Japanese
鈴木重伸(THE ORAL CIGARETTES)× Marshall
2022年03月号掲載
Member:鈴木 重伸(Gt)
Interviewer:米沢 彰 Photo by 濱谷 幸江
昨年12月にライヴ・セレクション『BRING IT BACK』を配信リリース、今まさにホール・ツアー"Hall Tour 2022「SUCK MY WORLD」"真っ最中のTHE ORAL CIGARETTESより、ギターの鈴木重伸がMarshallのイヤホン"Minor Ⅲ"を徹底チェック。自身も機材としてMarshallアンプを愛用しているだけに、メーカーのこだわりを見抜く目線で使用感を語った。
-鈴木さんは普段プライベートではどういった音楽、音源を聴かれていますか?
ジャンルは結構バラバラですね。1曲気に入ったのがあったらそれをリピートで聴いちゃうので、極力そうならないようにしています。車で移動することが多いので、そのときにラジオを流していろんなジャンルの曲を聴いて、これいいなっていうのがあったら覚えておいてあとから深掘ったりして。最近のロック・シーンの若い子たちも聴きますし、洋楽も聴いてこんなかっこいいサウンドを出している人たちがいるんだってなったり、昔の歌謡曲を聴いてこういう曲があったんだってなったりしています。
-意識的に様々な音楽を広く聴くようにしているんですね。
そうですね。僕の時代って中学高校はMDに自分の好きな曲を入れたりして聴いてたんですけど、好きな曲しか入れないと、そのアーティストの他の曲は全然知らないってことになっちゃうので、気に入った曲があったらその曲の入ったアルバムを調べて、アルバムの曲を最初から全部聴いて、また他に気に入った曲があったらアルバムを全部聴いてっていう聴き方をしていますね。
-普段はどういった環境で音楽を楽しんでいますか?
基本は車のラジオが一番多いかなと思いますね。でも作業場に行って、そこでイヤホンを使って聴いたりすることもあります。
-ギターはストラト、レスポール、PRS、ゼマイティスといったスタイルが異なるモデルをいくつも使われていますが、Kemperも併用しつつアンプは一貫してMarshallを使われていますよね?
楽曲によって変えるのはほぼギター竿だけで、テレキャスからストラトから、楽曲によっていろいろ変えて。メインはレスポールを使っていますね。それだけギター竿をいろいろ変えられるのも、今使っているMarshallのアンプだからできることだなってつくづく感じます。Marshallのアンプじゃなかったら、たぶんそこまでギター竿を変えるとかしなかったんじゃないかなと思いますね。
-それだけサウンドの懐が広いということですね。
今使っているアンプ自身に6chあって、さらにラックのほうにイコライザーが100chぐらいあるので、それを併用したらどんな楽曲でも応用できるようになっています。あと、ローのさらに下の成分が出る別のツマミもつけ加えて、よりバリエーションが広くなって。僕たちオーラル(THE ORAL CIGARETTES)の音楽もいろんな方向があるので、それに対応できるのはMarshallだなっていうのはありますね。
-音楽性が広いですもんね。
途中いろんなアンプも試させてもらったんですけど、そのとき試したアンプは一部のサウンドに特化しているものが多くて。この曲でこれを使ったらカッコいいよなって思ったりはするんですけど、他の曲でカッコ良くなるかな? と。いろいろ試した結果Marshallに戻ってきましたね。もう7~8年ぐらいはMarshallを使っています。
-鈴木さんが考えるMarshallが持つイメージをうかがえますでしょうか?
いろんなジャンルのバンドや楽曲があるなかで、基本的にMarshallでできない楽曲はないんじゃないかなっていうぐらい、対応の幅の広さがありますね。今はデジタル化してなんでもできるようになってるんですけど、街のスタジオなんかにもよく(JCM)800とか900が置いてあって、ボリュームを上げてだんだんとゲインが上がっていくところとか、言ったらそういう不便さがかっこいいというか、例えば中音がデカくなりすぎるから外に向けて、とかそういう無骨なカッコ良さみたいなのを持ち合わせているところが好きですね。
-今回、Marshallのイヤホン"Minor Ⅲ"をメーカーよりご提供いただいていますが、試してみた感想などうかがえますでしょうか?
