Japanese
"SCHOOL OF LOCK!" とーやま校長&あしざわ教頭
2018年12月号掲載
Member:とーやま校長 あしざわ教頭
Interviewer:加藤 智裕
TOKYO FMをはじめとするJFN系列全国38局ネットの人気番組"SCHOOL OF LOCK!"とEggsがタッグを組んで送る、10代アーティスト限定の夏フェス"未確認フェスティバル"。今年は応募総数3,067組の中から東京発4ピース・バンド マッシュとアネモネがグランプリを獲得して幕を閉じた。そして今年もファイナリスト8組の音源を収録したコンピレーション・アルバム『未確認フェスティバル2018』のリリースが決定。例年以上に混戦だったという今年の振り返りや、この瞬間が詰め込まれているというコンピレーション・アルバム、来年開催となれば5回目となる同イベントへ向けて、"SCHOOL OF LOCK!"とーやま校長とあしざわ教頭のふたりに語ってもらった。
-今年で4回目の開催となった"未確認フェスティバル2018"ですが、振り返ってみていかがですか?
とーやま:ラスト8組の話で、"グランプリを取るだろうな"ってところがいつもだったらひと組かふた組の気がするんですけど、僕の中では半分ぐらいはグランプリを取る可能性があるんじゃないかっていうぐらいすごい混戦だった。みんなの突き抜け方が拮抗していた印象です。
-グランプリを取るだろうと思ったのはどのアーティストだったんですか?
とーやま:毎年、全部が終わってない段階に感覚でなんかあるんですよ。どこかのバンドが1曲目のギターを鳴らしたときに、ほんと瞬間ですけど"あっ、これはたぶんグランプリだ"って。それをThe Shiawaseで感じました。僕がグランプリ・アーティストを閉会式で発表するんですけど、その一瞬を見たときに、自分が閉会式で"The Shiawase"って言ってるところが頭の中で浮かんだんですよ。実際そうなることもあるし、そうじゃないときもあるんですけど。
-実際そうなったときはいつでした?
とーやま:"閃光ライオット2013"のフィッシュライフですね。日比谷野外音楽堂で観ていたんですけど、ドーンと3人で鳴らして、ギター・ヴォーカルのハヤシ(ハヤシング)がモニターの前の方まで客席に突っ込んでいくんです。その瞬間に"あ、俺閉会式で言うな"って。次の年の突然少年っていう4人組――今年も"FUJI ROCK FESTIVAL '18"に出てて、それ観てかっこ良すぎて涙が出ちゃったんですけど。突然少年のときもそう思いました。別に誰がいいとか悪いとかじゃなくて、瞬間的に感じるものはThe Shiawaseにもあったし、錯乱前戦にも感じましたね。錯乱前戦は(メンバーの)5人もそうだし、新木場STUDIO COASTに集まったみんながぐしゃぐしゃになってて。"閃光ライオット"、"未確認フェスティバル"ってこういうことだよって思いました。理屈じゃなくて、ただぐしゃぐしゃになればいいイベントというか。単純に僕の音楽人生はロックで始まっていて、ロックが身体に響く細胞でできているので、それもあるかもしれないですけどね。
-あしざわ教頭は振り返っていかがでしたか?
あしざわ:今回、マジでどれがいってもおかしくないって感じはあったんですけど。個人的にはなってしまいますが、激しくてかっこいいバンドはいるんですけど、エルモア・スコッティーズの時間は他のバンドにはない感じ。うっとりするというか、幸福感に包まれるというか。こういうバンドがグランプリを取ったりしてもいいなと思いました。あと、TRANS LUCENT LADYがめちゃくちゃ衝撃的で。出番がド頭の方だったと思うんですけど、ライヴ審査のときから良かったのがさらに良くなってて、短期間でこんな変わるんだと。めちゃくちゃかっこ良くなってたんです。"あれ、こういうバンドだったっけ!?"みたいな印象でびっくりしちゃって。短期間でライヴ審査、ファイナルとあるから集中するんでしょうけど、"どうやったんだ!?"っていうレベルアップの仕方をするんですよ。別物になっちゃうというか。なんならライヴ審査で始めてライヴをする子もいるし、そこで度胸ついたりするのかわからないですけど、よりデカくなるっていう現象があるんです。校長が言っていることと僕が言ってることがもう全然違ったりするので(笑)、みんな"誰がグランプリになるんだろう? どうやって決めるんだろう?"って感じでした。
-今年のグランプリは応募総数3,067組の中からマッシュとアネモネが獲得しました。バンドへの印象はいかがでしたか?
