済presents RADIO BERRY ベリテンライブ2025 Special

楽しみ方いろいろ、アーティストを近くに感じられる野外フェス RADIO BERRY主催"ベリテンライブ2025 Special"

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.117

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.117

"Skream!"と"激ロック"を運営する激ロックエンタテインメントによるライ...

VIDEO MESSAGE

T.N.T

T.N.T

  • 3:20
  • 2025.12.23
高嶺のなでしこ

高嶺のなでしこ

  • 0:49
  • 2025.12.22
MOS

MOS

  • 1:27
  • 2025.12.10
22/7

22/7

  • 0:52
  • 2025.12.09
SPRISE

SPRISE

  • 1:20
  • 2025.10.06
東京初期衝動

東京初期衝動

  • 1:39
  • 2025.09.24
トゲナシトゲアリ

トゲナシトゲアリ

  • 0:59
  • 2025.09.17
間々田 優

間々田 優

  • 0:57
  • 2025.09.05
挫・人間

挫・人間

  • 1:35
  • 2025.09.02
Another Diary

Another Diary

  • 0:54
  • 2025.09.01
高岩 遼

高岩 遼

  • 0:36
  • 2025.08.28
NANIMONO

NANIMONO

  • 1:14
  • 2025.08.20

LIVE REPORT

T.N.T

T.N.T

2026.01.12 @日本青年館ホール

MOS

MOS

2026.01.10 @渋谷WWW X

青木陽菜

青木陽菜

2026.01.09 @Kanadevia Hall

Nikoん

Nikoん

2026.01.13 @渋谷CLUB QUATTRO

Another Diary

Another Diary

2025.12.30 @下北沢シャングリラ

Ochunism

Ochunism

2025.12.21 @ダンスホール新世紀

BLUE ENCOUNT

BLUE ENCOUNT

2025.12.19 @Zepp Haneda(TOKYO)

MyGO!!!!!

MyGO!!!!!

2025.12.06 @京王アリーナ TOKYO

シベリアンハスキー

シベリアンハスキー

2025.12.08 @Spotify O-Crest

FRANZ FERDINAND

FRANZ FERDINAND

2025.12.11 @東京ガーデンシアター

Hakubi

Hakubi

2025.12.04 @渋谷CLUB QUATTRO

ザ・クロマニヨンズ

ザ・クロマニヨンズ

2025.11.20 @神奈川 CLUB CITTA'

DISC REVIEW

Japanese

JUST

Bray me

JUST

Bray meの2ndフル・アルバム『JUST』が到着。前作『DUH』から約2年ぶりとなる今作でもこたにの歌声に一切の衒いはなく、実直に言葉を紡いでいる。先だってリリースされ、すでにライヴでアンセムとなっているTrack.4「ボーダーライン」、Track.10「ARE YOU READY」をはじめ、足を止めてしまいそうなときに背中を押してくれるTrack.6「Carry on」、未来や世界を前に高らかに希望を響かせるTrack.11「ツバメ」、音楽好きなら誰もが覚えのある情景を切り取り信念を歌う"音楽賛歌"のTrack.13「PLAY」等、キャッチコピーの"さらなる高みへ。"に違わぬ珠玉の13曲が出揃った。キャリアを重ねても変わらないひたむきな姿は、次代のカリスマとしての風格を備え始めている。(矢島 康汰)

MERAKI

Dannie May

MERAKI

3ヴォーカル&3コーラスという独自のスタイルでシーンに存在感を示すDannie May。自身3枚目となるニュー・アルバム『MERAKI』は、ギリシャ語で"魂・創造性・愛を込めて何かを行うこと"を意味する言葉を冠した非常にアグレッシヴな一枚に。ファンからの手紙に心動かされ書き上げたという「レアライフ」、男女の"お互いに都合のいい関係"を描く「色欲」、"狂った愛"をテーマにした「りできゅらす」等の話題を呼んだ既発曲に加え、幕開けを飾る表題曲「MERAKI」やシニカルに"結婚"を切り取ったリード曲「未完成婚姻論」等の新曲がバンドの最新のモードを象徴する。タイトル通り"全身全霊"の作品となった今作、圧倒的な中毒性にご注意を。(矢島 康汰)

