Japanese
cinema staff
2016年05月号掲載
メンバー:辻 友貴(Gt) 飯田 瑞規(Vo/Gt) 三島 想平(Ba) 久野 洋平(Dr)
インタビュアー:吉羽 さおり
前作『blueprint』から約1年ぶりとなるcinema staffの5thアルバム『eve』が完成した。記念日や特別な日の前日を意味するこの"eve"に、何かが変わる前の不思議な昂揚感、ワクワクする感覚を重ね合わせたタイトル通り、cinema staffはこのアルバムで、これまで以上に新たな音楽的地平を切り開いている。マジカルなポップスやソウル、ファンクなど、新たな感触やビートを持つ曲から、4人のアンサンブルの妙味をより立体的に、または味わい深く織りなしたサウンドなど、丹念に磨き上げた13曲が並ぶ。作品への流れや制作について、メンバー全員に話を訊いた。
-5作目のアルバム『eve』が完成しました。cinema staffの芯はブレず、そのうえでたくさんのチャレンジをして新たな面を見せている作品です。このアルバムへと続く『WAYPOINT E.P.』(2015年10月リリース)、『SOLUTION E.P.』(2015年12月リリース)という2作のEPから、"変化"というのはバンドとして意識していたところですか。
三島:そうですね。『WAYPOINT E.P.』のときにプロデューサーがついたこともあって、バンドだけですべてを成立させるというよりは、作品のプラス・アルファになることや、思いついたことは全部やればいいんじゃないかという意識はありましたね。サウンド・メイキングに関しても、プロデューサーがいるという今のこの状態の方がクリエイティヴなんじゃないかと。そういう流れはありましたね。タイアップがついていて、というのもポイントだったんですけど。
飯田:『WAYPOINT E.P.』の「YOUR SONG」には、ドラマのタイアップがついていて(※NHK岐阜放送局 岐阜発地域ドラマ"ガッタン ガッタン それでもゴー"主題歌)。今までのアニメのタイアップでは若い世代の人に聴いてもらうことが多かったんですけど、ドラマの主題歌ということで、僕らよりも年上の方だったり、おじいちゃんおばあちゃんだったり、幅広い層に聴いてもらえる機会にもなったので。そういう話をいただいたことで、いろんな人に聴いてもらえる曲を作りたいという気持ちは強くなりましたね。
-今回のアルバムでは特にサウンドの幅広さが出ていますね。
三島:今までグレーゾーンだった部分、バンドにおいてやってこなかった部分でのチャレンジはありましたね。EPの制作で、バンド以外の音数が増えることを許容できたあとの発想なので。例えば、跳ねるビートひとつにしても、ビート的には以前よりガシャガシャしてないけど、他の音で埋めてあったり。それぞれのプレイヤーとしてのテーマは持っていたと思うんですけど、曲に対するチャレンジ・スピリットは一貫してあったんじゃないですかね。
久野:そうですね。その曲が1番良くなるようにしたいという思いは一貫してありました。
-曲作りの段階から視点が違った感じですか? 作り方として変わった部分もあるのでしょうか。
三島:今までの方法論をすべてひっくり返して――ということはないです。それぞれの曲のテーマや、こうしよう!と決めていたものは今までより目的地がありましたね。ただそこに到達するのに、僕が細かく指示していくというのは、曲によるんですけど以前よりは少なかったのかな? こういう曲にしようというアイディアも、僕が出すというよりは久野君が出すことが多かったかもしれない。そのアイディアに向けて曲を作って、"こういうのどう?"と提案をするやり方は多かったです。
-そういう中で、ソングライターである三島さん自身のヴィジョンがはっきりしていた曲はありますか?
三島:「overground」(Track.13)は今作の制作以前にできていた曲だったので、それは結構、意志を持って作った感じでしたけど。あとはアルバムとしてどう完成させていこうかと、ピースを埋めるように曲を作っていった感覚はありますね。
飯田:2枚のEPの曲が入ることを前提に、アルバムとしてこういう曲が欠けているなという作り方ではありました。
-アルバム前半のTrack.2「希望の残骸」やTrack.3「エイプリルフール」は、cinema staffのポップ・サイドがより出ている曲で、それがより洗練された形で表われていますね。「希望の残骸」はどのようにできていった曲ですか。
三島:cinema staffのポップな部分がわかりやすく出る感じがあって、でもバンド感も残しつつ、チャレンジもしつつという1番ちょうどいいところが、「希望の残骸」にはありますね。アイディアの段階で今言ったようなことすべてを考えていたわけではないんですけど、もともとメロディと歌詞の一部ができていて、そこからみんなで相談しながらいろいろウワモノを足していったという感じでしたね。
-アルバムの導入としてはインスト曲「eve」(Track.1)があって、続く「希望の残骸」でアルバムの幕開けになることで、晴れやかで、昂揚感があるスタートになっていますね。
三島:普段あまりインストを好んで聴いたりしないんですけど(笑)。作品の中に1曲あると象徴的に聴こえるので、入れたいなという気持ちはありましたね。ただ、インストを最初に入れるつもりはあまりなかったです。いろんな曲の収まり具合を考えたときに、アルバムの頭になったという感じだったんですけど。
-結果、いいストーリーが生まれたと。
三島:いいですよね、結果的にそうなってくれました。
飯田:「希望の残骸」は、間違いなくいい曲で。その曲が始まる前に"eve"というタイトル通り何かが始まる感じがインストで感じさせられるものになっていますね。
-「希望の残骸」は、美しいギター・フレーズが印象的ですが、辻さんは「希望の残骸」についてはどうですか。
辻:ギター・フレーズは、サウンド・プロデューサーといろいろ話し合いながら作っていったんですけど。今回は、だいぶギターを重ねて録っていますね。その重ね方もいつもと違って、いつもなら1回で録っているとことを2回に分けて録るとか。その方が、それぞれの音がちゃんと見えてくるというのも面白い発見だったなと思います。
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