Japanese
cinema staff
2016年12月号掲載
Member:飯田 瑞規(Vo/Gt) 辻 友貴(Gt) 三島 想平(Ba) 久野 洋平(Dr)
Interviewer:吉羽 さおり
cinema staffの高いポップ性とエッジーなサウンドをより洗練させたアルバム『eve』から約半年。新作『Vektor E.P.』は収録曲3曲すべてがリード曲のトリプルA面EPで、三曲三様ながらいずれも怒濤の勢いや衝動感がリアルなままパッケージされた。ヒリヒリとするアンサンブルの臨場感や、感情が迸るなかにも物語的で、想像力を掻き立てるファンタジックさがある。初期のシネマの破天荒さでねじ伏せるようなパワーも感じられて、メロディアスな歌とのコントラストが鮮やかで美しい。アルバムを経て、今作へと向かうなかでどのような思いがあったのかを訊いた。
-アルバム『eve』(2016年5月リリースの5thアルバム)から約半年で、早くも新作『Vektor E.P.』が完成しました。今回はトリプルA面となっていますが、まずはどのような感じで作っていったのでしょうか。
三島:メンバーもレコード会社も、アルバム『eve』とは違うものにしようという思いがありましたね。『eve』はプロデューサーの江口(亮)さんもいて、予め着地点を決めて曲を作っていったんですけど、今回はそうじゃなく、もっとバンドっぽいというか、自然なアウトプットの形でやろうと。あとは、とりあえず"テンションの高いもの"というオーダーがみんなから出ていたので(笑)。その感じで何曲か作っていきました。
-すべてリード曲にしようという話も、最初からあったんですか。
三島:そのプランは最初からありました。どうせ出すなら、ライヴ感があって、全曲でMVを作っちゃうような捨て曲がないものにしようと。単なるシングルのカップリングにするのは嫌だねという話をしていたんです。
-3曲のうち最初にできたのは?
三島:「返して」(Track.2)ですね。形としては、8月末くらいにはありました。
-「返して」は、いわゆるcinema staffの得意なところの曲ですね。
三島:得意技です。僕が自然に書くと、こういう感じになるっていう曲で。2番目にできたのが「エゴ」(Track.1)ですね。デモを作るときは、まず家でいろいろとネタになる曲やリフの元になるものを探すんですけど、UKっぽい音楽を聴いていたときに、"そういえばこの感じは意外とやったことないかもな"と思って。頭のギターの単音のフレーズとドラムが思い浮かんで。そこから、バーッと作っていきました。
飯田:三島はデモができるとまずバンドのLINEグループで送ってくるんですけど、「エゴ」はMUTEMATHとかnine days wonderのような雰囲気の曲を作りたいねって話していたんですよね。
-2000年当時のポスト・ハードコア時代のnine days wonderは、今聴いても面白いですよね。
三島:むちゃくちゃ好きなんですよね。9月に初期メンバーでのライヴもやってましたし(※15年ぶりに初期メンバーによる復活ライヴが行われた)。
飯田:MUTEMATHもドラムの感じとかまさに参考にしてますね。
-シンプルだけれども、スケール感のあるアンサンブルとなっていますね。
辻:ギターに関しては、「エゴ」はわりとユニゾンしてる部分も多くて、あまりやってこなかった感じではありますね。デモにあったとおりなんですけど、曲の雰囲気的にあまり余分なことをしたくなかったので。むしろ音の方がこだわりました。
三島:詰め込みすぎないようにしようというのはありました。例えば、ギターで分厚い裏メロを鳴らすとかはやめようと。淡々としていて、でも歌は言葉が詰まっていてガーッと歌っているような曲にしたかったんです。
久野:ドラムも、「エゴ」は三島が打ち込みで作ってきたデモがカッコよかったんです。でもこれを生のドラムでやるとちょっと感じが変わるなと思って。レコーディングでは実際にドラムも録っているんですけど、人力打ち込みくらいの気持ちでタイトに組み立てていっていますね。人間的な、生の揺れのある感じよりも機械的なドラムを人が叩いている感じで。かっちりしたものでいきたいというのがありましたね。
