Japanese
Academic BANANA
Skream! マガジン 2024年01月号掲載
2023.12.10 @GARDEN 三宿BRANCH
Writer : 山田 いつき Photographer:小山田祐介
Academic BANANAが、2023年10月に発表した2ndフル・アルバム『Love Letter』を引っ提げたライヴ・ツアー"Academic BANANA 2nd Full Album「Love Letter」RELEASE TOUR 「君へのLove Letter」"を開催した。同年6月にデビュー5周年を迎えた矢先、メンバー2名の卒業により齋藤知輝(Vo)と萩原健太(Ba)の2人体制となったアカバナ(Academic BANANA)。本稿では、サポート・メンバーを迎えてバンド編成で行われたリリース・ツアーより東京公演の模様をお届けする。
2ndフル・アルバム『Love Letter』のリード曲でオープニング・ナンバーでもある「五月雨」でライヴはスタート。アーバン且つグルーヴィなアンサンブルと、齋藤の艶っぽい歌声で魅せる「五月雨」は、彼らが掲げる"ネオ歌謡曲"をそのまま体現した楽曲で、アカバナの新たな代名詞とも呼べそうな風格を感じさせる。アルバム同様「ドレスコード」に繋げると、80~90年代を想起させるサウンドに合わせて会場のハンドクラップが一体感を増していった。
最初のMCでは齋藤が軽い挨拶とメンバー紹介で会場を和ませる。新体制ながら演者、観客ともに気負うことなくライヴに臨んでいることがわかる。"今日は全力で死ぬ直前まで歌わせていただきますので、よろしくお願いします"という齋藤の頼もしい言葉から始まったブロックでは、最新アルバム『Love Letter』の収録曲を中心に披露。リリースから約3ヶ月とまだ間もないが、彼らのラヴ・レターはしっかりと行き届いてるようで、オーディエンスは心地よさそうに身体を揺らしていた。
その中でも特筆すべきは、アルバムにもゲスト・ヴォーカルとして参加していた平川地一丁目の林 直次郎(Vo/A.Gt)と一緒に届けた「Summer Tuner」だろう。中学時代、地元広島から大阪まで平川地一丁目のライヴを観に行っていたという齋藤。"自分が観に行ってたアーティストと一緒にライヴして、曲作って......そんな素敵なことが起こるなんてあの当時は本当に思っていませんでした"と感慨深そうに話す。初夏に行われたデビュー5周年記念ライヴで初披露されたこの曲も、メンバー卒業やアルバム制作など、彼らにとって激動の夏を乗り越えた今聴くと、あの頃よりもエモーショナルな感情が胸に迫ってくる。
ライヴ中盤に差し掛かったところで、"男ってホントにダメだなってつくづく思うんですよ"と恋愛について話し始めた齋藤。そんなだらしのない男に恋をしてしまった女性の目線で綴ったという「夕暮れに染まった手紙」では、食い入るようにステージを見つめる女性ファンの姿が多く見受けられ、すでにこの曲が女性たちに寄り添うナンバーになっていることが窺える。
そのまま"好きになってよかった"と自分の想いを肯定するラヴ・バラード「Moon Rain」に繋げていたのも良かった。そんなしっとりとした雰囲気から一転、カラッとした爽やかさでフロアを鼓舞した「Feel Like Sunny」でライヴは佳境へ。齋藤がシンガーとして参加するスマートフォン・ゲーム"ブラックスター -Theater Starless-"の楽曲「caprice of love」などで会場を沸かせたあとは、齋藤にとってコンプレックスであるという歌声と向き合った「i」を歌唱。自身のネガティヴな一面を綴った同曲が、この日は"それでも歌い続ける"というファンへ向けた決意表明のようにも聴こえた。
そして終盤には、齋藤の要望に応え手を高く掲げて見せるフロアに、"これからも必ず作品を作り続けます。絶対にその手でアカバナの音楽を受け取ってください"と熱い言葉を投げ掛ける場面も。Academic BANANAとファン――溢れる愛をしたためた彼らの文通はこれからも続いていくに違いない。
[Setlist]
1. 五月雨
2. ドレスコード
3. 抱擁
4. 青いラブレター
5. Summer Tuner
6. Tokyo Dada City
7. GIRI GIRI
8. 君の街まで
9. 口紅
10. 夕暮れに染まった手紙
11. Moon Rain
12. Feel Like Sunny
13. Winker
14. caprice of love
15. i
16. この街で. . .
17. 5G ~在るが儘に我が儘に~
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