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COLUMN

Laughing Hick ホリウチコウタの能ある君は僕を隠す 第1回

2024年11月号掲載

Laughing Hick ホリウチコウタの能ある君は僕を隠す 第1回

お世話になります!初めまして!
Laughing Hick (Vo./Gt.) ホリウチコウタと申します。この度、ご縁あってコラムを連載させていただくことになりました。初めてのコラム、しかも連載。不束な僕に務まるのだろうか。
きっと至らない点ばかりだろう。けれど、気持ちの赴くままルールなんて考えずに筆を進めて行こうと思う。出逢ってくれたあなたは、何卒あたたかく見守っていただけたらと思う。
よろしくね、

そもそも、「コラム」って何だよ。って思って調べてみたら......

『新聞・雑誌で、短い評論などを掲載する欄。また、囲み記事。』ってあった。
囲み記事、囲い......。おいおい、待ってくれよ。囲われる気なんてさらさらない。ロックバンドだし、ボーカルだし。
そもそも、今まで自分自身のパーソナルについて話す機会も無かったので、ここぞとばかりにこのコラムでは赤裸々に今までのこと、これからのこと。たくさん話してより深くホリウチコウタを、Laughing Hickを知ってもらえたらと思っている。嫌いな人は嫌いで構わない、でも、少しでも好きな人はとことん沼らせようと企んでいる。

なんてカッコつけても簡単に囲われてしまうんだろうな。編集者さん、初めてのコラムなのでどうか優しい罫線で囲ってくださいな。

さてさて、コラムを連載するにあたってタイトルが無ければ始まらない。
いや、本当にそうか?別にタイトルなんて無くたって成立するんじゃね?とすぐにまた厨二病を発症しそうなのを堪えながら好きなタイトルが出てくるまで1000本ノックし始めてみた。

「グレート・コラムニスト・コウタ!略して"GCK"!!」みたいなくだらないノックを繰り返していく中で、その中でも一際、輝いて見えた候補があった。それがタイトルにある「能ある君は僕を隠す」だった。お気づきの方も多いだろう。
そう何を隠そうと「能ある鷹は爪を隠す」をもじったタイトルだ。まず記念すべき1回目は、「なぜ、このタイトルを付けたか」について書いて行こうと思う。

僕が所属しているバンドは「Laughing Hick」という読みづらいバンドだ。読み方は「ラフィング ヒック」(ここからはラフィングと略して書いて行こうと思う。)曲調の幅は広く歌詞の内容も普遍的なものから、他のバンドでは避けてしまいがちな内容まで幅広く取り扱っている。
その中でも認知されるきっかけになった曲の歌詞が、クズな男のラブソングだった。だからこそ、ラフィングはクズソングを書くバンド。なんてイメージを持つ浅い奴らもいるだろう。そんな水溜りよりも浅い奴らは、もっとちゃんとたくさんの曲を聴いてくれ。という希望は置いておいて、きっとそう思ってくれてるリスナーも多いと思う。それと同時に、声を大にして「Laughing Hick」が好きだとも言いづらいバンドでもあるんだろうな。とも自負している。

だから、そんな愛に皮肉を込めて、賢いリスナーの「能ある君は」クズなイメージの「僕を隠す」というタイトルにした。どうだい?素敵でしょ?

あとは、以前に浮気されたことがある。いわゆるキープしながら他の良い男を探す系の女性と付き合ってしまったことがある。
その彼女もきっと、ずる賢い「能ある君は」彼氏の「僕を隠す」だったんだろうな。

あぁ、あの子のこと好きだったなぁ。久しぶりに連絡してみようかな。いや、やめておいた方が賢明か。

コラムは深夜に書くものじゃないね。綺麗な思い出ばかりが蘇って泣きそうになる。
はぁ。弱虫な僕はまだまだだな。

さて、今回のコラムはこの辺りで終わりにしようと思う。コラムってこんなんじゃなさそうだけど......まぁ、いいよね。一緒に育てていきましょうね?
これからは、2ヶ月に1回。昔のこと、未来のこと、君のこと、僕のこと、あんなことやこんなことまでいろんな話題を書いて君と僕との関係をより深くしていけたらと思う。
これからも「能ある君は僕を隠す」を何卒よろしくお願いします。

Laughing Hick ホリウチコウタ

Laughing Hick

誰しもが抱く素直な想いや心の葛藤をストレートな言葉で紡ぎ、日常のリアルを共有する山梨発のギター・ロック・バンド。共感性の高いリアリティのある楽曲がYouTubeやTikTokで話題となり、各サブスク・サービスの人気プレイリストにも選出される等、10~20代のZ世代を中心に注目度が高まっている。今年4月に渋谷WWW Xにてバンド・キャリア初のワンマン公演を開催。10月に両A面デジタル・シングルをリリースした。現在仙台、名古屋、大阪、東京を回るワンマン・ツアーを実施中。