Japanese
"百万石音楽祭2023"、第2弾出演アーティストでクリープ、マカえん、ヤバT、オーラル、ビッケ、羊文学、リュクソ、KALMA、w.o.d.、yonawo、WurtSら21組発表
2023.02.24 18:00
6月3日、4日に石川県産業展示館にて開催される"百万石音楽祭2023~ミリオンロックフェスティバル~"の第2弾出演アーティストが発表された。
KALMA
クリープハイプ
THE ORAL CIGARETTES
(sic)boy
終活クラブ
w.o.d.
TENDRE
10-FEET
toconoma
ねぐせ。
ビッケブランカ
羊文学
BREIMEN
マカロニえんぴつ
マキシマム ザ ホルモン
マハラージャン
マルシィ
ヤバイTシャツ屋さん
yonawo
リュックと添い寝ごはん
WurtS
なお、出演日程、ステージは追って発表される。
▼イベント情報
"百万石音楽祭2023~ミリオンロックフェスティバル~"
6月3日(土)、4日(日)石川県産業展示館
OPEN 10:00 / START 10:30
[第1弾出演アーティスト]
梅田サイファー / カネヨリマサル / 神はサイコロを振らない / キュウソネコカミ / Creepy Nuts / GLIM SPANKY / SHE'S / -真天地開闢集団-ジグザグ / 四星球 / SUPER BEAVER / SCANDAL / Chilli Beans. / なきごと / PassCode / ハルカミライ / ハンブレッダーズ / 04 Limited Sazabys / HEY-SMITH / My Hair is Bad / Maki / moon drop / ヤングスキニー / 優里 / UNISON SQUARE GARDEN / reGretGirl / レトロリロン / ROTTENGRAFFTY
[第2弾出演アーティスト]
KALMA / クリープハイプ / THE ORAL CIGARETTES / (sic)boy / 終活クラブ / w.o.d. / TENDRE / 10-FEET / toconoma / ねぐせ。 / ビッケブランカ / 羊文学 / BREIMEN / マカロニえんぴつ / マキシマム ザ ホルモン / マハラージャン / マルシィ / ヤバイTシャツ屋さん / yonawo / リュックと添い寝ごはん / WurtS
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[チケット]
1日券 ¥9,900 / 2日通し券 ¥19,000(税込)
■チケット2次受付中
■オフィシャルHP:https://www.millionrock.com/
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KALMA(ex- -KARMA-)
ムソウ
欲望や妄想が爆発する「ABCDガール」、"ただただあなたが好き"と歌う「モーニングラブ」、"真っ直ぐな重い想い"を書き連ねた「デート!」と、ド直球な"好き"が詰まったラヴ・ソングを冒頭から畳み掛け、続く「アイス」では少し視野を広げ大事にしたい"愛"を歌い、明るい曲調ながら大切な人を失った喪失感が切なく響く「アローン」、「意味のないラブソング」、夢追うバンドの今のマインドが窺える「夢見るコトダマ」、「ムソウ」と、少し大人になった20代前半の哀歓がリアルに綴られた。初のドラマ・タイアップなど着実に前進している彼らだが、まだまだ夢は尽きない。ゆえに"死ぬまで 無双 夢想 無想"。"今が一番最高"だと思える満たされた心と、"終わりのない夢"を追い続ける満たされない心で、その"最高"を更新していくことだろう。(中尾 佳奈)
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KALMA(ex- -KARMA-)
NO BORDER
ストリングスなどアレンジの幅を広げたアルバム『ミレニアム・ヒーロー』とパッと聴きは逆を行くような、ザラッとした手触りの気迫のアナログ・レコーディングで完成したミニ・アルバム。ザ・クロマニヨンズやTHE BAWDIESなどを手掛けるエンジニア、川口 聡を迎えたことが大正解に感じられる、音で泣き笑いできるほど剥き出しのR&Rが鳴っている。スタジオでバーンと音を出せば成立するような最強の8ビート「隣」に始まり、本作表題にも由来していそうな「ボーダー」では、限界じゃなく新しい境界線を越えていくタフさが感じられるし、相変わらず天性のメロディ・センスでTHE BEATLES並の普遍的なサビに唸る「24/7」や、地元をあとにする心境が綴られた「マイシティ」があり、湯気が立つほどリアルな"今"が充満している。(石角 友香)
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KALMA(ex- -KARMA-)
ミレニアム・ヒーロー
悪者を次々になぎ倒していく。そんな無敵の強さを誇る存在だけがヒーローじゃない。KALMAが初のフル・アルバムで描くのは、時に"ぼくじゃダメかも..."と凹んだり、時に現実の過酷さにひるんだりしながら、それでも次の夜明けに希望を抱き続けながら生きる、強くて弱いヒーロー像だ。ギター、ベース、ドラムというメンバーの楽器だけにこだわらない幅広いアプローチに挑戦しながら、上物の派手さに頼らず、バンド・アレンジを主軸にしたサウンドに彼らの強いこだわりを感じる。リュックと添い寝ごはんを迎えた懐かしいポップ・ソング「さよならのメロディ」、40秒ほどのショート・チューン「モーソー」など、メリハリのある収録曲のバランスにも絶妙で、全14曲ながら冗長さを感じさせないところにも、バンドのセンスが光る。(秦 理絵)
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KALMA(ex- -KARMA-)
TEEN TEEN TEEN
昨年12月にバンド表記を"-KARMA-"から"KALMA"に改めた彼らの、通算2枚目のミニ・アルバムであり、メジャー・デビュー作品が完成。メンバー全員が2000年生まれで、これが10代最後の作品になるということもあってか、懐かしいあの頃を振り返る光景にちょっとしたセンチメンタルを感じさせつつも、ここから未来へ進んでいくという意志や決意を力強く綴った歌詞が印象的。中でも美しいアルペジオとコーラスで幕を開け、"もう決めたんだ"と瑞々しいバンド・サウンドを走らせる「これでいいんだ」や、"オトナ"になんてなりたくないけど、このままの僕で変わりたいと声高に叫ぶ「TEEN」は、彼らの紛れもない今この瞬間が生々しく綴られていて、胸が自然と熱くなる。(山口 哲生)
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KALMA(ex- -KARMA-)
DAYS E.P.
