Japanese
the band apart × KEYTALK
2018年10月号掲載
今年、バンド結成20周年を迎えたthe band apart。それを機に、先輩から盟友、後輩からシンガー・ソングライターまで、彼らと交流のある多彩なアーティストが参加したトリビュート・アルバムと、初期作品の再録と2010年以降の代表曲から新曲までを収録した2枚組ベスト・アルバムを同時リリースする。そこで今回は、バンドのスポークスマン的存在の木暮栄一と、自他共に認めるthe band apartファンであるKEYTALKの八木優樹の対談をセッティング。バンドマンから見たthe band apartの魅力や、トリビュートされる側の気持ちなど、フランクに話してもらうなかで、新たな異世代交流が具体化している事実も窺える対話になった。
the band apart:木暮 栄一(Dr)
KEYTALK:八木 優樹(Dr)
インタビュアー:石角 友香 Photo by 石崎祥子
-そもそも面識はあったんですか?
八木:はい。2年前の熊谷でのツーマン・ライヴ(2016年4月1日に熊谷HEAVENS ROCK VJ-1にて開催された"モルタルレコードpresents『15執念企画~MY RESPECT MUSIC』")からですね。
-KEYTALKが前身バンド時代からthe band apartのファンであることは、KEYTALKのファンには知られている話ですけど。
八木:はい、めちゃくちゃ真似してました。the band apartになりたかったんで(笑)。
-八木さん個人としてはいつごろthe band apartに出会ったんですか?
八木:高校2年生とかのときですね。『K. AND HIS BIKE』(2003年9月リリース)が出たあとぐらいだったような気がします。最初に聴いたとき、"あ、これだ!"って感じが僕の中であって。唯一無二感というか。メロコアばっかり聴いてたころ、先輩に"このバンドかっこいいよ"って紹介してもらったんですけど、メロコア界隈にthe band apartみたいなサウンドのバンドがいるっていうのが斬新だったんだと思うんです。サウンドはオシャレだけど、パンク魂みたいなのも持ち合わせてて。で、ライヴを見たら一目瞭然。そういう、サウンドとスピリットが僕の中ですごいハマって。
-すごい洞察力ですね。
木暮:そうですね。たまたま、HAWAIIAN6とかSTOMPIN' BIRDとか、あのへんの奴らと仲良くて。友達とやった方がライヴって楽しいじゃん? その繋がりで、いわゆるメロコアの人たちとライヴしてたんだよね。
八木:あぁ、なるほど。純粋に友達だったということでやってたんですね。だからよりシーン感があったのかなと、今、話を聞いて思いました。
木暮:俺らよりちょっと上の世代で"AIR JAM"ってあるじゃん? "AIR JAM"に出演する人たちは、みんなお互いがそれぞれ出演バンドを呼び合うみたいなことをやってたから、そういうのにも影響を受けていた世代なんだと思う。
-改めて、八木さんにとってthe band apartに影響されてる部分はどういうところなんでしょうか?
八木:the band apartの楽曲には、アレンジがひと筋縄ではいかないものがすごい多いと思うんですけど、"アレンジで裏切りたい"みたいな思いはずっと心の中にあります。でも、僕らはthe band apartみたいにかっこいい感じには裏切れなかったんです。なんか頭悪そうな感じで、テンポ変えるとかそういう裏切りだったんですけど(笑)。
木暮:(笑)いや、うちらもオシャレに憧れてって感じでやってたから、たぶんバカ。バカは一緒だと思う。
八木:ほんとですか(笑)? ちょっと勇気出ます。
木暮:あとから周りに"洗練されてますね"って言われるけど、バカが洋楽とか聴いて、Stevie WonderのあとにいきなりNOFXが流れたら面白いんじゃない? っていう発想でやってた感じだから、たぶんうちらもあんまり変わんないと思うな、発想の部分では(笑)。
-ベスト盤『20 years』の曲紹介(※ブックレット内のセルフ・ライナーノーツ)とか爆笑ですもんね。「Eric.W」についての原(昌和/Ba)さんの説明文(笑)。
木暮:特にあいつ(原)はね。1stシングル(2001年10月リリースの『FOOL PROOF』)の前奏がボサノヴァだったがゆえに、常に"オシャレな"って枕詞がバンドの紹介についてたんですけど、それがすげぇ嫌だったみたいで、「Eric.W」を作るときは"歌詞もわかりやすくバカにしてくれ"って言ってましたね。
-わりとthe band apartもKEYTALKも作曲法としてエディット感覚があるのかなと思うのですが。
木暮:あったかもしれないです。今はもうなくなっちゃいましたね。最初のころはそういうのが面白いなと思って、AメロとBメロとサビが全然違うみたいな、そういう意味でのミクスチャーが面白いなと思ってやってましたけど、今考えると、ひとつ上の世代のSCAFULL KINGとSUPER STUPIDの影響が結構大きいかもしれないですね。
-テクニカルで楽曲構成が複雑なKEYTALKの世代は、the band apartの影響を受けてるバンドが多いですね。
八木:めちゃめちゃ多いですね、僕らの世代。
木暮:まじすか?
