Japanese
松岡修造 × KEYTALK
2018年04月号掲載
松岡修造とKEYTALK、まさかのコラボ! この驚きの組み合わせは、学生の若者を応援すべく立ち上げられたサントリーのキャンペーン"C.C.Lemon 3000人のPOWER SONG PROJECT"として、KEYTALKによる書き下ろし楽曲「Cheers!」を松岡修造と共にレコーディングして制作、さらにC.C.Lemonを飲んで応募した方の中から抽選で3,000名が同曲をみんなで歌うミュージック・ビデオに出演できる企画として実現したもの。この奇跡の共演は、両者にとって"シュワっ"と大いなる刺激を与え合うものになったようだ。レコーディングが行われた当日に、プロジェクトについて、そしてそれぞれの学生時代について話を訊いた。
松岡修造
KEYTALK:小野 武正(Gt/MC/Cho) 首藤 義勝(Vo/Ba) 寺中 友将(Vo/Gt) 八木 優樹(Dr/Cho)
インタビュアー:岡本 貴之
-まず、今回の"C.C.Lemon 3000人のPOWER SONG PROJECT"とは、どんな内容なのか教えてください。
松岡:このプロジェクトは、若者を"ガンバレモン!!"という言葉で応援していこうという企画の中で、若者と一緒に歌を歌って、その心やパワーを共有したいという想いから始まったプロジェクトです。そして、若者に一番響くのは誰なんだろう? と考えたときに、KEYTALKさんにお願いできたら最高なんじゃないかなということでお願いしました。C.C.Lemonの爽やかで元気を貰えるというイメージを踏まえて、曲と詞を作ってもらったんです。僕が音楽誌のSkream!に載ることなんて一生ないんじゃないかと思うので光栄です。この誌面に出られるというのはどういうことですか?
首藤:そうですね......"音楽家である"っていうことですね。
松岡:じゃあ歌手っていうことですか?
首藤:歌手です!
松岡:ありがとうございます(笑)。
-このプロジェクトは5人のバンドっていうことでよろしいのでしょうか?
松岡:はい、今回の曲ではそうなってますね。
八木:KEYTALKの3人目のヴォーカリストが松岡さんということです!
小野:今回のプロジェクトのお話をいただいて、曲のレコーディングの前から楽しみにしていました。実際にレコーディングで蓋を開けてみたら、もう予想以上にめちゃくちゃいい仕上がりで、松岡さんに熱いヴァイブスをどんどんぶち込んでもらって。(松岡さんが歌うと)こんなに楽曲が熱くなるのか!? っていうのは、今日のレコーディングで特に感動しましたね。
-まさに本日レコーディングをしたんですね。どんな曲になりましたか?
首藤:僕が作詞作曲を担当したんですけど、とにかく明るくて元気なパワー・ソングを意識しました。あとは、みんなで歌うっていう特別な体験ができる曲っていうのは意識しましたね。
寺中:曲は、みんなで案を持ち寄って、その中で話し合って決定しました。
首藤:あんまり深く考えずに、勢い重視で作ったんですけど、C.C.Lemonのことは考えながら歌詞を書きました。レモンの酸っぱい刺激とか、炭酸の感じとか、歌詞にも"シュワっと"とか入ってますけど、C.C.Lemonが持っているパワーと僕たちのパワー、若者のみなさんのパワーを結びつけていけたらいいなっていうメッセージ・ソングになっています。
-C.C.Lemonについては他のメンバーさんはどんなイメージを持っていますか。
八木:炭酸飲料で一番馴染みが深いイメージがありますね。幼いころにC.C.Lemonをすごく飲んでいたので。そのときの記憶が蘇ったりします。炭酸が強すぎず飲みやすいので、小さい子でも飲めていいなって思います。
松岡:僕自身、C.C.Lemonさんと一緒に、どうやったら想いを伝えていけるかということをいつも考えながら今までやってきました。今回は、若者に対して本気で歌で勝負したい。C.C.Lemonに含まれている心を共有したいと思っています。これはなかなかできることじゃないですし、ものすごいチャレンジだと思うんですよ。だからこういう企画に参加するということは、言ってみれば"大勝負"です。
-そういうお気持ちをKEYTALKのメンバーとお話しされたりしたんですか?
松岡:一度お話しさせていただいたんですけど、今回の詞は僕が作るわけではないので。僕の言葉は、どちらかというと"できる!"、"諦めるな!"といった励ますものが多いですが、今回は若者にもっと爽やかに、ストレートに届く言葉を作ってもらった感じですね。
-みなさんが最初にお会いになったときの印象について教えてもらえますか。
小野:松岡さんは、テレビに出演していらっしゃったりするイメージだと、全面的に熱いっていうイメージがあったんですけど、内に秘めた熱さも常にあって、そのときそのときでいろんな熱さがあるんだなって、実際にお会いして感じました。というのも、楽曲を作るうえでのミーティングをしたときに、確固たる意志を感じまして。"こういう曲で、こういうふうに若者と向き合っていくには"っていうことを言っていて。その言葉に呼ばれるかのように今回の曲が生まれたと思います。本当にC.C.Lemonと、松岡さんがいなかったらこの曲はできなかったっていう、大きい存在で、熱くてかっこいい存在です。
松岡:やっぱり歌としてかたちにならないとダメだっていうことは思っていて。重要なのは、それを若者が聴いたときに、上手い下手じゃなくて、"音楽が心に響くかどうか"なんですよね。心に刺さるかどうかっていう。僕がKEYTALKさんにお願いしたのは、音のテーマと詞ですね。若者のみなさんがたくさん失敗を経験するうえで、いろんな想いを自分に照らし合わせられるいい機会になるような曲になったらいいなって。最終的には"絶対応援"ですから。KEYTALKのみなさんも僕も、何があっても"絶対応援"という気持ちが入っています。そういう意味では前に進んでいける曲だと思います。
-なかなかこうしたストレートなメッセージは今の世の中にない気がします。
松岡:僕が今回思う熱いテーマっていうのは、言葉を大声で"ガッ"っと出すようなものではなくて、"その人にどう刺さるか"が熱さだっていうことなんです。だから、今回の詞を聴いていても、"僕らしくないな"っていうか、間違いなく松岡修造が作ってないと聴けばわかりますから(笑)。それがいいんですよ。それが今回、若者と共有できる一番の良さだなって思います。
寺中:松岡さんと初めてお会いしたときは、情熱というのは表情や身体の動きとか、言葉を発するときの勢いとかで伝えるものだと思っていたんですけど、松岡さんが企画内容について"こうしていきたい"ってお話しされているときに、冷静に話しているんですけど、すごく情熱が伝わってきて。そこは自分の中で刺激を受けましたね。今回は何かを吸収できたらいいなって思ってます。
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