かつて高校を卒業したとき、世界の広さに愕然とした。時間割も、校則もなくなり、昨日まで机を並べていたクラスメートがそれぞれの未来へと歩き出す。まるで自分だけがポツリと取り残されたような焦りを抱きながら、漠然とした夢だけはやたらに輝いていた。そんな人生の過渡期を、今まさにリアルタイムで経験している平均年齢19歳バンド -KARMA-が完成させた、2枚目の全国流通盤『DAYS E.P.』。シンプルな3ピース・サウンドが豊かなアレンジを獲得した今作は、卒業を控える仲間への想いを綴った「クラスメート」や、バンドを続ける決意を込めた「バンド」など、この時期だからこそ描ける5曲を収録した。孤独に世界と対峙するミディアム・テンポ「ぼくの部屋、朝のまち」が珠玉。(秦 理絵)
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KALMA(ex- -KARMA-)
イノセント・デイズ
札幌在住の高校3年生による3ピース・バンド -KARMA-(カルマ)、初の全国流通盤ミニ・アルバム。Eggsにアップロードしてデイリー・チャートで1位を獲得した「年上の、お前」や「少年から」などを収録した今作は、バンドに魅了され、バンドに生活の大半を捧げた彼らの高校時代(=イノセント・デイズ)が瑞々しい鮮度でパッケージされている。"オトナになりたくない"とボヤいたり、"僕はまだ子供だから"と歌ってみたところで、どうしようもなくあの子のことが大好きで、今日もバイトで忙しいし、いつか必ず大人になる。そんな10代の無防備で飾らない心境をシンプルなロック・サウンドに乗せる。時々、その楽曲の節々に3人がバンドへと託す大きな夢が無邪気にチラつくのもいい。(秦 理絵)
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THE ORAL CIGARETTES
AlterGeist0000
メジャーとアンダーグラウンドを繋ぐオーラルが、次々に新たな姿を見せつける攻めの1枚。シンフォニック・メタルのような荘重なオープニング「Bitch!!」から、ラウド・シーンを牽引するMasato(coldrain/Vo)を迎えた「DUNK」、ラッパー Kamuiがかますゴリゴリのヒップホップと融合した「ENEMY」と、ディープなミクスチャー・ロックの深層に引きずり込んでいく。かと思えば、今っぽいアンニュイな歌唱とスケール感のある清涼なサウンドを合わせた「SODA」や、洋楽フレーバーのポップ・ロック・アンセム「See You Again」等、大衆性を押し広げる意外な楽曲も。そんな極彩色の中で淀みなく響くメッセージ・ソング「愁」では、彼等の強い想いを噛みしめてほしい。(中尾 佳奈)
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THE ORAL CIGARETTES
BLACK MEMORY
今年6月には日本武道館公演を成功させ、全国の夏フェスに多数出演した4人組の、約3ヶ月ぶりのシングル。表題曲は映画"亜人"主題歌のための書き下ろしで、監督とアイディアを出しながら制作された。どんな状況でももがきながら戦い続ける姿勢を綴った歌詞を、ダーク&キャッチーなサウンドに落とし込んだ楽曲は、クールで洗練された印象を与える。Track.2は耽美なメロディとヴォーカルが伸びやかなミディアム・ナンバー。ソングライター 山中拓也(Vo/Gt)のバックグラウンドも強く反映された、ピュアな楽曲になっている。ヴォーカルの声色使いに惹きつけられるTrack.3は、華やかなリズム・アプローチにも注目。全曲にサウンド・メイクやアレンジをアップデートしようとするバンドの気概を感じる。(沖 さやこ)
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THE ORAL CIGARETTES
UNOFFICIAL
ここ最近は"苦悩を越えて"とか"葛藤の末に"という苦しい経緯で新曲を生み出していたオーラルが、ついに吹っ切れた。ソングライティングを手掛ける山中拓也(Vo/Gt)が自身の弱さを曝け出すことで、メンバーのポテンシャルが全開放された最強のフル・アルバム『UNOFFICIAL』。オーラル節が炸裂した怪しげでダークな「悪戯ショータイム」や、ストレートなロック・ナンバー「5150」、90年代のヒップホップが持つデンジャラスなムードを取り入れた「DIP-BAP」など、ライヴ・アンセムの強さは圧巻だが、アルバムに大きな意味を与えたのが多幸感溢れるラスト・ナンバー「LOVE」。何度も"一人で笑う事は出来ない"と繰り返すこの曲は6月に初めて武道館に立つバンドが、その先へと進む布石になりそうだ。(秦 理絵)
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THE ORAL CIGARETTES
5150
タイトルに掲げられたのは、アメリカ警察の無線信号で"犯罪を起こしそうなクレイジーな奴"を意味する数字――それだけでもう、ただならぬ香りを漂わせているこの6thシングル。各々のテクニックをアピールするような混沌としたアンサンブルでもって、一触即発の不穏な空気をそこかしこで醸し出し、且つ今までにない妖艶さも見え隠れする今作は、バンドがネクスト・ステージへの扉を完全に蹴破ったことを布告する仕上がりだ。前作『DIP-BAP』で打ち出した挑戦が自分たちの可能性を広げたぶん、"期待を超える"というプレッシャーに見舞われた山中拓也(Vo/Gt)の不安、葛藤、そしてその先に生まれた覚悟がリアルに綴られた表題曲。弱さをも力に変え、壁を乗り越えた人間のパワーがどれほどのものかを見せつけるような、ものすごい強度を持っている。(松井 恵梨菜)
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THE ORAL CIGARETTES
FIXION
3枚のシングルと山中拓也(Vo/Gt)の声帯ポリープ摘出手術による2ヶ月半のライヴ活動休止を経てリリースされる2ndフル・アルバム。前作『The BKW Show!!』は楽曲のカラーや各プレイヤーのテクニックの振れ幅を印象づけたが、今作は彼らの最大の魅力でもある日本的な哀愁メロディを活かしつつ全曲がアグレッシヴなサウンドで統一されたアルバムだ。切ないバラード曲をダンサブルに仕上げたTrack.7、ヘヴィで太い音に早口でまくしたてるヴォーカルでありながらも色気のあるメロディが余韻を残すTrack.8、ライヴでのシンガロングも想像できるTrack.9、分厚いギターのインパクトが大きく多幸感のあるTrack.10など、挑戦的な楽曲が並ぶ。10曲すべてがこれからのライヴで育つのでは。(沖 さやこ)
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THE ORAL CIGARETTES
The BKW Show!!
彼らには"てっぺんを取る"という確固たる野心がある。その第1歩として、自分たちの持つ色を、戦うための武器へと昇華した。そんな勝負作でもあるメジャー1stフル・アルバムはBKW=番狂わせに相応しい、攻めに攻めた作品だ。日本で生まれ育ったからこそ生み出せる歌謡曲的な色香が漂うメロディと、物語調に彩った歌詞世界はより深みや余韻を増し、豊満なヴォーカルもそれを最上の状態で届ける。各楽器の音もアンサンブルもテクニカルで洗練されているのにひたすら感情的。隅々から貪欲にもっともっとと食らいつく気概が伝わってくる。彼らの"満足しない心"が常にこのバンドを更新させるのだ。ひりついた高速ロックから情感たっぷりのバラード、ミディアム・ナンバーなどなど、楽しいの向こう側にある鮮やかな景色を見せる。(沖 さやこ)
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THE ORAL CIGARETTES
起死回生STORY
ロック・オーディション"MASH A&R"の初代グランプリでも知られる奈良発の4ピースが満を持してメジャー・デビュー。"逆襲""革命"がテーマだという表題曲は、現在進行形でバンドが強く突き進んでいることをまざまざと見せつける。テクニカルで躍動感のあるサウンドは、どっしりと構えながらも前のめりで、彼らがひたむきに場数を重ねたことの賜物とも言える頼もしさだ。そして山中拓也の艶めいた歌声は更にスケール・アップ。彼の作り出す歌謡曲の匂いの漂うメロディに寄り添うヴォーカルは、滑らかで美しい。効果的な緩急が楽曲をロマンティックかつ情熱的に彩る――彼らの音楽は色で例えるなら間違いなく"赤"だ。インディーズ時代の再録Track.2、新曲のTrack.3と4、全曲にエネルギーが漲る。(沖 さやこ)
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WurtS
MOONRAKER
作詞作曲/アレンジ、アートワークや映像に至るまですべてをセルフ・プロデュースする、21世紀生まれのソロ・アーティスト WurtSがEMIとタッグを組んだ最新EP『MOONRAKER』をリリース。本作には、今やTikTokやYouTube Shortsで聴かない日はないほどバズりまくっている「Talking Box (Dirty Pop Remix)」を筆頭に、彼らしい脱力感のある気怠げなヴォーカルとアップテンポなトラックが絡み合う「コズミック」、ダンス・チューン「SWAM」、ブラス・セクションを取り入れたアレンジが光る表題曲「MOONRAKER」など全6曲が収められている。ジャンルレスな楽曲群から垣間見えるWurtSの貪欲なクリエイティヴィティに圧倒される。(山田 いつき)
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w.o.d.
