Japanese
SCOOBIE DO
2017年10月号掲載
メンバー:コヤマシュウ(Vo) マツキタイジロウ(Gt) ナガイケジョー(Ba) オカモト"MOBY"タクヤ(Dr)
インタビュアー:岡本 貴之
SCOOBIE DOが10月4日に発売する新作『CRACKLACK』(読み:クラックラック)は、自他ともに認める"LIVE CHAMP"の新しい一面を知ることができるクールで洗練されたアルバムとなった。今回の取材では、新たな制作方法にチャレンジしたシングル『ensemble』と地続きで制作された今作について、メンバー全員に話を訊くことができたが、4人それぞれのスタンスで作品に携わっていることがわかってもらえるはず。そして、2018年2月11日に行う初のZepp Tokyo公演についての質問を機にコヤマシュウが語ってくれたライヴへの想いをぜひじっくり読んでほしい。
-シングル『ensemble』(2017年4月リリース)はマツキさんが作ったデモに沿って制作したと聞きましたが、今作は同時期に制作していたのでしょうか。
マツキ:だいたい『ensemble』の時期に作った曲がメインですけど、その前からアイディアがあった曲もありますね。レコーディングが4月だったので、去年の秋くらいから今年の春先あたりまで曲作りをしていました。
-新作を作るにあたっては前作『アウェイ』(2016年リリース)を意識していましたか?
マツキ:いや、そんなに意識しなかったですね。『かんぺきな未完成品』(2013年リリース)、『結晶』(2014年リリース)の流れにあるのが『アウェイ』だという感覚があって。いわゆるバンド・サウンド一発録り、バンドの初期衝動みたいなものを抽出していこうっていうのが『アウェイ』までだったと思っているんです。今回はそれと同じ流れのものを作ろうとは考えていませんでした。
-前回マツキさん単独でインタビューした際(※2017年4月号掲載)に、『ensemble』制作に至った経緯をうかがって。そのときにナガイケさんから"毎年同じようなテイストの作品を作り続けているだけでは"っていう意見があったという話が出たんですが、ナガイケさんの真意はどんなところにあったんですか?
ナガイケ:アイディアを出すのが4人だけっていう意味で、客観的に"こうした方がいいよ"っていうのを言ってくれる人がいないなかでバランス良く4人で"CHAMP RECORDS"として10年やってきて、野音(※2015年10月に日比谷野外音楽堂で開催したワンマン・ライヴ)までは、"野音を大成功させよう"というところに向かっていってたというのがあるんですけど、それが終わったのにまた同じことになってたら嫌だな、と。次に続けていくにはどうしたらいいんだろう? って思ったんです。僕は漠然と提案しただけでうやむやに終わらせてしまうことが多いんですけど。ただ"今までどおりのやり方をやってりゃいいや、みたいにはなりたくない"と思って、"違った方法はないですかね?"って言ったんだと思います。
-それに対してメンバーで話し合った結果選択したのが、『ensemble』の制作方法だったわけですね。
マツキ:そうですね、流れとしては。じゃあみんなで曲を作ってみようかとか、プロデューサーを立ててみようかっていうのがそのときに出てきた感じでした。
-コヤマさんの中では"これまでのSCOOBIE DO"と"これからのSCOOBIE DO"というのはどんな考えを持っているんですか。
コヤマ:僕はあんまりわからないというか......"考えてない"ですね。
一同:(笑)
コヤマ:まぁ、考えてないっつうか(笑)、わからないというところで、やっていくしかない、前に進んでいくしかないという。
-その時々の感情表現をステージで見せることを第一に思っているということでしょうか?
コヤマ:やっぱり、ライヴがやりたいので。ライヴをやるっていうことが、バンドを続けることだと思っているんですね、僕は。だから、1本1本のライヴをやるっていうことを適当にやらずに、"これをやりたいんだ!"っていうものをやりたいと思っていて。それの一番新しいものを常にやっていくということかな。
MOBY:自分は、どっちかというとアイディアを出すというよりは、バンドのひとつの方針が決まったあとのテーブル・セッターじゃないですけど、要はマネージャーとしての脳で動いてしまうというか(笑)。あんまりミュージシャンとしてそれがいいのかはわからないですけど、とりあえずうちは今4人でやっているので、得意な人が得意な分野をやるっていうことを自然にやっているというか。曲もみんなで書こうかっていうアイディアもあったんですけど、僕はそれをやってる時間があったらバンド運営のことを考えたいので。バンドの方針が決まったあとが自分の役割だと思ってます。アルバムはどのタイミングで出すかとか、次のライヴはどこでやるかとかをやっていく感じで。どちらかというと、マネージャーとかA&Rとしての考え方が先に働いてしまいますね(笑)。もちろん、ドラムは一生懸命叩きますけど。
-ただ、広めていくうえで今はこういう曲が必要なんじゃないか、ということも考えますよね?
MOBY:それはなんとなく、例えばみんなが機材車の中で聴いている若手バンドの曲で反応するのが同じだったりとか、若いバンドと対バンするセレクションも、だいたいみんなが納得するバンドだったりするので、それによってバンドの方針が今どんな感じなのかというのも、たぶん各々が感じ取ってやってるんじゃないかと思います。
-今作は全体を通してクールな音像になっていますが、これは『ensemble』のときと同様にマツキさんのデモがもとになっているんですか。
マツキ:そうです。細かいところは変わったりしているけど、だいたいデモに沿って作ってますね。
ナガイケ:ひとつの作品としての形を提示してくれているので、"今はこういうことがやりたいんだな"っていうのが伝わりやすかったですね。それを聴いたうえで、自分の感覚とリハのなかですり合わせていくというか。すごくちゃんとしたものを作ってきてくれるもんだから、僕の感覚としてはそこにもうちょっと不真面目な要素を入れたいという気持ちになるんですよね。それくらい、すごく真面目なんですよ。どこもちゃんとしているし。ただ、曲の構成とかおおもとを変えたいとは思ってなくて、自分の中で楽しむポイントとして"汚していけるポイント"をいろんなところに見つけていくんですよね。そうすると、演奏していて燃えるポイントがいっぱい出てくるんです。だから、今の気分としてはこういうやり方もありだなって思ってます。もちろん今後どう変わってくかはわからないですけど。
-バンドがアップデートし続けている過程で、今のSCOOBIE DOとして明確に世の中に届く音楽に焦点を絞った作品だと感じるんですが、そのあたりマツキさんはどう考えて作ったのでしょうか。
マツキ:『ensemble』の制作時期から、新譜をなるべく聴くようにしていたんですけど、そこで感じたことをそのまんまやろうというつもりは全然なくて。そこで自分のフィルターを通してデモを通して、さらにそこからメンバーのフィルターを通して、バンドで鳴らしているっていうやり方で。だから今SCOOBIE DOが一番カッコいいと思っている音楽はこれです、というアルバムですよね。これがどこにもない最新の音楽だっていうことを伝えたいだけじゃなくて。
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