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COLUMN

Laughing Hick ホリウチコウタの能ある君は僕を隠す 第5回

2025年07月号掲載

Laughing Hick ホリウチコウタの能ある君は僕を隠す 第5回

ご無沙汰してます。Laughing Hickのホリウチコウタです。
いやぁ、もう7月ですよ。2025年が、あと半年なんて信じられます?
「コウタが付き合ってた元カノの〇〇ちゃん結婚したってよ」って突然地元の友達から報告された時くらい信じられないです。時の流れってのは本当に早いですね。残酷なものです。でも、たまに時間が味方になってくれる時もあります。特に、振られた後の傷ってのは時間の経過でしか癒えない時もありますし。癒えているのか、鈍くなっていくのか分からないけれど、確かに時間が味方になってくれることもあります。よね?

第5回は「味方」について話をしたいと思います。

絶賛、我々Laughing Hickは「RACCOON DOG TOUR」と名付けたワンマンツアーを開催中でして各地を飛び回っている最中でございます。それになんと!ツアーに合わせて新曲もリリースさせていだだきました!!

シングルのタイトルは「マラカイト/ふたりの恋」!!
1曲目に「マラカイト」そして、2曲目に「ふたりの恋」という2曲が入ったデジタルシングルを6月13日の金曜日にリリースしました!

ただ、お気付きの方もいるでしょうが......そう。13日の金曜日にリリースしたのです......。私自身も小学校の頃くらいから自然と13日の金曜日って怖いので忌み嫌っていたんですが、今回の「マラカイト/ふたりの恋」のリリースが13日になったことで、「13日の金曜日。なんと素敵な響きなんだ。食べてしまいたい。」と不覚にも好きになってしまいました。13日の金曜日を苦手な皆さん、先に克服してしまいすみません......。

少し脱線しましたが......
ここだけの話、今回リリースの2曲。3月にボーカルのレコーディングは終わっていたのです。でも、リリースが決定してから、もう1度、曲と向き合ってボーカルと向き合って歌い直してみようって人生で初めて録り直しを行ったんです。

ボーカルブースの中で1人、戦い続けました。

答えがないから音楽が好きなのに、答えがないからこそ不安になって心配になって思うように歌えなくて心が折れそうだった。けれど、目の前にあるマイクの向こうには君の耳がある。君がいる。って君の存在を感じられたから心が折れずに最後まで戦い続けられました。

そんな「マラカイト/ふたりの恋」シングルは、過去一番納得してやり切れた作品になった。ツアーの中でも、直接 伝えてきたけれど、この場を借りて感謝を伝えたい。君のおかげで乗り越えられたよ。ありがとう。

本当に君には敵わないな。たくさん支えられてる。

今度は俺たちが支えになりたいって思う。「マラカイト」「ふたりの恋」って新曲たち。そして、今までの楽曲。Laughing Hickの全てをかけて君の世界を少しでも彩れたら、少しでも支えになれたらって思うよ。

これからも、そんな2人でいよう。ライブハウスでたくさん愛をぶつけ合おう。君に会える日を楽しみにしているよ。

まずは、RACCOON DOG TOURファイナルのSpotify O-EASTを過去一番アツい空間にしよう。

最後に、ツアー初日のライブ前の「これからツアーやっちゃうぞ!」ってLaughing Hickを添えて。


Laughing Hick

誰しもが抱く素直な想いや心の葛藤をストレートな言葉で紡ぎ、日常のリアルを共有する山梨発のギター・ロック・バンド。共感性の高いリアリティのある楽曲がYouTubeやTikTokで話題となり、10~20代のZ世代を中心に注目度が高まっている。2025年6月にデジタル・シングル『マラカイト/ふたりの恋』をリリース。現在Spotify O-EAST公演を含むワンマン・ツアー"RACCOON DOG TOUR"を開催中。