Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Japanese

amiinA×THE CHERRY COKE$

 

amiinA×THE CHERRY COKE$

多様なジャンルの音楽を取り入れて独自の世界観を構築する、ふたり組ガールズ・ユニット、amiinAが9月26日に6thシングル『Caravan』を配信リリース。表題曲をアイリッシュ・パンク・バンド THE CHERRY COKE$が楽曲提供したことを記念して、両者によるスペシャル座談会を敢行した。楽曲提供の経緯や、レコーディング、ミュージック・ビデオ制作時のエピソード、さらにはamiinAが目標とする"FUJI ROCK FESTIVAL"についてなど、amiinAのプロデューサーである齊藤州一を交えて語ってもらった。

amiinA:ami miyu
amiinAプロデューサー:齊藤 州一
THE CHERRY COKE$:KAT$UO(Vo) MASAYA(Gt) suzuyo(A.Sax/T.Whistle)
インタビュアー:宮﨑 大樹 Photo by 大木 優美

-まずは今回の楽曲提供のきっかけ、経緯について教えてください。

KAT$UO:RADIOTSのYOSHIYA(Vox)さん経由で"(齊藤さんが)THE CHERRY COKE$にamiinAって子たちの楽曲提供をお願いしたいらしいよ"って話が来たって聞いてます。それで齊藤さんとお電話した感じですね。

齊藤:もともとamiinAには北欧やケルトのニュアンスも入っていて、THE CHERRY COKE$と世界観が合うと思っていたんです。また、それとは別にずっとTHE CHERRY COKE$が好きで学生のころから聴いていたので、今amiinAに求められている激しさの部分とか、ライヴに求められているものとマッチングできるかもと思って。会ったこともないので人伝に(THE CHERRY COKE$の)連絡先を聞いて、YOSHIYAさんからKAT$UOさんに繋がりました。

-楽曲提供の話が来たときはamiinAのことは知っていましたか?

KAT$UO:そのときは知らなかったです。

suzuyo:YouTubeで観させていただきました。

ami&miyu:ありがとうございます!

KAT$UO:そのあとに喫茶店で齊藤さんと待ち合わせして。

齊藤:マジ怖かった(笑)。"頑張れ俺......amiinAのためだ......想いを伝えるしかない......"みたいに思ってて。

MASAYA:席順がすごかったんです。俺らが囲んで真ん中に齊藤さんがいて、面接みたいになってた(笑)。

-そうなんですね(笑)。amiinAのふたりは楽曲提供についてはいつ知ったんですか?

ami:齊藤さんがTHE CHERRY COKE$さんにお会いしたあとに初めて聞きました。

-楽曲提供をした決め手とかはあったりするんですか?

KAT$UO:いただいた話を断るっていうのはあんまりないですね。自分たちの活動のスタンスと違うことだったらお断りする場合もありますけど。

suzuyo:最初から前向きでした。

MASAYA:もともと楽曲提供はやってみたいなと思っていましたね。

-楽曲の相性が良さそうだなっていう印象はありました?

MASAYA:CDを聴くよりYouTubeでライヴ映像を全部観たんですよ。それが一番リアルだなと思って。音源は今の時代っていろいろ作れるし、ライヴでどういうふうに歌っているのか、どういうふうに踊っているのか、そういうのを観て"あ、やれる"って感じました。

-そうして楽曲の提供が決まったと。6月にamiinA主催"WonderTraveller!!! OSAKA"(2018年6月30日に大阪 FANJ twiceで開催)で対バンしていますが、初対面はそれよりも前なんですか?

suzuyo:たぶん6月の大阪の対バンが初めてですね。

齊藤:ヴォーカル以外のレコーディングはすでに進めていたんですが、amiinAのふたりは大阪のライヴで「Caravan」を初めてやったときが初対面かな。

ami:たぶんそうだと思います。その前に会っているようで、実は大阪が初めて。

suzuyo:楽屋に手紙を置いてくれていて、それが嬉しかったですね。本当に丁寧な文章で"今日はありがとうございます。1日よろしくお願いします"って。その手紙はまだ大事に残しています。

miyu:嬉しい!

-お互いの第一印象を聞きたいんですけど、まずはamiinAからお願いします。

ami:最初に会ったときに、すごい......(腕にタトゥーが入ってて)"わぁー!"って。

一同:(笑)

ami:ライヴ映像を拝見して、すぐに好きになりました。曲が好きで普段から聴くようになって、大阪で会ったとき最初は緊張してドキドキしていたんですけど、会ってみたらすごい優しくて"なんて優しいんだ!"って思いました。

KAT$UO:なんか無理に言わせたみたい(笑)。この年齢差で優しくなかったら頭おかしいよ(笑)。

-miyuさんはいかがですか?

miyu:齊藤さんから、あの......"怖い"って......。

一同:(笑)

齊藤:言ってない! 言ってない(笑)!

miyu:(齊藤さんから)"最初は怖かった"って聞いていたからドキドキしていたけど、みなさんいい人たちでした。曲を提供してくださって嬉しかったです。

KAT$UO:怖いっていうのはタトゥーが怖いのかな? 結構怖いって言われがちなんだけど。長袖着ていても怖いって言われるもん。

miyu:オーラですよ。

ami:アー写見たときにインパクトは感じてました。

-THE CHERRY COKE$のみなさんはamiinAの印象はいかがでしたか?

KAT$UO:"怖いな"って思いましたよ。

一同:(笑)

KAT$UO:特に手紙なんか"これがやり口か! 好きになっちまうじゃねぇか、怖い"って。でも礼儀正しいなとも思いましたね。しっかりしているなって。

MASAYA:自分の娘くらい年齢が離れている子が、歌って踊って感情を出して、エンターテイメントをしていることがすごいなって思いますよね。

suzuyo:この歳で自分のやりたいことを見つけて、それにまっすぐ向かっているところが本当に素晴らしいなと。"自分がこの年代のときにこんなにちゃんとしていたかな?"みたいな。ふたりともすごくいい子だし、礼儀正しいし、応援したくなっちゃいますよね。