Japanese
ワン!チャン!!~ビクターロック祭りへの挑戦~ supported by Eggs ライブ審査 大阪編
Skream! マガジン 2016年02月号掲載
2016.01.24 @大阪会場
Writer 蜂須賀 ちなみ Photo by Saiga-nagi
大阪編一番手は福島から駆けつけた知る権利。感情の起伏に沿ってダイナミクスを増幅させるような表現が、聴き手の胸に直接突き刺さる。続く夕立に笑うは"貴方が明日一日笑顔でいられる音楽を"というテーマの下、聴き手の背中を押す音楽を真摯に届けた。学ラン&ランドセル姿が目をひくAuRonChiiiは、"フザけたことを真面目にやる"スタンスでパンクもメロコアもガレージもミックスした陽性のサウンドを打ち鳴らした。そして紅一点ヴォーカリスト擁するPETALSは、ハイトーン・ヴォイスが映えるスロー・バラード「誰にも会えなかった休日」、歌謡曲調の「ジュリエット」を披露。この日唯一のソロでの出演となったカムラミカウはギターを掻き鳴らしながらDJコントローラーを操り、歌も歌う......という独自のパフォーマンスで存在感を見せた。"インディー・ポップをメイン・ストリームへ"という野望を持つBalloon at dawnは、このジャンルには珍しく日本語詞や光を乱反射させたようなサウンドが特徴的。中音域の歌声が聴き手にそっと寄り添うようだった。続くペペッターズは、一筋縄ではいかないファンク・サウンドに歌い回し、そして隙のない3ピース・アンサンブルで会場の空気を一変させる。語感で遊びながらも人間の欲望を描く歌詞も面白い。そして男男女の3ヴォーカルで魅せたFEEDWITは疾走感満点のサウンドと目まぐるしく色を変えていく曲展開が痛快。中学時代の同級生で構成されたバンドだからこその息の合った演奏を届けた。大阪編のトリを飾ったのは、民族系仏バンドodd five。北欧やインド、中東など様々な地域の音楽を取り入れたサウンドで摩訶不思議な世界を創り上げ、堂々とラストを飾った。
2日間のライヴ審査の結果、グランプリにヤバイTシャツ屋さん、準グランプリにkikiが決定した。"ビクターロック祭り2016"での幕張メッセという夢の大舞台への出演は、間違いなく大きな成長をもたらすはずだ。
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