感情
自身4枚目のフル・アルバムとなる本作は、苛立ちや愉楽などの"感情"を3ピースの爆音に昇華した1枚。"馬鹿にしてよ"、"見下してよ"と衝動的な歌詞が際立つ1曲目「リビド」では、現代社会に一矢報いてやろうといった鋭利な音像で圧倒する。愚かさを笑い飛ばす「馬鹿と虎馬」、複雑なビートで反骨心を煽る「Dodamba」など、踊れる曲が連なるセクションも聴き応え抜群。迎えた終盤、ウクライナの国花を冠した「Sunflower」では、浮遊感に満ちたサウンドが忘れていた日常への感謝を蘇らせ、ラストの「オレンジ」で脳裏に浮かぶ橙色の空は、混沌とした時代で生きていく意義を再確認するきっかけをもたらしてくれる。とどのつまり"感情"が流れ着く先に広がるのは美しい世界なのだと、全10曲をもって証明しているかのようだ。(寺地 悠)
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w.o.d.
LIFE IS TOO LONG
リード曲「踊る阿呆に見る阿呆」はTHE WHOのPete Townshend(Gt/Vo)の名言を意識したような"踊れる"グランジ・ナンバーだったり、1曲目「Hi, hi, hi, there.」から地元の先輩ロックンロール・バンドの曲名が登場したり。臆面のなさが魅力のw.o.d.だが、先達への愛情が滲み出ているのもいい。だけど、そんなこと知らなくたって、単純に聴いてみれば"カッコいい!"とぶち抜かれる強さもあると思う。"通り過ぎた道の 正しさを祈った"と不安を孕んだ葛藤をぶつけた「relay」、アコギとキーボードが印象的な「あらしのよるに」は音的にも新境地。怒りや寂しさをなかったことにしたり、嘆いたりするのではなく、意味のあるものとして受け止め今を必死にサヴァイヴするリアルが息づく。(稲垣 遥)
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w.o.d.
1994
1stアルバムがジワジワと話題を呼び、音源を超えるアグレッシヴなライヴ力で2019年は"VIVA LA ROCK"、"SATANIC CARNIVAL"、"RUSH BALL"と各地フェスへ出演してきたグランジ・バンドの2ndアルバム。今作も全曲ノイジーながら、その勢いはタイトなサウンドに凝縮されている。どっしりとリズム隊が支えるなかで、サイトウタクヤ(Vo/Gt)の歌心がより増した印象。特に「サニー」、「セプテンバーシンガーズ」のミドル・ナンバーではそれが際立ち、共通して登場する美しすぎる"空"を叙情的に描きながら、センチな心模様を歌声に滲ませる。前作に引き続き、ラスト・チューンでは彼らの初期衝動や真率さが突き刺さり、1枚聴き終えたあとには切なくも澄んだ後味が残る。(稲垣 遥)
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w.o.d.
webbing off duckling
芯の強いノイジーさでもって、昨今の洒落た邦ロック・バンドに中指を立てる、攻撃的なニューカマーが登場。神戸の3ピース、w.o.d.が本格始動と掲げリリースする1stフル・アルバムは、セルフ・タイトルの自信作。"聴けばわかる"と言いたくなるほどに、他とは異なる音楽性でリスナーに大きな衝撃を食らわせる。Kurt Cobain(NIRVANA/Vo/Gt)が亡くなった1994年生まれの彼らが鳴らすのは、洋楽の香り漂うNIRVANAを筆頭としたヘヴィなグランジ・サウンド。ただし日常における不満を日本語で叫んだり、拳を上げて大合唱できるパートもあったりと、親近感を抱かせる部分も。"割れる爆音が胸に優しかったな"と音楽と出会った瞬間を愛おしそうに歌う「みみなり」の純度の高さにも心が震える。爆音でぜひ。(稲垣 遥)
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yonawo
Yonawo House
"東京"というテーマも、初めて客演を迎え入れた意味も、聴けばひしひしと感じられる「tokyo feat. 鈴木真海子, Skaai」など、練り上げられたことが伝わってくる全11曲を収録したフル・アルバム。後半のギターからブワーっとパノラマのように視界が広がる「sunset」など、歌詞とシンクロしたアレンジも秀逸だ。生々しい響きを感じるサウンドも、野外で体感したくなった。また、"初回限定盤・映像"には、2021年12月にUSEN STUDIO COASTで開催されたライヴの映像を収録したDVDが、"初回限定盤・音源"には、「tokyo」のリミックス3曲と、「After Party」など今作に収録された楽曲のデモ4曲などが聴ける音源がついてくる。(高橋 美穂)
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明日は当然来ないでしょ
心をチクッと刺激する印象的な作品名にも表れている通り、yonawoの荒谷翔大(Vo)は日本語の使い方が面白い。メロウでロマンチックな音にそんな詞が交じることで、聴き手の想像がかきたてられ、強く心に残る不思議な力があると思う。"空に満月/齧って 頬張る 貴方の大好物/今宵の空には食べ残しが少し"(「トキメキ」)という詞も、とても愛らしい。本作にはそんなyonawoテイストは一貫してありつつ、ひずんだエフェクトが新鮮な「rendez-vous」、繰り返すコーラスが温かな「蒲公英」、部屋の中アコギで弾き語るような「202」、「麗らか」~「close to me」のドラマチックな繋がりなど、その表情は豊かだ。彼らの多彩な魅力に憑りつかれてしまう充実の1stアルバムになった。(稲垣 遥)
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福岡発の新世代ネオ・ソウル・バンド、yonawo。川谷絵音(ゲスの極み乙女。/indigo la End etc.)にSNSで取り上げられ注目が集まった彼らの初全国流通盤が到着した。メロウなR&Bアンビエント・ミュージックでありながら、一方で「矜羯羅がる」を筆頭に物憂げで荒んだ日本語詞が耳に残るのが新鮮だ。即完の自主制作EPより「矜羯羅がる」、「ijo」、「しあわせ」をバンドで再録し、加えて、ホーンが入った、キメが心地よい人気曲「26時」、ロマンチックなサウンドの中の衝動的なフレーズがフックになる「Mademoiselle」、メジャー・デビュー配信シングル「ミルクチョコ」を収録。ライヴではまったく違うアレンジで演奏しているというので、それもぜひ体感してみたい。(稲垣 遥)
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クリープハイプ
死ぬまで一生愛されてると思ってたよ
一度聴いたら忘れられないハイトーン・ヴォイスと歌詞で衝撃的な人間ドラマを表現する尾崎世界観(Vo&Gt)率いるクリープハイプ。彼らが満を持してメジャー・デビューを果たす。その1作目となる今作、いい意味で彼らは変わっていなかった。現実と妄想の狭間を突っ切る歌詞世界も勿論健在。だがそこにはしっかり進化の形もある。ポップでありつつも鋭さを持つ、空間を操るように飛び回る4人のサウンド・メイクはより強力に。そこにはギター・ロックへの敬愛心がとめどなく溢れており、その純粋さと初期衝動に焦燥感が激しく煽られた。今のメンバーでは初収録となるインディーズ時代の既発曲4曲も新たな息吹を手に入れて蘇る。ここからクリープハイプの何かが変わる――そんな予感と確信を抱かせる快作。(沖 さやこ)
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クリープハイプ
待ちくたびれて朝がくる