Third eye

渡會将士

Third eye

3曲のうち2曲は、FoZZtoneで活動を共にした菅野信昭が所属するEG & his Drawersとの共作。そのためソロ名義ではあるものの、バンドとしてのグルーヴ感がすごい。イントロのイカしたギター・リフから痺れる強烈なロックンロール「Third eye」で燦然と"覚醒"している。「moonrise」は、月明かりが照らすラヴ・ストーリーを切り取ったような詞と、優美なアルペジオが織りなすロマンチックなメロウ・ナンバー。そして、アコギ弾き語りからバンドの音が重なっていく「Let's get down」の爽快な高揚感は、ステージ・ライトのごとく眩い。それぞれの光をもって三曲三様に躍らせる本作、そのエネルギーを引っ提げたバンド編成ツアーにも期待。(中尾 佳奈)

浮遊都市にて

arko lemming

浮遊都市にて

有島コレスケによるソロ・プロジェクト、arko lemmingが約8年ぶりとなるアルバムをリリース。作詞作曲から歌唱、演奏までを一手に担い、今彼が見ている世界や都市のムード、温度までもが、手触りのある音像で描き出された。"浮遊都市"で起こる物語のように楽曲が連なり、淡い情景と切実な感情が交差する一作だ。「swifter」、「炎天」等2025年リリース曲はアルバムver.として再録され、「日々の泡」は待望の初音源化。CDボーナスとして収録された「NIGHT POOL」のチルな揺らぎも、耳を澄ませる程細部が息づき、やわらかく切なさが滲む余韻が長く残る。久々のフィジカル作品としても嬉しく、ぜひ各地ライヴ会場で手に取っていただきたい。(西平 歩由)

Memories

Absolute area

Memories

メンバーの脱退を経てソロで再起、バージョンアップしたアブソの約3年ぶりのCD作品は、バンドという概念を飛び出し羽ばたいていくような自由さが印象的だ。1音目からキラキラしたホリデー・ムードに惹き込む「スノードームに閉じ込めて」は、持ち前のメロディ・センスと豊潤なロマンチック・アレンジが相性抜群。一方、"もう一度頑張ってみようかな"と気持ちが動いた瞬間をありのままに描いた「あの空へ」は歌詞同様サウンドもまっすぐで清々しい。そこから、チェンバロを用いたゴシックな世界観の「persona」ではワルツ調の間奏が展開されたりと、元来のバンド・サウンドの良さと豊かなアレンジの新鮮さが折り重なる全6曲。ソロだからこそ拓けた新たな可能性を明示する。(中尾 佳奈)

Around us

時速36km

Around us

2023年のアルバム発表以降、デジタル・リリースを重ねてきた時速36km。満を持してリリースした本作は、EPながら驚きのカロリーと聴き応えを携えている。テクニカルなギターと疾走するリズム、クリーンなようでザラついた独特なサウンドのテクスチャ......彼等のキャラクターを余すことなく発揮した音楽性がノンストップで先導していくなかで、仲川慎之介のトゥー・マッチなようでその実人間臭いヴォーカルがぶっきらぼうに寄り添う優しさも感じられるのが実にロックらしい。エレファントカシマシにTHE BACK HORNといった、剥き出しの歌声で手を差し伸べてくれるロック・バンドの系譜、その現在地点をスタイリッシュに描き出した力作だ。(藤村 太智)

Laugh

幾田りら

Laugh

可憐ながら芯のある歌声でアニメ、ドラマ、映画と様々な作品を彩り、歌手活動に留まらず声優も務める等、ソロでも目覚ましい活躍を続ける幾田りら。約3年ぶりのフル・アルバムもタイアップ曲のオンパレードでその活躍を物語る。そんななか新曲「タイムマシン」は、シンガー・ソングライター 幾田りらの原点を彷彿させるような質感の珠玉のバラード。"別れ"というやり直せない過去と消えない未練が、大切な人生の一部として昇華するように丁寧に紡がれた。そしてDisc 2では、錚々たるラインナップとのコラボ曲やカバー曲をアーカイヴ。どんなアーティストの楽曲も歌いこなす柔軟さは、ぷらそにか時代から磨きが掛かっている。そんな彼女の軌跡に思いを馳せながら聴きたい充実作。(中尾 佳奈)

