Japanese
"7秒とロック" 座談会
歌モノ・ロック・バンドを中心とした新たなサーキット・イベント"7秒とロック"が、9月29日に下北沢のライヴハウス4会場(下北沢ReG/MOSAiC/近松/WAVER)にて初開催される。Skream!では、同イベントの記念すべき第1回目の開催を記念し座談会を実施。実行委員である下北沢ReG代表の鈴木しんや氏と、"サブカル女子に好かれる男bot"の管理人、そして出演バンドの中からとけた電球、Charles、A11YOURDAYS,、マッシュとアネモネのフロントマンに参加してもらい、本イベントの魅力に迫った。同じ歌モノ・ロック・バンドの集まるイベントということで、メンバーそれぞれ面識があり、仲の良さも垣間見れる座談会となった。
A11YOURDAYS,:SOGYON(Vo)
Charles:池田 光(Vo/Gt)
マッシュとアネモネ:もちこ(Vo/Gt)
とけた電球:岩瀬 賢明(Vo/Gt)
サブカル女子に好かれる男bot
下北沢ReG:鈴木 しんや
インタビュアー:三木 あゆみ Photo by かねしろあんり
このラインナップを見たときに、意外と"新しいな"っていう感じがしました(池田)
-このたび、旬の歌モノ・ロック・バンドを中心とした新しいサーキット・イベント"7秒とロック"の第1回目の開催が決定しました。本日は、このイベントがどのようなものなのか、どんなふうにイベントを盛り上げていきたいかといったお話をできればと思います。今日集まっていただいたみなさんの中で気になってしまうのが、"サブカル女子に好かれる男bot"のことなんですけど。このアカウントを始めたきっかけはなんだったのでしょうか?
サブカル:やっぱり、そういう男子を見ると癒されるじゃないですか(笑)。誰にも害を加えないし、みんなが幸せになれるかなと思って。あとは、バンドが好きだったっていうのもあったので、バンドマンを中心にしてこういうbotを作りました。もちこさん、サブカル男子好きですか?
もちこ:好きじゃないと言いつつ、実際にいたら"あ、かっこいい......"ってなっちゃいますね(笑)。
一同:(笑)
-(笑)では、イベントの話に入っていきたいと思うのですが。下北沢には、MOSAiCがやっている"KNOCKOUT FES"や、近松の"下北沢にて"をはじめ、たくさんのサーキット・イベントがありますが、歌モノ・バンド中心のイベントはありそうでなかったですよね。今回、そこにフィーチャーして、このイベントを開催しようとなったきっかけはなんだったのでしょうか?
鈴木:もともとサーキット・イベントはいくつかやってはいたんですけど、結構オール・ジャンルでやっているものが多くて。でも、歌モノ・ロック好きの人って、歌モノ・ロックのライヴをやっている会場に集まっているとこもあるなと感じたので、そういうイベントを作りたいと思ったんです。そこで、誰か歌モノのセンスがある人はいないかなと考えたときに、サブカルちゃん(サブカル女子に好かれる男botの管理人)だなって思って。"実行委員として一緒にやりませんか?"と声を掛けたら、"ぜひぜひ"と言ってもらったんで、"じゃあ、やりましょう"と。サブカルちゃんからアイディアを貰って、細かい制作は自分がやっているという感じです。
サブカル:しんやさんから声を掛けていただいたときに、たしかに歌モノ中心のイベントってないな、すごく面白いなと思って。私も歌モノのロックが好きで、自分がお客さんとしてサーキットのイベントに行くとき、異種格闘技みたいなイベントが多いなと最近は感じていたので、歌モノ中心のイベントがあったら、よりお客さんも気になるバンドや知らなかったバンドを見ることができると思ったんです。新しい音楽に出会える場にもなったらいいなと思います。
-みなさんはこのイベントへの出演オファーが来たとき、率直にどう思いましたか?
