Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

Skream! 公式X Skream! 公式YouTube

Academic BANANA 齋藤知輝の"大切なことはすべてラブソングが教えてくれた。"【第10回】

2026年01月号掲載

10回目です!メモリアルな10回目です!Academic BANANAの齋藤知輝です。『大切なことはすべてラブソングが教えてくれた。』では、僕が素敵だな~と思ったラブソングを毎回2曲紹介させていただきます。是非楽曲を聴きながら読んでみてくださいね!
忙しなく過ぎていく12月(※執筆時)。忙しなく過ぎていく年末の水曜日の今日。さよならの言葉ばかりが目立っては消えてゆくそんな季節ですが、今回は少しでも心暖まる楽曲を紹介できればなと思います。

1曲目は河口恭吾さんの「水曜日の朝」。この曲のリリース当時は僕もまだ幼き子供で、水曜日といえば、給食がご飯の日だったり、時間割がちょっと良かったり!とかそんなことくらいしか考えられていなかったのですが、社会に出ると「水曜日の朝」という楽曲がまったく違う言葉の向こう側を運んでくれるようになりました。
週の真ん中。寝不足のまま支度をして、慌てて家を出る。特別なことは何もないけれど、今日もちゃんと前を向いて。この曲を聴くと、そんな日常の景色が浮かびます。忙しさに追われて、連絡が少なくなる日や会えない時間が増えても、君が自分の場所でがんばっていることを知っているから、不安よりも尊敬が先に立つ。恋は、信じることなんだと、この曲は教えてくれる気がします。僕は"寝ぼけたままキスをして 目覚ましのベルで笑う たしかめるように抱きあえば 理由もなく切なくて"という歌詞が大好きなのですが、そこにあるのは、なんとも言えない日常感と、恋の始まりでも終わりでもなく、恋の優しさがあると思うのです。続いていく日々の中で、それでもちゃんと好きでいること、ちゃんと大切に思っていることを、そっと確かめさせてくれる。週の真ん中の、何でもない朝。でもその何でもなさの中に、確かな愛がある。「水曜日の朝」は、忙しい日々を生きる君へ向けた、静かで、誠実なラブソング。ちなみに中学生の頃、弾いてみたい!と思って、はじめて譜面を見ながら練習したのがこの「水曜日の朝」でした。忙しく過ぎる12月の水曜日に、この楽曲を思い出せたことが、なんだかとても嬉しい。


2曲目はBoAさんの「メリクリ」。この楽曲も僕が学生時代の頃の曲。特に好きなのが"コンビニでお茶選んで 当たり前に分け合って 君の腕にくるまれている"というフレーズ。 クリスマスソングなのに、ツリーもイルミネーションも出てこない。誰もが冬の帰り道に目にするコンビニ。そしてお茶。でも、その何でもない選択の時間に、誰かを想ってる気持ちが全部詰まってる気がする。派手なプレゼントよりも、寒い夜に、どのお茶がいいかなって一瞬立ち止まること。その一瞬の迷いに感じる恋が愛おしい。特別な日じゃなくても、ただの冬の夜に聴きたくなる理由が、ちゃんとある楽曲。あと2番のBメロで出てくる"メゲるとこれ聴けよって"のメゲるって表現が本当に日常の中の言葉でとても好きです。

河口恭吾さんの「水曜日の朝」、BoAさんの「メリクリ」是非一緒に聴いてみてください。そしてAcademic BANANAの冬の日に聴きたくなる心暖まる曲......なかった!笑 そんな曲もいつか皆さんにお届けできるように。2026年は2月14日にFROM 877 TO YOU YOUという877円ライブが渋谷であるので遊びに来てもらえると嬉しいです。

LIVE INFORMATION
"Academic BANANA FAN THANKSGIVING「FROM 877 TO YOU」"


6月1日(日)下北沢LIVE HAUS
OPEN 12:00 / START 12:30
[チケット]
前売 ¥877(ドリンク代別途¥600必要)
■1次先行申し込み受付
受付期間:~2月24日(月・祝)23:59
■2次先行申し込み受付
受付期間:3月1日(土)19:00~3月23日(日)23:59
​■先着順一般発売
受付期間:3月29日(土)12:00~
購入はこちら

Academic BANANA

2017年結成。フォーク、ブルース、ロック、ジャズ、ファンク、クラシック、フュージョン等、メンバーそれぞれが多様な音楽からインスパイアされることによって生み出される独自の楽曲を"ネオ歌謡曲"と名付ける。2023年10月に2ndフル・アルバム、2024年8月に2nd EPをリリース。来年2月14日にはチケット代"877"円のライヴ"Academic BANANA FAN THANKSGIVING 「FROM 877 TO YOU YOU」"を開催する。 ​