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INTERVIEW

Japanese

神田莉緒香

2017年08月号掲載

神田莉緒香

Eggsプロジェクト

Official Site

インタビュアー:高橋 美穂

女性シンガー・ソングライター 神田莉緒香が、8月23日にデジタル配信シングル『愛と叫びたいんだ』をリリースする。今作より共同マネージメントを行う、本間昭光率いるbluesofaのクリエーターがオールスターで参加、という錚々たるバックアップにも引けを取らないほど、彼女自身のメッセージが光るバラードだ。これを機に、Skream!では初インタビューを敢行。Eggsがクラウドファンディングの仕組みを導入したサポート・プロジェクト(=エグサポ)を通じて、彼女を含む女性シンガー・ソングライター3人によるイベント"Eggs presents 渋谷の中心で愛とか憎しみを叫ぶ!"の開催も8月5日に控え、状況が盛り上がりを見せるなか、その心中を探った。

-まず「愛と叫びたいんだ」は、どのようなきっかけで生まれたのかうかがえますか?

次回作は愛をテーマに曲を書くということが先に決まっていて、"そもそも愛ってなんだろう?"って考え始めたのがきっかけですね。愛って、家族愛だったり、恋愛だったり、いろんな形がありますけど、どれも目には見えないものだし。それを、自分がどうカテゴライズしていくかが不透明だと思ったから、言葉に起こしていくところからこの曲は書きだしたんです。愛"を"叫ぶんじゃなく、愛"と"叫ぶってなっているのは、愛が何かを確認しながら書いていったからなんですね。

-なるほど! 確認していっている過程も刻まれているということですね。

そうですね。いろんな場所で愛を考えました。帰り道や家の中、電車の中で、"愛って何だろう? どういうイメージかな?"って自分の言葉で探していったことが、そのまま歌詞になっています。

-そもそも、このタイミングで愛について考えたのは、なんでだったんでしょう。

6月にリリースされたミニ・アルバム『ACCELERATOR』が移籍第1弾で、関わる人たちが増えたり。長年応援してくれているファンの愛を感じたり。こういうのって、周りにいる人の愛があって成り立っていることだなぁって思っているので、"この愛は何だろう?"っていう気持ちになって。ツアーも回っているんですけど、いろいろな場所で愛を受け取ってきたからこそ、それをどういうふうに届けたらいいのか、どう定義づけたらいいのか、って思ったことがきっかけですね。

-関わってくれる人が増えたっていうところで言うと、今作からは本間昭光さんが率いるbluesofaがバックアップするなど、周りのミュージシャンも豪華ですよね。

私はまだまだ未熟な小娘なんですけど、超一流の方が、こんな私にも愛をもって取り組んでくださって。それでどんどん周りの輪が広がっていったっていう。いろいろな人と出会うたびに曲ができて、また出会いを連れてきてくれるから、この「愛と叫びたいんだ」がリリースされたら、また新しいものを呼んできてくれて、且つ何かを書かせてもらえるんじゃないかなっていう、ちょっとした期待があります。そういう流れを最近感じるんですよね。

-でも、そういう"呼び寄せ力"みたいなものも神田さんにはあるんじゃないですか? シンガー・ソングライターを志したきっかけも、東放学園高等専修学校に在校されていたときに、同校の校歌のコンペに応募して、ご自身の楽曲が採用されたからなんですよね。

そうなんです。今も歌い継いでいってくれているので、感動しますよね。私に会ったことがない人も曲を知ってくれてるっていう事実はあるから、私自身が消えてはいけないなって思います(笑)。校歌はあの人が書いたんだ、って思ってもらえるように。

-2年前にはたったひとりで47都道府県を回るライヴ・ツアーもしていたそうで。待っているだけではなく、積極的に出会いのきっかけを見つけに行っているというか。

でも私、もともとは待ち人間だったんです。"何すればいいですか?"みたいな。神田莉緒香っていうひとりのシンガー・ソングライターの道筋も、誰か任せにしていて。それで壁にぶち当たったことがあったんですね。それで、"次のワンマンがソールド・アウトしなかったら、活動休止します!"ってなって。そんな状況下で書いた曲が、今までの曲とはお客さんからの反応が違って、"共感します!"って言ってもらえて。初めて人に寄り添える曲が書けた、書かせてもらえたっていう。そのワンマンにもいろんな人が全国各地から来てくれたので、"じゃあ次は自分から会いに行こう、そうしたらまた曲が書けるかもしれない"って、47都道府県を回ることにしたんです。最初は体力が追いつかなくてつらかったですけどね。でもそれを乗り越えて今があるっていう。