ひと度口に含めば体の芯まで温まり、心を解きほぐす。そして、甘い香りと共に上がる湯気のような安心感と温もり。まるで冬の日のココアのような声だ。メロディと演奏の中をたゆたう無垢なその声は、冒頭曲から、なんと53回も"キライ"と繰り返す。これには不意打ちを食らった。無防備な佇まいでありながら、胸にはナイフを忍ばせていたのだ。これが、クリープハイプ――。己を打ち砕くほどに、もがき、あがくような歌詞は、途方もなく強い自我の掃き溜めという孤独で溢れ返っている。その苛立ちを、怒りを、劣等を、そして悲しみを、画用紙がぐちゃぐちゃになるまで、クレヨンが潰れるまで、一心不乱に書き続ける......。そんな風に世界と対峙し、言葉を書き連ねるからこそ、その声は聴き手の中の深くまで突き刺さるのだろう。(島根 希実)
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クリープハイプ
踊り場から愛を込めて
耳に突き刺さるように飛び込んでくるハイトーン・ボイス。特異なまでに男女の視点が交錯し、息遣いが聴こえるほどにリアルな日常。ロックと呼ぶには余りに繊細で、フォークと呼ぶには余りに生々しい。尾崎世界観(Vo&Gt)の描く歌詞は、自分の身を守る術を知らない子供のように無防備だ。その無防備さゆえに、鋭利でやや暴力的に人間関係の核心にするりと迫っている。そして、平常のうちに一瞬ギラリと光る瞬間を切り取り、現在の時間軸とは別に独立させて捉える。だからこそ、特定の個人の時間軸・経験の延長上にあるのではなく切り離されたものとして、非常にリアルでありながらも一種の"物語" として、どの瞬間に対しても私たちは入り込むことが出来るのだろう。世の中を動かしたいだとか、世界を救いたいだとか、尾崎の言葉の中には大義名分はない。今そこにある人間関係を描いているからこそ、ヘッドフォンから流れる搾り出すようにギリギリの歌声は、確かに心を打ち震わせ、閉まっていた思いを直接的に揺さぶる。"人と人との繋がりを描きたい"という尾崎の言葉が、レコードを通して4人と私たちとを繋ぐのだ。(山田 美央)
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ビッケブランカ
Knightclub
サウジアラビアや欧州でのツアーに続き、今年は初の北米単独ツアーを行ったビッケブランカ。ツアーの感触をもとに、Josh Cumbeeをミックス/アレンジに迎えた「Never Run」ではグローバルな曲を、一方で「白夜」では福音のように美しく力のあるメロディと歌を響かせるピアノ・バラードを紡いだ。そんな振り幅のある2曲をも抱擁するのが今作。ソングライター/トラック・メイカーとして、ヴォーカリストとして一段と深みを帯び、また国内外のツアーの成功や自身の音楽を追求することが国境を越える実感が、よりポップスとしての自由度やスケールを大きくした。J-POPシーンの至宝をフィーチャーした「Yomigaeri (with 槇原敬之 & 絢香)」でもその手腕が冴える。(吉羽 さおり)
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ビッケブランカ
Worldfly
新しい世界に探究心を持って飛び込んでいく高らかなファンファーレとなった3月配信リリースの「革命」を始め、春先から欧州や中東 サウジアラビアでライヴをし、その土地の文化や人々に触れた感覚を音楽でアウトプットした、新しい体感が詰まったEP。MVを仏パリで撮影した「Snake」は、妖艶でいてドライな相反するタッチが混じり合ったダンス・ミュージックで、歌と音が孕む毒っぽさがクセになる。また中東の音楽特有の旋律や音階も織り交ぜ、異国の風が呼ぶおセンチな感情や哀愁を映した「Sad In Saudi Arabia」、あるいは知り合った人と過ごした何気ない時を軽やかな会話のように紡いだ「Luca」など、ビッケブランカなればこそのユーモアと高い構築性で編み上げたポップス集。各曲"風"の心地よさを感じさせる、その軽快さがいい。(吉羽 さおり)
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ビッケブランカ
United
5周年イヤーを締めくくる全国ツアーを前にリリースとなるEP。4月に配信リリースされた「Changes」を始めとした全4曲が映画、ドラマのタイアップ曲となっており、愛や大切なものが様々なモーメントで描かれた。「This Kiss」は、「ポニーテイル」を思い起こさせる爽やかさがあり、またソウルタッチのポップ・チューンで高揚感満点の恋の瞬間風速を記録する。一方「魔法のアト」はメロウなピアノとファルセットがエモーショナルな歌のミニマルさで、街の香りや誰かの温度を鮮やかに描いた。新機軸となった「Changes」は聴き手それぞれの心を映す鏡のような曲だろう。親しみと新鮮さとを同時に味わう新曲たちに加え、ライヴ音源も加わった、EPだがボリュームのある内容になっている。(吉羽 さおり)
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ビッケブランカ
BEST ALBUM SUPERVILLAIN
メジャー・デビュー5周年記念ベスト盤はファン投票で決定した曲を中心に選曲。新曲「アイライキュー」を含む全36曲のボリュームとなっており、5年の間にもそのポップな地図を大きく広げて、身軽に自由に、ワクワクしながら新天地に旗を立てていく彼の旅をともに楽しむ内容に。高揚感溢れるピアノやストリングスで彩られた「ウララ」や「Slave of Love」のメロディ、奇妙だが高い中毒性を持ったそのダンス・ミュージックにリスナーを巻き込んでいく「Ca Va?」や「Shekebon!」、硬質なロック・チューン「Black Rover」、「Black Catcher」、EDMから王道的な歌謡曲も。マニアックなツボをつきながら、キャッチーでいつでも寄り添ってくれる音楽に仕立てる才は実にマジカルだ。(吉羽 さおり)
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ビッケブランカ
FATE
約1年半ぶり4作目となるアルバム。既発のシングル「ミラージュ」やビッケブランカ流J-POP「ポニーテイル」も収録となりこれまで以上に幅広い内容になるだろうと予想されたが、今作はそこにプラスしてソングライター、クリエイターとしての探究心や進化が形になった。ミニマムなトラックの中にも、遊び心や細やかな音の采配で耳をくすぐり、歌を最大限に引き立てる仕掛けにもなっている。一方で懐かしさを覚える旋律や、季節の情緒や風を感じさせる旋律や柔らかな歌の手触りがフレンドリーで、この歌の心地よさでまず、するりとアルバムに入り込んでしまう。そしてどんどん、様々な音の重なりやリズムの響きが立体的となって、新しい発見や味わいに触れていく作品になっている。エッジィでエヴァーグリーンなアルバムだ。(吉羽 さおり)
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ビッケブランカ
ポニーテイル
表題曲「ポニーテイル」は、編曲にいきものがかりやポルノグラフィティのプロデュースや、多くのJ-POPヒット曲のアレンジを手掛ける本間昭光を迎えた。最も力を入れていた音像部分をあえて他者に委ね、新たな輝きを纏った仕上がりになったが、一方でビッケブランカの音楽が持つ普遍性が際立つ曲にもなっている。"ポニーテイル"という定番的な言葉や、そのイメージをモチーフに、良質なJ-POPのど真ん中を行った曲に従来のファンは驚くだろう。今回は、毒はなしか? と意表を突かれつつも、瞬間的にシーンや心情を変化させるコード運びの妙、抑制されたメロディ・ラインに滲む歌心や、限られた言葉の行間にある余韻など、細やかな遊びや洗練に心惹かれる。春が訪れると共に蘇るような、マジカルな仕掛けが随所にある1曲だ。(吉羽 さおり)
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ビッケブランカ VS 岡崎体育
化かしHOUR NIGHT
