Japanese
Kaco
2019年01月号掲載
Interviewer:渋江 典子
NEWSへの楽曲提供やアニメ"魔法使いの嫁"挿入歌を担当し話題を集める、愛媛出身のシンガー・ソングライター Kacoが、3rdミニ・アルバム『たてがみ』をリリースする。本作は、元チャットモンチーの高橋久美子との共作も実現し、新たなKacoの魅力が凝縮された1枚に仕上がっている。今回は、日々頑張って生きる同世代の女性に向けた新作についてや、3月の東阪ワンマン・ライヴへの意気込みについて語ってもらった。
-Kacoさんは15歳から曲作りを始められたんですよね。どういうきっかけがあったのでしょうか?
もともと歌うことは好きでしたが、曲を書いたことがなかったんです。でも漠然と"歌手になりたい"っていう夢があって。どうすれば歌手になれるのかわからなかったんですけど、当時好きだった歌手の絢香さんがインタビューの中で、"高校生から曲作りを始めた"とおっしゃっていて、"あ、私も曲作らないと!"って思ったのがきっかけです。
-作り始めたときと今で、楽曲制作で変わったことはありますか?
曲作りのテーマは、今も昔も変わらず、自分が夢に向かって頑張るなかで思ったことや感じたことを歌っています。でも高校生のときに、コーラス部で人が書いた歌を歌うことで世界観やメッセージを伝えなきゃいけないっていう難しさを経験して、より"伝えるためには"ということを意識して曲を作るようになりました。
-そうなんですね。先ほど絢香さんのお名前があがりましたが、ほかに影響を受けたアーティストはいますか?
TVをつけたら聞こえてくるような王道のJ-POPを聴いて育ったので、Mr.Childrenさんとか、スキマスイッチさんとか......。同世代の友達が聴いていた音楽ですね。
-アニメ"魔法使いの嫁"14話の挿入歌「Rose」や、NEWSのシングル『LPS』収録曲「Madoromi」の楽曲提供などでも話題を集めました。どういった経緯で実現したのでしょうか?
どちらも私の歌を見つけてくださって、楽曲提供のお話をいただいたんです。今までやったことがなかった経験だったんですけど、ほかの人が歌う楽曲を作るのも面白そうだし、これからのKacoとしての曲を書くうえでも生きるんじゃないかなと思って引き受けました。
-この経験で学んだことやそのあとの活動に何か影響はありましたか?
日本のアイドル・ソングってキャッチーで耳に残るメロディが必要不可欠な要素だと思うんですけど、人の耳に引っ掛かるメロディってここまで作り込まれているんだとディレクターさんとのやりとりのなかで学びましたね。メロディだけ、歌詞だけで惹きつけるっていう曲自体の強さを意識するようになったかな。私が作って歌う曲は、リスナーも、私がこういう言葉を紡ぐ人だっていうイメージを持って聴いてくれていると思うんです。でも自分以外の人が歌うときには、曲を作ったのが私だっていうのが目に見えないから、その曲の私らしさを感じてもらいにくいじゃないですか。だからいかに自分らしさを残すかっていうことも大事にしました。伝わりやすくて且つ自分らしさも出すっていうのが難しくもあり、楽しかったですね。
-楽曲の中でもKacoさんらしさが特に際立つのが、歌詞かなと思います。普段どういうふうに書いているんですか?
歌詞を書くときの起爆剤になっているのは実体験だと思います。完全にフィクションっていうのがなかなか書けなくて。タネになるノンフィクションに脚色をつけていく、ということはもちろんあるんですけど、軸になっているのはやっぱり全部自分が体験したことですね。
-そうなんですね。ではミニ・アルバム『たてがみ』についてお話を聞かせてください。まずタイトルの"たてがみ"には、どういう意味が込められているのでしょうか?
この作品を受け取ってほしい人たちなんですが、社会の荒波にもまれて、でも前に向かって進まなきゃいけない、同世代の女性なんですね。戦っている人たちというイメージがあって、女の人が大地に足をつけて、向かい風に吹かれながら立っている姿が思い浮かんだんです。その風になびく髪が"たてがみ"みたいだなとピンときたのでこのタイトルになりました。
-今作の制作でこだわったポイントはありますか?
やっぱり歌詞ですね。楽曲提供を経験したことで、誰かに伝わらなきゃ意味がないなと改めて思ったんです。今まで自分が作ってきた音楽を、さらにもう一歩、人に伝えるために作ってみようっていう目標があったので、より伝わりやすいシンプルな歌詞で、私らしい言葉っていうのを選ぶように心掛けました。
-表題曲「たてがみ」とTrack.5の「あいそうろう」は高橋久美子(ex-チャットモンチー)さんと歌詞を共作されたんですよね。どういった経緯で実現したのでしょうか?