ループバック・ロールトラッシュ

CYNHN

ループバック・ロールトラッシュ

表題曲は田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN/THE KEBABS/Ba)が作曲。入り乱れるテクニカルなバンド・サウンド、特徴的なキメの3連符、間奏の超絶ベース・プレイと、田淵の奇才っぷり全開だ。個性際立つ4人のヴォーカルが、目まぐるしい曲展開を代わる代わる軽やかに繋ぎ、この尖った難曲をエネルギッシュに乗りこなしている。続く笹川真生編曲の「もうだいじょうぶ」もなかなか難解。緊張感を纏う曲に対しピンクを基調としたキュートなMVをあてがう、その歪みが禍々しさを助長している。かわいらしい印象の「わるいこと」も歌詞は少し反抗的。正しさやかわいさを過剰に求める現代へのアンチテーゼだろうか。この3曲は、これまで築いてきた青の世界に痛烈な赤を滲ませる。(中尾 佳奈)

KIMI☆NO☆OKAGE

GANG PARADE

KIMI☆NO☆OKAGE

活動10周年イヤー記念のシングルであり、2026年に解散することを発表してから初リリースでもある本作。解散が意識された表題曲「KIMI☆NO☆OKAGE」は、ギャンパレと、遊び人(※ファンの呼称)をはじめとした様々な"KIMI"との間から双方向に伸びる感謝の想いが、明るくエモいロック・サウンドに乗せて歌われている。共演したツーマン・ライヴからインスピレーションを受けたという9mm Parabellum Bulletが提供した「ラビバアソビバ!!」、TVアニメ"デブとラブと過ちと!"のオープニング・テーマである「Happy Yummy Lucky Yummy」の2曲も収め、豪華な一枚に仕上がった。きっとギャンパレは最後まで彼女たちらしく"遊び場"を作り続けていくのだろう。(宮崎ちゃーみー大樹)

ケンカしようぜ!

YURERUKO

ケンカしようぜ!

"揺れる恋心を叫ぶ2人組バンド"YURERUKOの初のEPである本作には、飾らずまっすぐに綴られた心情や、日常のやりとりがそのまま楽曲になったかのような6曲が収録された。先行配信され、編曲にいちろー(ex-東京カランコロン/Vo/Gt)が参加した、インパクト抜群の表題曲「ケンカしようぜ!」では、"ケンカするほど仲がいい"と聞きつけた"私"が"君"と"ケンカ"したがるというストーリーに思わずほっこりさせられる。加えて既発曲「hitomebole」、「hinataぼっこ」のほか、等身大の想いを乗せた「君の理想の彼女になりたい」、別れ際の言葉に祈りを込めた「またね」等、恋する乙女たちのお守りになりそうな楽曲がラインナップした。(矢島 康汰)

Drive Your Heart

Poppin'Party

Drive Your Heart

"BanG Dream!(バンドリ!)"の各バンドが週替りで起用されたTVアニメ"カードファイト!! ヴァンガード Divinez デラックス決勝編"のエンディング・テーマである表題曲「Drive Your Heart」は、ドライヴ感と、胸の鼓動を高めるアッパーなメロディを持つタイトル通りの一曲。ライヴ映えしそうなシンガロング・パートも熱い。カップリングには、表題曲にも負けない疾走感とハイトーンで魅せる「とっておきAnswer」に、"世界中の青空 全部あつめて/キミにエール送らせてほしい"と歌う爽やかな応援歌「世界中の青空をあつめて」の2曲を収録。推進力のある3曲が揃ったことで、10周年超えのプロジェクトになった"バンドリ!"の今後にも期待を持てる一枚。(宮崎ちゃーみー大樹)

合歓る - bridges

Laura day romance

合歓る - bridges

今年2月発表の『合歓る - walls』と対になる2部作の後編であることを踏まえると、本作『合歓る - bridges』の野心には目が覚める思いがする。オープニング時点で明示的なエレクトロへの接近と凝り性なスタジオ・ワークは、つとめてギター・オルタナティヴだった前編との対比として鮮やかだし、2部作という施策の必然性を浮き彫りにしているからだ。ブラスを導入したTrack.7に至るまでの中盤の運びは儚くも意外性に満ち、そこからバンド・サウンドへと静かに収束する終盤においても一筋縄ではいかないポストロック的な表情すらが浮かんでいる。2部作の完結編であると同時に、今後のさらなる飛躍へのまさに橋渡しとなる予感を抱かせる一枚。(藤村 太智)

