cinema staff 「萌えもemo」【第46回】

COLUMN

前回のコラムで夏が短いなぁと書いたところでしたが、秋の方があっという間でしたよね......僕は11月2週目までは短パンサンダル（上はヒートテック着用）で、限界まで夏を楽しみましたがついに限界が訪れました。そしたらもう秋というか冬の匂いがしてますね。僕の寒さ対策というのはお酒で身体が火照る、そうあの手法です。クズですね。

最近、歳のせいか朝早く起きすぎることがあるのですが、そうなったらもう一度寝ようとしても寝れない、皆さんもそんな経験ありますよね？僕は最近クズ度がどんどん増しておりまして、そんな時オススメなのが朝呑みなのです。しかもそんな人にとって救いとなる、活躍する酒場が幾つか存在するのです。その一つが、杉並区方南町にある「ワイズ（Y'z kato）」というお店。朝6時からやっておりまして、うどん、そば、丼ものもありますので朝ごはんに、利用という形ももちろん可能ですが、なんと、店も推奨（張り紙してあります）、朝から呑めてしまうのです。これから仕事で朝飯食っとるのに隣で酒呑むんじゃねぇクソがって怖い目をされても、堂々と呑んで良いのですハイ......

ということで、この日はとりあえずビール500ml缶（400円）を。つまみは、天ぷらです。なんと50円から、揚げたても食べられますが、ちょっとこの日は忙しそうでしたので既に揚がって陳列されているばらミックス（100円！！！）をいただくことに。家じゃ天ぷら食べれないからいいんですよね～、お酒のお代わりはカウンターの後ろに置いてある炭酸ペットボトルをとって、後は焼酎（キンミヤ）を注文。400円！完璧です。これで数杯。

そして、せっかくなのでシメで最後に半そば（250円）も。これで1000円ちょっと。最高ですね。これでもう一度ぐっすり眠れます。寝れなかった皆さん、いかがでしょう、一度試してみてくださいね！

さて、せっかくなので今回は寝れない時に聴くと安眠できる音楽を紹介いたしましょう。

アイスランド、レイキャビク出身のエレクトロニカバンドmúmのデビューアルバムが、リリース20周年を記念してリマスター盤がリリースされたのでそちらを。

美しいストリングスや、クラリネット、トランペット等の生楽器、絡み合うビートが最高に気持ちいい、要所を締めるウィスパー・ヴォイスのヴォーカルも見事です。ゼロ年代、エレクトロニカシーンを牽引してきたmúm、全く色褪せませんね。BjörkやSigur Rósとともにアイスランドで語られるバンドでしょう。この音楽に身を預けてしまえば、いつの間にか夢の中。

ちなみに、múm豆知識としては、僕も大好きなスコットランドのインディーポップバンドBelle and Sebastianの4th、「わたしのなかの悪魔」のジャケットの女の子二人はボーカルをやっていたアンナ姉妹なのです。色々繋がりますね。現在この姉妹は脱退しているのですが、múmは活動中、脱退後のアルバムも、素晴らしいので是非。

もはやエモと呼ばれる音楽ではないですが、これはこれで。

cinema staffの方は、現在スーパーベストのツアー中。これを書いてるのはツアー2日目大阪を終えた後。とてもいい感じなのではないでしょうか。この感じで、年末、年明けを怒濤に突っ走り、3月には久々のホールワンマン、4月には我が地元岐阜で、規模デカくしたオーパーツ2020と続いていきます。よろしくどーぞ。

それではまた。

cinema staff

2003年、辻友貴（Gt）、飯田瑞規（Vo/Gt）、三島想平（Ba）により前身バンドを結成。2006年に久野洋平（Dr）が加入し、現在の編成となる。2008年、残響recordより1stミニ・アルバムをリリースし、2012年にメジャー・デビュー。オルタナティヴ、エモ、ポスト・ロックに影響を受けたセンス溢れるポップなメロディと、それとは対照的な直情的で衝動性の強い攻撃性を持ち合わせたギター・ロック・バンドとして人気を高めている。2019年9月18日にバンド初となるベスト・アルバム『BEST OF THE SUPER CINEMA 2008-2011/2012-2019』をリリース。現在ベスト・アルバムを携えた全国ワンマン・ツアーを開催中。また、12月はKOTORIとAge Factoryを迎えて年末恒例のツーマン・ライヴ"年忘れ泥仕合シリーズ"を東京と名古屋で、2020年3月28日には昭和女子大学人見記念講堂でホール・ワンマン・ライヴを開催する。

前のコラム

次のコラム