Japanese
THE BACK HORN
2012年03月号掲載
Writer 山田 美央
2011年3月11日、東日本大震災が発生。生を受けるすべてのものが、平和な日常、ともに時間を共有できる幸福の脆さを痛感させられた。日本中が未曾有の混乱に陥るなか、世界がひとつになって復興に向かって動き出した。私たちは“命”というあまりにも巨大で、脆く、それでいて途絶えることのない力強い存在を、改めて考えさせられることになった。しかし、あまりにも圧倒的な力を前に、“音楽”の存在意義に悩むアーティストも少なくなく、途絶えてしまった音楽もある。そんな中、大地震発生からわずか半月で、THE BACK HORNは配信限定シングル「世界中に花束を」を緊急リリース。音楽の持つ人と人とを繋げる力は、現在も留まることなく拡大し続けている。個人としての“生”をもがき続け、“死”を介して“生”を見つめてきた4人は、“生”を見つめることで新たに“生”を捉え直した。
自己と世界の関係性を模索し放たれたシングル『シリウス』は、原点回帰と新たな段階への躍進を成し遂げた。かつての楽曲が孕んでいた緊張感溢れるタイトさを感じさせながら、経験を積み重ねるごとに増すヒリつき、壮大に絡みつく躍動的なうねり、艶やかさを打ち出す。そして、個人の生を越えた“命そのもの”という巨大な命題を問いかけると同時に、大きな枠組みの中で愛する人に想いを馳せることで、“命”をよりリアルに感じることができる身近な存在へと落とし込んだ。
彼らが見出した回答は、命とはひとりでは生きられないものではなく、“ひとりでは生かしきれない”ものなのだ。ひとり、明日と向き合ってきた自分も含め、生き抜くことの儚さを受け入れている。ありのままの自分を受け入れる強さ。他者との関係性の中、繋がりを持ってこその“命”。大きな岐路に立たされた私たちが、この事実を改めて感じることに大きな意義がある。
THE BACK HORNはいつだって純粋だった。何作にもわたり“生きる”ことを見つめてきた4人は、強い衝動に突き動かされながら、自分の経験を通して命を育んできた。彼らにとって恋をする対象だった“生きる”ことは、やがて大きな意味を持ち、“立ち尽くすあなた”が明日へと一歩を踏み出す希望として動き出した。 “生”と“死”という相反する顔を持つ“命”は、「シリウス」で始まり「一つの光」へと連鎖は続いていく。その繋がりの中“生かしきれない”と歌いながら“生かされていること”を忘れてしまう私たち。“いつかは消えてしまう”と声を張り上げながら“永遠”を胸に抱きしめるのだ。そんな矛盾を抱えた不安定な存在は、彼らの楽曲の前ではむき出しにされる。生活を駆け抜けてきた彼らが見出した“命”は、常に矛盾を抱えた存在でありながら、すべてを包み込む大きな“愛”を持っている。そして、彼らが心の中に芽生えた“愛”を離すことはない。その存在に気付いた今、その慟哭は激しさと温かさを増して響くのだ。
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