ENSEMBLE

Arakezuri

ENSEMBLE

来年、バンド史上最大キャパとなるZepp Shinjukuワンマンに挑むArakezuri。この挑戦を前に、渾身の20曲入りとなるアルバムをリリース。会場が大きくなってもフロアの端から端まで誰一人置いていかない、そんな誓いと決意が1曲目「シンガロング」から頼もしく響く。アグレッシヴなショート・チューン「RED」に、ラップ調のミドル・ナンバー「あらすじ」等、多様なサウンドを吸収した独自のロックに乗せて、心を突き動かすストレートな言葉たち。彼等の音楽は、ライヴで鳴らしオーディエンスと分かち合って初めて完成する、まさにリスナーと共に作り上げる"アンサンブル"だ。Zeppに轟くであろうシンガロングもきっと、そこにあなたの居場所を作ってくれるはず。(中尾 佳奈)

Abduct

KEPURA

Abduct

2020年9月の活動開始以降、コンスタントなリリースやワンマン・ツアー開催、準備期間としての活動休止を経て、バンド名の変更とともにシーンに舞い戻った4ピース・バンド KEPURA。満を持して繰り出されたメジャー1stアルバムは、彼等の意思表明そのものであり、挑戦を重ねた意欲作だ。一聴してまずその引き出しの多さと、その根源たる音楽的探究心を楽曲として発露させる表現力には舌を巻くが、表題曲「Abduct」での筆致にも象徴されるように、時として迷いすらも肯定できるだけの"迷わず信じた"ものが核となり、ジャンルレスに鳴る楽曲群に確かな自由意志を宿している。続く旅路に期待の高まる、再出発を彩る一枚。(矢島 康汰)

逆鱗

ポルカドットスティングレイ

逆鱗

ポルカドットスティングレイの約3年ぶりのフル・アルバム『逆鱗』。歌詞やサウンドにちりばめられた"ポケモン"要素が愛好家たちに"効果はばつぐん!"な、プロジェクト"Pokémon Music Collective"の「ゴーストダイブ」とTVアニメ"ポケットモンスター"エンディング・テーマ「ねてもさめても」をはじめ、雫(Vo/Gt)の"教祖感"溢れる「魔物」、少女性を見せる「あのね、」等、恒例の多様なタイアップ曲は各作品の世界観とバンドのアイデンティティとを融合させるクリエイティヴィティが光る仕上がり。"見てろ、こっちの番だ。"とのキャッチコピーに相応しい、新フェーズのポルカを体感できるアルバムだ。(矢島 康汰)

マウスピリッツ

キュウソネコカミ

マウスピリッツ

昨年メジャー・デビュー10周年を駆け抜けたキュウソネコカミが、結成15周年記念EPをリリース。キュウソらしい疾走感で幕を開ける「スピりスピられ」は、"スピスピ"という言葉が音に乗る瞬間の心地よさが際立ち、言葉遊びと勢いが絶妙に絡み合う一曲に。12月4日の公演にちなんで制作されたが、今後のライヴでも強い存在感を放つだろう。そして、すでに人気の高い「変な踊り」や、初のカバーとなる円 広志の国民的ヒット「夢想花」等バラエティ豊かな楽曲が並ぶ。さらに『モルモットラボ』の隠しトラックだった「また明日」のバンド・バージョン収録も嬉しいサプライズ。こうした多彩な魅力が詰まった本作が証明する――15周年の"今"が、最高にエグい。(中島 希実)

Overseas

Coalesce

SECOND HARBOUR

Coalesce

カナダの3ピース・エモーショナル・ロック・バンド SECOND HARBOURが、SharpTone Recordsと契約してデビューEPをリリース。アルバム・リリースはまだだけれど、ぽつぽつと発表してきた楽曲のクオリティの高さで、その実力が認められた形だ。まずは、その感情を揺さぶるメロディの切なさと、なんとなく日本のインディー・ロック好きにも刺さりそうなギター、ハードに打ち込むドラム、あとはとにかくヴォーカルの声がいい。瑞々しい高音とシャウトが交ざる瞬間の、ギュッてなるところ。エモ好きにはたまらないポイントだ。これはこれで4曲入りのEPとして完成されたものだけれど、まだまだ聴きたい感じがする。早くフル・アルバムを聴かせてほしい。(山本 真由)