今までにリリースした『影日和』(2016年リリースの1stミニ・アルバム)、『身じたく』(2017年リリースの2ndミニ・アルバム)で、自分自身が影の中にいたのが身支度をして外に出る準備をして、っていうところまで来ていて。もともと、次の作品では身支度を終えて、一歩外に出ようって決めていたんです。で、一歩外に出るためにはどうしようかって考えたときに、今までになかった新しい要素を取り入れたいなと。歌詞を誰かと一緒に作るのってなかなか面白いかもって漠然と思ってたんです。ちょうどそのタイミングで母から"面白いから読みなさい!"って高橋さんが連載されている地元の愛媛新聞の記事がLINEで送られてきて、その記事を読んでピンときたので、高橋さんにお願いできないかなって話をさせてもらいました。
-どんなふうに共作したのでしょうか?
最初、まだ会って間もないので親睦会を開いてもらったんです。そのときに私がこの曲で伝えたいことやもともと作っていた大元になる楽曲と、高橋さんの持ってきてくださった言葉があって。本当はそんなはずじゃなかったのに、そのときに制作が始まってしまったんです。飲み屋さんで"じゃあここはどうする?"とか、3~4時間でできあがっていたみたいな。
-高橋さんの言葉を初めて見たときの感想を教えてください。
小学生でもわかる言葉なのに、こういう組み合わせることでこんなにも景色が膨らむようになるんだって思いました。高橋さんの言葉って、シンプルで自分も知っている言葉なんだけど、"あぁ、なんで出てこなかったんだろう"っていう自分では届かない透明度のある言葉で、芯を突くんですよね。本当に素敵でした。
LIVE INFO
- 2025.06.24
-
にしな
星野源
ビッケブランカ
キノコホテル
きのホ。×POLYSICS
ExWHYZ
リュックと添い寝ごはん
Devil ANTHEM.
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~Miracle PON☆〜"
- 2025.06.25
-
オレンジスパイニクラブ
ザ・シスターズハイ
SHE'S
星野源
TenTwenty
Czecho No Republic
PEDRO×詩羽
People In The Box
斉藤和義
岡崎体育
- 2025.06.26
-
Creepy Nuts
ザ・シスターズハイ
ヤングスキニー
怒髪天
ドミコ
TENDOUJI
the dadadadys
斉藤和義
WANIMA
岡崎体育
にしな
プルスタンス / Navy HERETIC / cherie / ライティライト
- 2025.06.27
-
四星球
Creepy Nuts
GOOD ON THE REEL
Subway Daydream
東京スカパラダイスオーケストラ
ビッケブランカ
the shes gone
The Slumbers
GLIM SPANKY
オレンジスパイニクラブ
女王蜂
ポルカドットスティングレイ
ドミコ
フリージアン
サイダーガール
TENDOUJI
Nothing's Carved In Stone
荒谷翔大
yama × 群馬交響楽団
chilldspot
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
Amber's × シズクノメ
空白ごっこ
WANIMA
岡崎体育
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~ナニカシラ presents sunriseeee!!!!〜"
- 2025.06.28
-
眉村ちあき
女王蜂
鶴
LOCAL CONNECT
竹内アンナ
GRAPEVINE
怒髪天
[Alexandros]
Lucky Kilimanjaro
Organic Call
浅井健一
"CRAFTLAND"
チリヌルヲワカ
the shes gone
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
w.o.d. / MONO NO AWARE / Laura day romance ほか
いゔどっと
いきものがかり
ASP
コレサワ
ドレスコーズ
神はサイコロを振らない
Laughing Hick
荒谷翔大
福永浩平(雨のパレード)
FINLANDS
the dadadadys
私立恵比寿中学
スカート
ゴキゲン帝国
礼賛
ORCALAND
"World DJ Festival Japan 2025"
ネクライトーキー
FIVE NEW OLD
斉藤和義
sumika
"TAKASAKI CITY ROCK FES.2025"
忘れらんねえよ / BLUE ENCOUNT / ヒトリエ / 打首獄門同好会 ほか
Halo at 四畳半
TGMX(FRONTIER BACKYARD etc.)
