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cinema staff 「萌えもemo」【第12回】

2014年04月号掲載

cinema staff 「萌えもemo」【第12回】

最近、「ネオ大衆酒場」という言葉が流行っているらしい。古き良き大衆酒場を土台にしながら、それを現代風にアレンジして、若者や女性、ファミリーでも行きやすい居酒屋ということみたい。基本的に安めの価格設定、渋い日本酒、ホッピーなどのドリンク、ポテサラ、煮込み、ハムカツとかあるみたいな。最近店舗が増えまくっている「串カツ田中」とかもそうでしょうか。確かに気楽に入れるし間違いない感じでキメれます。
ただ、やっぱり決定的にあの独特の古典酒場とは違うのです。それは癖のあるおじちゃんおばちゃん店員、それから何時から飲んでるんすか的な酔い方して今にも説教でもしてきそうなおっちゃん、おじいちゃん達がそこにはいない。。。僕はそういう人達の会話を聞いたり時には絡まれて一緒に飲んで、「おい、お前なんや、まだ帰んなや、一杯奢るから残ってけや」的なシチュエーションが大好きなのです。まあでも結局最後には酔っぱらって記憶なくすからなんでもいいんですけどね!

sdre.jpg音楽もそうでしょう、90'sエモは明らかにリバイバルエモとは何か違うのです(無理矢理つなげました)。
ということで、今日はエモ界隈ではJimmy Eat World、The Get Up Kids級のレジェンド、 Sunny Day Real Estate(SDRE)を。
90年代初期結成、コレまでに4枚のアルバムを残し、2度の解散、再結成しているのですが、SDREといえばその名前を特に大きくさせたのはメンバー二人がDave Grohl率いるFoo Fightersのメンバーでもあるということでしょう。ただそんなの関係なしにとにかくカッコイイのです。
Foo Fighters結成後にSDREで出した2枚のアルバムも完成度抜群で素晴らしいのですが、個人的には94年sub popからリリースの1st「diary」を推したい。
適度な緊張感から、次第に解放、爆発していく感じ、堪りません。リードトラックの「seven」が最高なのはもちろん、7曲目の暗いワルツ調のピアノ曲から最後まで続く流れとか他のエモバンドには持ち合わせてないない懐の深さ、本当癖になるのです。
それからひときわ目を惹く真ピンクのエロジャケの2ndも素晴らしいです。アナログで持っていますが、インパクト、半端ないです。
そして、なんとこのSDRE、今度のレコードストアデイに14年ぶりに新作を出すと発表したのであります。こういう伝説的なバンドの新作を僕らの世代がリアルタイムで聴ける喜びたるや。いやはや楽しみです。

さて、4/2はcinema staffのmajor 2nd full album「Drums,Bass,2(to) Guitars」が発売です。前作「望郷」とはまた違った面を魅せられているかと。解放的でフレッシュな作品になったと思います。このコラムで紹介してるバンドを意識したギターフレーズも散らばってるのでそんな聴き方もしてくれたら嬉しいです。よろすく。


【cinema staff 辻が手掛けるレーベルからのリリース第1弾】

Memory Map
『The Sky as Well as Space』
[like a fool records]
Now On Sale

Dixon(Vo. Gu)のUSインディー感あふれる愛すべきボーカリゼーション、緻密に練られたコーラスワーク、時に変拍子も駆使しながら流れるように展開していくリム、 そしてギター三本(Dixonのギターは4~6弦がベース音が出るように改造してある)の絶妙な絡みが他のバンドには出せない独特なサウンドになっている。それそぞれがテクニカルでトリッキーなフレーズを演奏しながらも、それをアングラになりすぎずメジャー感ある普遍的な歌モノに落とし込む様は、天才的。シカゴのポストロックエモ最高峰のJoan of arcをリリースし信仰が深いJoiful Noise Recordingからこれまでの作品を発表しているのも、 信頼できるポイント。

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