Somebody Else

STARBENDERS

Somebody Else

グラム・ロックは音楽性の用語ではなく、華美なファッションを共通項とした70s以来続く振る舞いを指す語である。STARBENDERSの出で立ちはその点でまさしくグラム・ロックだが、シングル『Somebody Else』のパンチも、やはり負けじとグラム・ロックしている。グラム・ロックとも縁深いニュー・ウェイヴやゴシック・ロックから引用した艶やかなシンセサイザーを纏って不敵に闊歩するアンサンブル、そしてその音像を従えていかにもわざとらしくセクシーに歌われるメロディの屈強さが、その何よりの証拠だろう。MÅNESKINやTHE LAST DINNER PARTYのようにあけすけなロック・バンドが脚光を浴びる今日、STARBENDERSが飛躍する条件は十分に整っているのでは。(藤村 太智)

The Life Of A Showgirl

Taylor Swift

The Life Of A Showgirl

当時最年少でのグラミー賞受賞をはじめ、数々の記録を打ち立て、ヤング・セレブからのビリオネアとなってからも、魂をカントリー・ミュージックに置き、安定したクリエイションとパフォーマンスを続けているTaylor Swift。2025年は、初期音源の権利を自ら買い戻したことでも話題になった。今作では、前作のしっとりとした方向性を残しつつ、シンセ・ポップっぽいノリを抑えて、より大人な魅力を発揮したR&B等、さらに進化したTaylorの歌唱を楽しむことができる。お洒落で恋に生きるギャルな面と、アーティストとしての肝の据わったアティテュードの二面性を持つ彼女らしい、キュートでポップなだけじゃない、スタイリッシュでかっこいいアルバムとなった。(山本 真由)

Night Light

WHITE LIES

Night Light

Bruce Springsteenがポストパンクに傾倒し、おまけにダンサブルになったとしたら。そんな荒唐無稽なコラボレーションを、WHITE LIESは最新作『Night Light』でやってのけた。Harry McVeighの歌声は雄々しいワイルドさを獲得し、バンド・アンサンブルの比重が大きく増したことで、作品全体に広がるのはハートランド・ロックのなだらかな風景。この風景は、2025年のUKロック屈指のヒット作であるSam Fenderの『People Watching』にも通ずるものと言えるだろう。そこにシンセサイザーの怪しい眩しさやスクエアなリズム、すなわちポストパンク・リヴァイヴァルの文脈で登場したWHITE LIESの個性が確かに寄り添っている隙のなさもさすがだ。(藤村 太智)

The Singles Collection

MAROON 5

The Singles Collection

2025年2月には東京ドーム3公演をソールド・アウトさせ、その人気ぶりを改めて証明したMAROON 5。彼等のキャリアを総括する新たなベスト盤が、日本限定リリースとなった。2015年発表の『Singles』に、近年リリースされたアルバム『Red Pill Blues』(2017年)、『Jordi』(2021年)の収録曲や、デビュー・シングル「Harder To Breathe」等7曲を追加した本作は、まさに最新版にして決定版。全曲がどこかで耳にしたことがあるであろう名曲なだけでなく、ロック×ソウル/R&Bから出発し、EDMやヒップホップ等多様なジャンルを取り入れながら進化してきた歩みは、そのままポップ・ミュージックの近代史を体現しているとも言える。(菅谷 透)

Wormslayer

KULA SHAKER

Wormslayer

前作でオリジナル・メンバーのJay Darlington(Org/Key)が復帰したこともあり、近年これまで以上の創造性を漲らせているKULA SHAKERのニュー・アルバム。ここで感じられるのは、デビューから約30年というベテラン感がいい意味でほとんどない、パワフルで賑やかで彩り豊かなサウンドだ。インド音楽等、東洋的な思想に影響を受けた神秘的な響きと、それをワイルドに再解釈したサイケデリックな表現が、唯一無二のKULA SHAKERの得意分野を前面に出しつつ、且つクラシックなロック・スタイルへのリスペクトも感じられる作品となっている。落ち着いた地位には決して収まらず、自由で知的で茶目っ気もある、KULA SHAKERの魅力を再発見できる。(山本 真由)

