cinema staff 「萌えもemo」【第13回】

COLUMN

cinema staff 「萌えもemo」【第13回】

2014年06月号掲載

cinema staff

もつ煮込み。大衆酒場には必ずあるメニュー。僕はもつ煮込みがあると大体頼みます。ただ、煮込みの振れ幅ってあんまりない気がしていて、すぐに出る、外れもなければ特別当たりもない一番間違いない食いもん、くらいにしか思っていませんでした。が、先日行ったお店のもつ煮込みは格段にうまく、感動したのです。新宿の横丁にある、あの有名なもつ焼き屋さんのそれです。ココのもつ煮込みは色んなもつ部位が入り乱れていて、煮込み度高め味も濃いめ。バンドに例えるならATDIでしょうか。ん～分かりづらい、やはり無理矢理音楽に結びつけるのはやめましょう。。。
とにかく、コの字カウンターの狭い店内、時々隣の人と手が当たってすみませんとか言っちゃうくらいのぎゅうぎゅう詰め状況で、この煮込みを食いながらビールで流し込むひとときは至高なのでございます。
そう、もつ煮込みは無限大。みなさんも自分に合ったもつ煮込み、探してみて下さい。

ということで、今回はTTNGについて書きたいと思います。(Tとてつもない、Tとっておきの、N煮込みを、Gゲットした)。
さて、気を取り直して。ちょうど先日stiff slackによって4年ぶりの来日を果たしたThis Town Needs Guns改めTTNG。
彼らの音楽はリバイバルエモといわれる中でもかなりオリジナルなバンドだと思います。曲ごとに変わりまくる変則チューニングに時にカポ2個使い、タッピングの嵐のテクニカルなフレーズ、意味わからん拍だけど、なぜかキャッチー、メロもキンセラ譲りの声&メロ。もう大好物のバンドです。
そんなTTNG、実は4年前の来日は残響レコードが呼んでいまして、その時はcinema staffでサポートさせてもらっていたのですが、このときTTNGのメンバーは4人。なんと、それからギターボーカル、ベースが脱退、新しいボーカルベーシスト、ヘンリーが加入、そう、ボーカルがチェンジという荒技で、去年アルバム「13.0.0.0.0」発売。しかも全く違和感なし。すごい。
そして、今回の来日。今回も僕のやっているpeelingwardsというバンドで共演させて頂きました。まさかの、TTNG、僕の事覚えてくれてました、めちゃくちゃ嬉しかったですありがたや。もう今回のライブも本当に素晴らしく、前んときよりクリスのギターがグイグイくるし、ヘンリーのギターベース同時2本持ちにはもうお手上げ。超絶でした。東京2日間行きましたが2日ともセットリスト変えたりアコースティックセットやったり最高でした。
この間自分が中心になってMemory Map呼んだばかりだったので、その時の自分の至らなさとかすげー実感しながら、改めてこういう来日ものの一期一会感とかより大事にするようになった気がします。またやりたいな。

そうそう、cinema staffもアルバムツアーが始まりました。「Death Bandwagon 2(to) Glory」。みなさん各地でお待ちしております。
ファイナルは、平日6/26、Zepp Divercity。
もうちょっとの間、この環境で活動させてください、よろしくお願いします。
ばいばい

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