-内容的には、非常に切迫した状況が描かれていますが、この「エゴ」では何をイメージして曲を書かれたのでしょうか。
三島:3曲とも一貫したテーマで書こうというのはなんとなく思っていたんです。そのテーマが、"戦争"。でもそれは、社会に対してのメッセージではないんですよね。戦争というものがあって、そのなかでどういう立場になったかという視点で、それぞれの曲が書かれているんです。「エゴ」は、戦場へ向かう人の曲ですね。
-いろんな主人公から見たシチュエーションで描かれているんですね。なかでも「エゴ」は、ヒリヒリとするようなヘヴィな歌です。その戦争というのは、どういうところからテーマになっていったんでしょうか。
三島:パッと思いついただけだったんですよね。社会情勢がどうとか、それに対するアイロニカルな視点とかはないんですよ。たまたま見たドキュメンタリーとか、あとはグアムに行ったときに戦争の資料館に行ったので、それはちょっと影響しているかもしれないですけど。深く掘り下げているわけではないんです。もっとミニマルな話で、心情を描きたいっていうか。
LIVE INFO
- 2025.09.01
-
打首獄門同好会
DIRTY LOOPS
とまとくらぶ
- 2025.09.02
-
Hump Back
とまとくらぶ
フラワーカンパニーズ / Conton Candy / ヒグチアイ / TOSHI-LOW
ずっと真夜中でいいのに。
打首獄門同好会
YOASOBI
め組 / ザ・チャレンジ / NaNoMoRaL / 宇宙団
- 2025.09.03
-
YOASOBI
DIRTY LOOPS
WurtS × なとり
THE YELLOW MONKEY
- 2025.09.04
-
キュウソネコカミ
打首獄門同好会
とまとくらぶ
DIRTY LOOPS
ハンブレッダーズ
終活クラブ
a flood of circle × 金属バット
TOOBOE
神はサイコロを振らない
- 2025.09.05
-
Age Factory
GOOD BYE APRIL
fox capture plan
水曜日のカンパネラ
大森靖子
セックスマシーン!!
YOASOBI
JYOCHO × 長瀬有花
cakebox(シノダ/ヒトリエ)
KING BROTHERS
DIRTY LOOPS
EGO-WRAPPIN' / Original Love Acoustic Session
秋山黄色
ぜんぶ君のせいだ。
This is LAST
WtB
神はサイコロを振らない
PENGUIN RESEARCH
Bentham / Yobahi / WELL DONE SABOTAGE / Loojy
- 2025.09.06
-
"WANIMA presents 1CHANCE FESTIVAL 2025"
GRAPEVINE
Creepy Nuts
eastern youth
Broken my toybox
青木陽菜
9mm Parabellum Bullet / 眉村ちあき / 浪漫革命 / THE BOHEMIANS ほか
Appare!
カミナリグモ
TOKYOてふてふ
ヨルシカ
藤沢アユミ
大森靖子
なきごと
"TREASURE05X 2025"
ADAM at / TGMX(FRONTIER BACKYARD) / 荒井岳史 / 渡邊 忍
セックスマシーン!!
ぜんぶ君のせいだ。
TOOBOE
YOASOBI
KING BROTHERS
Victoria(MÅNESKIN)
Ryu Matsuyama
SIX LOUNGE / TENDRE / ハナレグミ / 日食なつこ ほか
WtB
SCOOBIE DO
NakamuraEmi
りぶ
優里
PIGGS
- 2025.09.07
-
Broken my toybox
"WANIMA presents 1CHANCE FESTIVAL 2025"
GRAPEVINE
This is LAST
レイラ
WtB
ナナヲアカリ
豆柴の大群
TGMX(FRONTIER BACKYARD) / 荒井岳史 / 渡邊 忍 ほか
ヨルシカ
eastern youth
大森靖子
GOOD ON THE REEL
Aooo
"TREASURE05X 2025"
セックスマシーン!!
