cinema staff 「萌えもemo」【第37回】

2018年06月号掲載

cinema staff

みなさん、角打ちしてますか？
角打ち→酒屋の店内において、その酒屋で買った酒を飲むこと。また、それができる酒屋のこと。
北九州発祥と言われる角打ち、早い時間から安く、サクッと飲めるので重宝しております。
最近では凝った料理も出したりするオシャレな角打ちの店もあったりするので行ったことある方も多いでしょう。
私も最近、神戸で素敵な角打ちの店に行きました。
かなりハードルの高い外観、昼下がり15時ごろ、常連さんらしき人が既に数人。若干緊張しつつ、入店、常連さんが「お客さん来たよ」と伝えてくれて早速ビールを注文。優しいお母さんで一安心。奥にはお父さんも、会話を聞いてると明治四年創業、四代目店主とのこと、そりゃ凄い。簡単な粋なおつまみもあって良き。
途中入って来たオッサンは、前日もこの店に来てた常連のようで、昨日のこの店での出来事についてずっとお母さんに文句を垂れている。コワモテ。絡まれたら厄介なことになりそう......と小さくなって、日本酒をもう一杯煽ってサッと帰ろうかと思っていたら、「にいちゃん、もう一杯呑んでき」っと有無を言わせず日本酒奢ってくれることに。その、前日にあったことの愚痴を「そうですよね～」なんて聞きながら呑み、これもまた良いツマミなのだ。
こういう店はずっとあって欲しい。そして私はこの後、一度睡眠をとってもう一度神戸の夜の街に呑みに出ましたとさ。

さて、このまま酒の話で終えそうなところ、音楽の話もしましょう。
今回は先日、City of Caterpillarの再来日ライブも観に行きましたので、こちらの一枚。Complete Discography - City of Caterpillar。
2000年から活動開始、2003年に解散、2016年に再結成で、この一枚は今年発売された編集盤CD。2003年にはenvyと共にジャパンツアー。
DISCHORDやLOVITT周辺の音楽を聴き始めるようになった時、当然好きになったバンドの一つでした。
Godspeed You! Black Emperorにも通ずるような緊張感パート、半端ない熱量の爆発力、ドラマチックな展開だったり、一曲一曲大作、全てを注ぎ込む感じがたまりません。メンバーも被ってる大所帯ノイズハードコアバンドPg.99やMajority Ruleとかも無茶苦茶にカッコイイですよ。

ライブ自体も外国人特有の間、ダイナミクス、凄すぎるライブでした。
killieも再録編集盤をリリースしたり、sans visageやらquiquiやらヤングなバンドも良い感じだし、僕と三島でやってるバンド、peelingwardsも食い込んでいきたいところですね。
よし、最後に宣伝。
cinema staffは、6/13に大好きな先輩、アルカラとスプリットCDをリリースします。
新曲はもちろん、お互いのカバーとか、もうニヤリな部分ありまくりな最高の曲なんで是非聴いて欲しいです。共作の曲も是非お楽しみに！
さて、今日もアルカラのたいちゃんと呑みに行ってきます。