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THE BACK HORN 岡峰光舟の「アラフォー戦国時代」【第十五回】

2017年10月号掲載

THE BACK HORN 岡峰光舟の「アラフォー戦国時代」【第十五回】

ういーす!秋だ秋!梅雨が明けたと思ったらパンチのない夏、特に残暑も感じないまんま秋だ秋!
 
で、今回はなんの脈絡もなくバンドマンの移動について書いてみましょう。我々はバンドマン。日本各地でのライブのために移動はつきもの。手段としては車、新幹線、飛行機と様々であります。機材車で移動てのが若い頃は非常に多かった。最近もたまにあるけどね。でこの機材車での我々の席順てのがなぜか俺がバンドに合流してから16年一切変わってないんすわ。運転席はマネージャー。昔はメンバーもたまに運転してたけどね。

で助手席はボーカル山田。文字通り「助手」的に寝ずに運転手の補助をするのが理想ですね。まだナビがない頃は地図を見ながら運転をアシストとか。しかし山田さん。寝ます。メタクソ寝ます。なんなら機材車内で一番寝ます。椅子をメタクソリクライニングさせて寝ます。運転手が眠くならないように話しかけたりするのも助手席の役割とも言えましょう。しかし山田さん。速攻イヤホンして寝ます。はい。寝ます。

で機材車は後列シートが一列でそこに3人並んで座るのが一般的です。進行方向を向いて一番右側にはドラム松田が陣取ります。こちら側は出入りの扉もないので程よい密閉感もあり、機材車の玉座ともいえましょう。うちのメンバーで一番おしゃべり好きなマツ。となればこの席からトークを繰り広げ車内のムードを作っているのでは?と皆さん思われるかもしれません。しかし松田さん。喋りません。我々なんぞに喋って無駄な体力を使うようなことはしません。この席の仕事といえば昔のマネージャーがちょっと眠そうにしていると、後ろから運転席を蹴り上げて「おい、本多さん。気を付けろ!」と声をかけられます。「さん」付けと行動が反比例してて心地よかったです。

からの真ん中の席。ここにはギター菅波が。席的に両サイドに人間がいて壁に寄っ掛かることができない「ハズレ席」といえるでしょう。しかし菅波さん。寝ます。ガンガン私の肩に寄りかかり寝息を吹きかけてくれます。可愛くないです。起きてる時は彼がムードメーカーで運転手を鼓舞することがあります。彼は運転免許を持ってないので、いざという時に「代打運転」ができないからそうしているのかも知れませんね。昔の思い出としてはカーステレオで「ビョークをかけてくれ!」と車内の音楽をオーダーしました。壮大で少し翳りがあるサウンドで、車内に少し眠気が漂ってきたので、BGMを変えるよう菅波の方を向いたところ、彼はヘッドフォンをして他の音楽でノリノリでした。未だに意味がわかりません。

となると、私は一番左側です。出入り口に近いということで足元に段差があります。あと昔の機材車はその扉から隙間風が入ってきて、冬場は足元から冷えた記憶があります。てな具合でこの席順が変わったことは一度もありません。どのバンドもそうなのかな。席順を巡ってバンドマン同士、「わかるわかる!」と打ち上げで15分位はいけそうな気がしますが、まだしたことありません。

あ、あと今月号は我々THE BACK HORNのインタビューが載ってるはず!そちらを是非ご一読くだされ!
 
岡峰光舟(THE BACK HORN)