ビレッジマンズストア
TOOBOE
the cabs
心愛 -KOKONA-
Keishi Tanaka
KING BROTHERS
Mellow Youth
cinema staff
OAU / LOVE PSYCHEDELICO / 大橋トリオ ほか
"くさのねアイドルフェスティバル2025"
渡邊一丘(a flood of circle)
ぜんぶ君のせいだ。
りぶ
ART-SCHOOL
HY
優里
SILENT SIREN
[激ロックpresents"Burning Blue vol.5"]
- 2025.09.08
-
レイラ
JACK'S MANNEQUIN
fox capture plan
- 2025.09.09
-
Age Factory
THE GET UP KIDS
Hump Back
YOASOBI
打首獄門同好会
9mm Parabellum Bullet
JACK'S MANNEQUIN
"LIVEHOLIC 10th Anniversaryseries~奏・騒・壮!!!Vol.4~"
- 2025.09.10
-
Aooo
Hump Back
ハンブレッダーズ
This is LAST
The Birthday
パーカーズ × 浪漫派マシュマロ
とまとくらぶ
THE GET UP KIDS
打首獄門同好会
- 2025.09.11
-
Bye-Bye-Handの方程式
YOASOBI
The Birthday
w.o.d.
MONOEYES
THE GET UP KIDS
TOOBOE
鶴 × ONIGAWARA
- 2025.09.12
-
Aooo
ナナヲアカリ
神聖かまってちゃん
TOOBOE
w.o.d.
ビレッジマンズストア
YOASOBI
THE BOHEMIANS × the myeahns
the band apart (naked)
Rei
Awesome City Club
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~この声よ君の元まで!!〜"
- 2025.09.13
-
cinema staff
ヤバイTシャツ屋さん / UNISON SQUARE GARDEN / sumika ほか
神はサイコロを振らない
The Birthday
神聖かまってちゃん
This is LAST
GRAPEVINE
佐々木亮介(a flood of circle)
四星球 / 藤巻亮太 / eastern youth / 踊ってばかりの国 ほか
Creepy Nuts
KING BROTHERS
崎山蒼志 / moon drop / SPARK!!SOUND!!SHOW!! / ExWHYZ ほか
"ナガノアニエラフェスタ2025"
WtB
PIGGS
TOKYOてふてふ
LACCO TOWER
安藤裕子
GOOD BYE APRIL
The Biscats
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
"New Acoustic Camp 2025"
wacci
- 2025.09.14
-
セックスマシーン!!
ビレッジマンズストア
TOOBOE
THE BOHEMIANS × the myeahns
flumpool / 三浦大知 / コブクロ / C&K
ガガガSP / GOING UNDER GROUND / 日食なつこ / LOVE PSYCHEDELICO ほか
ナナヲアカリ
WtB
Academic BANANA
Creepy Nuts
打首獄門同好会 / GLIM SPANKY / yama / bokula. ほか
KING BROTHERS
"ナガノアニエラフェスタ2025"
センチミリメンタル
ぼっちぼろまる
SIRUP
Maica_n
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
"New Acoustic Camp 2025"
Mirror,Mirror
- 2025.09.15
-
セックスマシーン!!
cinema staff
Bye-Bye-Handの方程式
WtB
ビレッジマンズストア
Kroi
GRAPEVINE
Appare!
TOKYOてふてふ
緑黄色社会 / 04 Limited Sazabys / キュウソネコカミ / Hump Back ほか
羊文学
PIGGS
DYGL
THE SMASHING PUMPKINS
FOUR GET ME A NOTS
Bimi
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
FIVE NEW OLD
eill
UNFAIR RULE / Blue Mash / ペルシカリア / ポンツクピーヤ
アーバンギャルド
NOIMAGE
RELEASE INFO
- 2025.09.01
- 2025.09.03
- 2025.09.04
- 2025.09.05
- 2025.09.06
- 2025.09.09
- 2025.09.10
- 2025.09.12
- 2025.09.17
- 2025.09.19
- 2025.09.24
- 2025.09.26
- 2025.10.01
- 2025.10.03
- 2025.10.05
- 2025.10.08
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ExWHYZ
Skream! 2025年08月号