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INTERVIEW

Japanese

アイスカルフ

2019年02月号掲載

アイスカルフ

Member:春木(Vo) 得能 寛尊(Gt) YUTAKA(Ba)

Interviewer:三木 あゆみ

大阪を中心に活動中のウルトラ・ポップ・ロック・バンド、アイスカルフ。一度聴くと耳から離れないキャッチーなメロディと春木による等身大の想いが込められた歌詞が聴く者を魅了する。そんな彼女たちの代表曲と言える「アイアムヒーロー」が、音楽配信プラットフォーム"BIG UP!"が主催する楽曲募集企画で、TBSテレビ"イベントGO!"の2月度オープニング・テーマに見事選出された。Skream!では、これを記念し彼女たちに初のインタビューを敢行。4月にリリースされる新作についても含め、いろいろと答えてもらった。

-Skream!初登場となりますので、まずどのような経緯でバンドが結成されたのか教えてください。

春木:私が一緒にやりたいなと思った各メンバーに声を掛けました! 次に始めるバンドは私にとって最後のバンドにしようって考えていたので、本当に一緒に活動したいメンバーでやりたいなと思って。

YUTAKA:そうそう! 春木とは前からバンド仲間で、僕は当初違うバンドでベースを弾いてたのですが、急にLINEが来ました(笑)。

-みなさんが音楽を始めたきっかけはなんでしたか?

春木:ポルノグラフィティが大好きなんです! 高校生のときに晴一さん(新藤晴一/Gt)の歌詞に影響されて作詞を始めたのがきっかけで、自分の言葉を発信していくにはバンドしなきゃ! って思い込んじゃって......今に至ります(笑)。

-しろくまを連想させるかわいらしいバンド名ですが、どなたが付けられたのですか? バンド名の由来も教えていただきたいです。

春木:私とゆたさん(YUTAKA)が付けました! しろくまとかくまを使ったバンド名にしたくて、"カルフ"はフィンランド語でくまって意味だから"これだ!"って思いました。で、"ホワイトカルフは?"ってゆたさんに聞いたら"ホワイトって英語じゃん! 学がないみたいだ!"って言われて(笑)。

YUTAKA:そう(笑)! で、"アイス"って付けたら造語になるし、しろくまっぽいしいいじゃん? っていうことで"アイスカルフ"になりました。

寛尊:でもアイスも英語やん!

一同:(笑)

-そして、このたび「アイアムヒーロー」がTBSの深夜5分番組"イベントGO!"の2月度オープニング・テーマに選出されました。おめでとうございます! 初のタイアップとのことですが、選ばれたときはどんなお気持ちでしたか?

寛尊:めっちゃ嬉しかったです! 春木さんの作る曲はキャッチーだしポップだしメロディがすんなり入ってくる曲ばかりなので、タイアップを取りたい......きっかけが欲しいってずっと思っていた矢先だったので、すごく嬉しかったですね。

-数ある曲の中から、この「アイアムヒーロー」でエントリーしようと思った理由はなんだったのでしょうか?

春木:どの曲もキャッチーなのですが、ライヴで一番お客さんが楽しんでくれて、一緒に歌ってくれる曲だからですかね。それと今のところアイスカルフの代表曲みたいなものなのでこの曲でエントリーしました。

-一度聴いたら頭から離れなくなるメロディで、オープニング・テーマにはぴったりだと思いました。明るくポップな曲調ではありますが、歌詞には何か強い意志が込められているように感じます。この曲はどういった想いがあって生まれたのですか?

春木:これは母に向けた曲なんです。私にとってのヒーローって誰だろう? って考えたときに両親だなって。特に母はひとりっ子の私にとって母であり姉みたいな感じで、私が困ったときや、間違った道へ行こうとしたときに一番近くで手を差し伸べてくれる存在でした。喧嘩も母が最強で(笑)。でも、ある日喧嘩したあと、しょんぼりした母の背中がとても小さく見えて、すごく寂しくなったんです。今度は私が頼れる存在になりたいし、何かしてあげたいって考えたんですけど、今の私には何もできないし、できる力もお金もないって。そのなんだかやるせない気持ちをこの曲に込めました。