八木:まじっす(笑)。
-(笑)だからこそ今回、トリビュート・アルバム『tribute to the band apart』が実現したのでは?
八木:はい。僕らをこのメンツの中に入れてもらってるのが、ほんとに光栄です。
-そもそもトリビュート・アルバムを作ることになった経緯は?
木暮:完全自主でやってるから、20周年っていうのを自分たちで発信しないと誰もやってくれないんじゃないかと気づいて。それでいろいろ活動するにあたり、ポニーキャニオンさんが、"なんか一緒にできたら面白いですね"っていう話をくれて、それの延長で"トリビュート作りませんか?"っていうことになったんです。"あ、トリビュートされてもいいんだ"と思って、"じゃ、ちょっと候補を......"って(笑)。
-KEYTALKとしてはここに入らないとKEYTALKの名が廃るというか。
八木:そうですね。こんだけいろいろ言わせてもらう機会があって......いや、でも関係ないですね。みんな好きなんで。ほんとに参加できて嬉しいっす。
-この並びというのが素晴らしいなと。参加してるバンド、アーティストが盟友感のある同世代から若いバンドもいれば、坂本真綾さんもいるし。
木暮:そうですね。直接の関わりがなかった人はいないから。KEYTALKだったら対バンしたり、その日に熊谷の居酒屋でいろんな話をしたりとか。そういうことはしつこく覚えてるタイプなんで。
-そのとき、ドラマーとしてはどんな話を?
木暮:"いっぱい練習すると逆にできなくなるよね"とか、そういう感じのすごい地味な細かい話、ドラマーあるあるみたいな話をしました。
八木:僕がちょっと悩んでることがあって、それを木暮さんにお話ししたら、木暮さんが"今度一緒に練習しようよ"みたいなことをおっしゃってくださって、嬉しかったんです。けど、後日"どうやって誘えばいいんだろう?"と思って、結局まだ......。
木暮:それ俺が"連絡するわ"っつって、連絡してないんじゃない? 今、やべぇなと思った。"連絡するね"って言ったのは俺だから。すいません(笑)。
-八木さんからは音楽性以外において(the band apartは)どういうバンドに映ってますか?
八木:理想形。男のテンションが上がるバンドを体現してくれてるような気がします。無骨でもあり、でもユーモアもあり、バンドの面白さみたいのが詰まってる、そんなバンドな気がしてますね。レコーディングのとき、曲ができなくてまんじゅう投げてたりしてるところとか。すげぇ人間味があって、最高です。
LIVE INFO
- 2024.03.19
-
神はサイコロを振らない
BIGMAMA
MyGO!!!!!
怒髪天
WurtS
EASTOKLAB
eill
XIIX
milet
East Of Eden
the chef cooks me
- 2024.03.20
-
神はサイコロを振らない
Mr.ふぉるて
いきものがかり
怒髪天
yama
BUMP OF CHICKEN
MAGIC OF LiFE
CRYAMY
AJICO
SUPERCHUNK × NOT WONK
SHE'S
UNCHAIN
Galileo Galilei × BBHF
Tsukasa Inoue
GLIM SPANKY
れん
シノダ(ヒトリエ)
WurtS
Hakubi
ZAZEN BOYS
ザ・クロマニヨンズ
DURAN
秋山黄色×石崎ひゅーい
Amber's
竹内アンナ
TOOBOE
milet
Hello Sleepwalkers
the chef cooks me
- 2024.03.22
-
"HY SKY Fes 2024"
怒髪天
Mr.ふぉるて
さかいゆう
シノダ(ヒトリエ)
キュウソネコカミ
yama
クジラ夜の街
マルシィ
MyGO!!!!!
