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DISC REVIEW

Japanese

2020年04月号掲載

LOBSTER

yonawo

『LOBSTER』

Release Date : 2020-04-15
Label : ワーナーミュージック・ジャパン

福岡発の新世代ネオ・ソウル・バンド、yonawo。川谷絵音(ゲスの極み乙女。/indigo la End etc.)にSNSで取り上げられ注目が集まった彼らの初全国流通盤が到着した。メロウなR&Bアンビエント・ミュージックでありながら、一方で「矜羯羅がる」を筆頭に物憂げで荒んだ日本語詞が耳に残るのが新鮮だ。即完の自主制作EPより「矜羯羅がる」、「ijo」、「しあわせ」をバンドで再録し、加えて、ホーンが入った、キメが心地よい人気曲「26時」、ロマンチックなサウンドの中の衝動的なフレーズがフックになる「Mademoiselle」、メジャー・デビュー配信シングル「ミルクチョコ」を収録。ライヴではまったく違うアレンジで演奏しているというので、それもぜひ体感してみたい。(稲垣 遥)


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"東京"というテーマも、初めて客演を迎え入れた意味も、聴けばひしひしと感じられる「tokyo feat. 鈴木真海子, Skaai」など、練り上げられたことが伝わってくる全11曲を収録したフル・アルバム。後半のギターからブワーっとパノラマのように視界が広がる「sunset」など、歌詞とシンクロしたアレンジも秀逸だ。生々しい響きを感じるサウンドも、野外で体感したくなった。また、"初回限定盤・映像"には、2021年12月にUSEN STUDIO COASTで開催されたライヴの映像を収録したDVDが、"初回限定盤・音源"には、「tokyo」のリミックス3曲と、「After Party」など今作に収録された楽曲のデモ4曲などが聴ける音源がついてくる。(高橋 美穂)


明日は当然来ないでしょ

心をチクッと刺激する印象的な作品名にも表れている通り、yonawoの荒谷翔大(Vo)は日本語の使い方が面白い。メロウでロマンチックな音にそんな詞が交じることで、聴き手の想像がかきたてられ、強く心に残る不思議な力があると思う。"空に満月/齧って 頬張る 貴方の大好物/今宵の空には食べ残しが少し"(「トキメキ」)という詞も、とても愛らしい。本作にはそんなyonawoテイストは一貫してありつつ、ひずんだエフェクトが新鮮な「rendez-vous」、繰り返すコーラスが温かな「蒲公英」、部屋の中アコギで弾き語るような「202」、「麗らか」~「close to me」のドラマチックな繋がりなど、その表情は豊かだ。彼らの多彩な魅力に憑りつかれてしまう充実の1stアルバムになった。(稲垣 遥)


LOBSTER

福岡発の新世代ネオ・ソウル・バンド、yonawo。川谷絵音(ゲスの極み乙女。/indigo la End etc.)にSNSで取り上げられ注目が集まった彼らの初全国流通盤が到着した。メロウなR&Bアンビエント・ミュージックでありながら、一方で「矜羯羅がる」を筆頭に物憂げで荒んだ日本語詞が耳に残るのが新鮮だ。即完の自主制作EPより「矜羯羅がる」、「ijo」、「しあわせ」をバンドで再録し、加えて、ホーンが入った、キメが心地よい人気曲「26時」、ロマンチックなサウンドの中の衝動的なフレーズがフックになる「Mademoiselle」、メジャー・デビュー配信シングル「ミルクチョコ」を収録。ライヴではまったく違うアレンジで演奏しているというので、それもぜひ体感してみたい。(稲垣 遥)



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