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INTERVIEW

Japanese

amiinA × 木暮栄一(the band apart)

amiinA × 木暮栄一(the band apart)

the band apart

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amiinAが2ndアルバム『Discovery』をリリースした。Skream!では、本作のリリースを記念し収録曲「allow」の作曲を手掛けた木暮栄一(the band apart/Dr)との鼎談を実施。対バンでのお互いの印象や「allow」について、さらには現在回っているamiinA初のツアーや、2月1日にマイナビBLITZ赤坂で開催するワンマン・ライヴ"amiinA 2nd one man live『Falconia ~touch on the horizon~』"など、amiinAのプロデューサーである齊藤州一を交えてたっぷりと語ってもらった。初めて語られるamiinAの詞世界の秘密は必見。

amiinA:ami miyu
amiinAプロデューサー:齊藤 州一
the band apart:木暮 栄一(Dr)
インタビュアー:宮﨑 大樹 Photo by RIO NAKAMURA

-amiinAとバンアパ(the band apart)の出会いは、2017年6月9日に新宿ReNYで開催されたamiinAの主催イベント"amiinA×TOKYO FM presents『Arch Delta Tour』"ですよね。対バンをしたときのお互いの印象はどうでした?

木暮:女の子ふたり組でやっているから、一般的なアイドルという枠組みに勝手にハメて"観たことないし面白そうだな"と思ってライヴを観させていただいたんです。だけど想像していたようなアイドルの曲じゃなくて、カッコいい曲をかわいらしい女の子ふたりが踊っていたので"これってなんだろう?"って(笑)。今までの自分のアイドルという概念を壊された1日でしたね。

-amiinAのふたりは対バンしたときの印象はどうでした?

miyu:バンドのライヴを観ることって少ないんですけど、共演したときに観させてもらって、本当にカッコいいなって思いました。

ami:ライヴを観る前に楽屋でお会いしたときに、オーラがあってなんて声を掛けたらいいかわからない存在でした。ライヴを観たら本当にカッコ良くて、すごいノっちゃいました。個人的な話ですけど、すごく音楽がノリやすくて、好みの曲が多かったです。

-では今回の新曲「allow」の楽曲提供のきっかけ、経緯について聞かせてください。

齊藤:今年のコンセプトが、これまでのamiinAの世界観を作ってきた作曲家ではなく、外の作曲家と共演したり作品を作ってみたりしようというものだったんです。GOING UNDER GROUNDの松本(素生/Vo/Gt)さんと、THE CHERRY COKE$さんに曲を書いてもらって、じゃあアルバムを作ろうってなったときに、最初に"バンアパだ!"って思ってご連絡させていただきました。

木暮:バンドごとだとスケジュールが合わなかったので、私がしゃしゃり出るという。

一同:(笑)

齊藤:バンアパって全員が曲を書くじゃないですか? その中でも木暮さんの曲はamiinAに合うと思ってました。

木暮:嬉しいです。ひとりならスケジュールの隙間を縫えばうまくコントロールしてできるなって。対バンのときの印象もあるから"やりたいな"っていう気持ちもあり......しゃしゃり出たと(笑)。

-楽曲の提供が決まったときはどう感じました?

ami:主催イベントで共演して、"もうこんな機会はないだろう"って正直思っていたので、作曲してくださるって聞いてすごくビックリしましたし、こうやってまた会えることに嬉しさを感じました。レコーディングにも来てくださって、そこで結構お話もさせていただきました。

木暮:歌のレコーディングのときね、受験前夜の。

ami:そうです!

-受験前夜にレコーディングしてたんですか(笑)。そんななかでのレコーディングはどうでした?

ami:木暮さんから"譜割はこっちの方がいいんじゃないかな"ってアドバイスいただきました。そのアドバイスに自分も納得して、曲への想いがさらに強くなって歌えたと思います。

miyu:私も、サビの譜割で木暮さんと意見が違うことがあって、歌っていてしっくりくるのと、聴いていてしっくりくるのは違うんだなって思ったことがありました。

齊藤:ふたりは今回のアルバムで自分から発言することがすごく増えたんですよ。前回のアルバムだったら絶対にありえないんです。木暮さんが言ったらそのままmiyuちゃんが歌っていたと思うんですけど、"私はこっちの方が気持ちいいと思うんです"って言えることがすごくて。そう言うとちゃんと議論になるじゃないですか。そうすると作品になったときに感じられることも増えると思いますし、ふたりとも成長しましたね。

-そういう意識の変化のきっかけみたいなものってあるんですか?

miyu:1stワンマン・ライヴ(2018年5月27日に渋谷WWW Xにて開催した"amiinA 1st one man live『Griffonia~World of the beginning~』")をやったあたりから、自分たちがパフォーマンスをしてるんだから、もっと意見を言っていいかなと思いました。成長していくamiinAをお客さんにも観てもらいたいから、自分たち自身も成長していこうって、意見を言うようになりましたね。

-miyuさんが加入してからのamiinAとバンアパって、2年と20年のキャリアの差がありますし、これだけ年下の世代の人と仕事をする機会って木暮さんはそんなにないと思うんですけど、実際に今回やってみていかがでした?

木暮:女の子の声で歌うメロディを考えることが今までそんなになかったので、楽しかったですね。しかも、(amiinAの)年齢的に少女と大人の境目みたいなときじゃないですか? そういうのを考えるのが楽しかったですね。......なんか言ってること大丈夫かな(笑)?

一同:(笑)

木暮:声自体がそういう年齢の声じゃないですか? そこに合うメロディを考えるのが新鮮でした。

齊藤:木暮さんは、ふたりがレコーディングしているのを聴いて、ぼそっと"エモいな"って言ってましたよね。

木暮:きれいな歌い方をしてもあんまり面白くないなって思っていたんだけど、ふたりにエモーショナルなところがあったから良かったです。

-メロディ以外でもバンアパの作曲とは勝手が違う部分でもありました?

木暮:自分のバンドだったらポップだったりキャッチーだったりしすぎないように勝手にブレーキが働いているんですけど、"今回はいいだろう"っていう。バンドだと出せない自分なりの"かわいい感じ"って言うんですかね(笑)? 最初はそれ(かわいい感じ)だけで作っていたんですけど、齊藤君から"2番でもっとダイナミックに展開させてほしい"って言われて、2番のゆっくりっていうかうるさい感じのパートを急遽取りつけて、忙しい曲になりました(笑)。

-ほかにはどんな部分が変わっていったんですか?

齊藤:最初はシンプルにイントロからサビまでが回っていくような曲だったんですけど、僕自身が短い曲が好きなんです。だからどんどん削りたくなって、さらに真ん中で全然違う要素が欲しくなって、木暮さんと細かい部分まで何度もやりとりさせていただきました。

木暮:シンプルに繰り返すポップスの曲だったんですけど、それがちょっと変わりました。......ちょっとじゃないですね(笑)。