Creepy Nuts
FABLED NUMBER
a flood of circle
Base Ball Bear
TAIKING
Hakubi
Age Factory
Absolute area
PEDRO × MONO NO AWARE
スピラ・スピカ
ORCALAND
シンガーズハイ
ズーカラデル
- 2024.03.23
-
ヤバイTシャツ屋さん
"HY SKY Fes 2024"
怒髪天
クジラ夜の街
yama
眉村ちあき ※振替公演
ORCALAND
AJICO
原因は自分にある。
Tsukasa Inoue
indigo la End
King Gnu
ExWHYZ
TAIKING
SUPERCHUNK × NOT WONK
EASTOKLAB
Base Ball Bear
MAGIC OF LiFE
Laughing Hick
Creepy Nuts
sumika
東京初期衝動
大塚紗英
フラワーカンパニーズ
"ツタロックフェス2024"
マカロニえんぴつ
Uniolla
離婚伝説
めいちゃん
THE BACK HORN
SUPER BEAVER
虎の子ラミー
TENDOUJI
- 2024.03.24
-
"HY SKY Fes 2024"
眉村ちあき ※振替公演
にしな
いきものがかり
ハンブレッダーズ
MAGIC OF LiFE
さかいゆう
JYOCHO
sumika
indigo la End
東京初期衝動
KiSS KiSS
"ツタロックフェス2024"
Ivy to Fraudulent Game × osage
マハラージャン
cinema staff
GLIM SPANKY
SUPERCHUNK × NOT WONK
めいちゃん
SUPER BEAVER
Newspeak
- 2024.03.25
-
Base Ball Bear
怒髪天
ザ・クロマニヨンズ
SUPERCHUNK
- 2024.03.26
-
神はサイコロを振らない
挫・人間
reGretGirl
- 2024.03.28
-
Hakubi
神はサイコロを振らない
レイラ
リーガルリリー
yama
LEGO BIG MORL
WurtS
- 2024.03.29
-
ORCALAND
いきものがかり
レイラ
BIGMAMA
Mr.ふぉるて
the McFaddin
yutori
Mega Shinnosuke
FABLED NUMBER
Creepy Nuts
佐々木亮介(a flood of circle)
Panic Monster !n Wonderland
Tsukasa Inoue
The fin.
CVLTE
マルシィ
- 2024.03.30
-
キュウソネコカミ
MAGIC OF LiFE
シノダ(ヒトリエ)
神はサイコロを振らない
04 Limited Sazabys / My Hair is Bad / go!go!vanillas ほか
フラワーカンパニーズ
ヤングスキニー
ザ・クロマニヨンズ
Laughing Hick
KANA-BOON ※開催中止
東京初期衝動
BUMP OF CHICKEN
夜の本気ダンス
夜の本気ダンス
Mega Shinnosuke
にしな
This is LAST
the telephones
yama
SEKAI NO OWARI
GLIM SPANKY
SHE'S
kobore
Base Ball Bear
Subway Daydream
TAIKING
People In The Box
マカロニえんぴつ
AJICO
ハク。
MAN WITH A MISSION / サンボマスター / ACIDMAN ほか
indigo la End
Saucy Dog
- 2024.03.31
-
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
東京初期衝動
ヤングスキニー
ORCALAND
フラワーカンパニーズ
神はサイコロを振らない
sumika / THE ORAL CIGARETTES / SiM ほか
MAGIC OF LiFE
いきものがかり
ザ・クロマニヨンズ
ズーカラデル
Mr.ふぉるて
BUMP OF CHICKEN
超能力戦士ドリアン
リーガルリリー
yutori
the telephones
odol
挫・人間
yama
moon drop
SEKAI NO OWARI
This is LAST
People In The Box
マカロニえんぴつ
原因は自分にある。
さかいゆう
怒髪天 / GLAY / さだまさし
Saucy Dog
- 2024.04.02
-
神はサイコロを振らない
SCANDAL
- 2024.04.03
-
ハク。
ヤングスキニー
indigo la End
RELEASE INFO
- 2024.03.20
- 2024.03.22
- 2024.03.27
- 2024.03.28
- 2024.03.29
- 2024.03.31
- 2024.04.03
- 2024.04.05
- 2024.04.07
- 2024.04.09
- 2024.04.10
- 2024.04.17
- 2024.04.21
- 2024.04.22
- 2024.04.24
- 2024.04.26
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
MGMT
Skream! 2024年03月号