Japanese
リュックと添い寝ごはん×クジラ夜の街
2020年07月号掲載
リュックと添い寝ごはん:松本 ユウ(Vo/Gt)
クジラ夜の街:宮崎 一晴(Gt/Vo)
インタビュアー:三木 あゆみ
-ライバルと言いながら、お互いにファンであるような感じですね。すごくいい関係だなと思います。おふたりとも今年の3月に高校を卒業されて。卒業という節目を迎えて、"よし、これからだ!"というときに、新型コロナウイルス感染拡大の影響でいろんな制限がありましたよね。
宮崎:レコ発とかは中止になっちゃったんですけど、そのぶん自分たちのバンドは制作とかの方向にシフトできて、自分の音楽と向き合う時間っていうのが増えたんですよね。この時間がなかったら、丁寧な曲作りとか音作りに時間も割けなかったと思うので、逆にありがたかったなって思うところもあります。もちろんライヴはしたいんですけど。
松本:僕もライヴはしたいんですけど、この期間があったからこそ、映画を観たり本を読んだりできましたし、普段時間がないとできないようなことができたので、インプットができる大切な時期になったかなと思います。
-おふたりはそういった期間で、ルサンチマンの北(ペイ)(Gt/Vo)さんと3人で、それぞれ家の中で作り上げたコラボレーション楽曲「待ってる」をTwitterで発表されていましたね。これを制作しようとなったきっかけはなんだったんですか?
松本:あれは北(ペイ)君が"こういう企画があるんですけど、一緒にやってくれませんか"っていうふうに声を掛けてくださって。
宮崎:"RO JACK"とかでも繋がりがあって、同世代でもあったので、そういう時期に何か盛り上げられるものを作ろうってことになったんです。
-今の状況に沁みる歌詞だなぁと思いました。作詞も作曲も3人で行ったんですよね?
宮崎:パートを振り分けて、各自でメロと歌詞を考えて、それをガチャンとくっつけた感じです。
-それぞれが歌っているところを書いている感じですか?
宮崎:どうだろう、でも自分が歌ってるところなのは多いよね?
松本:そうだね。
宮崎:あえて具体的には伏せているんですよ。想像で楽しんでもらえたらいいなと思います。
松本:でも、結構3人それぞれの個性が出てるから(笑)。
宮崎:たしかに、バレバレな感じがする(笑)。
-また、リュックと添い寝ごはんとクジラ夜の街、UMEILO、ヤユヨが出演を予定していた、Eggs主催のイベント"LIVE Eggs -Special-"が3月26日に渋谷WWWで行われる予定でしたが、そちらも残念ながら中止になってしまいました。すごくいいイベントだっただけに、おふたりも楽しみにされていたのではないでしょうか?
宮崎:あれはめちゃくちゃ楽しみにしてましたね。
松本:ほんとに、めちゃめちゃ楽しみだった。
宮崎:かなり力を入れたいなって思っていたライヴでしたね。
-いろんなエネルギーが生まれるようなイベントだったんじゃないかなと思うと、すごく残念です。中止にはなってしまいましたが、どんなイメージをされていましたか?
松本:普段Eggsで聴いてたバンドが集まってるイベントだったので、みんなで歌って笑顔で終われるようなライヴにしたいなとは思ってましたね。
宮崎:僕はちょっと小ずるく考えてて。僕らのファンの方とは全然違うお客さんがきっと見に来るライヴだったので、そういう方たちを一気に味方につけて、みんなに興味を持ってもらえるようなライヴにしようと思ってました。人気者ばっかりだったので(笑)。嚙みついてやろうっていう感じでしたね。
-個人的には、ぜひ同じメンツでのライヴが改めて実現したらいいなと思います。そして、生でのライヴが難しい状況ではありますが、7月11日にはEggs主催のオンライン・フェス"Live Eggs ONLINE 2020"が開催されますね。両バンド共に出演予定ですが、おふたりは配信ライヴ、無観客ライヴについてはどのような印象をお持ちですか?
宮崎:ここ数ヶ月では当たり前のものになってますよね。僕は現代の音楽の楽しみ方のひとつだなと感じてて。動画サイトにいろんなライヴ映像がたくさん上がっていると思うんですけど、それの延長線上としての生配信なのかなって。
松本:僕はメリットっていうのも結構多いかなと思ってます。特に、今回のEggsのイベントはタイムテーブルも被らないので、全国で同じ時間に全バンドを観ることができるのがすごいなって。そういうのはオンラインならではものだなと。その反面、オンラインだと生でしか伝えられないようなものが届きにくいのかなとは、やっぱり思っちゃいますけど。
宮崎:演者側は、その環境でベストな演奏をするということをすごく考えないといけない。生のとき以上に楽しんでもらえる何かを模索して......まぁ難しいんですけど。オンラインならではの戦い方をバンドごとに見つけていかないとなって思いますね。
-今回のイベントは、"ライヴハウスがこれからもインディーズ・アーティストにとって大切な活動場所であるために支援すること"をテーマとしているそうで、"ライヴハウス"がキー・ポイントになるのかなと思ったのですが、おふたりにとってライヴハウスとはどういう場所ですか?
松本:僕にとっては"青春"って言葉がぴったり当てはまりますね。中学のときはライヴハウスとは無縁で、高校生になってから知るくらいの感じだったんですけど、一番青春した場所はやっぱりライヴハウスかなって。
宮崎:文字通り"家"みたいなところがあるかなと思ってます。家って出ていくものでもあるじゃないですか。家の中でいろんなことを経験して、やがて大きなステージに羽ばたいていく。だけど、また帰ってくる場所でもあると思っていて。原点であり、終点でもあるのがライヴハウスなんじゃないかなって考えてますね。ある種ミュージシャンのすべてかなと。
-なるほど。言葉は違いますが、それぞれの居場所というか、大切な場所であることには変わりないですね。そんなライヴハウスから、配信で届ける今回のオンライン・フェスですが、改めてどんなライヴにしたいですか?
宮崎:まだ正直、何をやるかっていう具体的な計画は立てられていないんですけど。僕らは2月に「夜間飛行少年」のMVを出して、それをきっかけにたくさんの人が聴いてくれるようになったんです。でも、そのタイミングでライヴもなくなっちゃったんで、そこで知ってくれた新規のお客さんにまだライヴを観せられていない状態で。"Live Eggs ONLINE 2020"では、そういうお客さんにライヴを見せる初めての機会にもなるかなと思うんです。だから、今回はオンラインっていう媒体の中でより新しいものを届けつつ、いつもの"クジラ夜の街"を披露したいですね。そして、いつかライヴハウスが営業再開したときに、ビフォー・コロナよりもアフター・コロナのほうが、めちゃくちゃお客さんが来るような、そんな音楽的な力に少しでも貢献できるようなライヴがしたいです。ミュージシャン、バンドマン全員で協力し合って、いいものを作り上げていきたいですね。
松本:今回、全国の方が観てくださるっていうのもあって、僕らも今まで以上に気合が入ってます。僕らが普段行けないような地域の方に、僕らの歌を届けられる機会でもあるので。観てくれる方たちに元気を出してもらえるように、今の不自由なこの時期を乗り越えて、いつか僕たちが直接会いに行けるように、そういう気持ちでライヴがしたいです。お客さんがいないからこそ、独特な緊張感っていうのもあると思うんですけど、ラフな気持ちで全国の人に届けられたらいいなって考えてます。
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