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DISC REVIEW

Japanese

2014年06月号掲載

Alarm

完全無所属を掲げ、DIYの活動を続けながらじわじわとファンを増やしてきた2003年結成の5人組が完成させた7作目のアルバム。ロカビリー、ジャズ、ガレージをバックボーンとしながら、それだけに止まらない変幻自在の12曲が収録されている。モダンな感性が窺えるギター・ロック・ナンバー、ピアノが跳ねるポップ・ソング、バンジョーが軽快に鳴るフォーク・ナンバー、そしてバラード。全曲が変化球と言える多彩さが支離滅裂に聴こえないのは、野村太一(Key/Vo)のしゃがれ声のインパクトとエッジを際立たせたバンド・サウンドによるところが大きいのだろう。社会風刺を交え、日々の悲喜劇を飾らない言葉で描いた人間臭い歌詞も魅力的。こういう歌を必要としているリスナーは少なくないはず。(山口 智男)