From The Pyre

THE LAST DINNER PARTY

From The Pyre

デビュー・アルバムが世界で絶賛された、今最もホットなガールズ・バンド、THE LAST DINNER PARTYの2ndアルバムがこちら。伝統的なUKロックのマナーに則りつつ、野心的で現代的な魅力も持った彼女たち。今作は、挨拶代わりの前作よりも、一歩踏み込んだディープな内容になっている。表現力が足りないと陳腐になってしまいそうなレトロ感、行儀良くなりすぎない程度に滲み出る育ちの良さや、嫌味のない聡明さ、それらが全て絶妙なバランスで成り立ってしまっているのがすごい。ストリングスや管楽器もふんだんに取り入れたリッチなサウンドをバックに、堂々と歌い上げるリード・ヴォーカル Abigail Morrisの年齢に合わない程の貫禄にも驚かされる。(山本 真由)

Horizons/West

THRICE

Horizons/West

スクリーモ・シーンで頭角を現し、次第にオルタナ/アート・ロックへと表現を深化させてきたTHRICE。通算12作目のアルバムは、タイトルが示す通り前オリジナル作『Horizons/East』の延長線上に位置する作品だが、その間に、スクリーモの傑作と名高い3rdアルバム『The Artist In The Ambulance』の再録盤を発表したのも影響してか、近作と比べてもヘヴィな質感が随所で存在感を放っている。ブルージーな歌声と幽玄なサウンドに轟音のテクスチャが溶け込み、前衛的なアプローチも織り込まれた作風は、これまで彼等が探求してきた音楽性の集大成と言うべき、深い衝動を湛えた成熟のロックとして結実。門外漢にも初期のファンにも新鮮に響くはず。(菅谷 透)

Deadbeat

TAME IMPALA

Deadbeat

近年ではプロデューサーとしても存在感を増している、Kevin Parkerが率いるプロジェクトの、5年ぶり5作目となる最新作。これまでサイケデリック・ロック/ポップを軸としたサウンドで人気を博してきたTAME IMPALAだが、本作では、母国オーストラリアのレイヴ・シーンに着想を得たダンス・ミュージックを大胆に展開している。R&Bやディスコからハウス、ビッグ・ビート、EDMに至るまでの系譜を再編成したかのような楽曲群は、自由でいて一貫した美意識が備わっていて、アルバム全体が一晩のパーティーを疑似体験させるような仕上がりだ。ヴォーカルとメロディ、そしてグルーヴに重点を置いたミニマルな音像が、バンド編成のライヴでどう変化するのかも期待したいところ。(菅谷 透)

The Same Old Wasted Wonderful World

MOTION CITY SOUNDTRACK

The Same Old Wasted Wonderful World

2000年代に吹き荒れたエモ/ポップ・パンクの一大旋風も今は昔。さらには、MOTION CITY SOUNDTRACKは長い休止期間を挟んでおり、アルバム・リリースは実に約10年ぶりだ。だからこそ、この『The Same Old Wasted Wonderful World』の若々しさには驚かされた。やはり見逃せないのは、かのPatrick Stump(FALL OUT BOY/Vo/Gt)が参加した「Particle Physics」。シンセサイザーと爽やかなメロディが高揚感を煽る名曲だが、本楽曲に限らずどのナンバーでも徹頭徹尾"あの頃"のワクワクと切なさが聴こえてくるのがなんとも嬉しい。「She Is Afraid」のミュージック・ビデオを見れば明白だが、いぶし銀とは程遠い、ミドル・エイジが青臭くはしゃぐ痛快さが見事な一枚。(藤村 太智)

Breach

TWENTY ONE PILOTS

Breach

母国アメリカでは、スタジアム規模の人気を誇るまでに成長したTWENTY ONE PILOTSが、前作から1年半足らずでリリースした8thアルバム。4thアルバム『Blurryface』から続く壮大なストーリーを締めくくる作品ということで、過去作のオマージュもちりばめられた集大成的な内容になっているが、最も際立つのはジャンルを自在に行き来する実験的で奔放な姿勢だ。エレクトロ・ビートに乗せたラップから、静謐なピアノとヴォーカル、そしてアリーナ・ロックの壮大なコーラスへとシームレスに変化するサウンドには、高揚感と切なく脆い感傷が同居していて、その表現力に圧倒されてしまう。だからこそシーンや年代を問わず多くの人々の心を掴んできたのだろうし、全米1位という結果にも納得がいく。(菅谷 透)

