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INTERVIEW

Japanese

Yellow Studs

2019年01月号掲載

Yellow Studs

Member:野村 太一(Key/Vo) 植田 大輔(Ba/Cho) 野村 良平(Gt/Cho)

Interviewer:山口 智男

-新曲を作るにあたっては、どんな曲を作りたいと思っていたんですか?

太一:とりあえず俺が突っ走って作りました。俺は誰が聴いても"いい声だね"って思うハイトーン・ヴォイスで売れている子たちに憧れがあるんですよ。でも、そういう声は絶対に出ないとわかっているし、生々しい曲しかできないってわかっているので、生々しい曲を作っちゃおうって。ほんとはハイトーン・ヴォイスで歌ってみたいんですけどね。

-逆に太一さんのような渋い歌声に憧れている人もいると思うんですけど。

良平:そうですね。ハイトーン・ヴォイスはもともとハイトーン・ヴォイスの人に任せて、うちらはうちらでやれるいことをやるしかないですから。Tom Waitsが裏声できれいに歌っても、求めているのはそれじゃねぇぞってなりますからね(笑)。

太一:そういう意味では、らしい曲になったんじゃないかな。まぁ、万人受けはしねぇだろうなって作ってたんで(笑)。曲作りする人は多いと思うんですけど、万人受けを狙うじゃないですか。俺も万人受けするコード進行でいっちゃおうと思うんですけど、"うーん、つまらねぇ"ってなるんです。だから、万人受けしないコード進行と歌詞であえて突っ込む。結局昔とやっていることは変わらないけど、みんなの演奏力や表現力がアップしているんでかっこいい曲になったと思います。15年やってきて万人受けを狙うってことができないことがわかったので、そしたら自分にできることをやるしかない。それが受けたらいいですけどね。

-万人受けもひとつのやり方だと思うんですけど、数はそんなに多くなくても、ぐっと深いところに突き刺すっていうのもひとつのやり方ではないかと。

植田:そこは目指すべきかなと思ってます。分母はそんなに大きくなくても、そのぶん深く入り込める音楽っていいですよね。

太一:時代が俺たちに追いついてきてないのか、俺たちが時代についていけてないのか(笑)。

-でも、イエスタのファンは本当にイエスタの音楽を求めているわけで。

太一:そうですね。熱かったり、とんでもないものを抱えていたりって人が多い印象はありますね。

良平:女子高校生は来ないもんね。

植田:たまーにいるけどね。逆に心配になっちゃいますけど(笑)。

太一:なんで来てるの? って。

良平:大丈夫か? 何か悩みあるの? って(笑)。

太一:R25ぐらいじゃないですか、俺らは。

良平:(もっと若い人たちにも)聴いてほしいですけどね。

-ぜひ若い人にも背伸びして聴いてほしいと思います。最後にツアーの話も聞かせてください。

良平:場所によってツーマンだったりワンマンだったりするんですけど、全6ヶ所回ります。

-これまでのベスト的なセットリストになるんですか?

植田:昔の曲も織り交ぜながら、うまく今のイエスタを見せられたらと思ってます。

-初心に返ってガツガツやっていこうとおっしゃっていましたが、3月31日の名古屋でファイナルを迎えたあとはどんな活動を?

良平:曲作りですね。今年もかっこいいCDを出すことが目標です。

植田:もうボチボチ作り始めてはいるんですよ。

太一:計算してみたら、僕が1曲作るのに2週間必要なんです。仮に全8曲だとしたら、4ヶ月。結構かかるじゃないですか。なので、ピッチを上げて頑張りたいと思います。

-これから作る曲は、これまでとはまた違うものになりそうですか?

太一:新しい感じになると思います。もしかしたらイエスタ嫌いになる人もいるかもしれない(笑)。

良平:でも、やりたいことをやるっていうのが俺たちですから、それが、お客さんが求めているものと違ってもやりたいことをやらせていただきます(笑)。

LIVE INFORMATION

"Yellow Studs Tour 2019"
2月11日(月・祝)浜松窓枠 w/ 八十八ヶ所巡礼
2月22日(金)梅田Shangri-La (ワンマン)
2月24日(日)仙台MACANA O.A. ポジティブ米(ワンマン)
3月10日(日)渋谷CLUB QUATTRO w/ and more
3月16日(土)高崎clubFLEEZ w/ モーモールルギャバン
3月31日(日)名古屋APOLLO BASE (ワンマン)

[チケット]
前売 ¥3,500(D代別)
■一般発売中
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