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COLUMN

the paddles柄須賀皇司の"おかんの口から生まれました" 第6回

2025年11月号掲載

the paddles柄須賀皇司の"おかんの口から生まれました" 第6回

関西丸出し声でかマンこと柄須賀皇司です。今回はthe paddles Ba.航大とDr.剣人に僕がインタビューを敢行。頑張れインタビュアー柄須賀皇司!


Q.航大は退職、剣人は大阪移住という大きな生活面での変化がありましたが最近は?

剣人:地元・千葉から引っ越してきて半年、そもそも一人暮らしが初めてなので毎日ワクワクしてます。自分で全部決められるし、逆にやらないといけないことも増えたけど、それも楽しいです。あとは大阪が楽しいです。TRACK15のBa.凜とか、大阪の友達も増えてきて。遠征の日の朝、機材車が家のそばまで来てくれてみんなで出発するのとか、そういう何気ないことさえ生活のワクワクの要素ですね。
航大:家でゆっくりできる時間が増えましたね。働いていたときは、遠征から朝方帰ってきて、そのまま出勤することも多々。仕事はちゃんと集中してましたが疲れてましたね。あと家で猫ちゃんとゆっくりする時間が増えました。猫ちゃんの名前はチュンちゃんです。

Q.お互いの第一印象は?

剣人:皇司くんは誠実そう。初対面の心斎橋 LIVEHOUSE BRONZEでは、当時皇司くんもサラリーマンで、勤務終わりにスーツ姿で「遅れました、the paddlesです」と挨拶してくれたことが印象的。航大さんは、BRONZEの日は話せなくて、ちゃんと会話したのは初サポートの下北沢MOSAiC前のスタジオ練習。皇司くんが来るまでの二人の時間、緊張してる俺にめっちゃ話してくれて、たぶん寡黙な人なのにな、と思いました(笑)。
航大:剣人は......(長めの沈黙)。なんか元気そうな子やなと(笑)。もちろん初対バンだったBRONZEでのドラムプレイは印象的だった。皇司は、かなり前やけど、高校の軽音楽部のバンドを組むみたいな時間で、なんかよう喋ってるやつおるな、と油断してたらバンドメンバーになってました(笑)。

Q.素直にここがすごいとお互い思うことは?

剣人:うろたえないところ。僕は割と起こった出来事に対して一喜一憂するタイプだけど、航大さんは動じない。あとシンプルにベースもコーラスも上手くてプレイヤーとしてすごい。
航大:剣人は......(またしても長い沈黙)。その場の空気に合わせられるところ。あとどんなことも楽しんでやれる"楽しみたがり"みたいなところがいいなと思うかな。

Q.これまでで印象に残っているライブは?

剣人:2025年6月に大阪 LIVE SQUARE 2nd LINEでやったCAT ATE HOTDOGSとの2マンライブ。いいライブって、プレイしている方はゾーンに入っていて、いい意味で記憶に残っていないことが多いけど、この日は1曲目から鮮明に"やばいライブしてる!"っていう実感があった。あとは、パドルズ加入前ラストのツアーでのammoとのツーマンとbokula.とのツーマン。やっぱ加入前って特別だし、一回しかないものなんで。
航大:かなり最近やけど、今年のMINAMI WHEEL 2025での心斎橋BIGCAT。ずっと出演し続けて初めて一番大きい会場を任せてもらえて、しかも入場規制。バンドって別に数字じゃないと思うけど、サーキットイベントは大きな会場でパンパンでやれるってことがお客さんにとっても喜びなんじゃないかなって思う。そういう意味でも嬉しかったし、なによりそれを剣人が加入して一発目のMINAMI WHEELで達成できたのが嬉しかった。見放題(民やん主催のサーキットイベント)も次はBIGCATかな(笑)。


ここまで航大と剣人に4つの質問に答えていただきました。しかしインタビュアー柄須賀皇司、質問しすぎてまだあと5つも質問を残したまま今月の文字数を溢れました。黙っていても溢れ出す文字。ということで続きは次号に持ち越し。続きが気になる気になる〜という気持ちをぐーっとこらえてオッパッピー!次回!航大さんの知られざる弱点とは!デュエルスタンバイ!バイ&ビー!

the paddles

2014年に高校の軽音楽部内で前身バンドを結成、2017年にthe paddlesとして活動開始した大阪 寝屋川発のバンド。2019年、初の全国流通盤となる1stミニ・アルバム『EVERGREEN』、2024年12月に2nd EP『オールタイムラブユー E.P.』を発表。2025年2月に渡邊剣人(Dr)が加入。現在初のワンマン・ツアーを開催中で、12月3日に3rd EP『結婚とかできないなら』をリリースする。 ​