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cinema staff 「萌えもemo」【第40回】

2018年12月号掲載

cinema staff 「萌えもemo」【第40回】

最近、街の開発によって僕たちの馴染みの場所がどんどんと移転したり、閉店していっております。cinema staffでクソお世話になった渋谷のライブハウスclub乙-kinoto-もそう、11月で今の場所では終わり(最後の突然少年とのツーマンも燃えました!)。そして、立ち飲みの聖地、渋谷"富士屋本店"もまた10月で、47年の歴史に幕を閉じました。僕ももちろん富士屋本店には随分とお世話になりました、キャッシュオン等、立ち飲みルールをここで覚えたといっても過言ではありませんね。"えるえふる"も例に漏れず色々参考にさせてもらっていたお店です、そんな"えるえふる"のあいださんと二人で最終日前日にラスト富士屋へ行ってきました。

酒場に並んでいくなんてとも思ったりしますが、今回ばかりは。17時オープン、16時から並び始め、色々思い出やら語らいながら、一時間待ち。開店から15分くらいでイン。改めて、ロの字、凄い景色だなぁ。何度行っても注文するタイミングはドキドキ、店員さん達の注文から提供までの見事すぎる捌き、これがここで見られるのも最後だと思うと淋しい、しっかりと目に焼き付けました。だいたいくる時は一人だし考える暇もなくタイミング中心に考えてるから頼むもんはいつも決まっちゃうんだよな(笑)、でもこうみると実はメニューがいっぱいある。これも頼んでみたかったな~とか思いつつでも今回もだいたい同じ、ハムキャ別、ハムカツ、ぬた等......ビールの後は、酎ハイ、宝焼酎の小瓶と炭酸の瓶、自分で割りつつ呑むスタイル。氷は、こっちからほしいと言ってはいけない、店員の氷振る舞いタイミングを待つのみ。こういうの含め最高なのです。サクッと呑んで、最後出口で思わず富士屋ママのTシャツを購入。いやー最後に行けて本当に良かった。ありがとう、富士屋本店。



酒場が閉店する時があると同様に、バンドが終わる時もある。今日の一枚は、USシアトルのインディーロックバンドMinus The BearのラストEP"Fair Enough"を紹介しようかと。現在、ラストツアー中、結局僕は生で観れなかったな残念......。
前身バンドがBotchSharks Keep Movingのメンバーがいたりというハードコア畑出身の彼ら。ハードコアを通過したからこその説得力しかない見事なバランスの唄モノ、特有のちょっと曇った音色の歪みギターの単音フレーズ、タッピング、オクターバー、二本のギターの絡み、(特に初期は)変拍子等も駆使した展開、たまりません。

ギタリストならわかると思うんですが、LINE 6というディレイエフェクターを何台も並べてループさせて、見事多彩に操る様は本当に観ていて爽快。
フルアルバムは全部で6枚(EPとかアコースティックアルバムとかも最高)、だんだんとアダルトな雰囲気になっていく様もまた良き。MVも面白かったり、本当大好きなバンド。解散はやっぱり淋しいけど、やりきった的な解散だし、なんかバンドとしても健全。しっかり音楽の歴史に刻まれてます。Minus The Bear周辺のファミリートゥリーも面白いからまた今度纏めたいな。

さて、もう師走、今年、バンドも生活もまだまだ突っ走りまっせ、よろしくお願いします。




cinema staff

2003年、辻 友貴(Gt)、飯田瑞規(Vo/Gt)、三島想平(Ba)により前身バンドを結成。2006年に久野洋平(Dr)が加入し、現在の編成となる。2008年、残響recordより1stミニ・アルバム『document』をリリースし、2012年に1st EP『into the green』でメジャー・デビュー。オルタナティヴ、エモ、ポスト・ロックに影響を受けたセンス溢れるポップなメロディと、それとは対照的な直情的で衝動性の強い攻撃性を持ち合わせたギター・ロック・バンドとして人気を高めている。2017年5月に6thフル・アルバム『熱源』を発表し、10月には初の日比谷野外大音楽堂ワンマン公演を敢行。2018年6月、アルカラとのスプリットEP『undivided E.P.』をリリース。2019年3月には恵比寿LIQUIDROOMと岐阜club-Gにて"デビュー10周年記念ライブシリーズ two strike to(2) night~平成終幕編・恵比寿の乱/柳ケ瀬の乱~"を開催する。

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