聴いた印象は音の拡がりが、後ろまで伸びてきているなっていうイメージがありました。イヤホンの形とか構造とか詳しくないんですが、小さいのに臨場感がすごく出ていましたね。世間的にMarshallって、もしかしたらハイがチャキチャキしてるイメージかもしれないですけど、このイヤホンはミッドもしっかり出てて。自分たちの楽曲で聴かせてもらったんですけど、ベース・ラインもしっかり聴こえるし、ミッド・ローあたりがしっかりしてたのが印象的でしたね。
-自分たちの曲というとどの曲を聴いてみましたか?
代表的な「狂乱 Hey Kids!!」(2015年リリースの4thシングル表題曲)とか「BLACK MEMORY」(2017年リリースの8thシングル表題曲)とか、そのあたりで試してみましたね。
-「狂乱 Hey Kids!!」はヴォーカルの音域もすごく広いですし、楽曲がどれぐらいちゃんと再現されるかは気になりますよね。
そうですね。ヴォーカルもそうですし、自分の曲なのでよくわかるんですけど、ギターのパン振りの感じとかも、よりライヴ感って言ったらいいのか、音のレンジもしっかり聴こえるし、配置も広く表現できる幅があるという印象がありました。
-"Minor Ⅲ"はタッチ・コントロールも備えていてタッチするだけで再生、停止、通話開始、終了ができるようになっていますね。このあたりも試してみましたか?
やってみました。初めて(タッチ・コントロールを)やってみたんですけど、すごいですよね。今まで使ってたやつにもついていたのかどうかすら知らないんですけど(笑)。
-(笑)私もこれで初めて使ってみました。めちゃくちゃ便利ですよね。
いちいち携帯を取り出すことなく、ポケットに入れたまんまタップで操作できるってことですもんね。
-電話がかかってきてもそのまま出られるんですよ。これがすごく便利で。
電話はまだ使ってないですね。電話はかかってこなかったので(笑)。
-(笑)マイクもついていて、電話がかかってきたらそのままタッチで出られて、タッチで切れて、そのまままた音源に戻れて。かなり便利でした。
じゃあ今どきのZoom会議とかでも使いやすいですね。
-実際に使っていると、PCのマイクで声を拾うよりイヤホンから声を拾うほうが音もいいってよく言われましたね。
音楽を聴く以外にもうってつけですね。
-このケースの質感も実際のMarshallアンプにかなり似ていると思いますが、Marshallユーザーの目線から見ていかがでしょうか?
この質感はだいぶ太っ腹ですね(笑)。自分の使っているヘッドの触り心地となんら遜色がないです。実は自分のMarshallのヘッドの革部分を他のものと合わせるために変えようと思って、(張り替えの)値段を調べてみたことがあるんですけど、それがなかなかいい値段で。この質感を出すのはなかなかいい値段がするのに、それをこんなにふんだんに使ってるなんて素晴らしいな、と感じています。(張り替えの)値段は言えないですが(笑)、なかなか贅沢なんだよ、というのはお伝えしておきたいと思います。
-機械的にもガタも全然なくて、クオリティがすごく高いと感じました。
しっかりしていますね。この真ん中のLEDのライトも、Marshallのアンプのランプの点滅にもちょっと近くて面白いですよね。充電中の色が緑とか、アンプのランプの色と似てるなぁって思っていました。
-ファンの方や、この記事を読む音楽リスナーの方へのメッセージなどいただけますでしょうか?
