Japanese
SCOOBIE DO
Skream! マガジン 2016年07月号掲載
2016.06.12 @渋谷CLUB QUATTRO
Writer 岡本 貴之
SCOOBIE DOの全国ツアー"Funk-a-lismo! vol.10"のファイナルとして渋谷CLUB QUATTROにて行われた2デイズ公演。その2日目となるこの日は正真正銘のツアー・ファイナルということもあり、全国各所でツアーを目撃した"プラスワンモー"(※SCOOBIE DOファンの総称)がツアーTシャツを着こなして集結していた。おそらく前夜の公演にも足を運んだのだろう、興奮気味に話しながら今夜のステージを心待ちにしているファンの姿もあった。
18時を少し回ったところで暗転すると、メンバーが大歓声の中をSEに乗ってステージに上がる。マツキタイジロウ(Gt)、ナガイケジョー(Ba)、オカモト"MOBY"タクヤ(Dr)は光沢のあるえんじ色のスーツを着用。そしてヴォーカルのコヤマシュウが白いスーツでフロントに立ち"You can get the funky mellow fellow! You can feel Swingin' Rebel Groove! We are SCOOBIE DO!! いこうぜ渋谷ー!!"と叫ぶと、MOBYのカウントでマツキがイントロのフレーズを弾きだし、"ツアー・ファイナルへようこそ! 踊るぞー!!"とさらにコヤマが煽る。曲は、最新アルバム『アウェイ』の表題曲だ。"ここはアウェイ"とサビを連呼するコヤマに合わせてプラスワンモーは大合唱。間奏ではナガイケのスラッピング・ソロに続き、マツキがギター・ソロで繋いでいく。ミラーボールが回り、早くも「真夜中のダンスホール」のイントロが鳴ると"キャー!!"と黄色い歓声が上がる。オープニングからものすごい盛り上がりだ。"クイック&ターン"に合わせて踊るフロアが右に左に揺れる。ギター・ソロ明けにはコヤマ、マツキ、ナガイケの3人が「Choo Choo TRAIN」よろしくダンスをキメて大喝采を浴びた。「What's Goin' On」では"この世は才能次第 この世はセンス次第/この世は顔次第残りの時間次第"と歌詞に合わせてコヤマがメンバーそれぞれを指さしていく。
"俺たちがなんて呼ばれてるか知ってますか渋谷!?"との掛け声からコール&レスポンスを促して始まった「LIVE CHAMP」では、曲中に"もう一度、ステージに立ってるのが誰か教えてもらえますかー!?"の声に"LIVE CHAMP!"と即座に応えるプラスワンモー。それにしても"人間じゃないぜバンドマン!"という歌詞は何回聴いても強烈だ。「BUKI」ではコヤマがレキシの「狩りから稲作へ」調に曲を紹介してフロアを爆笑させつつ、ナガイケの弾くぶっといアップライト・ベースを中心にハードボイルドなプレイを展開。コヤマはピストルのようにフロアを撃ち抜く仕草を見せた。「Na Na Na Na Na」、「ラストナンバー」と続けると、自主レーベル"CHAMP RECORDS"の10周年を記念してCHAMP期の曲を演奏するブロックへ。"トラウマティック・ガール! パラサイティック・ガール! SPARKLE! 何度も恋をする! MIRACLES! かんぺきな未完成品! 結晶!"とCHAMP RECORDSを立ち上げてからリリースしてきたアルバム・タイトルをJames Brownのライヴのオープニングばりにコールして、夏らしいポップス「太陽と女の子」、「恋の彗星」を歌い、「おんな」ではフロアに背中を向けてジャケットを脱ぐアクションをするコヤマに黄色い歓声が。さらにマツキが弾くフルアコをまるで女性を愛でるように撫でる。
マツキがラップ調のヴォーカルで聴かせる「ファンキー獣道」から「イキガイ」へと続いた2曲では、バンドマンとして生きてきた彼らのアティテュードが示された。その意思は"ライヴハウスに行くの絶対やめんなよ! 多少無理してでも、ライヴに来いよ! 俺たちが全部受けとめてやるから! これからもずっとずっとやろうなeverybody!"というコヤマのMCからも伝わってくるもので、さらに"俺たちの親愛なるプラスワンモーのために歌わせてください"とファンたちとの絆を感じさせた「It's A New Day」を含め、さりげなくもこの日のライヴの中でハイライトとなった時間だった。
改めて"FUNKY 4"のメンバー紹介から"まだいけますよね? まだまだいくんですよね渋谷!?"と煽り後半戦へ。ゴリゴリのファンク・チューン「PLUS ONE MORE」、対照的にハードなロック・サウンドで激しくドライヴする「ロックンロールは未定」では"俺たちだけじゃない、プラスワンモーも人間じゃないんだぜ!?"と強烈なひと言が飛び出した。「Back On」ではマツキ、ナガイケが狂ったようなソロ、MOBYがソリッドなビートを叩き出して、脳みそを揺さぶるような熱狂を生み出した。ラストは爽やかに疾走する「また会いましょう」で終了した。
