月蝕會議エンドウ.の"月蝕會議室24時"【第22回】

2025年04月号掲載

月蝕會議

3月22日に、超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』の新曲「カリスマさびら」がリリースされました。

この楽曲はORANGE RANGEのヒロキ氏とナオト氏と我らが月蝕會議との共作となっており、さらには楽曲のHOOK（サビ）部分では、かの有名な「ハイサイおじさん」のメロディを一部替え歌カバーしております。もちろん「ハイサイおじさん」の作者である喜納昌吉氏にも許諾を取っております。「ハイサイおじさん」は、故志村けん氏の「変なおじさん」の元ネタであることはあまりに有名ですが、今の若者の中には「変なおじさん」を知らない人も多いのでしょうね。ぜひともオリジナルの「ハイサイおじさん」も聴いてみてください。便利な時代になったもので、各種音楽ストリーミングサービスで聴くことができます。

ヒロキ氏とナオト氏と僕は多分20年くらいの付き合いで、あの頃はしょっちゅう飲みに行ったり、一緒に旅行に行ったり、富士山に登ったりもしましたが、一緒に曲を作ったのは初めてかもしれません。

ちょうど昔を振り返っていたところで、2008年8月13日に彼らと富士山に登った際の僕のブログ記事（現在は非公開）を発見したので、抜粋して載せますね。

※写真の左からナオト氏、友人のマー君、僕、ヒロキ氏

「私が事前に、持ち物リストや富士登山の心得等をまとめあげた旅のしおりを各人に送っていたにもかかわらず、皆それをろくにわかっていない様子で完全に山をナメた装備で来ておりました。飲み物は売っていないから2リットルは持って来いと言ったのに1リットル足らず（結局私がみんなに分けた）、砂利が入るから靴はハイカットのブーツをと指示したのに皆スニーカー。総監督のマー君に至っては革ジャンにジーパン、わけのわからない底のツルツルのブーツに肩掛けバッグで登場しました。もう死人が出ること確実です。」

「私は東京育ちなので、人生で一度も流れ星を見たことが無いと言ったら、3人にだいぶ驚かれました。そりゃあお前らはド田舎の野生児だけれども、私はコンクリートジャングルの山の手セレブなんだカス、と言っている矢先に流れ星を目撃しました。凄いですね。まるで作り物です。全部で4個の流れ星を目撃することができました。そうして我々は、地獄がそのまま現れたような岩と砂利が支配する真夜中の富士山をただひたすら死にそうになりながら登っていったのでした。」

この後の富士山頂の出来事や、さらに地獄だった下山の模様はまた別のお話。あれから17年が経とうとしています。今ならもっと上手く登れる気がする。

そんなお友達との合作「カリスマさびら」お楽しみください！

月蝕會議

全員が作詞、作曲、編曲家でありアーティストでもあるバンド形態の音楽ギルド。それぞれのスキルと個性を"co-write（コライト）"の化学反応によって高次元でまとめあげる。ももいろクローバーZや"ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-"等、アーティストや作品の音楽プロデュースや、バンド・サポートも請け負う。2024年5月に楽曲「Over my DEAD copy」、10月には、番組"第三回月蝕會議音楽クリエイター夜會"でco-writeした新曲「海底ジルバ」を配信リリースした。

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