Japanese
Appare!
Skream! マガジン 2023年05月号掲載
2023.04.19 @Zepp DiverCity(TOKYO)
Writer : フジジュン Photographer:真島 洸
昨秋に行った初の日比谷公園大音楽堂ワンマンで、"私たちAppare! は日本武道館を目指します!"と新たな目標を力強く宣言。夢の武道館に向けての道をひた走るAppare!が、アイドルとロック・バンドが和衷協同(心を共にして共同作業すること)する、自身初の対バン・ツアー"玉ねぎ食べるぞ!ツアー2023 ~和衷協同~"を敢行。ツアー・ファイナルとなるZepp DiverCity(TOKYO)公演を開催した。
DIALOGUE+

トップバッターで登場したのはDIALOGUE+。本来は8人編成のグループが、この日は特別編成の6人で登場。今年初の対バン出演でメンバーの気合がひしひしと感じられた。ど頭から「D+ has come」、「デネブとスピカ」と畳み掛ける攻めのステージに、フロアから歓声とペンライトの光が飛び交う。"私たちの中で一番あっぱれな曲をやります!"と披露したのは、アップテンポな曲調に陽気な振付が楽しいアゲ要素満載の「うしみつあっパレイド」。アグレッシヴなステージで会場中を巻き込むと、イントロに大歓声が起きた「はじめてのかくめい!2023」で楽しく賑やかにフィニッシュする。30分の短い時間に自身の魅力をギュッと詰め込んだ、観る者に強烈な印象を残すステージだった。
虹のコンキスタドール

16人編成の大所帯で、広いステージを存分に使った華やかでスケール感あるパフォーマンスで圧倒したのは、虹のコンキスタドール。「限りなく冒険に近いサマー」で夏の風を吹かせると、息の合ったフォーメーションと華麗なダンスで魅せ、それぞれの個性を放つマイク・リレーから美しいユニゾンで聴かせてと、見どころ満載のめくるめくステージングで魅了した。「勝手に最高!ディスティニー」で、ハイテンションに"わっしょい"と盛り上げ、会場中のタオル回しで一体感を生むと、ラストは王道アイドル・ソングと言える「トライアングル・ドリーマー」に、観客が掛け声を合わせる。眩いほどキラキラしたステージに、アイドルとしての自信と誇りを見た。
Wienners

"フロアの音量、上げでお願いします!"とサウンド・チェックから曲を演奏して声出しをさせて、完全に仕上がった状態でライヴをスタートさせたのはWienners。1曲目「SOLAR KIDS」から爆音を響かせて、"騒げーっ!"と煽り、フロアが熱気を上げる。玉屋2060%(Vo/Gt)がAppare!に楽曲提供している話題で親近感を生むと、ポップでキャッチーでちょっぴりヘンテコな楽曲にノって、拳を上げたり高く飛び跳ねたりと自由に楽しむ観客に、ステージングもさらにヒート・アップ。"アイドル・ファンもロック・ファンもお互いのカッコいいをぶつけ合ったZepp、衝撃的だぜ!"と玉屋が笑顔を見せ、ラスト「蒼天ディライト」で会場中が手を振り合わせる光景は感動的だった。
KEYTALK

大歓声に迎えられて登場したのは、2度の日本武道館を経験している先輩、KEYTALK。「桜花爛漫」でしっかり魅せると、「MATSURI BAYASHI」でフロアを沸騰させる。数多くのフェスで磨き上げたバンドのスキルの高さとライヴ運びの巧みさで、初めて観る観客の心も完全掌握。会場中が手を振り、ジャンプを合わせる一体感を生むなか、パーティー・チューンの「Summer Venus」を投下し、大盛り上がりのフロアを眺めて、"これは最高のバトルですわ。楽しいです!"と、寺中友将(Vo/Gt)が嬉しそうに微笑む。ラストはキラーチューン「MONSTER DANCE」を叩き込み、フロアの盛り上がりは最高潮。貫禄さえ感じる、堂々としたステージだった。
Appare!

