Japanese
BIG UP! HOW TO【プロモーション】
プレイリストを活用しよう!
現代の音楽シーンでは、様々なストリーミング・サービスが登場し活発化している。そこで、ストリーミング・サービスにおけるプレイリストの重要性や、それを活用したプロモーションについて、自らもSpotify等でキュレーターとして活躍するふくりゅう氏に訊いてみた。
情報過多な"ストリーミング・サービス"時代、どうすれば自分の曲を聴いてもらえるのか? そのためには"プレイリスト"が重要だ。2019年、リスナーが音楽と出会う順番に変化が生まれている。かつて、80年代や90年代の音楽雑誌全盛時代であれば紙メディアを通じて新しい音楽を知ることがあった。しかし、新譜も旧譜もフラットに聴き放題となった時代。Apple MusicやSpotify、LINE MUSIC、YouTube Musicなどのストリーミング・サービスの登場によって、音楽と出会う順番や楽しみ方に変化が起きつつある。
まず知ってほしいのが、音楽情報の流通経路の変化だ。毎週水曜日と金曜日、楽曲配信日にアンテナを張っているインフルエンサーとなるリスナーが楽曲を聴き、その楽曲の良さを共有したいがためにプレイリストを作ったりSNSを通じて情報拡散したりする。こうして、楽曲は瞬く間にシェアされ多くの音楽ファンへと伝わっていく。リスナーは、自分好みの音楽やアーティストと出会えたら、まずアーティスト名を検索する。オフィシャル・サイトや、YouTube、紙メディアやニュース・メディア、音楽番組へアプローチして、より濃い情報を入手し、ゆくゆくはライヴへ足を運ぶようになる。このように、新規体験となる音楽情報を受け取る順番に変化が起きたことをまず受け止めてほしい。あなたが最近知った音楽は、どんな経緯であなたのもとに辿り着いたかを今一度考えてみると理解しやすいかもしれない。
ストリーミング・サービスにもそれぞれ特色がある。若いユーザー層をターゲットにしたLINE MUSICであれば、TVドラマ主題歌などマスメディアの影響を最も受けやすく、TikTokで人気の曲がランクインしやすい傾向を持つ。そんななか、"楽曲を広めたい"、"新規リスナーに知ってほしい"という目的でアーティストが使用するのであれば、Spotifyをおすすめしたい。大多数のストリーミング・サービスが"掃除がはかどるプレイリスト"のような、いわゆる"昭和的なお好み編集テープ風アプローチ"を取っているなか、Spotifyは公式プレイリストに顕著だが、プレイリストを雑誌のようにメディア化している。例えば、どんなリスナーにも対応できるようにジャンル別に入門編からコアなキュレーションなど3~6種類のテーマを提示して、タイトルやカバー・アートのデザインも凝っている。言わば、毎週50曲更新の聴ける音楽雑誌なのだ。Spotifyは、旧来のダウンロード配信サービスのストリーミング化を志したのではなく、体系化した音楽カタログをリスニングできるように再構築したメディア的サービスだから面白いのだ。ゆえに、プロモーションに適した機能性を持ち、日本でもオープン後、Suchmos、Nulbarich、あいみょん、向井太一、ドミコ、CHAI、King Gnuなど、独自のヒットを多数生み出している。
こうしたプレイリストを、自分でも音楽雑誌的なテーマ性を持って、その目次のようにプライオリティ選曲してみるのも、自分が配信した楽曲を広めるには有効だ。さらに、より効率的なのが人気プレイリスターを見つけ出し(※プレイリストのプロフィールにヒントあり/海外では同様のマッチング・サービスがサブ・ミッション・メディアで実行されている)、リリース情報を伝えることであり、それによりプレイリストへリストインする可能性が変わっていく。Spotifyでは、複数のプレイリストにリストインして再生回数が上がれば"バイラルトップ50(日本)"など言わば"ヒットのお墨付き"がプレイリストによって与えられる。それをニュース素材など付加価値とすることで、SNSプロモーションはより加速していく。結果、配信した楽曲を広めることになるのだ。

筆者プロフィール
ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、Spotify、LINE MUSIC、J-WAVEなどで活躍。Spotify公式プレイリスト"キラキラポップ:ジャパン"をキュレーション。著書"ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本"〈ダイヤモンド社〉
プレイリストのフォロワーを増やそう!
