月蝕會議エンドウ.の"月蝕會議室24時"【第26回】

COLUMN

我らが月蝕會議は、メンバー全員が作詞・作曲・編曲を手がける音楽プロデューサーであり、同時にそれぞれアーティストとしても活動している「クリエイターバンド」です。そして実はもう一つ、大きな特徴があります。それは、このメンバーだけでバンド形態が成立しているという点。スゴい（自称）。

近年、音楽作家陣で構成されたクリエイターチームは多く見られますが、そのメンバーだけで「バンド」として成立している例はほとんどありません。理由は簡単で、「作詞も作曲も手がけ、他所に楽曲提供も行うドラマーアーティスト」が極めて稀だからです。やはりバンドといえばドラムがいないと締まりませんし、見た目にも「バンド感」が出ません。もちろん世の中にはドラム不在の有名アーティストもいますが、多くの場合、結成当初はドラマーがいたり、ライブではサポートドラムを加えて演奏していたりします。

その点、我らが月蝕會議のドラマー・楠瀬タクヤの存在は本当に貴重です。彼がいるからこそ、月蝕會議は「自分たちだけで成立するクリエイターバンド」として活動できていると言っても過言ではありません。

このような構成のおかげで、月蝕會議は楽曲提供だけでなく、バックバンドとしても活動できるというコンセプトを持っています。現在まさに担当しているのが、「超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』」というコンテンツのライブです。11月8日・9日に神戸ワールド記念ホールで開催された2DAYSライブでは、我々月蝕會議がバックバンドを務めました。

「カリスマ」のライブは少し変わっていて、ただ楽曲を演奏するだけでなく、合間にバラエティ的なコーナーがいくつも挟まれます。その際の効果音やBGMまでも、我々が生演奏で担当するんです。手前味噌ながら、このスタイルはなかなか好評で、僕ら自身も毎回とても楽しく参加しています。

この記事を書いている時点（※11月中旬）では、神戸公演はすでに終了していますが、本当に見応えのある内容になったと自負しております。続いて11月29日・30日には幕張メッセでの公演も控えています。ご興味のある方はぜひ足を運んでください。ギターだけでなく、チャンチキ（摺鉦）やウィンドチャイム、スレイベル、ボンゴ、鈴、タンバリンなど、様々な楽器を担当する僕の姿をご覧いただけます。

神戸初日の公演後には、バンドメンバーで打ち上げも行いました。場所は三宮の歓楽街。赤玉スイートワインを片手に上機嫌で語らいました。神戸の街はなんだかお上品で大好きです！

月蝕會議

全員が作詞、作曲、編曲家でありアーティストでもあるバンド形態の音楽ギルド。それぞれのスキルと個性を"co-write（コライト）"の化学反応によって高次元でまとめあげる。ももいろクローバーZや"ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-"等、アーティストや作品の音楽プロデュースや、バンド・サポートも請け負う。2024年5月に楽曲「Over my DEAD copy」、10月には、番組"第三回月蝕會議音楽クリエイター夜會"でco-writeした新曲「海底ジルバ」を配信リリースした。

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