Laughing Hick ホリウチコウタの能ある君は僕を隠す 第2回
2025年01月号掲載
明けましておめでとうございます。Laughing Hickのボーカルギターのホリウチコウタです。2025年の1月号という1年のスタートを切るタイミングで第2回を掲載してもらえるなんてとても光栄だな。と勝手に胸を躍らせながら筆を取っています。
早速ですが「初めての〇〇」って最近経験してますか?
初めてのおつかい。初めての登校。初めてのキス。などなどと生きていれば初めてのことってたくさん経験してきたと思うのですが、なんだか歳を重ねていくうちに段々と「今日は初めての〇〇だ!」って思うことって少なくなってきたなって思うんです。
でも、思い返すと初めてのデートとか、初めての手繋ぎとか、初めてのキスとか、初めてのおっぱいとか、初めてのセックスとか。(なんだか、いかがわしい思い出ばかりですみません。)とてもドキドキして大切で心と体が忙しくて今でも色褪せずに愛おしい。きっと一生忘れないことだな。って思うんです。
そんな初めての経験を昨年はたくさんさせてもらえたな。って思うんです。
春には初めてのワンマン公演があったり、夏には初めてのフェスがあったり、秋から冬にかけては初めてのワンマンツアーがあったりと初めてがたくさんあって刺激たっぷりの1年だった。第2回は、そんな初めての中でも「初めてのワンマンツアー」について書いていきたいと思う。
春に、渋谷WWW XでLaughing Hickは、遂にワンマン童貞から卒業した。その日にとても嬉しかったのは、対バンがいないことによって君を独り占めできた。という事実だった。そして、その日のライブは今まで感じたことのないくらい気持ち良い過去最高の夜だった。まるで、今までイッタことがない子が、初めてイクことを覚えた。みたいな。「今までのセックスはなんだったんだ......。」ってなる感覚に似てると思う。完全に虜になってしまった。こんな夜を今までライブをしてきた各地でもやりたい。って思い開催を決めた。
でも、「そう思っているのは俺たちだけで、もしかしたら誰も来ないんじゃないか?」って不安が押し寄せてきてたけど、いざ蓋を開けてみたら「待ってました!!」と言わんばかりの券売数であっという間に全公演ソールドアウトしたと記憶してる。
そこからはリリースに向けてのレコーディングとMV撮影、新曲の練習に日々追われていた気がする。そして、何度もチームでリハーサルに入っては「あーだこーだ」話し合ってセットリストを決めて、現状のLaughing Hick最強のライブが完成した!と意気込んで迎えた初日の仙台。
1曲目から「なんでシングルのカップリング曲を全員が口ずさんでるんだよ......。これがワンマンか......。本当に待っててくれたんだな。」って想いが溢れて来ちゃって涙がこぼれないように必死で堪えて歌ってた。もはや歌になっていなかったと思う。けど、そのくらいフロアからのパワーがすごかった。
初日からこれだと、この後のワンマン公演大丈夫そうか?
しっかりと涙腺を縛り上げてステージに立たないとライブにならない。って思って各地縛り上げてライブしたけど、やっぱりどの公演も最後の方には堪えられてなかったと思う。
ステージから見るアナタの表情は本当に宝だ。って思う。
俺はこの人たちだけは裏切ってはいけない。人生を賭けて大切にしなければいけない。
アナタの笑顔だけはずっと守っていきたい。ずっとアナタと喜怒哀楽を共にしたい。
これからもアナタとずっと走り続けたい。って改めて思ったツアーだった。
あの日、バンドを辞めなくて良かった。あの日、人生を辞めなくて良かった。うん。
辞めなくて良かった。生きてて良かった。そう強く思わせてくれたツアーだった。人生で忘れられないことなんて、きっといくつもないけれど、間違いなく「初めてのワンマンツアー」は忘れられないツアーになった。
きっと、これからも生きている限り楽しいことばかりじゃない。
けれど、俺たちには帰る場所がある。次の待ち合わせも決まってるしね。また、ライブハウスで会える日を楽しみにしてる。
Laughing Hick
誰しもが抱く素直な想いや心の葛藤をストレートな言葉で紡ぎ、日常のリアルを共有する山梨発のギター・ロック・バンド。共感性の高いリアリティのある楽曲がYouTubeやTikTokで話題となり、10~20代のZ世代を中心に注目度が高まっている。2024年10月に両A面デジタル・シングル『オリオン/愛なんて嘘は置いといて』をリリースし、初のワンマン・ツアーを開催。2025年4月に恵比寿LIQUIDROOMにて単独公演を行う。
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