THE BACK HORN 岡峰光舟の「アラフォー戦国時代」【第十七回】

COLUMN

THE BACK HORN 岡峰光舟の「アラフォー戦国時代」【第十七回】

2018年02月号掲載

THE BACK HORN

どうも、2018年になりましたね！我々ザ・バックホーンは今年で結成20周年なんですよ。俺自身はバンドに2001年から参加なんでバックホーン歴20年ではないんだけど、そんなんはどうでもいい（笑）。バンドが20年も続いてる、ってのはすごいことよな～。そりゃアラフォー戦国時代になるってことです。

そう考えると俺自身高校を卒業して上京してちょうど20年。バンド結成もメンバーが上京した直後だから、メンバーみんなも同じタイミングで大都会の住民になったんですな。
意外と覚えてるもんです、20年前、上京初日。兄貴が東京で暮らしてまして、俺が同居って形だったんです、最初。んで最寄りの駅に俺を迎えに来てくれて、そのままこぢんまりとした定食屋で昼ご飯をご馳走してくれました。東京ってビルばっかのイメージだったけど、なんかその定食屋のローカル感と住みやすそうな町並みに少しホッとした記憶があります。その町に兄貴と二年弱住みましたが、なるべく食費はギリギリに抑えていたので定食屋に行くのはそれっきりでしたが（笑）、今でもたまに通り過ぎるその町、今は閉店してるけど看板が残ってる定食屋を見てはノスタルジックな気分になるもんです。

20年も経つと変わってくものもありますね。20歳くらいの時は居酒屋やバイト先で飲んでも絶対歩いて帰りましたもん。タクシーに乗るという発想がなかったっす。歩いて帰るか、始発出るまで飲む、っていうのも当たり前だったなぁ。今はタクシー乗ることもあるけど、家の近場で居心地いいところを探す、って感じになったかな。

盆や年末年始に帰省するときも昔は朝まで飲んでそのまま始発の新幹線に合わせてちょい早めに東京駅に行き自由席を確保と。いや、マジで指定席って発想なかったですもん。楽さを金で買う感覚がなかったんですな。いや、でもその体力こそが若さなのかな。福山から東京まで4時間位を立ちっぱなしということもありました。それでも「しゃあないか。ついてないのう」くらいの感じでしたもん。今は帰省、Uターンラッシュ1ヶ月前から指定席とってます（照）。とはいえ未だに変わらないものもあります。都内の電車は人が多くて疲れるし、些細な事でイライラしがちなんでなるべく徒歩、チャリ、バイク圏内で生活します。その電車嫌いの感覚は変わらんなあ。あと2001年当時、スタジオにミネラルウォーターを持って行ったんですが、メンバーに「え！？うそでしょ！水なんて味しないもん買ってきてんの！？（福島弁で）」とバカにしながら驚いていたみなさんも今では当たり前のようにミネラルウォーター買ってますし、コーヒーとかもこだわって飲んでます、が！
俺は未だにコーヒーの味がよくわからんのです。飲めないこともないのだけど、「これなしに生きていけない！」なんて1秒も思ったことないです。逆にちょいコーヒー無理矢理飲んで理解しようとした時期もある位。

という訳でバックホーン成人式の今年こそコーヒーを嗜めるようになるぞ！と今回は雑に終了。

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