Play

Ed Sheeran

Play

デビュー作『+』(2011年)に始まり、『-』(2023年)まで5作品にわたって続いた一連の"マスマティックス"シリーズを完結させたEd Sheeranが、ついに新たなフェーズに突入。相変わらずのキャッチーなソングライティングのセンスは健在ながら、今作はより幅広い音楽的要素を取り入れ、ポップ・ミュージックの限界を押し広げたような意欲作だ。彼のルーツの1つでもあるアイルランドのフォーク・ミュージックや、インド、ペルシャ等のエキゾチックで個性的なサウンドも取り入れ、多彩な表現にチャレンジしている。またそういったある種の変わり種に加え、ヒップホップやR&B、ソウルのモダンなスタイルにも手を伸ばし、貪欲なまでの音楽的好奇心に満ち溢れた作品が完成した。(山本 真由)

Hickey

ROYEL OTIS

Hickey

"FUJI ROCK FESTIVAL '25"への出演も記憶に新しい、シドニー出身のインディー・ポップ・デュオ ROYEL OTISの2ndアルバム。繊細なヴォーカルとジャングリーなギターで紡ぐ、爽やかな諦観が滲んだスタイルは健在な一方、サウンドは過去作と比較して重厚でリッチなものに。時折顔を覗かせるドリーム・ポップ的な柔らかさには、2人の表現力の躍進が感じられる。タイトなリズムで進行する楽曲はどれも3分前後とコンパクトにまとまっており、次々に身近なメランコリーを切り取るアルバムとしてのテンポの良さは秀逸だ。JOY DIVISIONとネオ・アコースティックを接続した「Car」を筆頭に、インディー・ファンには堪らないささやかな佳作の並んだ一枚。(藤村 太智)

Straight Line Was A Lie

THE BETHS

Straight Line Was A Lie

2022年の前作『Expert In A Dying Field』が、様々な音楽メディアの年間ベスト・リストに選出され、高い評価を受けた、ニュージーランド出身の4人組 THE BETHS。レーベルをANTI- Recordsに移しての4thアルバムは、前作発表後に起きたElizabeth Stokes(Vo/Gt)の健康問題や、母国での大洪水、家族との関係といった出来事にインスパイアされた、内省的なムードが漂う作品となった。持ち前のキャッチーなパワー・ポップを下地にしつつ、ピアノやオルガン等の楽器も織り交ぜた繊細なサウンドは、円を描くように日々が繰り返す無力感と、そこから立ち上がり前へと歩み出すしなやかさや美しさが感じられる。迷いながらも生きる人々に寄り添い、支えとなる一枚だ。(菅谷 透)

You'll Be Alright, Kid (Japan Edition)

Alex Warren

You'll Be Alright, Kid (Japan Edition)

SNSを中心に今最もZ世代から支持されるシンガー・ソングライターの1人、Alex Warrenのニュー・アルバム『You'll Be Alright, Kid (Japan Edition)』。彼の歌の何がそんなに人を惹きつけるのか。聴くとホッとするような温かみのある歌声、ドラマチックな楽曲の数々、派手さよりも華やかさよりも実直な音楽。それらを丁寧に紡ぐ、そんな印象だ。幼少期から苦労の多い人生を送ってきたからか、年齢よりも達観しているような安定感がある。そういった面からか、多くの大物アーティストから信頼され、コラボにも引っ張りだこだ。本作では、カントリー・シーンからJelly Roll、K-POPシーンからBLACKPINKのRoséと、ジャンルの垣根を越えた超売れっ子が参加。できすぎでは。(山本 真由)

Loved

PARCELS

Loved

オーストラリア出身で、現在はドイツ ベルリンに拠点を置くバンド PARCELSの3rdアルバム。涼しげなカッティング・ギターと寡黙ながら味わい深い8ビート、グルーヴィなベースで構築されたアンサンブルは、ファンクやAORの古き良きマナーを踏襲した巧みな代物だ。一方で、ソフトなメロディや美しいハーモニー、あるいは曲間で聴こえる談笑が演出する開放的なムードが、聴き手を心地よく脱力させてくれる。快活で小気味よい前半もさることながら、本作では例外的に重心の低い「Everybodyelse」、ミラーボールが揺れるTOTO風のメロウ・ファンク「Summerinlove」、オーセンティックなピアノ・ポップ「Finallyover」と、バラエティ豊かな後半の充実ぶりも見事だ。(藤村 太智)