岡崎体育
Novelbright
- 2025.06.29
-
眉村ちあき
アルコサイト
ヤングスキニー
ブランデー戦記
鶴
竹内アンナ
GRAPEVINE
[Alexandros]
GLIM SPANKY
怒髪天
FINLANDS
Lucky Kilimanjaro
ネクライトーキー
東京スカパラダイスオーケストラ
浅井健一
Chimothy→
SVEN(fox capture plan)
いゔどっと
大原櫻子
荒谷翔大
reGretGirl
ドレスコーズ
VOI SQUARE CAT
終活クラブ
サイダーガール
ポルカドットスティングレイ
いきものがかり
ASP
コレサワ
清 竜人25
私立恵比寿中学
"World DJ Festival Japan 2025"
おいしくるメロンパン
斉藤和義
sumika
"TAKASAKI CITY ROCK FES.2025"
yutori
岡崎体育
Nothing's Carved In Stone
Novelbright
- 2025.06.30
-
清 竜人TOWN
浜崎容子(アーバンギャルド)
Hump Back
岡崎体育
- 2025.07.01
-
ビレッジマンズストア
Mirror,Mirror
岡崎体育
- 2025.07.02
-
ヤングスキニー
キュウソネコカミ
SHE'S
Saucy Dog
Hump Back
Laura day romance × Billyrrom
Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)/ 寺中友将(KEYTALK)/ 谷口 鮪(KANA-BOON)/ アユニ・D(PEDRO)
ドミコ
岡崎体育
- 2025.07.03
-
ヤングスキニー
キュウソネコカミ
斉藤和義
go!go!vanillas
蒼山幸子
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
PK shampoo
TenTwenty
Saucy Dog
ビレッジマンズストア
クジラ夜の街
KALMA
the dadadadys
神聖かまってちゃん
サカナクション
フィロソフィーのダンス×清 竜人25
岡崎体育
- 2025.07.04
-
Nothing's Carved In Stone
MAN WITH A MISSION
斉藤和義
ExWHYZ
GRAPEVINE
SAKANAMON
LOCAL CONNECT
the shes gone
ビレッジマンズストア
蒼山幸子
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
女王蜂
ザ・シスターズハイ
カナタタケヒロ(LEGO BIG MORL)
GANG PARADE
佐々木亮介(a flood of circle)
大原櫻子
緑黄色社会
ポルカドットスティングレイ
リーガルリリー
浅井健一
サカナクション
Mom
- 2025.07.05
-
Nothing's Carved In Stone
SAKANAMON
鶴
THE ORAL CIGARETTES / ヤングスキニー / 水曜日のカンパネラ ほか
reGretGirl
GLIM SPANKY
チリヌルヲワカ
キュウソネコカミ
ART-SCHOOL
コレサワ
[Alexandros]
フラワーカンパニーズ
shallm
go!go!vanillas
アーバンギャルド
ExWHYZ
FINLANDS
"見放題大阪2025"
GRAPEVINE
片平里菜
HY
SCOOBIE DO
the shes gone
怒髪天
荒谷翔大
the dadadadys
envy
サイダーガール
緑黄色社会
め組
Helsinki Lambda Club
androp
WtB
ASP
Conton Candy
The Slumbers
有村竜太朗
- 2025.07.06
-
PEDRO
Creepy Nuts
UVERworld
鶴
ビッケブランカ
sumika / Novelbright / Omoinotake ほか
荒谷翔大
reGretGirl
[Alexandros]
竹内アンナ
go!go!vanillas
ネクライトーキー
FIVE NEW OLD
DYGL × Newspeak × ANORAK!
片平里菜
PK shampoo
GLIM SPANKY
"見放題名古屋2025"
女王蜂
SCOOBIE DO
怒髪天
チリヌルヲワカ
ART-SCHOOL
Bimi
jizue
クレナズム
halca
HY
SIX LOUNGE
ドレスコーズ
LEGO BIG MORL
有村竜太朗
フラワーカンパニーズ
- 2025.07.07
-
ビレッジマンズストア
NakamuraEmi
浅井健一
- 2025.07.08
-
TENDOUJI
Hump Back
go!go!vanillas
ビレッジマンズストア
the dadadadys
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
銀杏BOYZ
- 2025.07.09
-
SHE'S
いきものがかり
Maki
山内総一郎(フジファブリック)
RELEASE INFO
- 2025.06.25
- 2025.06.27
- 2025.06.28
- 2025.07.02
- 2025.07.03
- 2025.07.04
- 2025.07.05
- 2025.07.06
- 2025.07.07
- 2025.07.08
- 2025.07.09
- 2025.07.11
- 2025.07.13
- 2025.07.15
- 2025.07.16
- 2025.07.20
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
音ノ乃のの
Skream! 2025年06月号