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INTERVIEW

Japanese

SCOOBIE DO×KEYTALK

2018年01月号掲載

SCOOBIE DO×KEYTALK

SCOOBIE DOが2018年2月11日にZepp Tokyoでの初ワンマン・ライヴを行うことを記念して、SCOOBIE DOのコヤマシュウ、マツキタイジロウ、KEYTALKの小野武正、八木優樹による座談会を実施。爆発的な盛り上がりを見せたツーマン・ライヴ"クアトロマンスリーシリーズ2017 ~ダンスでパラダイスな男達~"で約3年半ぶりに再会した両バンドに、そもそもの関係から、お互いの曲作り、ライヴのやり方まで、存分に語り合ってもらった。

SCOOBIE DO:コヤマシュウ(Vo) マツキタイジロウ(Gt)
KEYTALK:小野 武正(Gt/MC/Cho) 八木 優樹(Dr/Cho)
インタビュアー:岡本 貴之 Photo by 上溝 恭香

"COUNTDOWN JAPAN 07/08"で初めてSCOOBIE DOを観たときに生音に射抜かれたというか。"すげぇカッコいい!"って思ったんです(小野)


-みなさんは2017年11月9日に渋谷CLUB QUATTROで開催した"クアトロマンスリーシリーズ2017 ~ダンスでパラダイスな男達~"でツーマン・ライヴを行いましたが、そもそものSCOOBIE DOとKEYTALKの関係から教えてもらえますか。

マツキ:KEYTALKとの出会いを遡ると、僕らが18年前に初めて出させていただいたCDが"KOGA RECORDS"というところからで。そのあと、メジャー・デビューして自分たちでレーベルをやりだしたころに古閑さん(KOGA RECORDS社長)とやりだしたのがKEYTALKだったっていう関係があって。

小野:僕は"COUNTDOWN JAPAN 07/08"で初めてSCOOBIE DOのライヴを観て好きになったんです。それから2008年1月に"Musicman-NET"を見ながら気に入っているバンドが所属したりリリースしたりしているところに僕らのデモ音源を送ろうとしていて。当時、KOGA RECORDSは知らなかったんですけど、SCOOBIE DO、ナンバーガールが出しているインディーズ・レーベルだって書いてあって、それはすごいなと思ってデモを送ったんですよ。それがそもそもの発端というか。

マツキ:そうだよね。最初はインディーズ・レーベルで繋がって。それから2009年の暮れに名古屋で僕らがワンマンをやっていて、KEYTALKもたまたまその日名古屋にいたんだよね?

小野:そうなんですよ。たぶん2010年ですね。

マツキ:あぁそっか。それで打ち上げをやってるときにベロベロに酔っぱらった古閑さんが電話してきて、"お前、どこにいるんだコノヤロー"って。

小野&八木:ははははは!

コヤマ:もうできあがってたんだね(笑)。

マツキ:古閑さんも俺らが飲んでたところから離れた場所で打ち上げで飲んでたみたいで。死ぬほど場所を説明したんだけど、全然辿り着かなくて。1時間半くらい経ってもうそろそろ打ち上げが終わるころにやっと辿り着いて、"KEYTALKって若い奴らがいるんだよ"って紹介してくれて。僕らも、KEYTALKのことはもともと知ってたんだけど、せっかく来たから一緒に飲もうって言って乾杯したんですよ。それが最初の出会いです。しかもこのふたり(小野、八木)だったよね?

八木:はい、そうでした。

小野:その1年前に、僕は古閑さんに誘ってもらってSCOOBIE DOのワンマンも行ったことがあって。そのときは本当に軽く挨拶させて頂いたくらいだったと思うんです。僕がSCOOBIE DOを好きだっていうのを古閑さんが知っていて、(※声真似しながら)"シェルター(下北沢SHELTER)でワンマンやってるけど、行きますか?"って言われたんです。

一同:ははははは!

マツキ:似てる(笑)。

小野:そうやって、古閑さん絡みで会った感じです。

マツキ:そうだね、古閑さん絡みだよね。それで初めてツーマンをやったのが、2014年にKOGA RECORDSと下北沢CLUB Queのダブル20周年記念のとき(5月15日に開催した"華夢氣企画☆真撃!KOGA Records & CLUB Que W20周年記念 『OPERATION MAGOKORO』")で。KEYTALKの音源は貰って聴いてたんだけど、ライヴを観たらすげぇなって。たぶん、そのすぐあとに"SANUKI ROCK COLOSSEUM"でニアミスしたりしてたんだけど。この前のクアトロはそれ以来のツーマンだったんだよね。

-武正さんは初めて観たときに、SCOOBIE DOのどこに魅力を感じたんですか?

小野:当時の"COUNTDOWN JAPAN 07/08"に出ていたメンツはあんまり覚えていないんですけど、サウンドとしてエフェクティヴだったりエレクトロだったり、同期モノが主流な時代だった気がするんですよ。いろんなバンドが生音以外のものを導入してライヴでもそれでわーって盛り上がってる感じで。でも僕はあんまりそういうところにハマらなくて。そんななかでSCOOBIE DOを観に行ったら、もろ生音でしかないじゃないですか?

マツキ&コヤマ:ははははは!

小野:それに射抜かれたというか。"すげぇカッコいい!"って。

コヤマ:へぇ~嬉しいなぁ。

マツキ:初出演のときだね。

小野:正直、お客さんは満員とかではなかったんですけど、その場にいる全員が楽しんでいる感じで、お客さんの多い少ないとか関係ないし、とにかくカッコいい音楽だなっていうのを覚えてますね。

八木:僕がそのあとに、武正から"すげぇカッコいいバンドがいるよ"って教えてもらったんです。

マツキ:そうなんだ。ありがとう。

コヤマ:嬉しいね。