Japanese
ラックライフ
Skream! マガジン 2017年06月号掲載
2017.04.29 @なんばHatch
Writer 西村 紀子
ラックライフによる自主企画イベント"GOOD LUCK"が今年もなんばHatchにて開催された。本イベントには、あいう、アルコサイト、大石昌良、ザ・モアイズユー、SHE'S、セックスマシーン、Self-Portrait、BUZZ THE BEARS、FouFou、HEADLAMP、MAGIC OF LiFE、LOCAL CONNECTとラックライフを含む総勢13組のアーティストが出演。ラックライフが本当に"かっこいい"と思えるバンドに出演依頼し、集まったアーティストたちである。
今回の"GOOD LUCK 2017"はラックライフの結成9周年のお祝い、そして3月に発売されたメジャー1stフル・アルバム『Life is beautiful』のレコ発を兼ねてでもあるが、同時にこのアルバムと共に日本中を駆け巡る"生きてるだけで丸儲け"ツアーの初日でもあり、お祝い事がいくつも重なる大事な1日ということで激励のステージが続く。まさに"アツさ"を感じる内容となった。
ステージは同フロア内でメインとサブのふたつのステージを設置。オーディエンスはもちろん、アーティストとの距離も近く、出演者同士も互いの音楽をより身近に感じることのできる音楽の鳴り止まない1日がそこにはあった。
アーティストすべてがその一瞬に魂を込めて作り上げる本気のステージに会場は拍手と歓声が止まらない。盛り上がりが最高沸点へと足したとき、各バンドから受け継がれてきたバトンがラックライフへと渡される。
緊張の中、かき鳴らされるメロディに期待を寄せるオーディエンス。すると早々からテンションが最高潮のPON(Vo/Gt)が"GOOD LUCK 2017、大阪ラックライフ始めます。よろしく!"と一喝すれば会場内はすぐに一体化した。
LOVE大石(Dr)が叩く軽快且つ心に深く響くリズムで始まる「初めの一歩」はまさに彼らが今まで一歩ずつ踏み出してきたことを思わせ、曲中に"音楽であなたの世界を変えにきました"と叫ぶように語り掛けるその言葉に会場すべてが高ぶった。続く「ブレイバー」での"正解はなんだ 間違いはどれ"と人々の疑問を代弁するかのように熱く深く歌い、これまでかと思うほど、熱気はどんどん増す。ラヴ・ソングである「赤い糸」はまさに我々を繋ぐ"赤い糸"のようにラックライフと会場とを繋いだ。
"お待たせしました!"と無邪気に始まるMCは彼らの子供っぽい一面を見ることができて会場も思わずほころび笑顔で溢れる。改めて、この日に集まってくれた人々へ感謝の気持ちを目一杯伝えるPONは"あなたにとっても幸せな時間が作れるよう思いを込めて歌います"と告げ、「風が吹く街」が演奏された。
彼らの音楽には音楽で一番大事な"伝える"ことが凝縮されている。どの楽曲にも何かを伝えるよう、気づかせるよう思いが詰まっていて、それを聴くと一歩踏み出せるような、そんな"嘘"のない音楽ばかりである。それゆえに共感する人が多いのだろう。彼らから"伝われ!"という意思が見えるため、感動し涙を流す人や拳を突き上げる人もいる。それらに対する人々の応え方を見て、愛されるバンドや音楽とはこういうことかと心から感じた。
後半戦に差し掛かり「アイトユウ」を心に突き刺さるように披露。たく(Ba)のベースが頭から足の先まで響くように緩く広がっていったあとには、ラックライフの数ある夢の中のひとつであるメジャー・デビューを叶えた「名前を呼ぶよ」を演奏した。そしてステージは早くも最終曲、今回発売された『Life is beautiful』のリード曲である「サニーデイ」を高らかに披露。これぞラックライフだ! と思えるようなアルバムのリード曲に相応しい曲であり、"みんなが幸せになればいい"、そう思って作られたこの曲は最初から最後までハッピーで、彼らのキラー・チューンになること間違いない。曲前に"愛してるよ"と叫ぶPONの姿が印象的で、その言葉のとおり愛のある本編7曲が終了した。
アンコールでは改めてこの1日に関わったすべての人に感謝を告げたのち、「ハルカヒカリ」でラックライフ渾身の思いが会場へと広がる圧巻のパフォーマンスを見せ、"ちょっぴりおバカなあなたたちのためにもう1曲やります!!!"と拍手と歓声の中「フールズ」を演奏。ikoma(Gt/Cho)の渋いギターが鳴り響いた。
"幸せであるように 音楽で変えたい"――そんな彼らの願いが届いたかのように会場内は最初から最後まで愛で溢れ、それが拳や歓声で目に見える素敵な空間と時間を作り出したラックライフ含む総勢13組のアーティストたちにこれからも注目したい。

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