なかなかライヴに行きづらい環境が増えてきてて、僕たちも悲しいですし、お客さんたちにもストレスになっているんだろうなという状況ですけど、何かひとつ聴く環境を変えたりすることで、"ライヴに行きたい"気持ちを忘れないでいられるんじゃないかなって思います。このイヤホンで聴くとより臨場感が伝わってくるなっていう印象があったので、ぜひこのイヤホンでライヴ離れせずに――それこそ僕たちもライヴ音源を出しているので、このイヤホンを使って聴いたら楽しく聴けるだろうなって。ぜひMarshallのイヤホンを使ってライヴに行きたい気持ちをためてもらって、ライヴに来てくれたら嬉しいなと思っています。
LIVE INFO
- 2025.06.20
-
BLUE ENCOUNT
ポルカドットスティングレイ
古墳シスターズ
SHE'S
SAKANAMON
緑黄色社会
大原櫻子
女王蜂
おいしくるメロンパン
ヤングスキニー
サイダーガール
chilldspot
東京スカパラダイスオーケストラ
WtB
あれくん
斉藤和義
Organic Call
Absolute area
YONA YONA WEEKENDERS
the dadadadys
石野卓球×鎮座DOPENESS
藤巻亮太 × POOLS
小林私
THEラブ人間×ニッポンの社長
ReN
SUPER BEAVER
indigo la End
otona ni nattemo / ミノヒカル(Homesick Humming) / THE LAST MEAL ほか
- 2025.06.21
-
a flood of circle
BLUE ENCOUNT
SHE'S
HY
コレサワ
Nothing's Carved In Stone
ASP
Laughing Hick
the shes gone
ドレスコーズ
YUTORI-SEDAI
オレンジスパイニクラブ
FIVE NEW OLD
四星球
ヤングスキニー
GRAPEVINE
People In The Box
東京スカパラダイスオーケストラ
浅井健一
サカナクション
鶴
竹内アンナ
Organic Call
Novelbright
怒髪天
ACIDMAN
[Alexandros]
Chimothy→
SIS×タテタカコ
THEラブ人間×ニッポンの社長
阿部真央
"YATSUI FESTIVAL! 2025"
ねぐせ。
SUPER BEAVER
indigo la End
岩田栄秀(The Songbards)
RAY
Suchmos
"LIVEHOLIC &ROCKAHOLIC 10th Anniversary series~ VRide×Virtual Sounds Borderless"
- 2025.06.22
-
Laughing Hick
HY
the shes gone
ドレスコーズ
ASP
サイダーガール
Nothing's Carved In Stone
コレサワ
荒谷翔大
androp
ブランデー戦記
緑黄色社会
四星球
UNCHAIN
SAKANAMON
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
神はサイコロを振らない
LOCAL CONNECT
ADAM at
サカナクション
鶴
竹内アンナ
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
GRAPEVINE
Amber's × シズクノメ
おいしくるメロンパン
斉藤和義
浅井健一
[Alexandros]
the dadadadys
NOMELON NOLEMON
"YATSUI FESTIVAL! 2025"
FIVE NEW OLD
reGretGirl
ヒトリエ
Suchmos
- 2025.06.23
-
MAN WITH A MISSION
PIGGS×ガガガSP
パピプペポは難しい
アカシック
- 2025.06.24
-
にしな
星野源
ビッケブランカ
キノコホテル
きのホ。×POLYSICS
ExWHYZ
リュックと添い寝ごはん
Devil ANTHEM.
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~Miracle PON☆〜"
- 2025.06.25
-
オレンジスパイニクラブ
ザ・シスターズハイ
SHE'S
星野源
TenTwenty
Czecho No Republic
PEDRO×詩羽
People In The Box
斉藤和義
岡崎体育
- 2025.06.26
-
Creepy Nuts
ザ・シスターズハイ
ヤングスキニー
怒髪天
ドミコ
TENDOUJI
the dadadadys
斉藤和義
WANIMA
岡崎体育
にしな
プルスタンス / Navy HERETIC / cherie / ライティライト
- 2025.06.27
-
四星球
Creepy Nuts
GOOD ON THE REEL
Subway Daydream
東京スカパラダイスオーケストラ
ビッケブランカ
the shes gone
The Slumbers
GLIM SPANKY
オレンジスパイニクラブ
女王蜂
ポルカドットスティングレイ
ドミコ
フリージアン
サイダーガール
TENDOUJI
Nothing's Carved In Stone
荒谷翔大
yama × 群馬交響楽団
chilldspot
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
Amber's × シズクノメ
空白ごっこ
WANIMA
岡崎体育
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~ナニカシラ presents sunriseeee!!!!〜"
- 2025.06.28
-
眉村ちあき
女王蜂
鶴
LOCAL CONNECT
竹内アンナ
GRAPEVINE
怒髪天
[Alexandros]
Lucky Kilimanjaro
Organic Call
浅井健一
"CRAFTLAND"
チリヌルヲワカ
the shes gone
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
w.o.d. / MONO NO AWARE / Laura day romance ほか
いゔどっと
いきものがかり
ASP
コレサワ
ドレスコーズ
神はサイコロを振らない
Laughing Hick
荒谷翔大
福永浩平(雨のパレード)
FINLANDS
the dadadadys
私立恵比寿中学
スカート
ゴキゲン帝国
礼賛
ORCALAND
"World DJ Festival Japan 2025"
ネクライトーキー
FIVE NEW OLD
斉藤和義
sumika
"TAKASAKI CITY ROCK FES.2025"
忘れらんねえよ / BLUE ENCOUNT / ヒトリエ / 打首獄門同好会 ほか
Halo at 四畳半
TGMX(FRONTIER BACKYARD etc.)