あしざわ:曲がスッと入ってくる。覚えてる、記憶に残ってるって大事だと思うので、みんなの中にキャッチーさが残ったんだなと。あと堂々としていたという印象があります。みんな緊張でぐわってなったりするんですけど、全然物怖じもしなくて。
とーやま:心の底からの"おめでとう!"って感じです。僕の中でもグランプリを取るだろうというのはあったので。メロディも言葉も演奏も、洗練されてるバンドだなと思って。ただ、最後僕が"グランプリ・アーティストは......"って発表するときに、"絶対自分たちの名前が呼ばれる"って思ったアーティストがめっちゃいたんですよ。それはエルモア・スコッティーズのドラムのロクロー(岩方ロクロー)も言ってたし、ステレオガールも言ってたかな。終わったあとみんなで話をするんですけど、去年は"あれはリツキだった"、"自分たちでもわかった"って、"なんで俺たちじゃないんだよ"っていうのはほとんどいなかったと思います。マッシュとアネモネがいいとか悪いとかじゃなくて、それぐらい今年はみんな勝ちに来てたし、やりきった実感もあったからこその悔しさだったんだろうなって。今まで4回やってる中で、2018年はみんなの悔しさとかが一番濃かったなと感じます。
-過去3回と比べて変わったことなどはありましたか?
あしざわ:女の子が増えているなという印象はあります。前回リツキがグランプリを取った影響かわからないですけど、ひとりで弾き語る子も結構増えてる印象があったので。なんとなくバンドが(グランプリを)取るのかというイメージがあったのかもしれないですけど、リツキが取ったことで、自分たちも取れると勇気が湧いた子たちもたくさんいたのかなと。諭吉佳作/menとかは弾き語りじゃないですけど、ニュー・タイプな感じがしました。まだ中学生なんですけど、周りと比べてどうとかじゃない、自分でやりたいことをやってる感じがあって。自分の歌を作って堂々と歌ってスッと帰っていくみたいな、今までにないタイプだなという感じがしたので、家で作ってくる子たちも今後増えてくのかなと。
とーやま:Skream!ってオルタナティヴ・ロック・マガジンじゃないですか。この8組を観て、ほんとオルタナティヴだなって思いました。ごちゃ交ぜだし、パンク・ロックがいれば、諭吉佳作/menみたいな自分でトラックを作ってるメロウな感じもいるし、かたことみたいな"THE 3ピース"ってバンドもいれば、マッシュとアネモネは今のチャートとかにもいてもおかしくないバンドだし、エルモア・スコッティーズみたくフィッシュマンズとかそういう系のバンドもいるし。毎年流行りみたいなものあるじゃないですか。例えば来年だったら、たぶん米津玄師さんみたいな人がいっぱいいると思うんですよ。最初はどう作っていいかわからないから形からみんな入るし。でも最後に残るのは結局そういう流行りとかに一切影響受けてない、自分たちの芯から音楽をやっている人たちだってことは毎年変わりないなと感じてます。変わったことという質問と真逆の回答ですけど、それがすごいなと。あとは審査委員長の蔦谷(好位置)さんや、3次ライヴ審査は、今年はサイダーガール、CHAI、Official髭男dism、井上苑子が(ゲストとして)来てくれて、応募作品とか聴いてもらってるんですよ。で、"どうですか?"って聞くとみんな口を揃えて"デモの段階で完成度が高すぎる"って言うんです。年々、右肩上がりで精度が上がっていっている感じはしますね。そりゃあ感情豊かな10代のときにどこの国の音楽でも聴くことができたら、面白いもんも生まれてくるわって。そういうとこは年々変わっていっていますね。
-特に印象に残ったことなどはありましたか?
とーやま:何回かヒゲダン(Official髭男dism)のライヴを観たことがあるんですけど、3次ライヴ審査のときのライヴがぶっちぎりですごかったんですよ。めちゃめちゃ熱くて。生徒と一緒にダメもとでお願いしたらアンコールもやってくれたんです。あとから話聞いたら、"10代アーティストにめっちゃ触発されて、とんでもない気持ちになってしまった"と激熱な演奏をやってくれたのが嬉しかった。ヒゲダンなんて、そのときにはもう月9の主題歌(ドラマ"コンフィデンスマンJP"主題歌「ノーダウト」)もやってるし、世間の人も"ヒゲダンかっこいい"ってなってるなかで、プロでもなんでもない10代のみんながそんなアーティストに火をつけたというのがすごいなと。これは忘れられないですね。
LIVE INFO
- 2024.03.19
-
神はサイコロを振らない
BIGMAMA
MyGO!!!!!
怒髪天
WurtS
EASTOKLAB
eill
XIIX
milet
East Of Eden
the chef cooks me
- 2024.03.20
-
神はサイコロを振らない
Mr.ふぉるて
いきものがかり
怒髪天
yama
BUMP OF CHICKEN
MAGIC OF LiFE
CRYAMY
AJICO
SUPERCHUNK × NOT WONK
SHE'S
UNCHAIN
Galileo Galilei × BBHF
Tsukasa Inoue
GLIM SPANKY
れん
シノダ(ヒトリエ)
WurtS
Hakubi
ZAZEN BOYS
ザ・クロマニヨンズ
DURAN
秋山黄色×石崎ひゅーい
Amber's
竹内アンナ
TOOBOE
milet
Hello Sleepwalkers
the chef cooks me
- 2024.03.22
-
"HY SKY Fes 2024"
怒髪天
Mr.ふぉるて
さかいゆう
シノダ(ヒトリエ)
キュウソネコカミ
yama
クジラ夜の街
マルシィ
MyGO!!!!!