SOGYON:基本的にイベントのお誘いがあるとワクワクするし、誘われて嫌な気持ちになるライヴなんてまずないんですけど。"こういうイベントがあるんだな"って興味を持ちました。しかも1回目じゃないですか。だから純粋に呼んでもらって嬉しかったですね。
もちこ:私はずっと歌モノが好きで、歌モノをやりたいと思ってバンドを始めたので、出ることも観ることもできるし、ワクワクしながら受けさせていただきました。
岩瀬:僕はバンドを始めたばかりのころからしんやさんにお世話になっていて。今回このイベントに出ているバンドの中では、キャリア的にはだいぶ長い方だと思うんですけど、そういうとこでも先輩ぶってやろうかなって、出ることにしました。
鈴木:さすが(笑)。
池田:さっきも"ありそうでなかった"という話があったんですけど、このラインナップを見たときに、意外と"新しいな"っていう感じがしました。まさに脂の乗った人たちが勢ぞろいというか。そこに混ぜてもらえて嬉しいです。
-ちなみに"7秒とロック"というイベント名はどなたが考えたんですか?
サブカル:私です。
-どんな意味が込められているのか、教えていただけますか?
サブカル:"7秒"っていうのが恋に落ちる時間らしいんですよ。そこで、新しいバンドとの出会いを恋に落ちることとかけて、そういった出会いのあるサーキットにしたいと考えて付けました。
鈴木:素敵。
池田:岩瀬にぴったりだね。
岩瀬:俺なら3秒ですけどね。
一同:(笑)
サブカル:ちなみに、その"7秒"でひと目惚れしたみたいな経験はあったりしますか?
池田:ひと目惚れは中学生のときにしたことありましたね。
岩瀬:中学生じゃまだお尻青いでしょ。僕はひと目惚れしないですね。させるほうです。
鈴木:相手がひと目惚れしてるかなんてわからないでしょ(笑)。
SOGYON:僕もひと目惚れしたことありますよ。男友達に"街で見かけた女の子とずっと目をそらさずに合わせていると、お互い好きになるらしいよ"みたいな話を聞かされていて、ひとりで歩いてるときにそれを思い出していたら、前から歩いてくる女の子とずっと目が合っていて。そのとき心臓がぶわぁってなりました。これがひと目惚れなんだなってそのとき思いましたね。結局声とかは掛けれなくて、そのまま電車に乗りましたけど。もう二度と会えない人です。
サブカル:えぇ、すごい!
-そんなドラマチックな話があるんですね。では、今回集まってもらった4バンドについて、実行委員のおふたりはそれぞれにどのような印象を持っているのか、おうかがいできればと思います。A11YOURDAYS,は2018年8月に行われたサブカル女子に好かれる男botさんが携わっている"ミライオトロック×ハローサブカルナイト"にも出演していましたね。
サブカル:そうですね。A11YOURDAYS,はそのときのイベントにお誘いする前から知っていましたし、個人的な話なんですけど、すごくつらいときに「City」(2017年リリースの1stミニ・アルバム『you,』収録曲)という曲に助けられた時期があって。なので、みなさんにも出会ってほしいな、知ってもらいたいなという思いがあります。
SOGYON:ありがとうございます。
鈴木:すごくいい話ですね。
サブカル:とけた電球はお客さんとして観にいくくらい本当に好きなバンドで。
池田:さすが3秒の男。
サブカル:いや、本当に3秒で落ちたので(笑)。
鈴木:3秒じゃまだ歌い始めてないでしょ(笑)。
サブカル:でも、それくらい人を惹きつける魅力のあるバンドだと思います。Charlesに関しては、池田さんと付き合いも長いし、仲がいいから、なんて言ったらいいか難しいですね......。
池田:ちゃんとバンドの魅力を言ってください(笑)。
岩瀬:Charlesは顔がいいですよね。
サブカル:顔面偏差値が高いです(笑)。
池田:終わっちゃった(笑)!
サブカル:マッシュとアネモネは、"未確認フェスティバル"でたまたま観て気になって。なので今回観るのがすごく楽しみですね。
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