互いにソロのシンガー・ソングライター同士によるコラボ曲。ミュージシャンの前にゲーム好きという趣味を通じて仲が深まったふたりだが、その他にも物事の着眼点や視点のずらし方、その表現方法などシンパシーを抱くところも多かったのだろう。今作は、自身をきつね(ビッケブランカ)とたぬき(岡崎体育)に見立て、遊び心とちょっとした反逆心を胸に、ポップでキャッチーな化かし合い(バカし合いとも)で、リスナーや世の中を色づける音楽を生み出した。ミックス・エンジニアにJosh Cumbeeを迎え、キレのいい明快なEDMチューンに乗せて、憂いを帯びつつも、どこか飄々と脱力したシニカルなメロディ・ラインとふたりのヴォーカルという、いろんな風味が溶け合った味わいが心地いい。(吉羽 さおり)
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ビッケブランカ
ミラージュ
7月28日スタートのドラマ"竜の道 二つの顔の復讐者"のOPテーマとして書き下ろされた新曲「ミラージュ」。ひんやりとしたシンセと打ち込みのビートで始まり、徐々にその心の内や感情のうねりが露わになっていくような重厚なバンド・サウンドへと、ドラマ性を帯びていく展開が印象的だ。音の配置やアンサンブルの妙で、リアルと幻想とが隣り合わせで時にシンクロし合っていく、ヒリヒリとした感触を呼び起こす。憂いがたゆたうメロウな歌と絶妙なグラデーションを持ったサウンドとの、歪にして心地いいハーモニーがドラマにおいてどんな役割を果たすのか。角度によってネガにもポジにも転じそうな曲の色味はまさに蜃気楼=ミラージュだろう。音楽を味わい楽しむことへの贅を尽くした曲になっている。(吉羽 さおり)
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ビッケブランカ
Devil
悪魔とは穏やかでないが、この"Devil"は憎めないシティボーイっぽいイメージで、ポップで洒落ていてユーモアもたっぷりあるという感じだ。そんな自由なフットワークの軽さが音楽に映っていて、「Ca Va?」や「Shekebon!」といったファンキーに、リズミカルに遊ぶ曲から、本格的EDM、インディーズ時代の「TARA」の"2020 Mix" や、ピュアなラヴ・ソング「白熊 - Main Version」と、ミックステープ的な楽しさがある。それぞれ精度が高く心にスッと染み込む歌にもなっている。知らぬ間にリスナーの記憶に住み着いては気持ちを揺さぶっていく厄介なDevilでもある。大自然の力3部作を締めくくる「Avalanche」も収録され、次の一手への期待も募る3rdアルバムだ。(吉羽 さおり)
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ビッケブランカ
Ca Va?
ファンキーなダンス・ミュージックであるが、そこにはビッケブランカのポップ・マジックが効いている「Ca Va?」。以前旅した初めての土地での気分がそのまま曲となったというこの曲は、未知の場所で起こる出来事や違和感をも貪欲に乗りこなすパワーがあり、スムーズにグルーヴを紡いでいるようで、ちょっとした歪なコード感を交えて不穏にも響かせたり、リズム・パターンや歌詞の言葉遊びで耳に引っ掛かりを残したり等々、仕掛けがふんだんにある。居心地が悪くもなんだか心惹かれるものが同居した不可思議さと、アグレッシヴにリフレインする"Cmon, Ca Va?"というフレーズがキャッチーで面白い。王道のバラードを紡ぐ一方で、その色に染まらない曲を軽々と描く変幻自在さがビッケブランカ節だ。(吉羽 さおり)
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ビッケブランカ
wizard
語り部のようなキャラクターが登場するタイトル曲から始まる2ndフル・アルバム。もしや今回はコンセプチュアルな、あるいはロック・オペラ的な作品!? と思いきや、そこから広がるのは、高揚感溢れるストリングスがカラフルなビッケブランカ節たる機知に富んだロックであり、メロウでドラマチックなピアノ曲であり、また新たな手触りのエレクトロ・ポップにEDMと、とてもひとつのコンセプトには縛られない音の絶景。音楽は耳で聴き感じるものだけど、目の前にパッとその音楽、歌の舞台が広がって、物語が動き始めるような鮮やかさが、ここにはある。自らwizard=魔法使いと名乗った彼の心意気や、エンターテイナーとしてのこだわりを随所で感じるアルバムだ。(吉羽 さおり)
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ビッケブランカ
夏の夢/WALK
潮風のようなローズ・ピアノの音色と、心地よく刻まれるビート、気だるい海辺のチルアウト感と都会的なクールさを合わせたギターのカッティングで、グルーヴィなサウンドを奏でる「夏の夢」。雨だれのようなピアノで始まり、淡々としたビートにポエトリーなメロディを乗せた「WALK」。両A面の今回のシングルは、2曲とも抜きのあるシンプルなアンサンブルとなっており、音の行間に情景を映した曲となった。カラフルでボリューミーで、リスナーをその世界に瞬時に閉じ込めてしまうポップ・マエストロ、ビッケブランカの新たな面を光らせたシングルだ。夏は苦手と語りながら、サマー・チューンに真っ向から取り組んでしまう、捻くれたスピリットは健在。彼ならではの"遊び"がシンプルななかにも仕掛けられている。(吉羽 さおり)
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ビッケブランカ
FEARLESS
メジャー・デビューを飾った前作ミニ・アルバム『Slave of Love』では新しい世代のピアノマンとして鮮烈な印象を感じさせたビッケブランカだったが、あれから約8ヶ月ぶりにリリースされた今作『FEARLESS』を聴くと、あの作品はビッケブランカというシンガー・ソングライターの魅力のほんの一部でしかなかったことがよくわかる。ダーク・ファンタジーの様相で幕を開けるオープニングのインスト曲「FEARLESS」を始め、ホーン・アレンジによる華やかなリード曲「Moon Ride」、スタイリッシュなダンス・ナンバー「Stray Cat」、王道のピアノ・バラード「幸せのアーチ」、そしてアーティストとして新たな境地を切り拓いた「THUNDERBOLT」まで、ピアノという自身のアイデンティティすら超える自由で独創的なポップ・ミュージック。そこにビッケブランカの本質があることを知る1枚。(秦 理絵)
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ビッケブランカ
Slave of Love
話題のCMソングとして書き下ろされた「Natural Woman」を収録したビッケブランカのメジャー・デビュー・ミニ・アルバム。作詞作曲、アレンジを自身で手掛けるピアノ弾きのシンガー・ソングライターが完成させた今作は、豊潤な音楽的ルーツが随所に垣間見られる奥深い1枚になった。70、80年代のポップ・ミュージック特有の煌びやかなオーラを纏った「ココラムウ」や「Slave of Love」を始め、王道のJ-POPバラード「Echo」、全編弾き語りで届ける「Your Days」、Ben Foldsの影響を受けたアップ・テンポのピアノ・ロック「Golden」など、曲ごとに様々な表情を見せながらも、その軸にあるルーツ・ミュージックへの敬意はブレない。まるで初めて音楽に出会ったときのように瑞々しい感動を思い起こされてくれる1枚。(秦 理絵)
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ビッケブランカ
GOOD LUCK