Creepy Nuts
FABLED NUMBER
a flood of circle
Base Ball Bear
TAIKING
Hakubi
Age Factory
Absolute area
PEDRO × MONO NO AWARE
スピラ・スピカ
ORCALAND
シンガーズハイ
ズーカラデル
- 2024.03.23
-
ヤバイTシャツ屋さん
"HY SKY Fes 2024"
怒髪天
クジラ夜の街
yama
眉村ちあき ※振替公演
ORCALAND
AJICO
原因は自分にある。
Tsukasa Inoue
indigo la End
King Gnu
ExWHYZ
TAIKING
SUPERCHUNK × NOT WONK
EASTOKLAB
Base Ball Bear
MAGIC OF LiFE
Laughing Hick
Creepy Nuts
sumika
東京初期衝動
大塚紗英
フラワーカンパニーズ
"ツタロックフェス2024"
マカロニえんぴつ
Uniolla
離婚伝説
めいちゃん
THE BACK HORN
SUPER BEAVER
虎の子ラミー
TENDOUJI
- 2024.03.24
-
"HY SKY Fes 2024"
眉村ちあき ※振替公演
にしな
いきものがかり
ハンブレッダーズ
MAGIC OF LiFE
さかいゆう
JYOCHO
sumika
indigo la End
東京初期衝動
KiSS KiSS
"ツタロックフェス2024"
Ivy to Fraudulent Game × osage
マハラージャン
cinema staff
GLIM SPANKY
SUPERCHUNK × NOT WONK
めいちゃん
SUPER BEAVER
Newspeak
- 2024.03.25
-
Base Ball Bear
怒髪天
ザ・クロマニヨンズ
SUPERCHUNK
- 2024.03.26
-
神はサイコロを振らない
挫・人間
reGretGirl
- 2024.03.28
-
Hakubi
神はサイコロを振らない
レイラ
リーガルリリー
yama
LEGO BIG MORL
WurtS
- 2024.03.29
-
ORCALAND
いきものがかり
レイラ
BIGMAMA
Mr.ふぉるて
the McFaddin
yutori
Mega Shinnosuke
FABLED NUMBER
Creepy Nuts
佐々木亮介(a flood of circle)
Panic Monster !n Wonderland
Tsukasa Inoue
The fin.
CVLTE
マルシィ
- 2024.03.30
-
キュウソネコカミ
MAGIC OF LiFE
シノダ(ヒトリエ)
神はサイコロを振らない
04 Limited Sazabys / My Hair is Bad / go!go!vanillas ほか
フラワーカンパニーズ
ヤングスキニー
ザ・クロマニヨンズ
Laughing Hick
KANA-BOON ※開催中止
東京初期衝動
BUMP OF CHICKEN
夜の本気ダンス
夜の本気ダンス
Mega Shinnosuke
にしな
This is LAST
the telephones
yama
SEKAI NO OWARI
GLIM SPANKY
SHE'S
kobore
Base Ball Bear
Subway Daydream
TAIKING
People In The Box
マカロニえんぴつ
AJICO
ハク。
MAN WITH A MISSION / サンボマスター / ACIDMAN ほか
indigo la End
Saucy Dog
- 2024.03.31
-
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
東京初期衝動
ヤングスキニー
ORCALAND
フラワーカンパニーズ
神はサイコロを振らない
sumika / THE ORAL CIGARETTES / SiM ほか
MAGIC OF LiFE
いきものがかり
ザ・クロマニヨンズ
ズーカラデル
Mr.ふぉるて
BUMP OF CHICKEN
超能力戦士ドリアン
リーガルリリー
yutori
the telephones
odol
挫・人間
yama
moon drop
SEKAI NO OWARI
This is LAST
People In The Box
マカロニえんぴつ
原因は自分にある。
さかいゆう
怒髪天 / GLAY / さだまさし
Saucy Dog
- 2024.04.02
-
神はサイコロを振らない
SCANDAL
- 2024.04.03
-
ハク。
ヤングスキニー
indigo la End
RELEASE INFO
- 2024.03.20
- 2024.03.22
- 2024.03.27
- 2024.03.28
- 2024.03.29
- 2024.03.31
- 2024.04.03
- 2024.04.05
- 2024.04.07
- 2024.04.09
- 2024.04.10
- 2024.04.17
- 2024.04.21
- 2024.04.22
- 2024.04.24
- 2024.04.26
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
MGMT
Skream! 2024年03月号