Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Japanese

KEYTALK × Skream! × バイトル

2017年03月号掲載

KEYTALK × Skream! × バイトル

Member:小野 武正(Gt/MC/Cho) 首藤 義勝(Vo/Ba) 寺中 友将(Vo/Gt) 八木 優樹(Dr/Cho)

Interviewer:吉羽 さおり

KEYTALK×Skream!×バイトル キャンペーン情報

1.フォロー&RTでサイン色紙プレゼント!


2.バイトルのアプリDLでKEYTALKサイン入りZephyrenコラボ・ロング・スカジャン(2万円相当)プレゼント!

応募はこちら!≫ https://www.baitoru.com/contents/geki/01.html#oubo

-そういう経緯なんですね。

寺中:いや。

小野:否定するのかよ。この時間、なんだったんだよ(笑)!

八木:訂正しないとこのまま載るからね。

寺中:インタビューでよく経緯を話すんですけど、本当に記憶にないんですよね。たぶんそういうことは言ってないんですけど、それっぽい流れはあったんだと思います。

小野:じゃあ、合ってんじゃねぇかよ(笑)。

-そのときから、今のツイン・ヴォーカルの形だったんですか。

小野:最初は巨匠がひとりで歌っていたんですけど、全国リリースする作品をレコーディングしていたときに、巨匠の喉にポリープができて。あと1曲録れてないってときに、義勝が急遽歌ったら、"これもいいね"ってなったんです。それで徐々に、今のスタイルに変わっていきました。怪我の功名というか、それから今のいろんなツイン・ヴォーカルの形を確立していった感じですね。

-作品リリースの話もありましたが、そのときはまだ学生ですよね。

小野:大学を卒業するまでに、CD屋に並ぶものを出したいと思っていたんです。大学1年の中ごろにこの4人が集まって、1年の終わりくらいには、全国のレーベル、事務所、音楽出版社とかにデモ音源を送って。それで何社かの人から返事をもらって、ライヴに観に来てくれたりしたんですけど、いろんな方と話すなかで、一番面白そうでウマが合ったのが、今の事務所の古閑さん(※KEYTALKが所属している事務所兼レーベルのオーナー)なんです。だから、大学1年くらいからの付き合いで、4年の頭くらいにTOWER RECORDSで1,000枚限定の1stシングル(2010年リリースの『KTEP』)、7月には1stミニ・アルバム(『TIMES SQUARE』)を出して。在学中から、CDを出してツアーを回ってという流れはありました。

-では、自主で音源を作ったりするということではなかったんですね。

小野:たしかにそうですね。とにかく大人を見つけることから始めたんですよ。自分らでそれを流通させようとはならなかったですし、そこは誰かに介入してもらうものだと思っていたから。パートナーを探す感じでした。

-大学時代やデビュー前は、どんなバイトをしていましたか。

八木:セブンイレブンとガストですかね。大学のときはそのふたつだけです。それも2年までで、あとは親のスネをかじって生きてました。

小野:僕も親のスネをかじりながら、申し訳程度にバイトしてました。でも、大学時代はいろいろやりましたね。コンビニ、ピザ屋、交通量調査。交通量調査は、特に人と接することもなく楽しかったです(笑)。結構やってましたね。

-よく道の端に座って、カウントしてる人ですよね。

小野:そうです。一番つらかったのは、24時間勤務というのがあって。渋谷でライヴしたあと、深夜1時とかに飯田橋に集合して、高速道路に連れていかれるんですよ。それで2時間仕事して、1時間休憩という形で24時間やるんです。

八木:うわぁ、最悪だ。

小野:雨も降って寒くて、翌朝は満身創痍でしたね。しかも、近くのコンビニが歩いて30分なんです。往復したら休憩時間終わっちゃう感じで、過酷でした。ただ座ってぽちぽちするだけのものなので、楽しかったですけど。

-首藤さんは、これは大変だったなというバイトはありますか。

首藤:単発ものは基本的にきつかったですね。工業地帯みたいなところに行って、トラックから30キロくらいある冷凍肉のダンボールを、ひたすらベルトコンベアに乗せ続けるっていう。それで2週間くらい筋肉痛が続きました。仕事の翌日とかはちょっとずつしか歩けなくて(笑)。

-だいぶハードなバイトをしていたんですね。では、楽しかったバイトはありますか。

首藤:楽しかったのは──居酒屋はつらかったんですけど、バイト仲間に同年代が多くて、みんなで愚痴を共有し合ったりもできたので、楽しかったですね。あとは、最後のバイトが漫画喫茶で。メジャー・デビューするって決まったときに辞めたんですけど、たまたま社員ともウマがあって。

小野:最後の最後で。

首藤:それは楽しかったですね。ライヴも観に来てくれたり、今もたまに連絡をくれたりするんですよ。辞めるときも――普通、バイトを辞めるって気まずいじゃないですか。でも、"もう食えるようになったんだね、おめでとう"って送り出してくれたのは嬉しかったですね。そのときは、バイトをやっていて良かったと思いました。

八木:いい人や。

-寺中さんは、ラーメン屋さんは長く働いたんですか。

寺中:そこは1年くらいで辞めちゃって、居酒屋に移ったんです。居酒屋はデビュー前までやりました。あと暇なときに葬儀屋のバイトもしてました。

八木:あぁ、やってたね。

寺中:居酒屋は本当に楽しかったですね。個人経営のところだったので、オーナーがいろんなイベントや飲み会を開いてくれて、歓送迎会もしょっちゅうあったり。それでみんなでご飯に行く機会も多くて、みんな仲良くて楽しかったんです。

-辞めた理由は、デビューが決まったからなんですね。

寺中:特に辞めますと言ったタイミングはなかったんですけど、今でもご飯を食べに行ったりしますし、オーナーに食事に連れていってもらったりするんですよ。あ、よく考えたら俺送別会されてない。

-まだ籍があるかもしれないですね(笑)。

寺中:タイムカードがあるっていう話も聞いてます(笑)。