佐々木ヤスユキ(Gt/ex-bonobos)、畑利樹(Dr/ex-東京事変:刄田綴色)、山崎英明(Ba/ex-School Food Punishment)を迎えて完成した孤高のピアノマン、ビッケブランカの2ndミニ・アルバム『GOOD LUCK』。サポートの面々をズラッと並べただけでも豪華さが伝わってくる今作は、彼の魅力が溢れる1枚となっている。ファルセット・ヴォイスがこんなにきれいに出るのかと驚かされるダンサブルなTrack.3「ファビュラス」や、歌声に溺れそうになるほど美しい至極のバラードであるTrack6.「TARA」も聴き逃せない1曲。日本人離れした中性的な彼の声は、繊細でありながらもどっしりとかまえている骨太ヴォイス。ポップ・ソングだけじゃなくジャンルを飛び越えた1枚だ。早々に国までも軽く飛び越えそうな予感。(白崎 未穂)
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マカロニえんぴつ
physical mind
スタジアム公演で2日間約5万5,000人を沸かせた一方、キャパ250人の初ワンマンの地でもライヴを開催する等、これまでの歩みを噛みしめるようにデビュー10周年イヤーを駆け抜けてきたマカえん。そんな2025年を締めくくる今作もタイアップ曲満載で、"大衆的"という意味ではポップスとも言えるが、やはり彼等は生身のロック・バンドであるということを再提示している。"フィジカル"と"マインド"をもって人と人、熱と熱がぶつかり合うことで生まれる、活き活きとしたバンド・サウンドを鮮度高く収録。自由で多彩な音色に加え、楽器陣がそれぞれメロディ・メイカーとしての才も発揮し、成熟したバンドのさらなる可能性を見せてくれる。原点と現在地が共鳴し、未来への期待が高鳴るような充実作。(中尾 佳奈)
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マカロニえんぴつ
たましいの居場所
結成から10年、今やメジャー・シーンを賑わすバンドとなったマカロニえんぴつの最新作は、原点回帰とも言えるシンプルでストレートなロックを鳴らしている。前作の多彩且つ重厚なアレンジから一変、音数を絞り肩の力が抜けたサウンドに。インディーズ時代を彷彿とさせる懐かしさを感じる一方、歌詞には"今"の彼らが詰め込まれている。歌を届け続ける自身を鼓舞する「たましいの居場所」、花火用語を用いたタイトルが美しい「星が泳ぐ」に続き、曲名からして癖の強そうな「街中華☆超愛」で振り切った遊び心を見せると、最後はメンバーそれぞれが今の思いを素直に歌う「僕らは夢の中」でグッと心を掴み締めくくる。"夢を魅せる"側に立った今、彼らが伝えたいのは"ロックバンドは最高だ"というロマン溢れるまっすぐなひと言だった。(中尾 佳奈)
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マカロニえんぴつ
ハッピーエンドへの期待は
10作のタイアップ曲に提供曲のセルフ・カバーと、その豪華さがメジャー・シーンでの活躍を物語るメジャー1stフル・アルバム。アカペラの多重唱で幕を開ける表題曲、レゲエやジャズなどの要素を盛り込み急展開を見せる「トマソン」など、様々なジャンルをロックに落とし込みマカロニえんぴつ色に染め上げた楽曲が並ぶ。中でもインパクトを残すのは「TONTTU」。重いロック・サウンドにハード・ロック・バンドのヴォーカリストを彷彿させる歌声、オルガンをバックに繰り広げる寸劇......とやりたい放題だ。そんな癖のある遊び心満載な楽曲のほか、待望の音源化となった弾き語り曲「キスをしよう」や温かいラヴ・ソング「なんでもないよ、」などストレートな楽曲も。求められていることに応えつつ、やりたいことを詰め込んだ渾身の1枚。(中尾 佳奈)
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マカロニえんぴつ
「はしりがき」EP
マカロニえんぴつによる、全曲にタイアップがついた話題性抜群の作品。表題曲「はしりがき」は"青春"をテーマに描いた1曲だ。青春と聞くと過去だけを思い出しがちだが、今この瞬間も未来も青春になり得ることを気づかせてくれる。また、後半の大胆なアレンジも要チェックだ。さらに、「listen to the radio」ではキャッチーなメロディの中に描かれる"夜を縫い合わして"、"「クズね、でも居た方がいいクズ」"など、どこか切ないけど愛のある歌詞に惹かれるリスナーは多いはず。全曲を通じて、はっとり(Vo/Gt)の持ち味でもあるワード・センスを存分に発揮している。タイアップをこなすごとに新しい表情を見せてくれる彼らが、次はどんな一面を見せてくれるのか、期待が高まる。(伊藤 美咲)
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マカロニえんぴつ
愛を知らずに魔法は使えない
結成9年目のメジャー・デビュー作。メロディの普遍性、怯まず芯を食う歌詞の誠実さを前提としながらも、時には1曲の中で曲調、テンポや拍子まで変えながらバンドの変態性、遊び心を炸裂させている。スタジオに集まって音を鳴らすときの"これぞバンド!"な温度感のまま、広いフィールドへ飛び出す。彼らが挑もうとしているのはおそらくそれだが、このEPを聴けば"きっとやってのけるだろう"と自然に思わせられる。長いことネクスト・ブレイク候補と言われ、その状況も自虐的に歌詞にしてきたが、内的充実と外的契機が噛み合い、いよいよ時は満ちた。"もう迷わず探せるから 繋ぎ留めることも追い過ぎもしない"(「ルート16」)という言葉からも、バンドの今が透けて見える。(蜂須賀 ちなみ)
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マカロニえんぴつ
hope
マカロニえんぴつにとって約2年半ぶりとなる待望のフル・アルバム。「レモンパイ」や「ブルーベリー・ナイツ」といった人気曲や、私立恵比寿中学に書き下ろした「愛のレンタル」のセルフ・カバー、TVドラマやCMなどのタイアップ・ソングも多数含む全14曲が収録され、ここ数年での飛躍的な活動の集大成とも言えるような作品に仕上がっている。また、日常で感じる幸せとため息を混ぜるように描いた「hope」や、"少年だった僕たちは/カネを知ってヒトになった"と、大人になって忘れてしまいそうな感情をハッと思い出させてくれる「ボーイズ・ミーツ・ワールド」などの新曲でももちろん、バンドの多様な音楽性と、とにかく魅了されてしまうそのグッド・メロディを存分に発揮。毎日聴きたい"マカロック"が詰まった1枚。(三木 あゆみ)
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マカロニえんぴつ
season
各メンバーの作曲楽曲1曲ずつ+先行配信されていた「青春と一瞬」を収録。直球ミドル・バラード「ヤングアダルト」、軽快なリズムでザクザク進む「恋のマジカルミステリー」、ロマンチックなメロにおちゃめなリフを重ねる「二人ぼっちの夜」、3拍子と2拍子を行き来しながら紡ぐロック・オペラ「TREND」――と、曲元来の個性を増幅させるアレンジにはバンドの充実っぷりが表れている。全曲の歌詞を書くはっとり(Vo/Gt)のワード・センスも抜群で、膝を打たされまくりだ。アルバム・タイトルは"旬のうちに食べないと腐ってしまう音楽? どうなんだろう、それ"という疑問から。替えの効かない存在としてこのバンドを求める人は着実に増えているし、その結びつきはますます強くなることだろう。(蜂須賀 ちなみ)
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マカロニえんぴつ
エイチビー
はっとり(Vo/Gt)の儚くエモーショナルな歌声はそのままに、キーボードの多彩な音色が織り込まれた彼らならではのサウンドがさらに色濃く表現された今作。ちょっとしたことで一喜一憂してしまう片想いや、言い訳ばかりしていたら愛想を尽かされてしまったりとなかなかうまくいかない恋愛が描かれているが、軽快なリズムとその上に乗っかるキャッチーなメロディと、はっとり独特の言葉選びには思わず心が踊る。そんな恋愛がテーマである曲が多い中、特筆すべきはギリギリで戦う人に向けたという「ハートロッカー」。少し女々しい印象のある彼だが、"あなたの逃げ場になるなら歌うよ"と音楽への強い決意とともに差し伸べられた手はなんとも力強かった。キラキラした七色のサウンドを武器に次はどんな新たな一面を見せてくれるのかと、早くも次作が楽しみになる、そんな1枚。(増田 思織)