プレイリストの活用法がわかったところで、次はプレイリストのフォロワーを増やす方法を学んでいこう。プレイリストシェアサービス"DIGLE"とプレイリスト専門webマガジン"DIGLE MAGAZINE"を運営する西村謙大氏に詳しく解説してもらった。
Spotifyをはじめとした音楽ストリーミング・サービス(以下:ストリーミング)ではプレイリストの影響力が強く、そこから新しいヒット曲が生まれている。日本ではまだ馴染みがないかもしれないが、ストリーミングが普及した世界ではアルバムではなく、54パーセントがプレイリストで音楽を聴いているというデータもある。日本でもさらにストリーミングが普及していき、プレイリストの重要性が増すと考えられる。プレイリストで聴くことは特にSpotifyが顕著なので、以下、Spotifyに基づいて紹介できればと思う。
Spotifyでは、Spotify運営側が作成したプレイリストからメディア作成のプレイリスト、様々なキュレーター作成のプレイリストまで膨大な数がある。プレイリストはフォローすることができ、フォロワーが多いプレイリストは影響力が強い。最近では日本においてもアーティスト自身がプレイリストを作成して運用するケースが見られ、自身の楽曲を広めていくためにも有効なツールになるため、ぜひプレイリスト作成をおすすめしたい。フォロワーが多いプレイリストには、背景やテーマが明確なものが数多くある。あいみょんが自身のラヴ・ソングとこれまでに聴いてきたラヴ・ソングの一部をまとめたプレイリスト"愛を伝えたいだとか"や雨のパレードが作成した雨の日に聴きたいプレイリスト"雨のパレード"はいい例だろう。テーマが明確でアーティストともリンクしやすい。また、定期的に更新されるプレイリストは従来のラジオのような感覚でユーザーが聴くことができるので、フォロワーが増えやすい傾向にある。毎月アップデートされるAmPm作成の"AmPm Thinking"や毎週更新されるTJO作成のプレイリスト"TJO Crates"などを参考にしてほしい。他にもアーティストが作成したプレイリストは多数あるので、参考になりそうなものを探してみるのがいいかもしれない。
ただ、一度作成したプレイリストをSpotify上に公開するだけでは膨大なプレイリストの中で埋もれてしまうので、作成プレイリストは定期的にFacebook、Twitter、InstagramなどのSNSで拡散したり、オフィシャル・サイトで紹介したりすることが大事だ。2018年春からは、SpotifyアプリからInstagramのストーリーに直接シェアできるようになった。この機能はプレイリストだけでなく楽曲やアルバムもシェアできるので、このあたりも知っておきたい。
弊社が運営しているプレイリストシェアサービス"DIGLE"では、WEBサイト上にSpotifyで作成したプレイリストを公開できるので、より多くの人の目に触れやすくなる場を提供している。また一般ユーザーとは別にアーティスト専用のページを用意しており、Spotifyに楽曲を配信しているアーティストの方は申請していただけると利用可能になるので、ぜひ活用してほしい。またリアルな場では、プレイリストからSpotifyコードやQRコードを発行し、それをフライヤーやカードにして配布することで宣伝できる。ぜひプレイリストのフォロワーを増やし、自身の楽曲プロモーションで有効に使っていただきたい。

筆者プロフィール
西村 謙大
株式会社CotoLab.代表取締役
大学卒業後、外資系製薬会社でMR職を経験。退職後、2016年1月に株式会社CotoLab.を創業。現在はプレイリストシェアサービス"DIGLE(ディグル)"、プレイリスト専門webマガジン"DIGLE MAGAZINE"を運営している。
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