大トリで登場したのは、もちろんAppare!。大バズを起こした、玉屋2060%の提供曲である「ぱ ぴ ぷ ぺ POP!」で賑やかに華やかにスタートしたライヴは気合十分だ。というか、全力の歌やダンスは"思い切り楽しもう!"という気概に満ち溢れている。アッパーな曲が続き、コールや振付を合わせる観客との相乗効果で、会場がどんどん熱を帯びていった前半戦。メンバーの自己紹介で始まったMCではツアー・タイトルに触れ、"玉ねぎ=武道館"から、"武道館に行くぞ!"の想いを込めたことを説明した。"みなさんに感謝しかないです。ありがとうございます!"と告げ、THEイナズマ戦隊の提供曲である最新曲「いいかんじっ!」を披露。かわいいにロック・テイストを融合したこのツアーにぴったりな楽曲が続いた中盤戦は、観客がヘドバンを合わせたり「ファイヤースター」で隣同士が肩を組んだり、ここまでの出演者が生んできた会場の一体感をより強固にする。
"世界が広がったよね?"とツアーを振り返ったMCでは、"私はもともとロックが好きだったけど、メンバーもバンド好きになってくれて嬉しい!"と藍井すずが興奮気味に語り、オメでたい頭でなによりの提供曲である「破天荒シンデレラ」を届けた。和テイストの曲調に扇子を使った艶やかで勇ましいダンスで魅せたこの曲に続き、首藤義勝(KEYTALK/Vo/Ba)提供曲である「Wai Wai ダンスフィーバー」でダイナミックなパフォーマンスを見せ、ロック・バンドとの融合で確かな成長を遂げていることを証明したAppare!。
このツアーを実施した意義を感じさせる流れから「アッパライナ」、「アガレ!」とブチアゲナンバーが続き、"あなたともっと最高の瞬間と景色を見るため、私たちは絶対、武道館に立ちます!"と宣言して、披露したラストは「絶対猛信デイドリーマー」だ。"なんでも頑張れる 玉ねぎ食べれる"の歌詞もあるこの曲で、武道館への新たな決意表明をして、ツアーを締めくくる。すべてを出し切ったあとは、8月に3rdシングルを発売することと、7月にZepp Shinjuku (TOKYO)で7周年記念イベントを開催すること、8月31日に主催のサーキット・フェス"エンドレスサマー2023"を例年よりも規模を拡大して開催することを発表。最高の瞬間と景色をあなたと見るため、Appare!の武道館への道はまだまだ続く。ここからの爆進ぶりと、武道館の絶景を彼女らと共に見届けたい。
[Setlist]
■DIALOGUE+
1. D+ has come
2. デネブとスピカ
3. 20xxMUEの光
4. I my me mind
5. おもいでしりとり
6. うしみつあっパレイド
7. はじめてのかくめい!2023
■虹のコンキスタドール
1. 限りなく冒険に近いサマー
2. サマーとはキミと私なりっ!!
3. キミは夏のレインボー!
4. 勝手に最高!ディスティニー
5. 愛をこころにサマーと数えよ
6. トライアングル・ドリーマー
■Wienners
1. SOLAR KIDS
2. GOD SAVE THE MUSIC
3. ULTRA JOY
4. SHINOBI TOP SECRET
5. FAR EAST DISCO
6. TRADITIONAL
7. 蒼天ディライト
■KEYTALK
1. 桜花爛漫
2. MATSURI BAYASHI
3. 君とサマー
4. Love me
5. Summer Venus
6. MONSTER DANCE
■Appare!
1. ぱ ぴ ぷ ぺ POP!
2. パーティーモンスター
3. キミだけのワンダーランド
4. 虹をかけろ!
5. いいかんじっ!
6. ダフネ
7. スカイラインファンファーレ!
8. ファイヤースター
9. 破天荒シンデレラ
10. Wai Wai ダンスフィーバー
11. アッパライナ
12. アガレ!
13. 絶対猛信デイドリーマー
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