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マカロニえんぴつ
アルデンテ
メンバー全員が現役音大生という5人組、マカロニえんぴつ。音大といえば"のだめカンタービレ"のように、さぞかし華やかな大学生活を謳歌していると思いがちだが、実はその逆で、資料によればコンプレックスにまみれ、負けっぱなしの人生を送ってきたという5人。そんな彼らが輝ける場所を見つけたのがこのバンドだったのだろう。負けっぱなしでも叫び続ける勇気をくれる「鳴らせ」や、独特の比喩表現で男女の関係を描いた「ワンドリンク別」、鬱々とした感情をダンサブルなビートで歌い上げる「零色」など、バラエティに富んだ楽曲で自分たちの存在意義を刻む。しっかりとしたバンド・サウンドに色を付けるように鳴るキーボードの音が印象的だ。(齋藤 日穂)
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ヤバイTシャツ屋さん
Tank-top Flower for Friends
その類まれなセンスに磨きがかかったヤバT渾身の1枚が到着。モチーフにしたであろうバンドが浮かぶ"バンドあるある"的なコード、曲構成、展開が散りばめられ、思わずクスっと笑ってしまうが、クオリティの高さやメロディの良さ、そして時代を反映した深い歌詞に、ただのおふざけで終わらない絶妙なバランス感覚が光る。中でも特筆したいのは、正体を隠し別名義で配信していた「dabscription」。流行りのメロウ・チューンに乗せてこっそり毒を吐きながらも、後半にはロック・バンドの悲痛な叫びと覚悟が。BGMとして消費されがちなチル系プレイリストに紛れ込みリスナーの度肝を抜いてほしい名曲だ。パンクからシティ・ポップ、教育番組風のピアノ曲、初挑戦の合唱曲、さらには岡崎体育とのコラボ曲まで、とにかくバラエティ豊かな力作揃い。(中尾 佳奈)
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ヤバイTシャツ屋さん
ひまわりコンテスト
ヤバT初の夏ソング「ちらばれ!サマーピーポー」をリード曲とした本作。どこか耳なじみのあるこのタイトルからしてヤバT節が炸裂しているが、やはり彼らに"アンチ陽キャ"ソングを作らせたら天下一品だ。夏に浮かれる人々を斜に見る歌詞もその語感の良さでポップに昇華され、シンセサイザーやブラスを取り入れたアレンジにより、歌詞とは裏腹な夏全開のアッパー・チューンに仕上がっているのが面白い。加えて、"たしかに"と唸ってしまうバンドマンあるあるから派生した「まじで2分で作った曲」や、"コンプラギリギリ"な遊びを題材にした「コンプライアンス」、まさにタイトル通りの誰もが歌える1曲「もももで歌うよどこまでも」、そして岡崎体育によるリード曲のリミックスを収録。朋友同士のおふざけ感満載なコラボにも注目だ。(中尾 佳奈)
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ヤバイTシャツ屋さん
こうえんデビュー
新曲を耳にすると、"こんな曲名を付けるのはあとにも先にもヤバTしかいない"と思うのはもはや毎度のことだが、"くそ現代っ子ごみかす20代"はさすがに衝撃を受けた。自身だけでなくファンのメイン層も含む20代というあまりにも大きな対象を、"ごみかす"と称するのはいかがなものかとも思うが、いざ聴いてみるとそんな自虐も一転、今の時代にマッチした自己肯定ソングとなっているんだから、本当に彼らには何度も驚かされる。また、初のドラマ主題歌でもある「Bluetooth Love」は得意のメロコア・サウンドで魅せつつも、主人公の名前をちゃっかり歌詞に交える遊び心も忘れていない。加えて2021年はうるう年ではないのに、いや、だからこそ「2月29日」を歌うのもヤバTらしい。(伊藤 美咲)
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ヤバイTシャツ屋さん
You need the Tank-top
挫折しても諦めない心が大事だと歌うモチーフに珪藻土マットを用いるソングライターは、世界中探してもきっとこやまたくや(Gt/Vo)しかいない。"さすがにふざけすぎでは!?"と思う歌詞が頻発しながらも、良質なメロディや堂々たるメロコアの音圧、時に哀愁を孕んだラップも飛び出すハイブリッド&ハイクオリティな楽曲の前では、もう大人しく笑わされるのがいい。それでいて、"とにかくみんな生きてほしい"という想いをストレートに歌った「寿命で死ぬまで」では、バンドの芯にある良識もきちんと窺え、彼らがお茶の間をも席巻している理由がわかる。手を替え品を替え、絶えずリスナーの予想の斜め上を急角度で突き抜け、否応なしに楽しませる。唯一無二のヤバT節が隅から隅まで行きわたった13曲。(岡部 瑞希)
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ヤバイTシャツ屋さん
うなぎのぼり
全5曲を収録した盛りだくさんの9thシングル。ヘヴィに幕を開けつつポップなサビへとなだれ込む「泡 Our Music」は、シャンプーのCMソング。華麗にタイアップを乗りこなすスキルが大いに発揮されている。もちろん、聴きどころは1曲目だけではない。2曲目で曲名に取り上げられているのは"創英角ポップ体"......なんのこっちゃ? と思う人も多いかもしれないが、フォントの名前である。聴けば聴くほど、このフォントの絶妙な親しみやすさとおしゃれさを表現した楽曲だと思わずにはいられない......が、なぜこのことを歌ったのか? まぁ、そのナンセンス感も含めてヤバTらしさ満点だ。そして、関西のローカル番組"ちちんぷいぷい"の20周年記念ソング「はたちのうた」も勢いが漲っている。(高橋 美穂)
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ヤバイTシャツ屋さん
げんきいっぱい
NHKとのコラボレーションなどで世間を驚かせ、完全にお茶の間の人気者となりつつあるヤバイTシャツ屋さんの、自主制作盤から数え通算6枚目のシングル。今回もジャケットには3人のタンクトップくんが登場し、新曲3曲と岡崎体育によるTrack.1のリミックスが収録されている。Track.1はタイトルのとおり正統派のパンク・サウンド。キュート且つ毒もある歌詞は彼らのメンタリティやキャラクターをクリーンに映し出している。Track.2は琴線に触れるメロディとエモーショナルなヴォーカル、ラストのシンガロング・パートにフロアの拳上げも必至で、Track.3は語感もノリも抜群。3人が鳴らす楽器の音で構成されたシンプルなバンド・サウンドでここまでカラフルに見せられるバンド、実はなかなか稀有なのでは。(沖 さやこ)
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ヤバイTシャツ屋さん
Galaxy of the Tank-top
2ndフル・アルバムで手堅く1stフル・アルバムを超え、且つ伸びしろを残すという知能犯っぷり。それも全部"楽しい"を突き詰めたゆえの行動なのだろう。ミクスチャー・ロック、ホーンを用いたダンス・ナンバー、アコースティック、豪華ストリングスなど、アレンジのバリエーションやギミックを広げていることはもちろん、ストレートすぎるほどのメロコア・サウンドはさらにエモーショナルでフレッシュに。音域が違う3人による楽曲に合ったカラフルなヴォーカル・ワーク、琴線に触れる人懐こいメロディも歌心を際立たせる。悔しい気持ちを抱えながらも、自分たちが面白いと思うことをひたすら追い掛けてきたサークル・バンドの青春感――彼らの音楽が全世代に響いている理由の根源はその青さかもしれない。(沖 さやこ)
