Japanese
まねきケチャ × Skream! × バイトル
2019年11月号掲載
Member:中川 美優 宮内 凛 松下 玲緒菜 深瀬 美桜 篠原 葵
Interviewer:吉羽 さおり Photo by マサ(@masalivephoto)
日本最大級のアルバイト求人情報サイト"バイトル"とSkream!による"激的アルバイトーーク!"の今回のゲストは、現在全国ツアー"まねきケチャワールド"を開催中のアイドル・グループ、まねきケチャの5人。2015年にデビューし、日本武道館でのライヴも成功させた、歌唱力もキュートなルックスも抜群の5人はこれまでにどんなアルバイトを経験し、またどんな学生生活を送ってきたのか話を訊いた。また今回はまねきケチャにインタビューをするドリームバイト企画で選ばれた佐々木南帆さんも、Skream!編集部員として取材に参加し、ユニークな質問で5人の本音を聞き出してもらった。
-みなさんはこれまでにどんなアルバイトをしてきましたか?
深瀬:私はスーパーで──
宮内:え、そうなの? 知らなかった(笑)!
深瀬:ちょっとだけなんですけどね。家の近くにあったスーパーでレジ打ちのバイトを半年とか、1年くらいやっていました。スーパーなので、パートの年上の方たちが多かったんですけど、仲良くなりましたね。すごく優しくしてくれて。私がアイドルをやりたいんだという話はしていたんです。"頑張ってね、CD買うよ"って言ってくれたり、応援してくれましたよ。
松下:スーパーは、すごく意外。私はアルバイトをしたことがないんです。
篠原:私もないです。
中川:私はいろいろやりました。最初は、豚丼屋さんでしたね。高校がたしか最初の夏休みまでバイトをしちゃいけなくて、それで夏休みになった瞬間、やっとできるって思って、とりあえず学校の近くにあったお店でバイトをしました。そこは、1年くらい働いて、そのあとは卒業するまで居酒屋で働きましたね。休みの日に、バイト仲間で遊びに行ったりもして、楽しかったですね。あとは、お洋服屋さんとか。
-お洋服屋さんでのバイトというのはどんな感じだったんですか?
中川:地元の古着屋さんだったんですけど。自分でコーディネートをしてTwitterに上げるとかしていました。そのあと服飾の学校に進学するので上京したんですけど、そういうところでは生かされているなと思います。あとは工場でスマホ・ケースに住所のシールを貼るとか、お歳暮を詰めるとか、そういう淡々と同じ作業をするのは向いてるなと感じました。TOEICの試験官というのもやりましたね。東京に出てからはテレアポのバイトとかもしてました。これは向いてないなって思いましたけど。
-本当にいろんな仕事をしていたんですね。
中川:そうですね。特に東京はお金がかかるので。私は、家賃や生活費も全部自分で出していたんです。
-それくらい腹をくくって東京でやっていくんだっていう思いだったんですね。
中川:そうでしたね。
-宮内さんはどうですか?
宮内:私は高校生のときのバイトが最初で。地元によく家族で通っていた韓国料理屋さんがあるんですけど、親に"高校生になったし、そろそろバイトの経験もしたほうがいいんじゃない?"って言われて、それなら、そこのお店の店長さんとも知り合いだし、私、韓国が好きなので、韓国語の勉強にもなるかなって思って、それも兼ねてやり始めました。
-韓国語はいろいろ教えてもらったんですか?
宮内:はい。仕事の合間にちょこちょこと教えてもらいました。あとそのお店は、賄いがおいしかったです(笑)。知り合いの方だったのもあって、アットホームな職場ですごく楽しかったし、社会勉強にもなりましたね。その次のカツ屋さんは、都内で何かバイトを探そうってなって適当に検索をして、上のほうに出てきたのがそのお店で、すぐに面接にいきました。原宿のお店だったんですけど、外国のお客さんが多かったんです。なかなか日本語が通じないのは大変でした。
-韓国の方だったら、教えてもらった語学も生かせそうですけどね(笑)。
宮内:そうですね(笑)。中国の方が多くて、めっちゃ難しかったです。
-篠原さん、松下さんは何かアルバイトをするならこんな仕事をやってみたいなとかありますか?
