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INTERVIEW

Japanese

マッシュとアネモネ

 

マッシュとアネモネ

Member:もちこ(Vo/Gt) 間下 隆太(Gt/Cho) 理子(Ba/Cho) ヨネクボ隼介(Dr/Cho)

Interviewer:稲垣 遥

-マッシュとアネモネはこれまで"RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018"や"未確認フェスティバル"でグランプリを獲得されていますが、周囲からの注目度は実感していますか?

間下:そんなにないよね。

もちこ:でも(グランプリをとってから)最初1ヶ月くらいは、SNSでエゴサとかをすると、たくさんの人にいろんなことを言われてるなぁって感じてたんですけど、最近はもう......(笑)。

間下:バブルが弾けた(笑)。

ヨネクボ:始業式で学校行ったら"おめでとう"って言われるぐらい(笑)。

もちこ:そうそう(笑)。友達とかに言われたりするくらいですね。

-"RO JACK"のグランプリ特典で"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018"の大きなステージで演奏しましたね。映像を観させていただいたんですけど、どんどん後半にいくにつれてお客さんも手が上がっていって、心を掴んでるなって感じたんですが、みなさんの感触的にはいかがでしたか?

もちこ:やっぱり初めて観る人が多いんだろうなっていう気持ちで、始まる前はドキドキしてたんですけど、いざステージに立ってみると思ったより緊張もせず。観ている人たちの表情が考えていたより柔らかくて、楽しそうに感じて。だから自分も楽しくできたっていう感じですね。

-結構堂々としていたように見えましたが。

ヨネクボ:冒頭5分は尋常じゃないくらい緊張してましたけどね。

間下:ちょっとトラブルがありまして、アンプが使えなくなったんですよ。いざ出たら"アンプ鳴らないんですけど"って。"飛んじゃったわ~"とか言われて"えっ! 替えないんですか!?"みたいな。

ヨネクボ:そっからスタートだったんで。緊張というかそっちのトラブル系の方がね(笑)。なんかあるんじゃないかって。

もちこ:大丈夫かな? っていうのはありましたね。

-そうだったんですね。でも受賞後には初遠征があったりもして、活動に広がりが出ましたよね。

間下:そうですね!

ヨネクボ:ちょっと忙しくなりましたね。ややですけど。

-では曲の話に移らせていただこうと思いますが、以前Skream!本誌の"KNOCKOUT FES"企画でインタビュー(※2018年10月号掲載)させていただいたときに、楽曲はもちこさんがわりと感覚的に作るという話だったんですけど、そういう曲のもととなるイメージはどういうときに湧いてくるんですか?

もちこ:わりとタイトルを最初に付けるんですよ。それに対する語感とか色とか季節とかを決めていって作る感じです。

-色とか季節とか?

もちこ:そうなんですよ。子供に名前を付けるような感じというか。曲に入ってる単語とかでタイトルを付ける人って結構多いじゃないですか。でもそういうことではなくて、自分が持ってるイメージを選んで付けてるというか。

-周りのメンバーさんはこういうイメージでっていうのを共有されて、そこから膨らませるんですか?

間下:いや、汲み取る。

ヨネクボ:意地でも汲み取るしかないよね(笑)。

-曲自体は、もちこさんがデモ的なものを作っていくんですか?

もちこ:いや、私は音楽がまったくできないので、メロと歌詞と、あとできるときはコードをつけて、できないときはコードからやってもらうって感じで。

間下:だいたいこっちかこっち(間下かヨネクボ)が。ふたりで作業するとよくわかんなくなっちゃうので、"この曲は俺がやりたいわ"とかイメージがつく方が組み立てていって、またもちこに戻して。

-なるほど。「シーサイド」はどういうイメージなんですか?

もちこ:作ったのが6月のちょうど理子ちゃんが入ってくる時期で。あと"未確認(未確認フェスティバル)"と"RO JACK"があったので、それに向けての新しい気持ちというか、わくわくする感じを出せたらなと思って作りました。

間下:"未確認"の新木場STUDIO COASTと"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018"のステージに向けて作ったものです。

ヨネクボ:大変だったね。

-メロディはすっと入ってくる感覚があったんですけど、後ろのコードは予想と違う方向に進んだりするところが面白いなと思いました。そのあたりは意識されているんですか?

間下:そうです。循環コードとかは絶対使わないようにしてるというか。

ヨネクボ:ちょっと違和感あるくらいで。

間下:ギリギリを攻める。