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ヤバイTシャツ屋さん
パイナップルせんぱい
ヤバTの新作リリースのたびに"笑ってたまるか"と思うが、今回も一本取られてしまった。飲み会並のコール、驚きを通り越して呆気に取られるくらいのサビの出だしとそのオチ、突然の転調など仕掛けが多数の「ハッピーウェディング前ソング」は彼ら史上最も享楽的。まさしくハッピーに振り切れたライヴ向きの曲である。ロッテ"キシリトールガム"20周年プロジェクト・ソングの「とりあえず噛む」はポジティヴなメッセージが綴られた正統派メロコア・ナンバー。「眠いオブザイヤー受賞」はラテン・テイストのトラック×ラップありという90年代顔負けのミクスチャーなアプローチで、彼らの持ち味のひとつである日本人の琴線に触れるセンチメンタルなメロディが炸裂。サウンドに合ったムードのあるヴォーカルも光る。(沖 さやこ)
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ヤバイTシャツ屋さん
どうぶつえんツアー
メジャー1stシングルであり、自主制作盤も含めると4thシングルとなる今作。ジャケットや収録内容など、これまでのシングルのコンセプトを受け継ぎながら、新しい挑戦も多々見える。特に「ヤバみ」は、ギミックが増えてパワーアップした演奏もさることながら、読み解き方次第で風刺的でシニカルな歌詞としても、時代性を肯定する歌詞としても受け取れる作詞センスには舌を巻いた。メッセージ性だけでなく語感重視のセクションを織り交ぜたり、それをアッパーで中毒性のある楽曲に乗せるところもソングライター こやまたくや(Gt/Vo)の遊び心だろうか。暗号のように交錯する言葉と音のロジックが痛快だ。ザ・ヤバT的なメロコア・ナンバー「寝んでもいける」、ミディアム・テンポに挑戦した「肩 have a good day」とカップリングも充実。(沖 さやこ)
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ヤバイTシャツ屋さん
We love Tank-top
2015年から快進撃を続ける3人組が、初の全国流通盤となるメジャー・デビュー・アルバムをリリース。大阪の大学生のあるあるネタなどを綴った歌詞が注目されがちな彼らだが、魅力はなんと言っても楽曲の良さ。例えば「無線LANばり便利」は、90年代的な直球メロコアやミクスチャー・センスを継承しながらも、そこに2010年代の若者ならではの価値観の歌詞、琴線に触れるメロディ、男女ツイン・ヴォーカルを乗せている。過去の焼き増しにならない革新性が彼らの強力なオリジナリティだ。新録された既発曲はアレンジもマイナー・チェンジし音も厚く進化。ミュージカル風の楽曲、おしゃれギター・ロック×キーボード、ラウド・ナンバーなど、3ピースの常識をぶっ壊す痛快なサウンド・アプローチはエネルギーに満ちている。(沖 さやこ)
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リュックと添い寝ごはん
neo neo
リュックと添い寝ごはんのメジャー1stフル・アルバム。今作は、高校生活の集大成とも言える前作『青春日記』のフレッシュな気持ちは継承しつつも、タイトルの"neo neo"が示す通り、新しい自分たちを提示した作品に。初メジャー作品ということで、サウンドはさらに磨き上げられているが、いい意味でメジャー・デビューだからと肩肘を張りすぎずに、やりたい音楽を昇華しようとしているところが好印象。アルバムが"何にもない日に僕たちは 家で寝転ぶ"(「海を越えて」)というフレーズで幕開ける空気感も彼ららしい。新曲は、全体を通してレトロな夏の風景を浮かび上がらせるナンバーが多く、それが冬にリリースというところにもユーモアがある。2020年マスト・チェックなバンドの初フル・アルバムは聴き逃せない。(三木 あゆみ)
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リュックと添い寝ごはん
青春日記
2017年秋結成、卒業を間近に控えた高校3年生3ピース・バンドの1stミニ・アルバム。信念をじっくりと鳴らす「サニー」や、ポップ・センス溢れるギター・ロック「ノーマル」といったバンドの代表曲に加え、フレッシュでパンキッシュな表題曲、ボサノヴァ風の弾き語り、軽快なポップ・ナンバーなどバラエティに富んだ楽曲が揃っている。そのなかでアクセントとなるのが、感傷性を帯びた松本ユウ(Vo/Gt)の歌声、鮮やかで豊かなコード・ワーク、メロディアスなベース・ライン、時折見せる棘のある言葉。スタンダードで聴き心地のいい音楽かと思いきや、随所で心の奥へと深く切り込んでくるという、さりげないギミックや毒気が小気味よい。変化の途中の自分自身の姿と理想の音楽を生々しく詰め込んだ意欲作。(沖 さやこ)
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羊文学
D o n' t L a u g h I t O f f
期待のインディー・バンドとして出発し、今やJ-POPの人気者としての風格すら纏う羊文学。この『D o n' t L a u g h I t O f f』は、その軌跡の全てをアップグレードした入魂の一枚だ。「声」や「cure」に象徴される、泰然としたメロディと塩塚モエカの柔和且つ鋭い歌声は、ますます説得力を増している。そして、ぶっきらぼうなギターが愛おしい「ランナー」、ベースの帯域が攻めた「春の嵐」、アルバム最終盤で待ち構えるアグレッシヴな「Burning」と、ポップスとしての主張をあくまでバンド・サウンドで抱きとめる気概にも感服するばかり。ロック・バンドが高潔なインディー精神を損なうことなく誠心誠意ポップスを鳴らすという挑戦、その模範が本作にはある。(藤村 太智)
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羊文学
12 hugs (like butterflies)
TVCMや話題のアニメとのタイアップなど着実にその名を広め、この1年でぐっとファン層を拡大した羊文学。海外公演の成功に、初の横浜アリーナワンマン決定など勢いに乗る今、躍進の2023年を締めくくる1枚が到着した。命の灯をそっと手で包み込むような「Hug.m4a」から、クラブ・ミュージック風の四つ打ちが生む推進力と力強い歌詞が背中を押す「more than words」、サウンドの透明感と大切な人を守りたいという想いが眩しい「永遠のブルー」、無自覚に傷ついていく心の奥に秘めた本音を解放する「honestly」など、弱さと向き合い前に進むための12曲が聴く者を優しく抱きしめ癒していく。洗練された空気感はさらに研ぎ澄まされながら、より彩り豊かに。明度を上げさらなる存在感を放つ羊文学に期待。(中尾 佳奈)
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羊文学
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"おかえり"の言葉から始まる、"家"、"帰る場所"がテーマのEP。冒頭曲「マヨイガ」は映画"岬のマヨイガ"の主題歌で、居場所はここにあるのだから行ってきなさいと外の世界へ送り出す、ふくよかで力強い母の如き愛情に溢れた、安心感のある塩塚モエカの歌声にもマッチしたナンバーだ。また、前向きな言葉をどっしりしたロック・サウンドに乗せた爽快な「あの街に風吹けば」、甘くふわりとした中に儚さが滲む「なつのせいです」、環境音の中でギターを紡ぎ歌う低音のヴォーカルが物憂げな「白河夜船」、羊文学らしいシューゲイザーっぽさが突き抜けた「夜を越えて」と、各主人公が目に浮かぶ、音と詞の収まりの良さが心地いい。ラストの蓮沼執太フィルとのコラボ版「マヨイガ」はよりモダンな空気で、1曲目と聴き比べて楽しめる。(稲垣 遥)
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