Japanese
Academic BANANA
Skream! マガジン 2023年07月号掲載
2023.06.17 @天王洲アイルKIWA
Writer : 山田 いつき Photographer:小山田祐介
Academic BANANAのデビュー5周年を記念したライヴ[Academic BANANA 5th ANNIVERSARY "THIS IS THE LIVE"]の東京公演が、天王洲アイルKIWAにて行われた。
雲ひとつない快晴に恵まれたこの日。ガラス窓から差し込んだ自然光が会場全体に広がり、穏やかな雰囲気が漂う。彼らの原点でもある渋谷ストリートを彷彿とさせる雑踏のSEが流れるなか、アカバナ(Academic BANANA)のメンバーとサポート・ギターの杉田昌也が登場。サングラスを掛けた齋藤知輝(Vo)がクラップを煽り、デビューEP『東京』のオープニング・ナンバー「Tokyo Dada City」で幕開けを飾る。続く「Sexy Station」では齋藤がファルセットを交えながら艶っぽく歌唱。楽器隊が奏でるグルーヴィなアンサンブルに観客も気持ち良さそうに身体を揺らしている。
"どうですか、この会場は。めちゃくちゃ素敵じゃないですか?"という齋藤の呼び掛けに、オーディエンスが"サイコー!"と応える。今回この会場を選んだ理由については、齋藤がYouTubeで観ていたASKAのドキュメンタリー番組内でKIWAが映っていて、すごくいい会場だと思ったからと説明。まさに念願叶っての開催に、駆けつけたファンからは温かい拍手が送られた。
「抱擁」で始まった次のブロックでは、昨年リリースの1stフル・アルバム『SEASON』の収録楽曲を立て続けにドロップ。「サイレントラブ」では90'sのJ-POPを彷彿とさせるサウンドを響かせた。"まだ音源になってない曲を"という紹介から演奏された「Moon Rain」はピアノを基調にした切ないラヴ・バラードで、齋藤の中性的なヴォーカルがよく映える。続いて、大好きな祖母を想って書いたという「口紅」をしっとり歌唱。彼が音楽の道に進むきっかけにもなったと語る、祖母との心温まるエピソードを披露するなど、ほのぼのとしたムードで進行していく。
ここでゲストの林 直次郎(平川地一丁目/Vo/A.Gt)がステージに登場し、平川地一丁目のデビュー曲「とうきょう」と、「ぼくの夏休み」を一緒にパフォーマンス。齋藤は"(平川地一丁目は)先生みたいな感じなんです。平川地一丁目を聴いていろんな昔の音楽を漁って聴くようになったので。だから本当に音楽の根っこの根っこの部分なんです"という林への思い、そして共演が実現したこの日の感慨を熱く語っていた。
ライヴの後半戦は「共犯者」を皮切りに、大浦史記が奏でるジャジーなピアノが躍動する「残り香」、萩原健太のスラップ・ベースが効いた「降り続く雨の中で 想い出は哀の断片」など、オーディエンスのボルテージをさらに高めるアップチューンを次々にプレイ。齋藤が10年以上前に書いた楽曲をリアレンジした「君の街まで」では、齋藤の地元 広島への強い想いが情感たっぷりに歌い上げられた。また「ミッドタウン」からはインスタライブ配信も実施。会場に来れなかったファンはチャットを通して、バンドのデビュー5周年を祝福した。そして本編ラストは"自分にも言い聞かせるように最後歌いたいと思います"という言葉から、"新しい明日を探そう"と高らかに歌う「望遠鏡」を届けた。
アンコールの声に応えてアカバナのメンバーと杉田がステージに登場。再びゲストの林を呼び込ぶと、新曲「Summer Tuner」を初披露。同曲はアカバナと林によるコラボ曲で、現在バンドが急ピッチで制作中というアルバムにも収録されるとのこと。思わぬサプライズ発表に観客からは歓喜の声が上がる。林とサポートの杉田がステージを降りたのち、メンバー4人がこの日のラスト・ナンバーとして奏でたのは、キャリア初期を代表するエモーショナルなバラード「東京」。齋藤は"あー、もう1回やりたい! それくらい楽しかった! ありがとうございました"と何度もファンへ感謝の思いを伝え、約2時間に及んだライヴに幕を下ろした。
[Setlist]
1. Tokyo Dada City
2. Sexy Station
3. 真夜中の月
4. 抱擁
5. 恋をしよう
6. サイレントラブ
7. Moon Rain
8. 口紅
9. とうきょう(平川地一丁目)
10. ぼくの夏休み(平川地一丁目)11. 共犯者
12. 残り香
13. 降り続く雨の中で 想い出は哀の断片
14. 白く
15. 君の街まで
16. Feel Like Sunny
17. ミッドタウン
18. 望遠鏡
En1. Summer Tuner
En2. 東京
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