THE BACK HORN 岡峰光舟の「アラフォー戦国時代」【第三回】

COLUMN

THE BACK HORN 岡峰光舟の「アラフォー戦国時代」【第三回】

2015年10月号掲載

THE BACK HORN

さて、3回目のカキカキです。前回ネチネチとお便り質問的なものが届かない、とネチったせいか、7通程のお便り質問的なメールが届きました。機会がありましたら採用しますんでね、懲りずに送ってみてください。
さてさて。我々バックホーンは先日シングルをリリースいたしました。となるとインタビューやラジオ出演が増える訳ですが、そこで気になったのが「口癖」ですな。
　
アラフォーのいい大人としてしっかり綺麗な言葉を話したいもの。なんすけどちょっと俯瞰してみると滅茶苦茶なんだよな、自分の話し方。で、いらんところにちょいちょい出てくるのが口癖。それを検証してみたいと思います。
　

第3位「いや」。
これ腹立つやつですよ。質問に対して否定から入るやつ。「～なんですか？」「いや、そうなんですよ。」どっちやねん。口癖なんで否定してるつもりはないんですが出てしまうんです。ちゃんとしたい。
　

第2位「すごい」。
これは語彙力のなさが産んだ口癖です。何か説明する時に単発で使う分にはいいのですが、「すごい眠い時にすごい音楽聞いて、すごいなーて思ってすごい頑張ろうってなりました。」て複数使いして頭の悪さ全開になったときは舌を噛み切りたくなりますね。ちゃんとしたい。
　

第1位「結構」。　
これはもう本来の意味なんだっけ？て位使ってます。これも複数使いによって発言のクオリティーを著しく下げるやつです。「いや、自分最近結構走ってて、結構しんどいんですけど走り終わるとすごい充実感で結構はまるんすよ。いや、すごい疲れた時とか逆に走ると結構頭さえたりするんです。」口癖のフルコース。不要な言葉で要点がとっちらかりますね。ちゃんとしたい。
　

人の口癖だと笑ってられるんですけどねぇ。うちのドラムの松田氏は「要は」てのが口癖です。これも単発使いで要点をつく際には知性的なのですが、「～なんです。要は～で、要は～を、要は～してみたんです。」「要は」の三段活用という大技を繰り出し要点が全くわからなくなるというラビリンスに誘ってくれます。
　
私の父親がよく使う「正直言って」てのも使い所を間違えてて拍子抜けします。なんか心情を吐露する時とかに使いそうな言葉ですが「正直言ってのう、わしは焼きそばが好きなんじゃ。」え？引きつけといてどうでもいい！「正直言って、ナポリタンも好きじゃ。」カミングアウトっぽく聞こえますが昔から知ってますし。スケール感をよくわからなくする口癖です。
　
とまあ口癖てのは無意識に言ってるものだから皆さんも自分の発言を意識してみると結構すごい変な口癖言ってるかもですよ。いや、結構言ってるはず。
　

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