篠原:おしゃれなカフェの店員さんに憧れてました。働いてみたいなってずっと思っていましたね。
松下:私は、人と話すのが好きなので、接客業をしてみたいなって思ってました。
-このメンバーの中で一番接客業に向いていそうなのって誰ですか?
松下:誰だろう、凛ちゃんかな?
宮内:人見知りはしないので、全然いけると思います。
深瀬:接客業をやってみるといろんな人がいるなって思いますよね。
-スーパーのレジでは特に、いろんな人が見られそうですね。
深瀬:いろんな人がいましたね。毎回来てくれるお客さんとは仲良くなるんです。そこで話をするのは楽しかったですね。大変なのはレジ打ちで(笑)、カゴに商品を積んでいくバランスが、難しかったんですよ。最初にちょっとだけ練習をするんですけど、いろいろコツがあって。今は、それが生かすような機会がなかなかないんですけど。
-学生時代のお話もうかがいたいのですが、みなさんはアイドルになりたいとか、そういう活動をしたいって思ったのはいつ頃からだったんですか?
宮内:私は中学生くらいからでしたね。そのときは、ただアイドルが好きで、アイドルになりたいというよりは、アイドルに会いたいっていう感じでした。ライヴにもめちゃくちゃ行っていて、握手券のためにCDを買うとかもして、バイト代は完全にオタ活につぎ込んでましたね。でも、そういうモチベーションがあったので、バイトも頑張れました。
松下:私は小学校の4年生くらいのときでした。アイドル・ブームが始まった時期で、AKB48さんとかももクロ(ももいろクローバーZ)さんがテレビとかにすごく出ていたんですよね。その時期に、私自身アイドルから元気を貰ったりして、憧れていて。私もそんな存在になりたいなって思ったんです。
深瀬:私はスカウトしていただいたんですけど、それまでずっと部活で器械体操をやっていて、中学3年の部活が終わるタイミングで、こっちの道に行きたいなって思ってアイドルを始めたんです。歌って踊ることは好きだったので、やってみようっていう感じでした。今は、ライヴでアクロバットをやったりもできるので、器械体操も生かされてますね。
中川:私はずっとアニメが好きだったんです。高校卒業後に、服飾の学校に行くか声優の学校に行くかで迷って、結局服飾の学校に進んだんですけど、声優もやりたいなと思っていたんですよ。そしたらちょうど"新しくアイドル・グループを作るんだけど"という話をいただいて。もしかしたらそこから声優の仕事にも繋がるかなって思って、アイドルになりました。
篠原:私は高校生のときで、アイドルが好きで憧れだったので、なりたいなって思って応募しました。
-これまでのアルバイトの経験が、今考えてみると自分のためになっていたなとか、こんなことに繋がっているなと思うことはありますか?
深瀬:私はレジのバイトで幅広い年代の方と話す機会が多かったこともあって、いろんな人がいるんだなぁっていうことと、そういう幅広い年代の方と同じように接するというコミュニケーションの方法は学びましたね。お店だと怒られるとか、クレームの対応とかも結構あるんですけど、そういう対応ができると一歩大人になったかなと思いました。
宮内:私は、原宿のお店で外国のお客さんに接客した経験が良かったなと思いますね。まねきケチャでは海外でライヴをする機会があって、そのときに、なかなか言語は覚えられないんですけど、ボディ・ランゲージでなんとか伝えるっていうか。国内の特典会でも外国のファンの方が来てくれて、日本語はわからないけど、一生懸命話をしてくれる人もいるんですよ。そういうときはテンションを上げて(笑)、バイト時代の感じを思い出しながらなんとか話そうとしているんです。
-篠原さんや松下さんは、メンバーのアルバイトの話を聞いてどうですか?
篠原:美桜ちゃんはすごく意外でした(笑)。
深瀬:そうかな(笑)。
篠原:でも美桜ちゃんの話しやすい雰囲気は、接客に合ってるなって思います。
深瀬:嬉しいです。
松下:私は、美優ちゃんがいろんなバイトをしてたことを初めて知れたので、いい機会でした。
宮内:普段はなかなかバイトの話はしないですしね。私も、美優ちゃんがまさかこんなにいろんなバイトをやってるとは思わなかったです。あとは私も美桜ちゃんがバイトしてたのにびっくりした。
中川:そうだね。
宮内:それもレジ打ちだった。
深瀬:最初は全然お札を数えるのとかもできなくて、練習しました(笑)。
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