アンコールでは"ツアーは終わるけど、俺たちのバンド・ライフはまだまだ続きます!"と今後のライヴをMOBYから告知。"熊本、大分の地震についても力になりたい、プラスワンモーの力も貸してほしい"と呼びかけると大きな拍手が起こった。ナガイケが再びアップライト・ベースを弾き、ゆったりとしたメロディにノスタルジックな気分に浸ることができた「つづきのメロディー」から客電が点いて歌われた「やっぱ音楽は素晴らしい」でメンバーはステージを降りた。しかし再びアンコールを求めるプラスワンモーの声と手拍子がFUNKY 4を帰してはくれない。ダブル・アンコールで姿を現すと、"ありがとう! 俺たちのデビュー曲を聴いてください"と最後は「夕焼けのメロディー」でツアー・ファイナルを締めくくった。ライヴ中盤のMCでコヤマが"SCOOBIE DOのお客さんってすごいですねってよく言われる"と話していたが、それも頷ける熱狂ぶりで、ライヴ・スタートからダブル・アンコールまで、お客さんのテンションの高さは最後まで一度も下がることがなかった。その熱を生み出す4人の最高にファンキーなステージを、これからも何度も観てみたいと感じさせる、最高に熱い余韻が残ったツアー・ファイナルだった。
- 1
LIVE INFO
- 2025.09.08
-
レイラ
JACK'S MANNEQUIN
fox capture plan
- 2025.09.09
-
Age Factory
THE GET UP KIDS
Hump Back
YOASOBI
打首獄門同好会
9mm Parabellum Bullet
JACK'S MANNEQUIN
"LIVEHOLIC 10th Anniversaryseries~奏・騒・壮!!!Vol.4~"
- 2025.09.10
-
Aooo
Hump Back
ハンブレッダーズ
This is LAST
The Birthday
パーカーズ × 浪漫派マシュマロ
とまとくらぶ
THE GET UP KIDS
打首獄門同好会
- 2025.09.11
-
Bye-Bye-Handの方程式
YOASOBI
The Birthday
w.o.d.
MONOEYES
THE GET UP KIDS
TOOBOE
鶴 × ONIGAWARA
- 2025.09.12
-
Aooo
ナナヲアカリ
神聖かまってちゃん
TOOBOE
w.o.d.
ビレッジマンズストア
YOASOBI
THE BOHEMIANS × the myeahns
the band apart (naked)
Rei
Awesome City Club
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~この声よ君の元まで!!〜"
- 2025.09.13
-
cinema staff
ヤバイTシャツ屋さん / UNISON SQUARE GARDEN / sumika ほか
神はサイコロを振らない
The Birthday
AIRFLIP
神聖かまってちゃん
This is LAST
GRAPEVINE
佐々木亮介(a flood of circle)
四星球 / 藤巻亮太 / eastern youth / 踊ってばかりの国 ほか
Creepy Nuts
KING BROTHERS
崎山蒼志 / moon drop / SPARK!!SOUND!!SHOW!! / ExWHYZ ほか
"ナガノアニエラフェスタ2025"
WtB
PIGGS
TOKYOてふてふ
LACCO TOWER
安藤裕子
GOOD BYE APRIL
The Biscats
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
"New Acoustic Camp 2025"
wacci
- 2025.09.14
-
セックスマシーン!!
ビレッジマンズストア
AIRFLIP
TOOBOE
THE BOHEMIANS × the myeahns
flumpool / 三浦大知 / コブクロ / C&K
ガガガSP / GOING UNDER GROUND / 日食なつこ / LOVE PSYCHEDELICO ほか
ナナヲアカリ
WtB
Academic BANANA
Creepy Nuts
打首獄門同好会 / GLIM SPANKY / yama / bokula. ほか
KING BROTHERS
"ナガノアニエラフェスタ2025"
センチミリメンタル
mzsrz
ぼっちぼろまる
SIRUP
Maica_n
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
"New Acoustic Camp 2025"
Mirror,Mirror
- 2025.09.15
-
セックスマシーン!!
cinema staff
Bye-Bye-Handの方程式
WtB
ビレッジマンズストア
Kroi
GRAPEVINE
Appare!
