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月蝕會議エンドウ.の"月蝕會議室24時"【第23回】

2025年06月号掲載

月蝕會議エンドウ.の"月蝕會議室24時"【第23回】
アニメ『えぶりでいホスト』のキービジュアル

©ごとうにも/えぶりでいホスト製作委員会

この4月からテレビ東京などで放送されているTVアニメ『えぶりでいホスト』(通称えぶホス)という作品をご存じでしょうか。ごとうにも先生による四コマWEB漫画を原作とした、ホスト業界の日常系ギャグコメディのショートアニメです。物語の舞台は、アットホームなホストクラブ「クラブ・ワン」。職場で気を病み転職してきた主人公ハジメが、ホスト歴20年超の弟系代表コーイチをはじめ、元アイドル、ソシャゲ中毒のオラオラ系など、個性的なホストたちに囲まれ、戸惑いながらも彼らとの騒がしくもどこか居心地の良い日々を送る姿が描かれている名作です。YouTubeでも見ることができます。このコラムの読者の皆さんは当然見てますよね?

そのアニメのエンディングで流れる「ラスソン」というものを我らが月蝕會議で担当しております。原作に出てくる歌詞でそのまま曲を作ったり、キャラクターに合わせて歌詞も新規で書き下ろしたり。個性豊かな仕上がりになっているので是非聴いてみてください。

ところで、男性である僕はホスト業界にうとく、最初は「ラスソン」という文化を知りませんでした。ホスト業界で言う「ラスソン」とは、「ラストソング」の略で、その日の営業終了間際に行われる特別なイベントだそうです。その日最も高い売上を記録したNo.1のホストが、お客様への感謝の気持ちを込めて歌を披露するんだとか。ラスソンを歌うことはホストにとって大変名誉なことであり、自身の人気やお店をアピールする機会でもありそうな。選曲はホストの好きな曲やお客様からのリクエストが多く、店内はその日一番の盛り上がりを見せることもあるとのこと。何それ楽しそう。

実は我らが月蝕會議はこの2025年6月で8周年です。月蝕會議というホストクラブの創業から8年目のラストを飾るラスソンは、その時点で世に出ているものであればこの『えぶホス』のラスソンのはず。どうかこの年一番の盛り上がりを実現してから8周年(9年目)を迎えたいところです。

音楽クリエイターやバンドの活動とホストクラブには、一見異なるようでいて興味深い共通点があるように思います。どちらも、ファンやお客様を魅了し、その支持を得ることで成り立つ人気商売。自己を巧みにプロデュースし、個性や才能を最大限にアピールする表現力や、聴衆・顧客を楽しませるパフォーマンス能力が不可欠だったり。また、多くのライバルの中で自身の価値を高めていく努力も求められる点でも似ている気がします。

というわけで8周年を迎える月蝕會議は、この音楽業界という巨大なホストクラブの中で、日々No.1を目指し、毎晩のように華々しいラスソンを歌えるような一人前のホストになろうと思います!

月蝕會議

全員が作詞、作曲、編曲家でありアーティストでもあるバンド形態の音楽ギルド。それぞれのスキルと個性を"co-write(コライト)"の化学反応によって高次元でまとめあげる。ももいろクローバーZや"ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-"等、アーティストや作品の音楽プロデュースや、バンド・サポートも請け負う。2024年5月に楽曲「Over my DEAD copy」、10月には、番組"第三回 月蝕會議 音楽クリエイター夜會"でco-writeした新曲「海底ジルバ」を配信リリースした。

©ごとうにも/えぶりでいホスト製作委員会

この4月からテレビ東京などで放送されているTVアニメ『えぶりでいホスト』(通称えぶホス)という作品をご存じでしょうか。ごとうにも先生による四コマWEB漫画を原作とした、ホスト業界の日常系ギャグコメディのショートアニメです。物語の舞台は、アットホームなホストクラブ「クラブ・ワン」。職場で気を病み転職してきた主人公ハジメが、ホスト歴20年超の弟系代表コーイチをはじめ、元アイドル、ソシャゲ中毒のオラオラ系など、個性的なホストたちに囲まれ、戸惑いながらも彼らとの騒がしくもどこか居心地の良い日々を送る姿が描かれている名作です。YouTubeでも見ることができます。このコラムの読者の皆さんは当然見てますよね?

そのアニメのエンディングで流れる「ラスソン」というものを我らが月蝕會議で担当しております。原作に出てくる歌詞でそのまま曲を作ったり、キャラクターに合わせて歌詞も新規で書き下ろしたり。個性豊かな仕上がりになっているので是非聴いてみてください。

ところで、男性である僕はホスト業界にうとく、最初は「ラスソン」という文化を知りませんでした。ホスト業界で言う「ラスソン」とは、「ラストソング」の略で、その日の営業終了間際に行われる特別なイベントだそうです。その日最も高い売上を記録したNo.1のホストが、お客様への感謝の気持ちを込めて歌を披露するんだとか。ラスソンを歌うことはホストにとって大変名誉なことであり、自身の人気やお店をアピールする機会でもありそうな。選曲はホストの好きな曲やお客様からのリクエストが多く、店内はその日一番の盛り上がりを見せることもあるとのこと。何それ楽しそう。

実は我らが月蝕會議はこの2025年6月で8周年です。月蝕會議というホストクラブの創業から8年目のラストを飾るラスソンは、その時点で世に出ているものであればこの『えぶホス』のラスソンのはず。どうかこの年一番の盛り上がりを実現してから8周年(9年目)を迎えたいところです。

音楽クリエイターやバンドの活動とホストクラブには、一見異なるようでいて興味深い共通点があるように思います。どちらも、ファンやお客様を魅了し、その支持を得ることで成り立つ人気商売。自己を巧みにプロデュースし、個性や才能を最大限にアピールする表現力や、聴衆・顧客を楽しませるパフォーマンス能力が不可欠だったり。また、多くのライバルの中で自身の価値を高めていく努力も求められる点でも似ている気がします。

というわけで8周年を迎える月蝕會議は、この音楽業界という巨大なホストクラブの中で、日々No.1を目指し、毎晩のように華々しいラスソンを歌えるような一人前のホストになろうと思います!

月蝕會議

全員が作詞、作曲、編曲家でありアーティストでもあるバンド形態の音楽ギルド。それぞれのスキルと個性を"co-write(コライト)"の化学反応によって高次元でまとめあげる。ももいろクローバーZや"ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-"等、アーティストや作品の音楽プロデュースや、バンド・サポートも請け負う。2024年5月に楽曲「Over my DEAD copy」、10月には、番組"第三回 月蝕會議 音楽クリエイター夜會"でco-writeした新曲「海底ジルバ」を配信リリースした。

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