Japanese
sankara
2019年06月号掲載
Member:Toss(Rap) Ryo(Vo)
Interviewer:石角 友香
-具体的に曲について聴くと、1曲目の「Slipping」はどんなオーダーを出したんですか?
Ryo:もともといいなと思っていたトラックをベースに、リード・トラックとなるようなビート感を作り出していきたいと考えて、セッションやブラッシュアップをしていくうちに今の形になりました。
-ふたりの歌とラップの棲み分けは最初からスムーズでしたか?
Toss:そのときそのときで混ぜてみるとか、いろいろやってきて。最近は、フックはRyoが歌って、僕はヴァースで、それこそ高校生の頃にやったような、ラップで16小節バースやってフック歌うんだっていう、そこに戻ってる感じですね。前はAメロ、Bメロ作ってみてとか、いろいろやってみたんですけど、フィットしなかったんで。
-リリックをちゃんと味わうと日々思ってることが浮かび上がってきます。Tossさんは特に影響を受けたラッパーはいないんですか?
Toss:そもそもヒップホップの文化でラップが好きになったタイプじゃなく、完全に言葉遊びとかの方が好きで。韻踏むとか、日本語と英語混ぜてナチュラルに聴こえるように工夫するのが楽しいタイプなので。僕は結構、聴くよりも書いてる方が好き、みたいな。そっちのタイプなので、高校生のときも流行ってるものにそんなに興味なくて、勉強のために聴くような感じで。結局好きなのはShing02さんとかCOMMONとかで、ちゃんといろんな人に聴いてもらえるラップっていうのを今一番目指してて、"NHKでかかんねぇかな、俺のラップ"とか思いますね(笑)。でも、ダサくなくてっていうか。
-COMMONはソウル寄りな感じもしますし。
Toss:そうですね。だからさっきの"全体がメロウに聴こえる"っていうのは嬉しかったです。僕としてはすげぇ褒め言葉ですね。
-今ヒップホップというと、日本のテレビで観れるものはバトルであったりしますけど。
Toss:それもいいと思うけど、それだけじゃないとは思ってますね。
-同時代的なKendrick LamarやCHILDISH GAMBINOにも注目しつつ?
Toss:そうです。でもあれをドヤ顔で日本でラッパーができるようになれば、ラッパーとしてはいいなと思いますね。
-ヒップホップがもっと日本でポップ・ミュージックとして浸透するといいですよね。
Toss:でも僕らが高校生の頃は、ヒップホップがマイノリティだとは1ミリも思わなかったので、漠然とこのスタイルでやって、"「うたばん」(※1996年から2010年までTBS系列で放送されていた音楽バラエティ番組)出るっしょ!"って変なテンションでいるぐらいの感じで(笑)。それがだんだん大人になるにつれ、"俺らがやってる音楽って、そんなメジャーじゃないね"って気づき始めて、1周回って今になる、みたいな。だから、今はそれをメジャーにさせたいぐらいの強い気持ちはあります。
-なるほどね。話を戻すんですが、勝手におふたりはNYC(ニューヨーク市)育ちなのかな? って、「State of Mind」って曲があったりしたので思い込んでたんです(笑)。
Toss:それは映画を題材にしてる曲で。NYCには引っ張られてますね(笑)。ラップに関しては"Do The Right Thing"そのままみたいな。
Ryo:それが完全にテーマだったね(笑)。
-スパイク・リーの名作"Do The Right Thing"。あれから20年ぐらい経ったんですよね。
Toss:ああいう気持ちを忘れたくない、高校のときの最初の気持ちみたいなのはやっぱり出るのかなと。当時はダボダボの3XLの服とか平気で着てて、さすがに僕らの年代のときは周りにはいなかったから、それでふたりでドヤ顔してるのがかっけーみたいなのをやって、ちょっと細身になって、また最近ダボダボになって。そういうファッションみたいなのも1周した感じがしますけどね。
-当時からリアルタイムで体験して、1周した人って珍しいんじゃないですか?
Toss:早めの方だと思います、僕らの歳にしては。
-今は何が面白いですか?
Toss:ちょっと前だとCHANCE THE RAPPERとかCHILDISH GAMBINOとかANDERSON .PAAKとか、あのへんは歌えてラップして、踊れて上半身裸になるんだ、みたいな(笑)。"かっけーなー、こいつら"と思って。初めて僕らが聴いてたヒップホップと似てる部分も感じるし。どっちかと言うと、オラオラしてる音楽は聴くけどやってきてないので、日本でも流れがこっちの方に来てくれたらいいなというのはありますね。
-ヒップホップ・アーティストがジャズのアーティストと接近して以降は、音楽としてすごく面白いし。
Toss:かっこいいと思います。アートみたいなものなので。それは僕らもかっこつけマンなので、見え方とか大事なのかな? って、最近勉強してます。
-ライフスタイルの中の音楽という意味で、今回ジャケも2種類あって、どっちもいいですね。
Toss:ナチュラルは僕らのキーワードで。だからお互いに歌詞書いてても、お互いが違和感のないようなものにするって意識していて。ジャケも自然なライフスタイルの中のものにあるものがかっこいいと思っているのは、たぶん共通してるのかなと思います。
-ジャンルを超えて、生活の中で音楽をやってる?
Toss:最初のコンセプトとしては、自分たちの仲いい友達から"お前らの音楽かっこいいね"って言われるのが、最初の関門みたいに思って音楽作ってるので。そこはとっても大事だし、自然とライフスタイルになるのかなと思ってます。
-一緒に遊んでたりするような人たちにまず響かないと?
Toss:プラスアルファ、広がるものを僕らが考えて作っていくっていうのを大事にしてます。
-カルチャーとしては"GREENROOM(FESTIVAL)"とか似合いそうですね。
Ryo:出たいですねぇ(笑)。
Toss:普通に遊びに行ったりしてるしね、去年、一昨年とか。
-ちなみに、Eggsのプラットフォームを使ってみてどうですか?
Ryo:登録してる人数すご! と思ったんですけど、僕たちあれに載せてもらって、SNSとかYouTubeとかも、大きな数じゃないですけど、動いたのが目に見えてわかったんで。
Toss:今、僕らを知らない人にいったん聴いてもらいたいって、すごく強く思ってるので、そういう意味ですごく助けてもらってます。"なんだこいつら?"ってもちろん思われたくてやってるんですけど、多少自分らに箔がつかないと、"なんじゃこりゃ?"っていうものも日本では確立しにくいのかな、と思ってて。だから、自分たちが頑張ってやってる音楽を誰かが"こいつら新しいじゃん"って言ってくれて、数珠繋ぎになってくれればいいなと、欲を言えばそう思ってますね。
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