THE CHARM PARK
TOKYOてふてふ
緑黄色社会 / 04 Limited Sazabys / キュウソネコカミ / Hump Back ほか
羊文学
PIGGS
DYGL
THE SMASHING PUMPKINS
FOUR GET ME A NOTS
Bimi
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
FIVE NEW OLD
eill
UNFAIR RULE / Blue Mash / ペルシカリア / ポンツクピーヤ
アーバンギャルド
NOIMAGE
- 2025.09.16
-
THE CHARM PARK
THE BOHEMIANS × the myeahns
MONOEYES
Aooo
コレサワ
Laughing Hick / アンと私 / つきみ
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series〜NEWIMAGE〜"
- 2025.09.17
-
YOASOBI
THE ORAL CIGARETTES
DYGL
Mirror,Mirror
Hump Back
a flood of circle
THE SMASHING PUMPKINS
ガラクタ / 東京、君がいない街 / Fish and Lips
点染テンセイ少女。
- 2025.09.18
-
YOASOBI
キュウソネコカミ
LAUSBUB
DYGL
Mirror,Mirror
MONOEYES
終活クラブ
TOOBOE
THE SMASHING PUMPKINS
椎名林檎 / アイナ・ジ・エンド / 岡村靖幸 ほか
打首獄門同好会
the paddles / DeNeel / フリージアン
otona ni nattemo / 南無阿部陀仏 / ウェルビーズ ほか
- 2025.09.19
-
THE ORAL CIGARETTES
a flood of circle
UVERworld
セックスマシーン!!
Bye-Bye-Handの方程式
Redhair Rosy
たかはしほのか(リーガルリリー)
終活クラブ
あたらよ
Aooo
KING BROTHERS
bokula. / 炙りなタウン / Sunny Girl
The Birthday
- 2025.09.20
-
カミナリグモ
Lucky Kilimanjaro
TOOBOE
GRAPEVINE
This is LAST
LACCO TOWER
WtB
キュウソネコカミ
reGretGirl
岸田教団&THE明星ロケッツ
ASH DA HERO
THE SMASHING PUMPKINS
Miyuu
竹内アンナ
ぜんぶ君のせいだ。
PAN / SABOTEN
SHE'S
"イナズマロック フェス 2025"
LAUSBUB
渡會将士
Plastic Tree
ヨルシカ
cinema staff
Broken my toybox
あたらよ
大森靖子
04 Limited Sazabys / 東京スカパラダイスオーケストラ / ザ・クロマニヨンズ / 奥田民生 / ヤングスキニー ほか
ART-SCHOOL
AIRFLIP
"NAKAYOSHI FES.2025"
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
GOOD ON THE REEL
クジラ夜の街 / Dannie May / 終活クラブ / アオイロエウレカ(O.A.)
フラワーカンパニーズ
- 2025.09.21
-
ExWHYZ
HY
豆柴の大群
TOOBOE
カミナリグモ
LACCO TOWER
The Biscats
WtB
キュウソネコカミ
envy × OLEDICKFOGGY
Plastic Tree
Broken my toybox
ぜんぶ君のせいだ。
THE SMASHING PUMPKINS
アルコサイト
ART-SCHOOL
星野源
"イナズマロック フェス 2025"
岸田教団&THE明星ロケッツ
TOKYOてふてふ
ヨルシカ
竹内アンナ
GRAPEVINE
大森靖子
ACIDMAN / GLIM SPANKY / Dragon Ash / go!go!vanillas / Omoinotake ほか
LAUSBUB
Devil ANTHEM.
peeto
KING BROTHERS
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
GOOD ON THE REEL
超☆社会的サンダル / さとう。 / ルサンチマン / SENTIMENTAL KNOWING(O.A.)
PIGGS
- 2025.09.22
-
WtB
reGretGirl
OKAMOTO'S
古墳シスターズ
レイラ
Bye-Bye-Handの方程式
ビレッジマンズストア
Ryu Matsuyama
CENT
- 2025.09.23
-
水曜日のカンパネラ
ART-SCHOOL
Lucky Kilimanjaro
TOOBOE
リュックと添い寝ごはん
古墳シスターズ
Omoinotake
Kroi
TOKYOてふてふ
Plastic Tree
WtB
MUSE / MAN WITH A MISSION / go!go!vanillas
amazarashi
GRAPEVINE
YONA YONA WEEKENDERS
DYGL
cinema staff
Bye-Bye-Handの方程式
Another Diary
adieu
竹内アンナ
Cody・Lee(李)
トゲナシトゲアリ
"TOKYO CALLING 2025"
RELEASE INFO
- 2025.09.09
- 2025.09.10
- 2025.09.12
- 2025.09.17
- 2025.09.19
- 2025.09.24
- 2025.09.26
- 2025.10.01
- 2025.10.03
- 2025.10.05
- 2025.10.08
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.14
- 2025.10.15
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ExWHYZ
Skream! 2025年08月号