岡崎体育
Novelbright
- 2025.06.29
-
眉村ちあき
アルコサイト
ヤングスキニー
ブランデー戦記
鶴
竹内アンナ
GRAPEVINE
[Alexandros]
GLIM SPANKY
怒髪天
FINLANDS
Lucky Kilimanjaro
ネクライトーキー
東京スカパラダイスオーケストラ
浅井健一
Chimothy→
SVEN(fox capture plan)
いゔどっと
大原櫻子
荒谷翔大
reGretGirl
ドレスコーズ
VOI SQUARE CAT
終活クラブ
サイダーガール
ポルカドットスティングレイ
いきものがかり
ASP
コレサワ
清 竜人25
私立恵比寿中学
"World DJ Festival Japan 2025"
おいしくるメロンパン
斉藤和義
sumika
"TAKASAKI CITY ROCK FES.2025"
yutori
岡崎体育
Nothing's Carved In Stone
Novelbright
- 2025.06.30
-
清 竜人TOWN
浜崎容子(アーバンギャルド)
Hump Back
岡崎体育
- 2025.07.01
-
ビレッジマンズストア
Mirror,Mirror
岡崎体育
- 2025.07.02
-
ヤングスキニー
キュウソネコカミ
SHE'S
Saucy Dog
Hump Back
Laura day romance × Billyrrom
Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)/ 寺中友将(KEYTALK)/ 谷口 鮪(KANA-BOON)/ アユニ・D(PEDRO)
ドミコ
岡崎体育
- 2025.07.03
-
ヤングスキニー
キュウソネコカミ
斉藤和義
go!go!vanillas
蒼山幸子
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
PK shampoo
TenTwenty
Saucy Dog
ビレッジマンズストア
クジラ夜の街
KALMA
the dadadadys
神聖かまってちゃん
サカナクション
フィロソフィーのダンス×清 竜人25
岡崎体育
- 2025.07.04
-
Nothing's Carved In Stone
MAN WITH A MISSION
斉藤和義
ExWHYZ
GRAPEVINE
SAKANAMON
LOCAL CONNECT
the shes gone
ビレッジマンズストア
蒼山幸子
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
女王蜂
ザ・シスターズハイ
カナタタケヒロ(LEGO BIG MORL)
GANG PARADE
佐々木亮介(a flood of circle)
大原櫻子
緑黄色社会
ポルカドットスティングレイ
リーガルリリー
浅井健一
サカナクション
Mom
- 2025.07.05
-
Nothing's Carved In Stone
SAKANAMON
鶴
THE ORAL CIGARETTES / ヤングスキニー / 水曜日のカンパネラ ほか
reGretGirl
GLIM SPANKY
チリヌルヲワカ
キュウソネコカミ
ART-SCHOOL
コレサワ
[Alexandros]
フラワーカンパニーズ
shallm
go!go!vanillas
アーバンギャルド
ExWHYZ
FINLANDS
"見放題大阪2025"
GRAPEVINE
片平里菜
HY
SCOOBIE DO
the shes gone
怒髪天
荒谷翔大
the dadadadys
envy
サイダーガール
緑黄色社会
め組
Helsinki Lambda Club
androp
WtB
ASP
Conton Candy
The Slumbers
有村竜太朗
RELEASE INFO
- 2025.06.20
- 2025.06.22
- 2025.06.25
- 2025.06.27
- 2025.06.28
- 2025.07.02
- 2025.07.03
- 2025.07.04
- 2025.07.05
- 2025.07.06
- 2025.07.07
- 2025.07.08
- 2025.07.09
- 2025.07.11
- 2025.07.13
- 2025.07.15
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
音ノ乃のの
Skream! 2025年06月号